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元スレ妹「かまいたちのなく夜」兄「えっ?」

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1 :

「犯人は、かまいたちだけが知っています」

「かまいたちって、どんな声で鳴くの?」

「推測にすぎませんが、みゃーみゃーとかじゃないでしょうか」

「あ、そうなんだ」

「兄さん兄さん、私のパンツが無くなったんです」

「あ、そうなんだ。ミステリーだねぇ」

「兄さん、ファミコンは一時中止です」ブチ

「オートセーブとかある訳ないのは無論知ってるよな?」

「承知の上です」




2 :

ピンクで電話したらおねえさんにおめでとうございますと言われた

3 :

ほう

4 = 1 :

「兄さん、私の下着がですね」

「……」ポリポリ

「話聞いてくれてますか?」

「聞いてるよ」

「その割には態度が随分です」

「どーせ犯人は俺だっていうんだろ」

「私の灰色の脳細胞が兄さんが犯人だと告げています」

「そーなんだ」

「む、むむむ。何ですかっ!」

5 = 1 :

「いや、だってさぁ……」

「兄さんは今現在、重要参考人といったポジションに居ます。対応は注意したほうがいいですよ?」

「一度でも俺が犯人だったことがあったか?」

「今までなかったからといってこれからもないとは限りません」

「お、今日はジャンプの発売日だったかぁ」

「兄さんっ!」

7 :

特定厨が沸く

嫌がる自治厨

荒れる

8 = 1 :

「こ、今回は確たる証拠を握っているんですよ?」

「ふーん、一応聞こうか」

「ふふ、ようやく聞く気になったみたいですね」

「あ、その前に」

「なんですか?」

「なくなった下着ってこの白のパンツでいいんだよな」ヒラヒラ

「あぅっ……」

「苦虫を噛み潰したような顔をしてどうした」

「自首すれば刑が軽くなるのを見越して自供ですか……見苦しいですよ」

「お前が言うなよ……」

9 :

ほう

10 = 1 :

「こ、今回は私がお風呂で脱いだのを盗まれたようです……」

「それがなんでか知らないけど俺のベッドの下においてあったと」

「……それは兄さんが盗んだからですよね。家の中で暇をもてあました兄さんの凶行です」

「お前が仕込んだんだろ」

「何を根拠に」

「しかしこれ、雑巾かと思ってあやうく捨てるところだったじゃないか」

「そ、そんなに汚れてないですっ!買ったばかりでまだはいてないんですからっ!」

「語るに落ちたな」

「あ……」

11 :

待ってました

12 = 1 :

「なぁ、自作自演してまで犯罪を作り出すなよ」

「……だって、最近退屈なんです。兄さんほどじゃないですけど」

「そんなそんな事件がいっつも転がってるわけないだろ」

「兄さんは毎日部屋を転がってるのに、事件は転がってないなんてっ」

「さっきからサラッと傷つくことを連呼しやがって」

「ごっこでもいいから推理しないと死んでしまいます」

「それは困ったなぁ」

「それかもしくは、兄さんがどこかに遊びに連れてってくれるとか」チラ

「駄目だ、金がない」

「はぁ……ミステリーもない、お金も無い、兄さんに仕事も甲斐性も無いなんて」

「だんだん腹が立ってきたぞ、おい」

13 :

しえん

14 = 1 :

「……もういいです。下着を返してください」

「はいはい。もうすんなよな」

「ところでこれ、可愛いと思いませんか?」

「え……うんまぁなぁ」

「履いてるところが見たいと思いませんか?」

「いや、いいよ」

「なんか反応が冷たいですよ、兄さん」

「職探しで疲れてるんだ」

「それはいけませんね。一緒にお風呂にでも入って疲れをいやしてあげましょうか?」

「余計疲れそうだし、いいや」

「むぅううううううっ!!つまらないですっ!!兄さんのバカッ!!」バァン

「あ、ちょっと……」

「……」

「ちょっとつれなかったかなぁ……ちっ」

15 = 11 :

支援
おそらく>>1が書いたであろう敬語妹SSを読んで以来、妹SSは敬語妹しか興味なくなってしまった

16 = 1 :

~翌日~

「うっすうっすー」

「あ、妹友ちゃん……おはようございます」

「なによー、元気ないじゃん」

「ちょっと面白くないことがあったんです」

「ふむふむ」

「同時に面白いことが何もないんですっ」

「どうせお兄さんがらみでしょー、フヒヒ」

「そ、そうなんですけど」

「相変わらずラブラブだねぇ」

「ラブがあるのは私だけですよ」

「お兄さん、相変わらずニートなの?」

「ですよ」

17 = 1 :

「あ、でもこの間はお世話になったね。ありがとー」

「いえ、大してお役にも立てず」

「あんときのお兄さん、格好良かったよねー」

「それに引き換え、今の兄さんは……はぁ」

「一般的に見れば今もあの時も大差ないとおもうけどー」

「そ、そんなことないですっ!今はあの時よりダルンダルンに弛んでますから」

「ふーん、私には良くわかんないけど」

「私は日々、兄さんの観察をしてますから」

18 = 11 :

