私的良スレ書庫
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元スレ男「モテ期が来たのですがひどいことになりました」
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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男「アンタもクズだとは思いませんでした」
義母「ごめんなさい」
男「それからずっと……?」
義母「はい。あの子はいい子にしてればお兄ちゃんができると5歳の時から信じ続けて……今日やっと」
男「親父は言ってなかったんですか」
父「いやー、その場のノリでセックスしちゃってさ」
義母「その後なんかおかしいなって確かめたら、できちゃったんですよね~」
男「あれ?想像以上にクズすぎるんだけど。この二人」
義母「だから、貴方に相当甘えてしまうかもしれませんが……すみません」
男「いや、そのことなんですけど」
義母「はい?」
男「俺母方の方につく予定なんですが」
男「アンタもクズだとは思いませんでした」
義母「ごめんなさい」
男「それからずっと……?」
義母「はい。あの子はいい子にしてればお兄ちゃんができると5歳の時から信じ続けて……今日やっと」
男「親父は言ってなかったんですか」
父「いやー、その場のノリでセックスしちゃってさ」
義母「その後なんかおかしいなって確かめたら、できちゃったんですよね~」
男「あれ?想像以上にクズすぎるんだけど。この二人」
義母「だから、貴方に相当甘えてしまうかもしれませんが……すみません」
男「いや、そのことなんですけど」
義母「はい?」
男「俺母方の方につく予定なんですが」
義母「というと?」
男「鹿児島に帰るかもしれないんですよ」
義母「……え?」
パサッ
義妹「……え?」
男「(あ、やばい、聞かれてた)」
義母「あ、あのね!?違うの!!これはね!?」
義妹「そーなんだぁ」
男「……え?」
義妹「なぁんだ、お兄ちゃん鹿児島帰っちゃうの?もー。それならそうと早く言ってよ」
義母「……(よ、よかった……この数年で、寛大な子に成長してくれたのね!?)」
義妹「荷造りだってあるんだからね?もー。まったく……お母さん、私のドライヤーどこかやった?」
男「え」
父「え」
義母「え」
男「鹿児島に帰るかもしれないんですよ」
義母「……え?」
パサッ
義妹「……え?」
男「(あ、やばい、聞かれてた)」
義母「あ、あのね!?違うの!!これはね!?」
義妹「そーなんだぁ」
男「……え?」
義妹「なぁんだ、お兄ちゃん鹿児島帰っちゃうの?もー。それならそうと早く言ってよ」
義母「……(よ、よかった……この数年で、寛大な子に成長してくれたのね!?)」
義妹「荷造りだってあるんだからね?もー。まったく……お母さん、私のドライヤーどこかやった?」
男「え」
父「え」
義母「え」
義妹「どうしたの?私お兄ちゃんと一緒に行くけど?」
男「いやいやいや!?それはおかしくない!?」
義母「そうよ!?貴方実質完全な他人よ!?」
義妹「血はつながってなくとも、心でつながってるの!!」
男「そのセリフは今ここで使うべきじゃない!」
義母「と、とにかく!貴方はお兄ちゃんと一緒にいけないの!!」
義妹「えー……そうなの?」
男「(ふぅ……ようやく納得したか)」
義母「そうなのよ、だから貴方は……」
義妹「そっかぁ。お兄ちゃんと一緒にいられないんだね。舌噛んで死ぬよ☆」
男「ちょ、ちょっと待ったあああああああああああああ!!!」
男「いやいやいや!?それはおかしくない!?」
義母「そうよ!?貴方実質完全な他人よ!?」
義妹「血はつながってなくとも、心でつながってるの!!」
男「そのセリフは今ここで使うべきじゃない!」
義母「と、とにかく!貴方はお兄ちゃんと一緒にいけないの!!」
義妹「えー……そうなの?」
男「(ふぅ……ようやく納得したか)」
義母「そうなのよ、だから貴方は……」
義妹「そっかぁ。お兄ちゃんと一緒にいられないんだね。舌噛んで死ぬよ☆」
