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元スレ榊原「今日はホワイトデーか」
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榊原(バレンタインの時には自分が見崎にあげたけど)
榊原(一応本命のつもりで見崎も『返事はホワイトデーの時に』と言ってたけど大丈夫かな……)
赤沢「恒一君、おはよう」
榊原「おはよう。あっ、ちょっと待って」ガサゴソ
榊原「これ、バレンタインの時のお返し。え~と、その…義理で済まないけど」
赤沢「ありがとう。(まあ予想はしてたけど、やっぱりハッキリ言われるとキツいものがあるわね)」
勅使河原「なるほど~。これで俺も大手を振って泉美にアタックできるというわけだ」
榊原(一応本命のつもりで見崎も『返事はホワイトデーの時に』と言ってたけど大丈夫かな……)
赤沢「恒一君、おはよう」
榊原「おはよう。あっ、ちょっと待って」ガサゴソ
榊原「これ、バレンタインの時のお返し。え~と、その…義理で済まないけど」
赤沢「ありがとう。(まあ予想はしてたけど、やっぱりハッキリ言われるとキツいものがあるわね)」
勅使河原「なるほど~。これで俺も大手を振って泉美にアタックできるというわけだ」
赤沢「ハァ?何言ってるのあんた」
赤沢「仮に私が恒一君と付き合えなかったとして、なんであんたなんかと付き合えることになるわけ?」
赤沢「だいたい下の名前で呼ばないでよ馴れ馴れしい」
勅使河原「お前だってサカキのこと名前で呼んでるじゃないか」
赤沢「それは苗字で呼びたくない理由が……」
ギャーギャーワーワー
榊原(また始まった……案外この二人お似合いなんじゃないか?)
望月「勅使河原君もそういう事を言うくらいなら、プレゼントくらい用意してあるの?」
赤沢「仮に私が恒一君と付き合えなかったとして、なんであんたなんかと付き合えることになるわけ?」
赤沢「だいたい下の名前で呼ばないでよ馴れ馴れしい」
勅使河原「お前だってサカキのこと名前で呼んでるじゃないか」
赤沢「それは苗字で呼びたくない理由が……」
ギャーギャーワーワー
榊原(また始まった……案外この二人お似合いなんじゃないか?)
望月「勅使河原君もそういう事を言うくらいなら、プレゼントくらい用意してあるの?」
勅使河原「いいや?俺はバレンタインの時に赤沢から何ももらってないからな」
榊原&望月(ダメだこりゃ)
赤沢「そんな甲斐性なしだから、あんたはモテないのよ。少しは恒一君を見習いなさい」
勅使河原「お、俺はそういうプレゼントに頼るようなやり方じゃなくて純粋に俺の魅力をだな……」
ガラッ
榊原「おはよう、見崎」
見崎「おはよう、榊原君」
見崎「榊原君、先に確認しておきたいんだけど」
榊原「何?」
榊原&望月(ダメだこりゃ)
赤沢「そんな甲斐性なしだから、あんたはモテないのよ。少しは恒一君を見習いなさい」
勅使河原「お、俺はそういうプレゼントに頼るようなやり方じゃなくて純粋に俺の魅力をだな……」
ガラッ
榊原「おはよう、見崎」
見崎「おはよう、榊原君」
見崎「榊原君、先に確認しておきたいんだけど」
榊原「何?」
見崎「今日の午後ってあけてあるよね?」
榊原「うん」
勅使河原「お?なんだ?デートの約束か?」
見崎「ちょっと違うけど」
望月(え?違うの?)
見崎「と、とにかくあいてるならそれでいいの」
榊原「う、うん」
ガサゴソ
見崎「あとこれ、バレンタインのお返し」
見崎「手作りはうまくできなかったから既製品だけど。あと……」
見崎「義理でごめんなさい」
「「「「え?」」」」
榊原「うん」
勅使河原「お?なんだ?デートの約束か?」
見崎「ちょっと違うけど」
望月(え?違うの?)