支援age
今日は1日更新+妹で検索をしてた

19 = 1 :

「あ、それよりさー。今度の連休は暇?」

「特に予定は無いですけど」

「私の叔父さんが山でペンションを経営してるんだけどー」

「ふーん、おしゃれですね」

「観光シーズン終わって暇だから、友達連れて遊びに来たらって」

「え?いいんですか?」

「うん、一緒にいかない?お金は電車賃以外かかんないよー」

「そ、それはちょっと楽しそうですね」

「ふふーん、探偵ごっこもいいけど、たまにはこういうのもいいっしょ」

「はいっ!さっそく兄さんにも連絡を」ピポパ

「ストップ」

「え?」

20 = 3 :

これは……

21 :

山嵐・・・ではない?

22 = 1 :

「お兄さんは今回、ナシ」

「ええー!ど、どうしてですかっ」

「えーとね、申し訳ないんだけどあと二人までって言われてるからさー」

「あ……そうなんですか」

「そそ、だから申し訳ないんだけど」

「そういうことなら私は今回辞退させていただきま」

「まさか、お兄さんと二日三日会えないからって断らないよねー?」

「うっ……で、でも」

「たまには少し距離を置いてみるのもありかもよー?」

「距離……ですか」

「そ、妹ちゃんの大事さが身に染みてわかるかもよ」

「むむむ」

23 :

「あのお兄さん、妹ちゃんがいなくなっちゃったらどうなっちゃうんだろうなー」

「むむむ」

「寂しくなって、沢山メールくれるかもしれないよ?」

「む、むむむ……それはすごく嬉しいですけど」

「もしかしたら耐え切れなくて会いにきたりとか」

「そ、そこまでしてくれるでしょうか……えへへ」

「でも、そこで妹ちゃんは会ってあげないの」

「ど、どうしてですかぁっ!なんで私がそんなことをっ!」ユサユサ

「ちょ、ちょっと落ち着いて……ギバーップ!ギバーップ!!」

「あ、ご、ごめんなさい」

25 = 23 :

「想像してみなよー、お兄さんが来て」

「は、はい……」

「妹ちゃんがとりあわないでスゴスゴ帰って行くお兄さんの後ろ姿」

「……(妄想中)」

「寂しそうな後姿にキュンとしない?」

「はぅっ……」キュン

「したね」

「は、はい……しましたっ!すごくしましたっ!」キュンキュン

「ウヒヒ……こうして人は皆Sに目覚めていくんだわ……」

「何かいいました?」

「何もー」

「私、行きますっ!兄さんを置いていきますから!」

「ラジャー」

26 :

超支援
また>>1に巡り会えて嬉しい

27 = 23 :

~自宅~

「ただいまー……」

「あれ、兄さんの靴がないです」

「ニートのくせに、どこをほっつき歩いてるんでしょうか……まぁいいです」

「……」

「お泊りの準備でもしますか」

「二日くらいであれば、そんなに荷物はいらないと思いますが」

28 :

今北。みゃーみゃーなくのはうみねこだ

29 = 23 :

~妹・部屋~

「えーと、荷物はこれとこれと……」ゴソゴソ

「兄さんの写真と、兄さんのパンツを旅のお守りに……」ゴソゴソ

「あとは……いらないと思いますが一応探偵7つ道具を」ゴソゴソ

「もし何か事件が起きたら、頼れるのは兄さんではなく、この7つ道具だけということですね……ふぅ」

「だいたいこんなものでしょうか」

「おーい」コンコン

「に、兄さん?何ですか?」

「ちょっといいかな?」

30 = 23 :

「なんですか?私に何か用でも?」ツンツン

「やけにつんけんしてるじゃないか。機嫌悪いの?」

「別に、そんなことないですから」

「さては昨日冷たくあしらったのを根にもってるな?」

「そ、そんなことないですからっ」

「そうか、それならいいんだけどさ」

「で、用も無いのに乙女の部屋に入ってきたんですか?」

「お前は好き勝手に俺の部屋に入ってくるくせに……」

「女子の部屋は秘密がいっぱいなんですよ」

「ふーん。あ、それよりこれ買ってきたからやるよ」コト

「プリン……?」

31 = 23 :

「お前、この銘柄のプリン大好きだったろ」

「ど、どうして知ってるんですか?」

「いや、前になくなったとか騒いで俺に二つ買わせたじゃないか」

「懐かしいですね」

「食べるだろ?」

「い、いらないです」

「本当に?」

「本当に本当ですっ!兄さんの施しはうけません」

「あれま……」

「……食べないですけど、そこに置いておいてください。鑑賞用プリンにしますから」

「いくらこの季節でも腐るぞ」

34 = 26 :

どう考えても支援せざるを得ないだろう

35 = 23 :