男「ちょ、ちょっと待ったあああああああああああああ!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
サークルにて。
男「はぁあぁあ~……」
部長「さぁ今日も元気に……おりょ?どうしたの?元気ないねー。悩み事?」
男「あ、部長……それがですね……」
部長「おお、君から話してくれるなんて珍しい」
男「そうでしたっけ」
部長「ちょっと、二人きりになれるとこ行こっか」
男「言い方が」
サークルにて。
男「はぁあぁあ~……」
部長「さぁ今日も元気に……おりょ?どうしたの?元気ないねー。悩み事?」
男「あ、部長……それがですね……」
部長「おお、君から話してくれるなんて珍しい」
男「そうでしたっけ」
部長「ちょっと、二人きりになれるとこ行こっか」
男「言い方が」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男「……ということなんです」
部長「はぁ……君も意外と波乱万丈なんだねー」
男「いやそれほんの数日だけですから」
部長「君も大変だね。ま、これからはそのクズなお父さんと仲良くしなさいな」
男「いや俺鹿児島帰ろうかなって」
部長「え?」
男「もう学校もやめて、向こうで職探そうかなって思ってまして」
部長「は?何言ってんの?」
男「義妹は死なないようになんとか説得します。最悪連れて帰ってもいいかなって」
部長「え?え?」
男「だから今日はそのことを……」
部長「冗談じゃないよ」
男「え?」
男「……ということなんです」
部長「はぁ……君も意外と波乱万丈なんだねー」
男「いやそれほんの数日だけですから」
部長「君も大変だね。ま、これからはそのクズなお父さんと仲良くしなさいな」
男「いや俺鹿児島帰ろうかなって」
部長「え?」
男「もう学校もやめて、向こうで職探そうかなって思ってまして」
部長「は?何言ってんの?」
男「義妹は死なないようになんとか説得します。最悪連れて帰ってもいいかなって」
部長「え?え?」
男「だから今日はそのことを……」
部長「冗談じゃないよ」
男「え?」
部長「ポっと出のくせにかっさらってく気?ありえないよ。私たちの絆がどれほど深いものか思い知らせてやらないと」
男「部長?」
部長「ようし決めた!!今日は君ん家行くよ!!」
男「はああああああ!?」
男「部長?」
部長「ようし決めた!!今日は君ん家行くよ!!」
男「はああああああ!?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
部長「お、お、おじゃ、おじゃましまひゅ……」
男「ちょ、昨日の威勢はどうしたんですか……」
部長「うるさいな!異性の家に行くと緊張するもんなの!」
男「(は、これは異性と威勢をかけたダジャレ!?)」
部長「ど、どーかしたの?」
男「なんでもありません。どうぞ」
スタスタ
義妹「……あ、お帰りお兄ちゃん!」
部長「あ、おじゃましてます……じゃなくて、あの子が例の義妹ね!?可愛い……じゃなくて、
とっちめてやるわ!」
義妹「……と、彼女さんですか?」
部長「ひゅえっ!?」
男「あ、いや違うっていうか」
義妹「わぁ~、お兄ちゃんったらもう彼女つれてきてる~!大胆~!」
部長「ああああののののねねね?きききみみ、わわわわたしたちはそそそんな関係では」
部長「お、お、おじゃ、おじゃましまひゅ……」
男「ちょ、昨日の威勢はどうしたんですか……」
部長「うるさいな!異性の家に行くと緊張するもんなの!」
男「(は、これは異性と威勢をかけたダジャレ!?)」
部長「ど、どーかしたの?」
男「なんでもありません。どうぞ」
スタスタ
義妹「……あ、お帰りお兄ちゃん!」
部長「あ、おじゃましてます……じゃなくて、あの子が例の義妹ね!?可愛い……じゃなくて、
とっちめてやるわ!」
義妹「……と、彼女さんですか?」
部長「ひゅえっ!?」
男「あ、いや違うっていうか」
義妹「わぁ~、お兄ちゃんったらもう彼女つれてきてる~!大胆~!」
部長「ああああののののねねね?きききみみ、わわわわたしたちはそそそんな関係では」
義妹「お姉ちゃんって呼んでいいですか!?」
部長「いいよ!!」ニコッ!!