見崎「と、とにかくあいてるならそれでいいの」
榊原「う、うん」
ガサゴソ
見崎「あとこれ、バレンタインのお返し」
見崎「手作りはうまくできなかったから既製品だけど。あと……」
見崎「義理でごめんなさい」
「「「「え?」」」」
>>8
午後になんかあるんだろ多分
午後になんかあるんだろ多分
榊原「あ……いや、うん。ありがとう」
榊原(あれ?これって)
赤沢(もしかして恒一君……今、見崎さんにフラれたの?)
勅使河原(これは予想外の展開!)
望月(おかしいな……てっきり二人は相思相愛だと思ってたけど)
見崎「じゃあ、そういうことで」スタスタ
榊原「…………」
赤沢「……」
勅使河原「まあ、その…なんというかドンマイサカキ」
望月「……見崎さんってあんまり恋愛とか興味なさそうだしね」
望月「別に嫌われてるわけじゃないと思うから、そんなに落ち込まないほうが」
榊原(あれ?これって)
赤沢(もしかして恒一君……今、見崎さんにフラれたの?)
勅使河原(これは予想外の展開!)
望月(おかしいな……てっきり二人は相思相愛だと思ってたけど)
見崎「じゃあ、そういうことで」スタスタ
榊原「…………」
赤沢「……」
勅使河原「まあ、その…なんというかドンマイサカキ」
望月「……見崎さんってあんまり恋愛とか興味なさそうだしね」
望月「別に嫌われてるわけじゃないと思うから、そんなに落ち込まないほうが」
赤沢「そ、そうよ。まだ終わったわけじゃないわ。だから元気出して、恒一君」
赤沢(……って何励ましてるのかしら、私は。むしろこれはチャンスなのに)
望月(でもこの落ち込みようは……)
勅使河原(見崎じゃないけど、顔が……白い…)
榊原「……うん、僕は大丈夫だから。そろそろHR始まるし、みんなそろそろ席についたほうが」
勅使河原「サカキ……時間10分間違えてるぞ」
榊原「えっ?……あっ……そうだったね」
望月(これは結構重症かも)
赤沢(……って何励ましてるのかしら、私は。むしろこれはチャンスなのに)
望月(でもこの落ち込みようは……)
勅使河原(見崎じゃないけど、顔が……白い…)
榊原「……うん、僕は大丈夫だから。そろそろHR始まるし、みんなそろそろ席についたほうが」
勅使河原「サカキ……時間10分間違えてるぞ」
榊原「えっ?……あっ……そうだったね」
望月(これは結構重症かも)
料理はできる
頭いい
こういっちゃんは主人公たる資質があるよね
しかも持病持ち
守ってあげたくなるお姉さん方の需要も満たしてる
頭いい
こういっちゃんは主人公たる資質があるよね
しかも持病持ち
守ってあげたくなるお姉さん方の需要も満たしてる
>>15
もしかして沙苗さん?
もしかして沙苗さん?
【昼休み】
見崎「榊原君」
榊原「……」ボーッ
見崎「榊原君!」
勅使河原「お~いサカキ、愛しの鳴ちゃんが呼んでるぞ。返事してやれ」
榊原「え?あ……ごめん……何?」
見崎「今日は屋上……行かないの?」
榊原「……今日は教室で……いいよ」
見崎「…そう」スタスタスタ
見崎「榊原君」
榊原「……」ボーッ
見崎「榊原君!」
勅使河原「お~いサカキ、愛しの鳴ちゃんが呼んでるぞ。返事してやれ」
榊原「え?あ……ごめん……何?」
見崎「今日は屋上……行かないの?」
榊原「……今日は教室で……いいよ」
見崎「…そう」スタスタスタ
榊原(あれ?見崎の様子はいつも通りだ……)
榊原(これは……逆にいえば自分は男としては全く意識されてなかったってこと?)
榊原(そもそも見崎にフッたという自覚があるのかさえ怪しい気も……)
榊原(バレンタインの時は反応いいと思ったんだけどなあ)
…………
赤沢「どう思う?さっきの見崎さんの態度」ヒソヒソ
勅使河原「普段どおりって感じだったが…」ヒソヒソ
望月「あれはかえって残酷な気がする」ヒソヒソ
榊原(これは……逆にいえば自分は男としては全く意識されてなかったってこと?)