「ところで、なんなんだその荷物」

「よくぞ聞いてくれました、兄さん」ドヤッ

「なんだなんだ一体……」

「私はですね、次の連休に泊りがけでおでかけしますから」

「ふーん、楽しそうでいいなぁ」

「それだけですか?」

「何がだよ……」

「い、妹友ちゃんと二人で行ってきますからっ!兄さんは連れて行けないですよっ!」

「そうか、うらやましいな……気をつけて行って来いよ」

「むむむ」

37 = 23 :

「……」ジト

「な、何だよその視線は」

「本当は私と一緒に行きたいんですよね?」

「いや、だって無理だろ?二人でいくとか行ってたじゃないか」

「ただで泊まれるのは私と妹友ちゃんだけみたいですけどね」

「ほらみろ」

「兄さんが行きたいというのであれば、宿代くらいなら貸してあげますよ?」

「えっ。お前金持ちだな」

「ちゃんとお小遣いもお年玉も貯金してますから」

「うーん……」

「さぁさぁ兄さん、決断するなら今ですよっ」

38 = 23 :

「悪いがやっぱり無理だなぁ」

「ええー!」

「だって、次の連休だろ?」

「毎日連休の兄さんには意味を成さない言葉ですけど」

「フッフフ、とうとう仕事を見つけてきたんだぞ」

「自宅警備員は仕事じゃありません」

「ちげーよ!駅前のな……」

「今すぐ辞職してきてください」

「なんてこと言うんだ」

「兄さんが仕事だなんて生意気ですっ!兄さんはずっと家にいればいいんですー!」

「あのな、俺の肩身の狭さも知らずに……ごはんのおかわりもしにくいんだぞ」

39 = 26 :

しえーん

40 = 23 :

「とにかく、ようやく見つけた仕事なんだ。今回はついていけないぞ」

「……」

「まぁ、二人で楽しんできちゃいなYO」

「……」

「おみやげ頼んだぞーっておい、何か喋ってくれ」

「に、兄さんのバカ……じゃなくて兄さんの連続レイプ魔ーーッ!」

「物騒すぎるだろ!」

「何ですって?あんたついにやったの!」ガチャ

祖母「おやおやー、それはいけないよー」ガチャ

「どうだったんだ!やはり罪悪感がパないか?」ガチャ

「お前ら暇だな!何してんだよッ」

「みんな出てってくださーいっ!」

41 = 26 :

43 = 23 :

~列車~

ガタタン ゴトトン

「……ふぅ」

「なんで窓の外見てためいきついてるのー」

「何でもないですよ」

「お兄さんとケンカでもしたんでしょー」

「べ、別にケンカというほどでは無いですけど」

「うそばっかり。元気ないよー」

「私は元気ですよっ!この通りです」

「お兄さんはなんか言ってた?」

「別に何も言ってなかったです。気をつけて行って来いよって」

「行かないでとか、つれてけとか行ってほしかったんでしょ」

「うっ……まぁそうですけど……」

44 = 23 :

「なんかごめんね、こっちの都合でさ」

「いいですよ。こうなったら思う存分堪能しますから」

「うんうん、その意気その意気」

「まだつかないんですか?」

「えっとね、次の駅で降りるから」

「わかりました……わぁ、外の景色が綺麗ですね」

45 = 26 :

46 :

続きおながいします!

47 = 23 :

~山道~

「け、結構歩くんですね……」

「や、山奥のペンションだからね……はぁはぁ」

「車道もないようなんですけど」

「なんか叔父さんの趣味でね……秘境みたいな扱いなんだ」

「こ、これでお客さん来るんですか?」

「料理が結構人気あってね、登山中の人が食事のために来ることも多いみたい」

「しかしこれは……なかなかきついです」

「もう少しだからがんばれー!」

「ふふ、兄さんだったらきっと途中でダウンしてますね……はぁはぁ」

「熊がいるかもしれないから気をつけてね」

「どう気をつければいいんですかっ!」

「あはは、こころの準備ー」

48 = 23 :

~ペンション~

「着いたよー!」

「や、やっとですね」

「ここが叔父さんの経営してるペンションなんだけど」

「すっごく素敵ですね。景色も綺麗だし……」

「ま、歩きじゃないと来にくいってのが難点だよね」

「どうやって建てたんですかね……」

「こーいうのは資材をヘリとかで運ぶらしいよ」

「あ、なるほど」

叔父「フヒヒ、いらっしゃい……」

49 = 23 :

「こ、こんにちわ。お世話になります」

「これ、私の友達だよー!久しぶりだね叔父さん」

叔父「フヒヒ、そうだねぇ、食べちゃいたいくらいカワイイねぇ」

「な、なんか変わった人ですね……」ヒソヒソ

「変わりもんじゃなきゃこんなとこで商売なんかしないって……悪い人じゃないから」

叔父「フヒヒ」

「その笑い方だけは妹友ちゃんに似てますね」

「フヒヒ、そうかなぁ」


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