男「懐柔されとる!!
部長「いいよ!!」ニコッ!!
男「懐柔されとる!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
オネーチャーンオネーチャンキャッキャ
男「どういうことなんですか……?もっと大変な事になると思ったんですが」
義母「あの子はどうしてか『妹』にこだわりまして」
男「はぁ」
義母「おそらく心では嫉妬もあるのでしょうが、それよりも様々な感情が勝っているようです」
男「や、ややこしいですねぇ……」
義母「まずは、お姉ちゃんができてうれしかったこと……」
男「ああ……」
義母「続いて、『お兄ちゃんに彼女ができたと冷やかす』ことが嬉しくてしょうがなかったんでしょうね……」
男「(めんどくさい子……)」
義母「セリフの練習までしてましたし」
男「ええ!?」
オネーチャーンオネーチャンキャッキャ
男「どういうことなんですか……?もっと大変な事になると思ったんですが」
義母「あの子はどうしてか『妹』にこだわりまして」
男「はぁ」
義母「おそらく心では嫉妬もあるのでしょうが、それよりも様々な感情が勝っているようです」
男「や、ややこしいですねぇ……」
義母「まずは、お姉ちゃんができてうれしかったこと……」
男「ああ……」
義母「続いて、『お兄ちゃんに彼女ができたと冷やかす』ことが嬉しくてしょうがなかったんでしょうね……」
男「(めんどくさい子……)」
義母「セリフの練習までしてましたし」
男「ええ!?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガチャ
男「すみません、ちょっと義母さんと話してまし……」
部長「やっほー!この子いいこだねぇ~」ナデナデ
妹「おねーちゃんくすぐったい~♪」
キャッキャ
男「……(超仲良くなっとるーーー!!)」
ガチャ
男「すみません、ちょっと義母さんと話してまし……」
部長「やっほー!この子いいこだねぇ~」ナデナデ
妹「おねーちゃんくすぐったい~♪」
キャッキャ
男「……(超仲良くなっとるーーー!!)」
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部長「すみません、今日は晩御飯までごちそうになっちゃって」
義母「いいのいいの!食事は多い方が楽しいし!」
義妹「お姉ちゃんまたきてね!それとも、泊まってく?」
部長「ええ!?え、えとそのあの!ま、また今度!?」
義母「うふふ。今度は勝負下着をつけてこないとね」
キャッキャウフフ
男「あははー……なんだろうな凄い疎外感。なんでだろーなーあはは」
インコ「ドン、マイッ!」
男「ありがとう……ほんと、ありがとう……」
インコ「ドン、マイシスター!!」
男「首領、マイシスター……!?」
部長「すみません、今日は晩御飯までごちそうになっちゃって」
義母「いいのいいの!食事は多い方が楽しいし!」
義妹「お姉ちゃんまたきてね!それとも、泊まってく?」
部長「ええ!?え、えとそのあの!ま、また今度!?」
義母「うふふ。今度は勝負下着をつけてこないとね」
キャッキャウフフ
男「あははー……なんだろうな凄い疎外感。なんでだろーなーあはは」
インコ「ドン、マイッ!」
男「ありがとう……ほんと、ありがとう……」
インコ「ドン、マイシスター!!」
男「首領、マイシスター……!?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
チュンチュン……
男「……ふぁ」
男「あ、制服返しにいかないとな……」
義妹「んぅ……」ゴロン
男「……えー?若干予想は着いたけども」
義妹「……むにぅ。お兄ちゃん?起きた?」
男「起きてるよ。全くべったべたな事しやがって……」
義妹「えへへ~明日は何しよっかなぁ~♪」
男「ほらさっさと布団から出なさい(パターンあるんだ)」バッ
義妹「お兄ちゃん、寒い……」
男「……何故服を着ていないのですか?」
義妹「そっちの方がドキドキすると思ったからです!」
男「服を着ないとお兄ちゃんいなくなっちゃうぞ。なーんて……」
義妹「ひっ、い、いやああああ!!すみません!ごめんなさい!
