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    元スレP「美希がアイドルを辞めてもう1ヶ月か…」

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    みんなの評価 : ★★★
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    402 = 241 :

    ……精神的な、ストレス


    『えへへ、ハニーだいすき!』

    『おい、やめろって…みんなの前だぞ』


    ……脳内に再生されていく


    『ハニーって、すっごくカッコイイ男の人ってカンジ!』

    『そうか』


    ……あの頃の会話

    404 = 241 :



    『はいっ!日頃がんばってるハニーにミキからプレゼントなのっ!』

    『栄養ドリンクとおにぎりってお前…まぁ、もらっとくよ』

    『プ、プロデューサーさん!あの、私…クッキー作ってきたんですけど!よ、よかったら、その』

    『おお、ありがとう春香!いやークッキーかーうれしいなぁ~』

    『反応が全然違うの…』


    ……俺は、いつも彼女からの好意を受け流していた

    406 :

    何があってもBAD ENDだけはやめてくれよ

    407 = 241 :



    『ねーハニー?もし、もし将来ミキとハニーが結婚することになったら…』

    『ん?何か言ったか』

    『……なんでもないの』


    ……わざと、無視していた

    別に嫌いだったわけじゃない
    ただ、その方が賢明で、面倒なことにならずに済むと思ったから

    408 :

    自殺前にメールとか構ってちゃんかよ

    409 = 367 :

    いいよいいよ
    絶対救えよ

    410 = 241 :

    考えたくなかった
    否定したかった


    …………『これ』が原因じゃないのか?

    美希がこうなってしまったのは…俺に、責任があるんじゃないか?

    誰よりもストレートに表現する美希の好意を…受け止めなかった所為で

    411 = 241 :

    車は全然動かない

    携帯のGPSを使って現在地を調べる

    …目的地の踏切までは、もうたいした距離じゃない

    「釣りはいいです!」

    「え?お、お客さん?」

    ドライバーに札を手渡し、タクシーを降りる

    この渋滞具合なら、自分で走った方が早い!

    413 :

    足りませんよ!

    414 = 241 :

    ………

    粉雪が舞い散る中、歩道を全力で走る

    ハァハァ…ハァ、ハァ…

    息が苦しい

    あとはこの道沿いに行けば、あの踏切にたどり着く

    頭の中に、美希の明るい笑顔が思い浮かんだ

    頼む…間に合ってくれ

    頼む!!

    415 = 301 :

    こなああああああああああああああああああああああああああああああ

    417 :

    ねぇ

    418 = 206 :

    ねえ

    420 = 236 :

    こぉこぉろろろおおおおおおまでぇぇぇぇぇぇえしろおおおおおおく
    しゃせいしたらぁぁぁぁああ
    アッアァァァァァァァアン

    421 = 162 :

    きてたのかああああああああ


    はよしろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

    422 = 205 :

    後のテケテケである

    423 = 364 :

    はよはよ
    これで実はこの渋滞は美希が既に踏切に侵入して
    死んだからだったとかは絶対に許さない(こうやって展開予想しておけばとりあえずこの展開は回避できるだろう…)

    424 = 241 :

    ………

    脇目も振らず走り続けていると、ようやく踏切が見えてきた

    通行人の中に、遠目からでも目立つ長い金髪の少女がいた


    「美希!」


    彼女はフラフラとおぼつかない足取りで少し歩いたあと、踏切の中で下を向いて立ち止まった

    遮断機がゆっくりと下がっていく

    周りの人間は、彼女を見ても動こうとしない

    425 = 367 :

    無理
    目の前で彼女は消えてしまったとかそういう展開マジ無理だから
    許されないから
    救えよ? な?

    426 :

    たった一つの娘と
    約束したんだ
    これから二度と
    シコらないと
    不思議な 気持ちさ

    428 = 241 :

    電車の警笛が耳をつんざく


    間に合え!

    間に合え!!!


    無我夢中で走り、遮断機を飛び越える

    そこからはもう本能的に身体が動いていた

    429 :

    プロデューサーが轢かれてZ武になるんだろ?

    430 = 313 :

    Pが死ぬくらいなら俺が死ぬわ

    431 = 364 :

    いや俺が死ぬよ

    432 :

    俺がPだ!

    434 = 241 :

    ……

    …………

    目を開ける

    すぐ目の前に美希の顔があった

    振り返ると、下がった遮断機と通過する電車が見えた



    ……どうやら、間に合ったようだ

    ギリギリセーフだったと思う…本当に、よかった…

    435 = 406 :

    良かったわ

    436 = 338 :

    上半身だけは救えたか

    437 = 367 :

    よかった・・・

    439 :

    おいやめろ

    440 = 241 :

    そして、何が起こったかわからない、といった顔をしている美希を俺はそっと抱きしめた

    小さな、華奢な肩

    力を入れると、今にも壊れてしまいそうな


    「……ぁ………ぃ……………」


    涙が、止まらなかった

    441 :

    おっぱぁぃ

    443 = 405 :

    >>441
    不覚

    444 = 241 :

    ~~~~~

    近くの喫茶店

    俺と美希は、小さなテーブルに向かい合って座った

    美希はどこか憂鬱そうな目でうつむいていたが、やがてポケットから携帯を取り出して操作を始めた


    カチカチ

    ピロリン


    from 美希

    実はね
    ミキ、ハニーならきてくれるんじゃないかって
    ほんのちょっぴり思ってたの
    ごめんね


    「…そうか」

    445 = 241 :


    from 美希

    ハニーは、ミキをたすけてくれた王子様なの!
    すごくカッコイイの



    俺は…美希の王子様なんかじゃない
    もっと弱くて、汚くて、情けない存在だ

    だから、俺は言った

    447 :

    448 = 241 :

    「ごめん!本当にゴメンな…悪かった」

    美希「え?」といった様子で小首をかしげた


    「俺、ずっと美希の好意を…気持ちを無視してた」

    「無視して、聞こえないフリをして…適当にあしらってた」

    「……すまなかった」


    美希はしばらく黙って目の前にある紅茶をじっと見つめていた

    449 = 241 :

    カチカチ

    ピロリン


    from 美希

    ハニー
    ハニーは、ミキのことスキ?



    考えた
    この問いに対する…今、俺が出せる答え
    嘘をつくつもりは無い
    もうこれ以上…美希を悲しませたくない

    450 = 162 :

    はにぃ


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