榊原(そもそも見崎にフッたという自覚があるのかさえ怪しい気も……)
榊原(バレンタインの時は反応いいと思ったんだけどなあ)
…………
赤沢「どう思う?さっきの見崎さんの態度」ヒソヒソ
勅使河原「普段どおりって感じだったが…」ヒソヒソ
望月「あれはかえって残酷な気がする」ヒソヒソ
赤沢「何を考えているのかしら、彼女は…」ヒソヒソ
勅使河原「案外何も考えてない可能性もあるぞ」ヒソヒソ
望月「あながち否定しきれないのが悲しい所だね」ヒソヒソ
勅使河原「まあ…なんだ……今のうちにサカキを元気づける方法でも考えとくか」
望月「そうだね……自分たちの力でどうにかできる問題ではないとはいえ」
赤沢(私から見ても仲が良さそうだと思ったのに……あれではただのクラスメイトのような反応)
赤沢(このまま放っておいていいのかしら……)
勅使河原「案外何も考えてない可能性もあるぞ」ヒソヒソ
望月「あながち否定しきれないのが悲しい所だね」ヒソヒソ
勅使河原「まあ…なんだ……今のうちにサカキを元気づける方法でも考えとくか」
望月「そうだね……自分たちの力でどうにかできる問題ではないとはいえ」
赤沢(私から見ても仲が良さそうだと思ったのに……あれではただのクラスメイトのような反応)
赤沢(このまま放っておいていいのかしら……)
【放課後】
勅使河原「なあ、サカキ、そんな落ち込むなって」
勅使河原「振られた者同士、ここはカラオケにでも行ってパァーッとさ!」
望月「そうだね。それに勅使河原君と違って榊原君はまだ見込みがあると思うし」
勅使河原「望月って時々さりげなく酷いこと言うよなあ」
榊原「気、遣ってくれてありがとう。でも今日はそういう気分じゃないんだ。まっすぐ家に帰るよ」
テクテクテク…
勅使河原「おい、サカキ……」
望月「まあ……今はそっとしておこうよ」
赤沢(……)
赤沢(これじゃあ……恒一君が可哀そうだわ。ちょっと見崎さんに言ってやらないと)
勅使河原「なあ、サカキ、そんな落ち込むなって」
勅使河原「振られた者同士、ここはカラオケにでも行ってパァーッとさ!」
望月「そうだね。それに勅使河原君と違って榊原君はまだ見込みがあると思うし」
勅使河原「望月って時々さりげなく酷いこと言うよなあ」
榊原「気、遣ってくれてありがとう。でも今日はそういう気分じゃないんだ。まっすぐ家に帰るよ」
テクテクテク…
勅使河原「おい、サカキ……」
望月「まあ……今はそっとしておこうよ」
赤沢(……)
赤沢(これじゃあ……恒一君が可哀そうだわ。ちょっと見崎さんに言ってやらないと)
【教室】
ガラッ
赤沢「見崎さん…ちょっと話が」
見崎「…何?私ももう帰るところだけど」
赤沢「あなた、何故恒一君のこと振ったの?てっきりあなたは彼のこと好きだと思っていたけど」
見崎「私……榊原君を振ってなんかいない」
赤沢「え?」
見崎「……まあ、仕方ないか」
見崎「誰にも言わないつもりだったけど……
ガラッ
赤沢「見崎さん…ちょっと話が」
見崎「…何?私ももう帰るところだけど」
赤沢「あなた、何故恒一君のこと振ったの?てっきりあなたは彼のこと好きだと思っていたけど」
見崎「私……榊原君を振ってなんかいない」
赤沢「え?」
見崎「……まあ、仕方ないか」
見崎「誰にも言わないつもりだったけど……
…………………………………………
【恒一の家】
榊原(……何がいけなかったんだろう)
榊原(……本当はもしかしてバレンタインの時にプレゼントを用意してたとか)
榊原(でも僕があげちゃったから、渡すタイミングが……)
榊原(いや、でもそんなことで)
榊原(単なる自意識過剰だったのかな……)
榊原(自分に対する態度が他の人とは違うだけで、別に僕のことが好きだったというわけではないのかもしれない)