もう二度としません!!今すぐ着てきます!!うえええええん!!!」ダッ ガチャッ タッタッタ……
チュンチュン……
男「……ふぁ」
男「あ、制服返しにいかないとな……」
義妹「んぅ……」ゴロン
男「……えー?若干予想は着いたけども」
義妹「……むにぅ。お兄ちゃん?起きた?」
男「起きてるよ。全くべったべたな事しやがって……」
義妹「えへへ~明日は何しよっかなぁ~♪」
男「ほらさっさと布団から出なさい(パターンあるんだ)」バッ
義妹「お兄ちゃん、寒い……」
男「……何故服を着ていないのですか?」
義妹「そっちの方がドキドキすると思ったからです!」
男「服を着ないとお兄ちゃんいなくなっちゃうぞ。なーんて……」
義妹「ひっ、い、いやああああ!!すみません!ごめんなさい!
もう二度としません!!今すぐ着てきます!!うえええええん!!!」ダッ ガチャッ タッタッタ……
男「こ、効果絶大すぎだろ……」
ガサガサ、ゴソ
男「よしと」
男「ここでの生活も楽しかったけどな……。うーん、やっぱ悩むな」
男「でもバイトは……辞めとくか。これじゃ迷惑かけるし。残ることになったら、また、探そう」スッ……
ガチャ
後輩「させません」
男「なんで!?」
後輩「今日はシフト入ってませんからね!」
男「知ってるよ!学校行け!!」
後輩「自主休校ってやつです!」
男「それが許されるのは大学からだ!」
後輩「今は非常事態なんです!」
男「俺にとってはそうだろうけどな……」
ガサガサ、ゴソ
男「よしと」
男「ここでの生活も楽しかったけどな……。うーん、やっぱ悩むな」
男「でもバイトは……辞めとくか。これじゃ迷惑かけるし。残ることになったら、また、探そう」スッ……
ガチャ
後輩「させません」
男「なんで!?」
後輩「今日はシフト入ってませんからね!」
男「知ってるよ!学校行け!!」
後輩「自主休校ってやつです!」
男「それが許されるのは大学からだ!」
後輩「今は非常事態なんです!」
男「俺にとってはそうだろうけどな……」
後輩「先輩の非常事態は、私の非常事態でもあります!」
男「ええ!?」
後輩「とにかく……バイトを辞めたいのなら、私を倒してからにしてください」
男「(意味分からん)というか店長にはこの前言ったっていうか……」
後輩「甘いですね」
男「え?」
後輩「先輩は今交代という形になっているだけです。私が二人分働いています」
男「はああああ!?」
後輩「私が泣きながら土下座して店長に頼みました。『二人分働くから、時間をくれ』と……
私が過労死するのが先か、先輩が戻ってくるのが先か、勝負ですね!!」
男「ちょ、お前、何やってんの!?」
後輩「これは聖戦なんです!私にとっての……あうっ」フラッ
男「おい!」
バタッ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後輩「……ここは」
男「俺ん家だよ」
後輩「え?」
男「お前が寝てるのが俺の布団だ」
後輩「(え、え、ええ!?じゃあ私が持っているかけ布団は先輩のいつも使っているかけ布団で
この枕は先輩がいつも使っているまくらでこの本棚は先輩がいつも使う本を置いてある本棚で
この女の子は先輩がいつも使う女……の……子?)」
義妹「……」ニコニコ」
後輩「先輩がそんな人だったなんて……失望しました」
男「ええ!?なんで!?」
