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元スレ伊織「素直になる薬?」
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目を真っ赤にしながら眠りについた、その次の日。
私は38.7度の熱を出して、仕事を休むことになった。
伊織「はぁ……泣きっ面に蜂、ね……」
伊織「今日は竜宮小町のTV出演オーディションだったのに……」
伊織「ごめんね。亜美、あずさ」
伊織「……ごめんなさい。律子……」
その時、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。
私の部屋に来る人なんて一人しかいないけど。
伊織「新堂でしょ……入っていいわ」
新堂『はい、失礼致します』
私は38.7度の熱を出して、仕事を休むことになった。
伊織「はぁ……泣きっ面に蜂、ね……」
伊織「今日は竜宮小町のTV出演オーディションだったのに……」
伊織「ごめんね。亜美、あずさ」
伊織「……ごめんなさい。律子……」
その時、コンコンとドアをノックする音が聞こえた。
私の部屋に来る人なんて一人しかいないけど。
伊織「新堂でしょ……入っていいわ」
新堂『はい、失礼致します』
ドアが開くと、やっぱり新堂がいて……
後ろに、プロデューサーと律子がいた。
伊織「……え?」
P「よっ」
律子「伊織、大丈夫?」
新堂「お見舞いにいらっしゃったとのことで、お通し致しました」
伊織「ばっ……」
バカ! 新堂のバカ!
私、今パジャマよ!? しかも寝たきりで起きられないのよ!?
それにプロデューサーも、なにぬけぬけと女の子の部屋に入ってきてんのよ!
こんな状態……律子はともかく、あんたに見せられるわけないじゃない!
伊織「み……見るなっ……けほっ、けほ」
律子「ほら、無理しないで。治るものも治らなくなるわよ」
後ろに、プロデューサーと律子がいた。
伊織「……え?」
P「よっ」
律子「伊織、大丈夫?」
新堂「お見舞いにいらっしゃったとのことで、お通し致しました」
伊織「ばっ……」
バカ! 新堂のバカ!
私、今パジャマよ!? しかも寝たきりで起きられないのよ!?
それにプロデューサーも、なにぬけぬけと女の子の部屋に入ってきてんのよ!
こんな状態……律子はともかく、あんたに見せられるわけないじゃない!
伊織「み……見るなっ……けほっ、けほ」
律子「ほら、無理しないで。治るものも治らなくなるわよ」
水と薬を飲んで少し落ち着いたところで、ちょっと考えてみた。
プロデューサーと律子は、私が嫌いなはず。なのに、どうしてお見舞いになんか来たのかしら。
いちいち体調不良で休んだアイドルのお見舞いに行くっていう文化は、765プロには無い。
事務所にいない間はまったく仕事が進まないってことだし、この二人の忙しさを考えれば、来るなんてありえない。
でも事実として、二人はここにいる。
律子「……ごめんね、伊織」
伊織「え?」
律子「昨日のこと、言いすぎたわ。あんな風に言ってごめんなさい。あれが精神面に影響して熱が出たのかも……」
P「俺もだ、伊織。朝は悪態をついて悪かった……」
……どういうこと?
全然知らないようなフリをしてた二人が、今日になってその話を持ち出すなんて。
プロデューサーと律子は、私が嫌いなはず。なのに、どうしてお見舞いになんか来たのかしら。
いちいち体調不良で休んだアイドルのお見舞いに行くっていう文化は、765プロには無い。
事務所にいない間はまったく仕事が進まないってことだし、この二人の忙しさを考えれば、来るなんてありえない。
でも事実として、二人はここにいる。
律子「……ごめんね、伊織」
伊織「え?」
律子「昨日のこと、言いすぎたわ。あんな風に言ってごめんなさい。あれが精神面に影響して熱が出たのかも……」
P「俺もだ、伊織。朝は悪態をついて悪かった……」
……どういうこと?
全然知らないようなフリをしてた二人が、今日になってその話を持ち出すなんて。
律子「昨日はあんなことを言ったけれど、それが本心の全てってわけじゃないの」
伊織「………………」
律子「だって私、伊織には期待してるもの。竜宮小町を引っ張ってるのはあんただって、誰もが認めるところだし」
伊織「……あ、ありがと……」
嘘をついてるようには見えない。
じゃあ律子の私への評価は、たまに余計なことをするけど基本的には優秀、ってとこなのかしら。
プロデューサーが頷いているのを見ると、プロデューサーの意見もたぶん同じよね。
それを言うために、わざわざここまで来てくれたのね……二人とも。
……だとすると、あの知らないフリは何?
まさか1分前に自分が言ったことを、本当に忘れてたの?