榊原(望月が言うように……嫌われてるわけではないと思うけど)
榊原(う~ん……)
コンコンコン
【恒一の家】
榊原(……何がいけなかったんだろう)
榊原(……本当はもしかしてバレンタインの時にプレゼントを用意してたとか)
榊原(でも僕があげちゃったから、渡すタイミングが……)
榊原(いや、でもそんなことで)
榊原(単なる自意識過剰だったのかな……)
榊原(自分に対する態度が他の人とは違うだけで、別に僕のことが好きだったというわけではないのかもしれない)
榊原(望月が言うように……嫌われてるわけではないと思うけど)
榊原(う~ん……)
コンコンコン
怜子「恒一君、恒一君。電話よ」
榊原「……誰から?」
怜子「同じクラスの見崎さんって子から」
榊原「え!?」
怜子「早く出なさい、女の子を待たせるもんじゃないわ」
榊原「は、はい」
……
榊原「もしもし……見崎?」
見崎「うん。最初は榊原君の携帯にかけようと思ったんだけど……よく考えたら私は番号を知らなかったから…家に」
榊原(そういえば、そうだったっけ……でも今日、今さら何か話す用事なんて)
榊原「……誰から?」
怜子「同じクラスの見崎さんって子から」
榊原「え!?」
怜子「早く出なさい、女の子を待たせるもんじゃないわ」
榊原「は、はい」
……
榊原「もしもし……見崎?」
見崎「うん。最初は榊原君の携帯にかけようと思ったんだけど……よく考えたら私は番号を知らなかったから…家に」
榊原(そういえば、そうだったっけ……でも今日、今さら何か話す用事なんて)
見崎「榊原君…今日の午後あけておくようにって言ったの、忘れちゃった?」
榊原「……あ」
見崎「…もう。……今から私の家に来てくれる?あと榊原君、何か誤解してるみたいだから」
榊原「う…うん」
見崎「じゃあ、そういうことで。話はその時に…ね」
榊原「…わかった」
…………
榊原「…行ってきます」
怜子「うんうん、健闘を祈りますよ」
榊原「そんなんじゃないって……」
榊原「……あ」
見崎「…もう。……今から私の家に来てくれる?あと榊原君、何か誤解してるみたいだから」
榊原「う…うん」
見崎「じゃあ、そういうことで。話はその時に…ね」
榊原「…わかった」
…………
榊原「…行ってきます」
怜子「うんうん、健闘を祈りますよ」
榊原「そんなんじゃないって……」
>>28バレンタインの奴って?
【見崎の家】
榊原(とりあえず言われるがまま来ちゃったけど……何の用だろう)
ガチャリ
見崎「どうぞ、中へ」
榊原「お…お邪魔します」
榊原(ん?この匂いは……)
見崎「とりあえず、私についてきて」
スタスタスタ
【ダイニング】
見崎「榊原君、紅茶でいい?……まあ毎回そうなってるけど」
榊原「うん」
【見崎の家】
榊原(とりあえず言われるがまま来ちゃったけど……何の用だろう)
ガチャリ
見崎「どうぞ、中へ」
榊原「お…お邪魔します」
榊原(ん?この匂いは……)
見崎「とりあえず、私についてきて」
スタスタスタ
【ダイニング】
見崎「榊原君、紅茶でいい?……まあ毎回そうなってるけど」
榊原「うん」
バレンタインに恒一くんが鳴ちゃんにチョコ上げる奴があったからそれの続きかと思った
違うっぽいな、すまん
違うっぽいな、すまん
…………
見崎「…どうぞ」
榊原「あれ?今日は缶じゃないんだ。珍しいね」
見崎「まあ……さすがにアンバランスになると思って」
榊原「?」
見崎「ちょっと待ってて。今持ってくるから」
見崎「もう匂いでわかってると思うけど……はい」
榊原「!……このクッキー見崎が焼いたの?」
見崎「そう」
見崎「やっぱりこういうものは……出来立てが一番美味しいから」
榊原「そ…そうだね」
見崎「…どうぞ」
榊原「あれ?今日は缶じゃないんだ。珍しいね」