義妹「お兄ちゃんったら何したのー?」
男「いや何もしてないよ!」
後輩「……ここは」
男「俺ん家だよ」
後輩「え?」
男「お前が寝てるのが俺の布団だ」
後輩「(え、え、ええ!?じゃあ私が持っているかけ布団は先輩のいつも使っているかけ布団で
この枕は先輩がいつも使っているまくらでこの本棚は先輩がいつも使う本を置いてある本棚で
この女の子は先輩がいつも使う女……の……子?)」
義妹「……」ニコニコ」
後輩「先輩がそんな人だったなんて……失望しました」
男「ええ!?なんで!?」
義妹「お兄ちゃんったら何したのー?」
男「いや何もしてないよ!」
義妹「(昨日の事は言わないであげるね!キャー!私ったら妹の鑑!)」パチッ
男「(ウィンク?なんで?)」
後輩「先輩、その女の子は……いったい、誰なんですか!」
男「義妹」
後輩「へ?先輩……いもうとさんなんて、いましたっけ……」
男「ああ、説明が遅れたな……実は」
男「(ウィンク?なんで?)」
後輩「先輩、その女の子は……いったい、誰なんですか!」
男「義妹」
後輩「へ?先輩……いもうとさんなんて、いましたっけ……」
男「ああ、説明が遅れたな……実は」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後輩「なるほどー……」
男「わかった?」
後輩「はい。先輩にモテ期が来て……あ!なんでもないです!!」
男「え、なんで知ってんだ」
後輩「やだなー先輩!!私盗聴なんて!!」
ピーピー
義妹「お兄ちゃん、ケータイ貸して?」
男「はい」
後輩「あ、ちょ、いやああああああああ!!」
後輩「なるほどー……」
男「わかった?」
後輩「はい。先輩にモテ期が来て……あ!なんでもないです!!」
男「え、なんで知ってんだ」
後輩「やだなー先輩!!私盗聴なんて!!」
ピーピー
義妹「お兄ちゃん、ケータイ貸して?」
男「はい」
後輩「あ、ちょ、いやああああああああ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男「何故こんなことをしたのですか?」
後輩「すみません」
義妹「謝ってるだけじゃ解決しないよ?お兄ちゃんは法的手段に出る事だって可能なんだから」
後輩「ひっ……そ、その」
男「いやそこまではしないけどさ、何でこんなことしたのさ」
後輩「いや、その……」
男「……誰かに脅されてたのか?うちに金目のものなんて」
義妹「大外れだよお兄ちゃん」
男「え?だって今こんな事言うのもおかしいとおもうけど、こいつは真面目で、義理堅くて、素直で……
とてもじゃないが盗聴なんてするようなヤツじゃ」
義妹「『だからこそ』だよ?お兄ちゃん」
後輩「……」ビクッ!
男「何故こんなことをしたのですか?」
後輩「すみません」
義妹「謝ってるだけじゃ解決しないよ?お兄ちゃんは法的手段に出る事だって可能なんだから」
後輩「ひっ……そ、その」
男「いやそこまではしないけどさ、何でこんなことしたのさ」
後輩「いや、その……」
男「……誰かに脅されてたのか?うちに金目のものなんて」
義妹「大外れだよお兄ちゃん」
男「え?だって今こんな事言うのもおかしいとおもうけど、こいつは真面目で、義理堅くて、素直で……
とてもじゃないが盗聴なんてするようなヤツじゃ」
義妹「『だからこそ』だよ?お兄ちゃん」
後輩「……」ビクッ!