伊織「………………」
律子「だって私、伊織には期待してるもの。竜宮小町を引っ張ってるのはあんただって、誰もが認めるところだし」
伊織「……あ、ありがと……」
嘘をついてるようには見えない。
じゃあ律子の私への評価は、たまに余計なことをするけど基本的には優秀、ってとこなのかしら。
プロデューサーが頷いているのを見ると、プロデューサーの意見もたぶん同じよね。
それを言うために、わざわざここまで来てくれたのね……二人とも。
……だとすると、あの知らないフリは何?
まさか1分前に自分が言ったことを、本当に忘れてたの?
そこでハッとして、あの薬の瓶を取る。
無くしたら困るから、近くに置いておいたのよね。
……よく見たら、小さい文字で説明が書いてあった。もっと大きく書きなさいよ!
①薬を飲んだら素直になります。
②薬は量にかかわらず有効です。有効時間は日付が変わるまでです。
③素直になった人は、薬の力を借りて発言したことをすぐ忘れますが、日付変更と同時に思い出します。
……ということみたい。今回は③に該当するのね。
それにしても、一度飲んだら次の日になるまで素直な状態が続くなんて、大変な話ね……
無くしたら困るから、近くに置いておいたのよね。
……よく見たら、小さい文字で説明が書いてあった。もっと大きく書きなさいよ!
①薬を飲んだら素直になります。
②薬は量にかかわらず有効です。有効時間は日付が変わるまでです。
③素直になった人は、薬の力を借りて発言したことをすぐ忘れますが、日付変更と同時に思い出します。
……ということみたい。今回は③に該当するのね。
それにしても、一度飲んだら次の日になるまで素直な状態が続くなんて、大変な話ね……
P「伊織、なんだその瓶」
伊織「わ……私が愛用してる栄養ドリンクよ!」
P「へぇ~、そんなものまで用意してるなんて、流石は伊織だな。飲まないのか?」
伊織「の、飲む!? い、今はいいわ……それより水が欲しいわ、新堂」
新堂「かしこまりました。お持ち致しますので、少々お待ちください」
伊織「ええ、お願い」
水か……最初にプロデューサーに飲ませた時も、水と混ぜてたのよね。
だとしたら、多少薄めても効果はあるみたいね。
新堂「お待たせ致しました。六甲のおいしい水でございます」
P「で、これに伊織特性栄養ドリンクを入れると」
伊織「!?」
伊織「わ……私が愛用してる栄養ドリンクよ!」
P「へぇ~、そんなものまで用意してるなんて、流石は伊織だな。飲まないのか?」
伊織「の、飲む!? い、今はいいわ……それより水が欲しいわ、新堂」
新堂「かしこまりました。お持ち致しますので、少々お待ちください」
伊織「ええ、お願い」
水か……最初にプロデューサーに飲ませた時も、水と混ぜてたのよね。
だとしたら、多少薄めても効果はあるみたいね。
新堂「お待たせ致しました。六甲のおいしい水でございます」
P「で、これに伊織特性栄養ドリンクを入れると」
伊織「!?」
律子「単純に水よりは、やっぱり栄養とった方がいいわよ」
P「ってことで混ぜてみた。いっぱい飲んで早く良くなれよ、伊織」
伊織「ちょ、ちょっ……!」
そ、それ素直薬が入ってるじゃない!
い……いやぁ! こんなところで本心出すなんていやぁぁぁ!!
P「飲みたくなさそうだな……そら」
伊織「んぐ!? んっ、ぐっ、ぐっ……ぷは!」
律子「お~、一気に飲み干したわね。よっほど喉が乾いてたのかしら」
伊織「そ、それもあるけど……ちょっとプロデューサー!!」
P「なんだ?」
伊織「あんたが好きなんだけど、さっさと付き合いなさいよ!」
P「…………えっ」
P「ってことで混ぜてみた。いっぱい飲んで早く良くなれよ、伊織」
伊織「ちょ、ちょっ……!」
そ、それ素直薬が入ってるじゃない!
い……いやぁ! こんなところで本心出すなんていやぁぁぁ!!