見崎「まあ……さすがにアンバランスになると思って」
榊原「?」
見崎「ちょっと待ってて。今持ってくるから」
見崎「もう匂いでわかってると思うけど……はい」
榊原「!……このクッキー見崎が焼いたの?」
見崎「そう」
見崎「やっぱりこういうものは……出来立てが一番美味しいから」
榊原「そ…そうだね」
>>35あれよく読むと完結してるんだよね……アイディアだけ借りた感じ
見崎「じゃあさっそく、はい…あーん」
榊原「!」
見崎「ほ、ほら…早く口あけて……私も…は、恥ずかしいから」
榊原「う、うん……あーん」パクッ
見崎「…どう?」
モグモグ
榊原「…美味しい。すごく美味しいよ。お店で出せそうなくらい」
見崎「ありがとう。……そ、そこまで褒めてもらえるとは思ってなかった」カァァ
見崎「そ、それで……このクッキーの意味とか色々私が言うべきこともあるけど」
見崎「…榊原君も訊きたい事あるだろうから……そっちから質問してくれる?」
見崎「じゃあさっそく、はい…あーん」
榊原「!」
見崎「ほ、ほら…早く口あけて……私も…は、恥ずかしいから」
榊原「う、うん……あーん」パクッ
見崎「…どう?」
モグモグ
榊原「…美味しい。すごく美味しいよ。お店で出せそうなくらい」
見崎「ありがとう。……そ、そこまで褒めてもらえるとは思ってなかった」カァァ
見崎「そ、それで……このクッキーの意味とか色々私が言うべきこともあるけど」
見崎「…榊原君も訊きたい事あるだろうから……そっちから質問してくれる?」
榊原「そ、そうだね。ま……まず最初に訊きたいのは」ゴクリ
榊原「……僕はその……見崎さんに振られたの?」
見崎 「!……」フルフル
見崎「振ってない。むしろ、これが……このクッキーが本命のプレゼント」
榊原「え…あ、そ、そうだったんだ。ああ…そうだったのか…そうだったのか…」ポロポロ
見崎「!さ、榊原君、泣いてるの?」
榊原「!え?あ、いやなんか安心したら涙が……」
見崎「…はい、ハンカチ」
榊原「……ありがとう」
榊原「……僕はその……見崎さんに振られたの?」
見崎 「!……」フルフル
見崎「振ってない。むしろ、これが……このクッキーが本命のプレゼント」
榊原「え…あ、そ、そうだったんだ。ああ…そうだったのか…そうだったのか…」ポロポロ
見崎「!さ、榊原君、泣いてるの?」
榊原「!え?あ、いやなんか安心したら涙が……」
見崎「…はい、ハンカチ」
榊原「……ありがとう」
……
見崎「少しは落ち着いた?」
榊原「……うん」
見崎「まだ、他にも訊きたいことあるよね?」
榊原「そうだね。う~ん、まあ殆ど予想はついてるけど最近露骨に見崎の昼食の量が減ってたのって」
見崎「そう……これの練習してたから。正直言って私自身はクッキーが飽きるくらい」
榊原(そんなに作っていたのか……なんか逆に申し訳なくなるくらいだな)
榊原「普段は料理しないって言ってたのに……本当にありがとう」
見崎「榊原君は自分で料理するくらいだから舌も肥えてるかな、と思って」
見崎「前にもらったお弁当もすごく美味しかったし」
見崎「少しは落ち着いた?」
榊原「……うん」
見崎「まだ、他にも訊きたいことあるよね?」
榊原「そうだね。う~ん、まあ殆ど予想はついてるけど最近露骨に見崎の昼食の量が減ってたのって」
見崎「そう……これの練習してたから。正直言って私自身はクッキーが飽きるくらい」
榊原(そんなに作っていたのか……なんか逆に申し訳なくなるくらいだな)
榊原「普段は料理しないって言ってたのに……本当にありがとう」
見崎「榊原君は自分で料理するくらいだから舌も肥えてるかな、と思って」
見崎「前にもらったお弁当もすごく美味しかったし」
榊原「……なんか意外だな。見崎って手作りのプレゼントとかあまり興味なさそうな感じがするから」