男「おい、どうしたんだ?理由があるなら言ってくれ!相談になら、乗るし……!」
義妹「早く言わないと、私が言っちゃいますよ?」
男「え?お前わかって……」
義妹「うん、実はね、この人ねぇ……」
後輩「わかった!言う!言いますから!」
義妹「うんうん」
男「……」
後輩「実は私、先輩の事が好きなんです!!」
義妹「うんうん」
男「……へ?」
義妹「うん……ええ!?あそこまでされて気が付いてなかったの!?」
男「初耳です」
後輩「あひゅあっ」カァッ
義妹「ああ!顔が真っ赤に!が、頑張ってください!」
後輩「う……うん!じ、実は私そもそもこのバイトに入ったのも先輩が原因で」
義妹「早く言わないと、私が言っちゃいますよ?」
男「え?お前わかって……」
義妹「うん、実はね、この人ねぇ……」
後輩「わかった!言う!言いますから!」
義妹「うんうん」
男「……」
後輩「実は私、先輩の事が好きなんです!!」
義妹「うんうん」
男「……へ?」
義妹「うん……ええ!?あそこまでされて気が付いてなかったの!?」
男「初耳です」
後輩「あひゅあっ」カァッ
義妹「ああ!顔が真っ赤に!が、頑張ってください!」
後輩「う……うん!じ、実は私そもそもこのバイトに入ったのも先輩が原因で」
後輩「飲み会でお酒が飲めない私のために、こっそり度数を弱くしてくれたり」
義妹「わぁお」
後輩「吐いたときの掃除もやってもらって……それから、一緒に仕事していくうちに、どんどん好きになっちゃって……」
男「……(恥ずかしいなこれ)」
後輩「そ、そのうちどんどんエスカレートしていって!!つ、つい!」
男「この前くれたストラップが盗聴器入りとはなぁ……」
後輩「手作りなんですよ」
男「ええ!?」
後輩「太陽光発電を取り入れるシステムでして」
男「……あ!ほんとだ!すげぇ!!お前これ特許とれるんじゃねーの!?」
義妹「わぁお」
後輩「吐いたときの掃除もやってもらって……それから、一緒に仕事していくうちに、どんどん好きになっちゃって……」
男「……(恥ずかしいなこれ)」
後輩「そ、そのうちどんどんエスカレートしていって!!つ、つい!」
男「この前くれたストラップが盗聴器入りとはなぁ……」
後輩「手作りなんですよ」
男「ええ!?」
後輩「太陽光発電を取り入れるシステムでして」
男「……あ!ほんとだ!すげぇ!!お前これ特許とれるんじゃねーの!?」
後輩「あ、あはは……」
義妹「でもあなたのしたことは犯罪ですよ?」
後輩「……はい」ジワッ
男「……いいよ。俺の事を想ってやったことなんだろ。だったら責めることはできねーわ」
後輩「……!!」
義妹「……さ」
男「さ?」
義妹「さっすがお兄ちゃん!!かぁあぁっこいいい!!!」
ガバッ
男「こら!抱きつくな!」
後輩「わ、私も!!」
ガバッ!!
男「お前はこいつを止める役割だろーー!?」
義妹「でもあなたのしたことは犯罪ですよ?」
後輩「……はい」ジワッ
男「……いいよ。俺の事を想ってやったことなんだろ。だったら責めることはできねーわ」
後輩「……!!」
義妹「……さ」
男「さ?」
義妹「さっすがお兄ちゃん!!かぁあぁっこいいい!!!」
ガバッ
男「こら!抱きつくな!」
後輩「わ、私も!!」
ガバッ!!
