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元スレ妹「未来から帰ってきたよ」兄「は?」

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1 :

代行

2 :

クレヨンしんちゃんで見た

3 :

代行ありがとうございます
用事ででかけるので落としてください

4 = 1 :

おいy0yfdSFM0

5 :

「お兄ちゃん……ううん、あ、あなた……」 ぽっ

「は!?」

6 = 1 :

おい

7 :

「ただいま」

「おう、元気だったか?」

「うん。で、さっそくなんだけど」

「うん?」

「死んでくれる?」

「はあ?」

「だからさ、死んでよ」

「な、何言ってんだ」

「実はさ、お兄ちゃん未来でさ……」

「待て、ネタバレはやめろ」

「……」

8 = 7 :

「でもなんでそんなこと言い出すんだ?」

「未来の俺に何かあったのか?」

「うん、だからお兄ちゃんを殺さないといけないの」


「せめて何があったか教えてくれないか?」

「ごめん。問答無用だよ」シャキッ

「お、おま、おまえ、そのナイフ……」

「綺麗でしょ?」

「向こうでずっと使ってたんだ」

「これ、未来では凄く役に立ったんだよ」

「私の愛用なんだ」ペロリ

(刃を下で舐めて……)

(こ、こいつ未来で一体どんな経験をしてきたっていうんだ?)

9 = 7 :

「じゃ、覚悟はいい」

「綺麗に殺してあげるから」

「ひいっ」ダッシュ



「待ってー逃がさないからー」ダダダ

(ひいいいいいいいいい! 追いかけてくる!)ドン! ガチャン!

10 = 7 :

>>1
ありがとうございます。

11 = 7 :

……外

「はぁはぁ……」

「あっ! 幼馴染み!」

「ん、兄クンどうしたの?」

「た、頼む。かくまってくれ!」

「?」

「なんかよくわかんないけど、うちの家でいいの?」

「くっ……」

(ダメだ……妹は当然、幼の家を知ってる)

「いや……」

(そうだ! 昔の俺と幼しか知らない秘密基地だ!)

「ほら、昔の秘密基地だよ! あそこで頼む!」

「う、うん。でもあそこって今コンビニになってるんじゃ……」

12 = 7 :

……秘密基地

「はぁはぁ……」

(よかった。まだあった。このコンビニの路地なら整備されてない)

「ねえ、何かあったの?」

「ああ、実は……」

(え……? 幼の後ろに……)

「ごふっ……」ドサ

「うふふ。お兄ちゃん言ってたよね」

「ここは昔、ここはコンビニだったって」

「それにしても幼さんまで巻き込むことないのに」

「ナイフが血で汚れちゃったよ」ポタポタ

「ひいいいいいいいいいい」ダッシュ

13 = 1 :

いいぞ

14 = 7 :

……学校

「ぜえぜえ……」

(なんで? なんで妹があの場所を知ってる?)

(一言も言ったことないのに……)

(妹『ここは昔、ここはコンビニだったって言ってたよね』)

(そうか、妹は未来の情報があるんだ)

(恐らく未来の俺が言ってしまったんだ……)

「あ、妹の友達!」

「あれ? 妹ちゃんのお兄さんじゃないですかぁ」

(そうだ! この妹友なら俺とあまり親しくない!)

「ごめん。一生のお願いだ。助けてくれ」

「へ? なんかあったんですか?」

「と、とりあえずこっちへ……」グイ

「あ、ちょっとお兄さん!」

15 = 7 :

……校舎裏


「はぁはぁ」

「はぁはぁ……ちょっとお兄さん……」

「ここなら……」

(大丈夫、この場所は俺にとっても初めての場所だ)

(周りに妹がいないだろうか)キョロキョロ

(ほっ……大丈夫だ……)

「巻き込んで悪かったな」チラ

「……」クビプラーン

「ひゃああああああああああ」

「し、死んでる……首が切られてる……」ガクガク

「……なんで?」

「ねえ、お兄ちゃん」ヒョコッ

「わあああああああああああ」ダダダダ

「逃げても無駄なのに……」

16 :

なにこれ

17 = 7 :

……電車内

「ぜえ、ぜえ、ひぃひぃ……ああ……」ガタンゴトン

(ダメだ……あいつは未来から来たからなんでも知ってるんだ……)