P「飲みたくなさそうだな……そら」
伊織「んぐ!? んっ、ぐっ、ぐっ……ぷは!」
律子「お~、一気に飲み干したわね。よっほど喉が乾いてたのかしら」
伊織「そ、それもあるけど……ちょっとプロデューサー!!」
P「なんだ?」
伊織「あんたが好きなんだけど、さっさと付き合いなさいよ!」
P「…………えっ」
律子「い……伊織、何言ってるのよ!」
伊織「なによ律子、あんただってプロデューサーのこと好きなクセに」
律子「んな!? そ、そんなことは……」
伊織「じゃあ問題ないでしょ! プロデューサー、キスするわよ!」
P「ま、待て! 今のお前は熱で錯乱している!」
伊織「いたって正常よ!」
P「正常なら正常でまずいんだよ! 年齢とか立場とか!」
新堂「……今夜はお赤飯ですかな」
P「あなたも何勘違いしてるんですか!?」
伊織「なによ律子、あんただってプロデューサーのこと好きなクセに」
律子「んな!? そ、そんなことは……」
伊織「じゃあ問題ないでしょ! プロデューサー、キスするわよ!」
P「ま、待て! 今のお前は熱で錯乱している!」
伊織「いたって正常よ!」
P「正常なら正常でまずいんだよ! 年齢とか立場とか!」
新堂「……今夜はお赤飯ですかな」
P「あなたも何勘違いしてるんですか!?」
伊織「ぶっちゃけ弱ってるところに好きな男が来たら、そんなのコロッと行くに決まってるでしょ!」
律子「……その気持ちはよく分かるわ。同じ女性として」
伊織「ま、私の場合は元から好きだったんだけどね。にひひっ」
P「うわぁ……伊織が壊れてしまった……」
伊織「ほら、スキだらけじゃない」
P「……んんっ!?」
伊織「ん……ちゅ、ちゅっ……」
P「んんーーー!!」
律子「……い、伊織……」
律子「……その気持ちはよく分かるわ。同じ女性として」
伊織「ま、私の場合は元から好きだったんだけどね。にひひっ」
P「うわぁ……伊織が壊れてしまった……」
伊織「ほら、スキだらけじゃない」
P「……んんっ!?」
伊織「ん……ちゅ、ちゅっ……」
P「んんーーー!!」
律子「……い、伊織……」
伊織「……んっ……んん」
P「むぐ………………」
伊織「…………!!」
……あれ? 私、何してたのかしら。
確かプロデューサーと律子がお見舞いに来て。それから水を一気飲みして。
それで今、プロデューサーとキスしてるわけなんだけど。
え、なんで? なんで私、プロデューサーと……
伊織「…………」
P「…………?」
伊織「な……何してんのよ変態! ド変態! 変態大人!!」
P「え、ええ!? お前からやってきたんだろ!?」
P「むぐ………………」
伊織「…………!!」
……あれ? 私、何してたのかしら。
確かプロデューサーと律子がお見舞いに来て。それから水を一気飲みして。
それで今、プロデューサーとキスしてるわけなんだけど。
え、なんで? なんで私、プロデューサーと……
伊織「…………」
P「…………?」
伊織「な……何してんのよ変態! ド変態! 変態大人!!」
P「え、ええ!? お前からやってきたんだろ!?」
その次の日。
私が前日のことを思い出して布団でごろごろ転がってしまうのは、また別の話。
それにしてもこの薬、本当に厄介なシロモノだったわ。
でもこの薬のお陰で、一つだけ嬉しいこともあった。
あれから二日くらいしてから、だったかしら。
P「責任は取る。俺と付き合ってくれ、伊織」
……って、言われちゃったのよね!
にひひっ、ニヤけるのが止まらなくなりそう!
あの瓶はもう捨てた。たぶん大半の場合、ああいうのはロクなことにならないから。
それに私は、プロデューサーといれるなら文句は無いし! これからが楽しみね、プロデューサー!
終わり。
私が前日のことを思い出して布団でごろごろ転がってしまうのは、また別の話。
それにしてもこの薬、本当に厄介なシロモノだったわ。
でもこの薬のお陰で、一つだけ嬉しいこともあった。
あれから二日くらいしてから、だったかしら。
P「責任は取る。俺と付き合ってくれ、伊織」
……って、言われちゃったのよね!
にひひっ、ニヤけるのが止まらなくなりそう!
あの瓶はもう捨てた。たぶん大半の場合、ああいうのはロクなことにならないから。
それに私は、プロデューサーといれるなら文句は無いし! これからが楽しみね、プロデューサー!
終わり。
口移しでPが素直になって告白して、
P「薬の効果は一日だけでも、今日から芽生えたこの感情は永遠だ」的な展開を予想してたのに!
乙
P「薬の効果は一日だけでも、今日から芽生えたこの感情は永遠だ」的な展開を予想してたのに!
乙
>>90
NHKの回し者乙
NHKの回し者乙
お前らこういうスレ立つと
抜いたとかふぅとか書き込んでるけど
実際文章で抜ける人間なんて居なくね?
抜いたとかふぅとか書き込んでるけど
実際文章で抜ける人間なんて居なくね?
このまま別の人が拾った版のifとかあってもいいとおもうのに……
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