男「お前はこいつを止める役割だろーー!?」
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『へ、へへへ返事!ま、まま待ってますから!!』
男「……変な質問だけどさ」
義妹「なぁに?」
男「お前は俺の事が好きってわけじゃないんだよな」
義妹「大好きだよ?」
男「そうじゃなくて」
義妹「異性としてってこと?」
男「そ」
義妹「そういうのがお好みなら、今すぐにでもらぶらぶモードになるけど?」
男「それはやめてくれ」
義妹「ふふ。やっぱお兄ちゃんって面白い」
男「お前も珍しいよな。いろいろ」
義妹「ん……そーかもね」
男「かもじゃないな。確実に珍しいよな」
『へ、へへへ返事!ま、まま待ってますから!!』
男「……変な質問だけどさ」
義妹「なぁに?」
男「お前は俺の事が好きってわけじゃないんだよな」
義妹「大好きだよ?」
男「そうじゃなくて」
義妹「異性としてってこと?」
男「そ」
義妹「そういうのがお好みなら、今すぐにでもらぶらぶモードになるけど?」
男「それはやめてくれ」
義妹「ふふ。やっぱお兄ちゃんって面白い」
男「お前も珍しいよな。いろいろ」
義妹「ん……そーかもね」
男「かもじゃないな。確実に珍しいよな」
義妹「さっきの質問の答えだけどね」
男「おう」
義妹「今私は、最高に幸せなの」
男「……」
義妹「十年以上憧れ続けてきた『お兄ちゃん』とこうして兄妹みたいなことしてるんだもの」
男「……」
義妹「それだけで夢みたいだよ」
男「でもさ」
義妹「ん?」
男「理想とは違ったろ?」
義妹「なんで?」
男「なんでってそりゃ……もっとこう、かっこよかったり、頭良かったり」
義妹「……はぁ」
男「え?」
義妹「駄目。お兄ちゃんってばホント駄目」
男「おう」
義妹「今私は、最高に幸せなの」
男「……」
義妹「十年以上憧れ続けてきた『お兄ちゃん』とこうして兄妹みたいなことしてるんだもの」
男「……」
義妹「それだけで夢みたいだよ」
男「でもさ」
義妹「ん?」
男「理想とは違ったろ?」
義妹「なんで?」
男「なんでってそりゃ……もっとこう、かっこよかったり、頭良かったり」
義妹「……はぁ」
男「え?」
義妹「駄目。お兄ちゃんってばホント駄目」
男「ええ!?なんで駄目出し!?」
義妹「お兄ちゃんってばお兄ちゃんの事何もわかってないんだから」
男「え、ちょっと意味わかんない」
義妹「あーもう……とにかくお兄ちゃんは、私が探してた理想のお兄ちゃんそのものだったの!」
男「ええ!?でも全然頼りにならないっていうか」
義妹「ええいもう面倒くさい!ここに兄妹関連書籍があるから読んでおいて!」
男「ダンボール7箱!?」
義妹「これでも厳選したんだから!」
男「お前は何者なんだ!?」
義妹「決まってるでしょ?ちょっとブラコン気味な、お兄ちゃんの妹♪」
男「……そーか」
義妹「お兄ちゃんってばお兄ちゃんの事何もわかってないんだから」
男「え、ちょっと意味わかんない」
義妹「あーもう……とにかくお兄ちゃんは、私が探してた理想のお兄ちゃんそのものだったの!」
男「ええ!?でも全然頼りにならないっていうか」
義妹「ええいもう面倒くさい!ここに兄妹関連書籍があるから読んでおいて!」
男「ダンボール7箱!?」
義妹「これでも厳選したんだから!」
男「お前は何者なんだ!?」
義妹「決まってるでしょ?ちょっとブラコン気味な、お兄ちゃんの妹♪」
男「……そーか」
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「ぴりりりりー!ぴりりりりー!」
男「……う」
「ぴりりりりー!ぴりりりりー!」
男「うるせーな……うちこんな目覚ましだっけ……」
フニッ
男「……カチ、じゃなくて、フニ?」
義妹「朝から大胆だね。お兄ちゃん?妹目覚ましだよ!」
男「……おはよ」
義妹「あ、も、もしかして嫌だった?きょ、今日はちゃんと服着てるよ!?