(死にたくない……)

「うう、幼……妹友ちゃん……すまない……ぐう……」ガタンゴトン

「お、俺が悪いんだ……」ガタンゴトン

「うん、お兄ちゃんが悪い」ガタンゴトン

「ひうっ!」ガタンゴトン

「私、ずっと駅から隣の席だったんだよ?」ガタンゴトン

「お兄ちゃん周り見えてないよね?」ガタンゴトン

「……もういいよ」ピーガシャン

「ん?」

「……殺せよ」

「諦めちゃうんだ」

18 = 16 :

だからなんなんだよ

19 = 7 :

「俺が死ねばいんだろ?」

「……」

「もう幼も妹友ちゃんも死んじゃったしな」

「生きてる意味もねえよ」

「じゃあ最後に私の話を聞いてくれるかな?」

「……好きにしてくれ」

「まず聞きたいんだけどさ」

「お兄ちゃんは自分が強くなる気あるの?」

「? 何言ってんだ?」

20 = 7 :

「どれだけやっても今まで通りじゃん」

「???」

「追い込んだらすぐ自殺しちゃうし」

「なあ、意味が……」

「ん」チュ

「んんん?」

「んふ……ちゅ……ん……」チュ

21 = 7 :

「ぷはあ! な、ななな何を……!」

「キス」

「ふざけんな!」

「ここでセックスしたときもあったよね」

「痴漢プレイは気持ちよかったよ」

「ば、馬鹿かお前……俺は」

22 = 7 :

「童貞だって言いたいの?」

「く……」

「そりゃあ、今のお兄ちゃんならねぇ」クスクス

(こいつ……殺人犯のくせに……!)ギロ

「うーん、いいね。だいぶマシな顔つきになってきた」

「何がしたいんだお前は?」

「未来で何があった?」

「……きついなあ」

「改めて言われると……」

23 = 7 :

「話せよ」

「まず、言っとくよ」

「私が2013年4月14日に戻るのはこれで133回目」

「はああ?」

「はぁ……毎回同じリアクションでやんなるなぁ……」

「幼さんを殺したのは67回目、妹友を殺したのは125回目」

「お前、頭……」

「『いかれてるだろ』と言うこと93回目」

「……」

「じゃあ、まず説明から……」

24 = 7 :

駅員「君たち、もう終点だよ。早く降りて」

「あ、すいません」

「で、続きだけど、お兄ちゃんはこのあと何がなんでも生きて貰わないと困るのよ」

駅員「早く降りて」

「うるさいなぁ」サクッ

駅員「え……? ぐ……」ドサッ

乗員「きゃああああああああああああああ」

乗員「警察だ! 警察を呼べ!」

「おおおおお前……」

「ここはうるさいから降りよ?」

25 = 7 :

……喫茶店


「ここだと時間稼げるから」

「お前、こんなことしてタダで済むとおもってんのか?」

「消えるよりマシだよ」

「どういう意味だよ」

「さっきの質問答えるね」ズズ

「未来のことか」

「ううん。先に私が何がしたいかってこと」コトン

「お前、あんなことしといてよく平気で飲めるな」

「慣れてるからね」

26 = 7 :

「で?」

「言っとくけど私は殺人犯じゃないよ」

「殺してるだろ!」

「すぐになかったことになるもん」

「はあ?」

「正しい歴史に向かわないと戻されるの」

「……なあ、悪いこと言わないから病院に」

「ふぅ……なにやってんだろ私」

「未来で何があった?」

「そうだな。ドラえもんのタイムパトロールって言ったらわかりやすいかな」

「どういうことだ?」

27 = 7 :

「私はタイムパトロール隊みたいなもんなんだよ」

「で、俺を殺して歴史を変えるわけか?」

「違うよ」

「最初に死んでくれって言っただろ」

「まあ、あれは必要だから」

「まあってなんだよ! そんなことで殺そうとすんのかよ!」

「落ち着いてよ」

「落ち着けるか!」

28 = 7 :

「とにかくお兄ちゃんを殺すのは必要のある時だけ」

(コイツ……)

「とりあえず誤解の無いように弁解しとくね」

「私が何をしたいか」

「それはお兄ちゃんを助けること」

「殺そうとしてるのにか?」

「それは最終目標じゃないんだよ」

「わけわかんねえ」

「徐々にわかるから大丈夫」

29 = 7 :