見崎「そうかも。でも今回の場合は先にもらっちゃってるし」
榊原「だから……だから学校で先に既製品の物もらった時も違和感なかったんだ」
見崎「それで……ごめんなさい。結果的にあんなに落ち込ませちゃって」
榊原「いや、まあ…誤解は解けたからもういいんだけど……なんであの時はわざわざ義理なんて言ったの?」
見崎「それは……学校で告白するのは…ちょっと恥ずかしかったっていうのと……」
見崎「あと榊原君を驚かせたかった……んだと思う」
見崎「そうかも。でも今回の場合は先にもらっちゃってるし」
榊原「だから……だから学校で先に既製品の物もらった時も違和感なかったんだ」
見崎「それで……ごめんなさい。結果的にあんなに落ち込ませちゃって」
榊原「いや、まあ…誤解は解けたからもういいんだけど……なんであの時はわざわざ義理なんて言ったの?」
見崎「それは……学校で告白するのは…ちょっと恥ずかしかったっていうのと……」
見崎「あと榊原君を驚かせたかった……んだと思う」
見崎「結局、義理チョコとかっていうのは……これは私の考えだけど…世間体のためにあると思うから……」
見崎「…だから学校とか会社で渡す必要があるわけ」
見崎「本命は、それとは違ってその当事者だけ知ってればいいかな、と思って」
見崎「だから学校では義理って言ったの。もちろん出来立てを食べてほしいから本命のほうを学校で渡さなかった、というのもあるけど」
見崎「でもそれで榊原君を誤解させてしまって……」
見崎「あの後ね、榊原君は知らないと思うけど、赤沢さんにも怒られちゃった。みんな私が榊原君のこと振ったと思ってたのね」
榊原「そういうことか……見崎はなんというか……意外と人を驚かせるのが好きみたいだね」
見崎「……そうみたい。どうしてこんな事したかは……だいたいわかってもらえた?」
榊原「うん」
見崎「…だから学校とか会社で渡す必要があるわけ」
見崎「本命は、それとは違ってその当事者だけ知ってればいいかな、と思って」
見崎「だから学校では義理って言ったの。もちろん出来立てを食べてほしいから本命のほうを学校で渡さなかった、というのもあるけど」
見崎「でもそれで榊原君を誤解させてしまって……」
見崎「あの後ね、榊原君は知らないと思うけど、赤沢さんにも怒られちゃった。みんな私が榊原君のこと振ったと思ってたのね」
榊原「そういうことか……見崎はなんというか……意外と人を驚かせるのが好きみたいだね」
見崎「……そうみたい。どうしてこんな事したかは……だいたいわかってもらえた?」
榊原「うん」
見崎「…じゃあ、改めて言います」
見崎「私は……見崎鳴は……榊原恒一君の事が好きです。その……私でよかったらつきあって下さい」
榊原「僕も…見崎さんのことが好きです。だから…うん、つ…つき合おうか」
見崎「つき合おうか……だって」クスッ
榊原「え?じゃ、じゃあ他になんて言えばよかった?」
見崎「あ、いや、いまのはね、別にバカにした訳じゃなくて……嬉しくて笑ってしまっただけ」
見崎「榊原君って……前から思ってたけど面白いよね」
榊原「え~?むしろそれはこっちのセリフだな」
見崎「私は……見崎鳴は……榊原恒一君の事が好きです。その……私でよかったらつきあって下さい」
榊原「僕も…見崎さんのことが好きです。だから…うん、つ…つき合おうか」
見崎「つき合おうか……だって」クスッ
榊原「え?じゃ、じゃあ他になんて言えばよかった?」
見崎「あ、いや、いまのはね、別にバカにした訳じゃなくて……嬉しくて笑ってしまっただけ」
見崎「榊原君って……前から思ってたけど面白いよね」
榊原「え~?むしろそれはこっちのセリフだな」
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