だ、だから、いなくならないでっ……」
ガッ
義妹「にゃっ!?」
ズルッ
ストン
義妹「(……お、お兄ちゃんに引っ張られて、いつのまにか目覚めたお兄ちゃんのひざの上に……!?)」
「ぴりりりりー!ぴりりりりー!」
男「……う」
「ぴりりりりー!ぴりりりりー!」
男「うるせーな……うちこんな目覚ましだっけ……」
フニッ
男「……カチ、じゃなくて、フニ?」
義妹「朝から大胆だね。お兄ちゃん?妹目覚ましだよ!」
男「……おはよ」
義妹「あ、も、もしかして嫌だった?きょ、今日はちゃんと服着てるよ!?
だ、だから、いなくならないでっ……」
ガッ
義妹「にゃっ!?」
ズルッ
ストン
義妹「(……お、お兄ちゃんに引っ張られて、いつのまにか目覚めたお兄ちゃんのひざの上に……!?)」
男「んー……」ナデナデ
義妹「みゃあああああ!?お、お兄ちゃん、何!?」
男「あ、悪い、嫌だったか?」
義妹「い、嫌じゃないよ!た、ただどうしたの!?急に積極的になられると、私びっくりしちゃうよ!」
男「いや、可愛いな、と……」
義妹「ふぇぇっ!?」
男「妹がいるってのも、悪くないかなー……と」
義妹「……え」
男「……俺も一人っ子だったんだ。両親がいなかったら、いつも一人」
義妹「……」
男「慣れてたつもりだった。でも、違ったんだな」
義妹「……」
男「こうしてお前といると、ひどく安心できるんだよ。心地よいんだよ。
やっぱり俺、ここに残ろうかな……」
義妹「みゃあああああ!?お、お兄ちゃん、何!?」
男「あ、悪い、嫌だったか?」
義妹「い、嫌じゃないよ!た、ただどうしたの!?急に積極的になられると、私びっくりしちゃうよ!」
男「いや、可愛いな、と……」
義妹「ふぇぇっ!?」
男「妹がいるってのも、悪くないかなー……と」
義妹「……え」
男「……俺も一人っ子だったんだ。両親がいなかったら、いつも一人」
義妹「……」
男「慣れてたつもりだった。でも、違ったんだな」
義妹「……」
男「こうしてお前といると、ひどく安心できるんだよ。心地よいんだよ。
やっぱり俺、ここに残ろうかな……」
義妹「……お兄ちゃん」
男「……なんだ?」
義妹「ずるい」
男「へ?」
スッ
スタスタスタ
男「お、おい?何か俺お前の気に入らない事でも……」
義妹「その逆!!」
ガチャ バタン!
男「お、女の子って、わからん……」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
男「というわけで、俺やっぱこっちに残ろうかなって……」
父「おお!そうかそうか!!流石我が息子!モテるなぁ!!」
男「いやそういうわけじゃ……」
義妹「昨日も別の女の子連れ込んでたもんねー?」
父「それはすごいな!逸材だ!!」
男「やめてくれ!!俺にその才能があるみたいじゃねーか!」
義母「あらぁ?ありますよ?貴方には」
男「え」
義母「なんというか、オーラというか……私も危うくひっかかるところでしたし」
男「(なんだと……義母さんのムチムチボディを……じゃない、俺から、オーラが……!?)」
男「というわけで、俺やっぱこっちに残ろうかなって……」
父「おお!そうかそうか!!流石我が息子!モテるなぁ!!」
男「いやそういうわけじゃ……」
義妹「昨日も別の女の子連れ込んでたもんねー?」
父「それはすごいな!逸材だ!!」
男「やめてくれ!!俺にその才能があるみたいじゃねーか!」
義母「あらぁ?ありますよ?貴方には」
男「え」
義母「なんというか、オーラというか……私も危うくひっかかるところでしたし」
男「(なんだと……義母さんのムチムチボディを……じゃない、俺から、オーラが……!?)」
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