「なんで俺を殺すことと救うことが一緒になるんだよ」

「ふぅ。もう一つの方から話した方がいいパターンかな」

「なんだよ、その態度」

(キ、キスまでしやがって……)

「未来で何があったのかの方から行くね」

「簡潔に言うと、未来じゃお兄ちゃん犯罪者なの」

「だから殺すのか?」

「殺す殺す物騒だよ。お客さん引いてるじゃん」

「……ち」

「で?」

32 = 7 :

「犯罪者って言っても社会的には犯罪じゃない」

「?」

「つまり悪いことはしてるけど法律じゃ裁けないの」ズズ

「まあ社会的に地位の高い人になってるんだよ」

「喜んで良いのか?」

「微妙というか、よくないと思うよ」

「どうすればいい? やっぱ死ねばいいのか?」

「何回同じ事言わせるの?」

「私はお兄ちゃんを救う為にやってきたの」

「今回の出来事もその一部」

33 :

しえん

34 = 7 :

「幼や妹友を殺したのもか? 駅員も……」

「未来の為の犠牲だからしょうがないよ」

「てめえ!」ガシ

「殴るんなら早く済ませてね。話す時間無くなるから」

「く……」

「さっき133回目って言ったじゃん」

「ああ」

「ループしてるの私」

「ループ? 繰り返してるのか?」

35 = 7 :

「うん。さっき……132回目の時は、あと3時間くらいで戻った」

「3時間?」

「3時間後に元に戻されるの」

「初め……つまり未来から帰ってきた時点に」

「??」

「こうやってお兄ちゃんに話してるのも63回目かな」

「いちいち何回目とか言ってるけど、どういう意味なんだ?」

「お兄ちゃんにとっては新しい時間だけど、私にはそうじゃないんだよ」

「今のこの出来事も何回も経験してるってことか?」

「うん。そうそう。理解が早くなってて助かるよ」

「あ、でもこれは私の話し方が上手くなったのかな」

36 = 7 :

(態度が上から目線でむかつくが……)

「上から目線でごめんね」

「!? なんで考えてることがわかった?」

「え?」

「お前、俺の頭まで覗けるのか?」ブルッ

「あはは、たまたまだと思うよ」

「前に上から目線でムカツクって言われたからね」

「でもわかってもらうためにはこの話し方しかないんだ」

37 = 7 :

「ひとつ疑問がある」

「何?」

「今の時間を繰り返してるって言ったな?」

「うん」

「じゃあ三時間後には俺はどうなる?」

「はあ……どうしよ……どう答えよう……」

「? なんか問題あるのか?」

「いや、答えがひとつじゃないから」

「はあ?」

38 = 7 :

「だって考えてみて」

「例えばゲームを何回もやって全部同じ行動すると思う?」

「しないな」

「そう、だからお兄ちゃんの結末もそれぞれ」

「例えば?」

「さっき言ったみたいに自殺したりとか、さ」

「俺が死ぬ理由がないぞ」

「それは今の私の行動がそうさせてるんだよ」

「?」

「最初に事実を淡々と伝えた時は自殺しちゃったからね」

39 = 7 :

「俺がそんなに弱いわけが……」

「さっき『殺せよ』って言ってたよね?」

「!!」

「それで本当に殺したこともあったの」

「おまえ……」

「私が殺人鬼に見える?」

「だとしたらお兄ちゃんはアホだね」

「この野郎……」

「うんうん。いい顔してる」

(くそ……妹の手の内で踊ってる感覚しかしない)

43 = 7 :

「さてと……そろそろ私を信用して貰う時間かな」

「何だって?」

「あと5分後に震度5の地震が来るよ」

「はあ?」

「とりあえずこれで今言ったことが本当だってわかるよね?」

「当たったらな。でも未来に行ける時点で信用はある」

「はぁ……よく言うよ……」

「なんだよ?」

「97回目の時はまったく私の事を信用しなくなって殺そうとしたくせに」

「はあああああああああああ?」

「なんだよ!? 完全な冤罪じゃねえか!!」

「あー声が大きい」

49 = 40 :

エロあるよな?

50 = 40 :

さるよけ


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