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元スレ古畑「IQ1300……?」
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古畑「んー、では私はトイズを持たない人間の犯行として調べてみます」
小衣「ちょっと、捜査の指揮は小衣たちG4が執るっつーの!」
次子「まーまー、小衣。
アタシ達も殺人事件は専門じゃないんだからさー。
協力して貰えるなら協力して貰った方がいいだろー」
小衣「何よー、次子は黙ってなさムグっ!?」
次子「古畑の旦那は殺人が専門なんだろ?
SMAPやイチローの事件解決したっつってたもんな」
古畑「はい。捜査一課です」
小衣「ムグ――――ッ」ジタバタ
次子「じゃ、お互い別の線から調べてみるってことでよろしく頼むよ」
古畑「はい、よろしくお願いします。
えーと、それで早速なんですが
犯行時刻前後の関係者の動向を抑えておきたいので、そのー……」
次子「お、ひょっとしてアタシ達のアリバイを聞きたいって?
かーっ、徹底してるね旦那も」
古畑「んーふふふ、すみません。
あくまで形式的なものですので」
小衣「ちょっと、捜査の指揮は小衣たちG4が執るっつーの!」
次子「まーまー、小衣。
アタシ達も殺人事件は専門じゃないんだからさー。
協力して貰えるなら協力して貰った方がいいだろー」
小衣「何よー、次子は黙ってなさムグっ!?」
次子「古畑の旦那は殺人が専門なんだろ?
SMAPやイチローの事件解決したっつってたもんな」
古畑「はい。捜査一課です」
小衣「ムグ――――ッ」ジタバタ
次子「じゃ、お互い別の線から調べてみるってことでよろしく頼むよ」
古畑「はい、よろしくお願いします。
えーと、それで早速なんですが
犯行時刻前後の関係者の動向を抑えておきたいので、そのー……」
次子「お、ひょっとしてアタシ達のアリバイを聞きたいって?
かーっ、徹底してるね旦那も」
古畑「んーふふふ、すみません。
あくまで形式的なものですので」
ミルキィ世界だと、まずトイズの可能性を否定しないといけないから面倒くさいな
次子「はいはい、分かってますよーっと。
つってもアタシはずっとさっきのところで警備してたけどな。
旦那も知ってるだろ?」
古畑「はい」
次子「ほら、小衣はどうなんだー?
ずっとアイリーンから逃げてたのかー?」
小衣「ぷはっ……。
何よ何よ、小衣は話すことなんて何もないわ!」
次子「こらっ!」ゴンッ
小衣「痛っ! もー、分かったわよ。
次子のところに来たあとは、G4の控室に逃げ込んで隠れてたわ」
古畑「んー、誰かそれを証明できる方は?」
小衣「いないわよ。誰にも見つからないように隠れてたんだから。
ちょっと何、まさか小衣のこと疑ってるわけ?」
古畑「いえ、とんでもない。
お気を悪くされたならすみません」
つってもアタシはずっとさっきのところで警備してたけどな。
旦那も知ってるだろ?」
古畑「はい」
次子「ほら、小衣はどうなんだー?
ずっとアイリーンから逃げてたのかー?」
小衣「ぷはっ……。
何よ何よ、小衣は話すことなんて何もないわ!」
次子「こらっ!」ゴンッ
小衣「痛っ! もー、分かったわよ。
次子のところに来たあとは、G4の控室に逃げ込んで隠れてたわ」
古畑「んー、誰かそれを証明できる方は?」
小衣「いないわよ。誰にも見つからないように隠れてたんだから。
ちょっと何、まさか小衣のこと疑ってるわけ?」
古畑「いえ、とんでもない。
お気を悪くされたならすみません」
小衣「ふん、どーだか。
で、しばらく隠れた後、また次子のところに戻ったらアンタと会ったってわけ」
古畑「なるほど、ありがとうございます。
あとえーと、他のお二人は」
小衣「本人に聞きなさいよ。
でも、二人の仕事の邪魔したらしょうちしないんだから」
古畑「んー、二人ともさっき出て行ってしまいました」
次子「待ってりゃすぐ戻ってくると思うぞー」
古畑「いえ、こちらから探しに行くことにしましょう。
それでは失礼します」
小衣「……」
古畑「あ、そうだ。最後にもう一つよろしいですか」
で、しばらく隠れた後、また次子のところに戻ったらアンタと会ったってわけ」
古畑「なるほど、ありがとうございます。
あとえーと、他のお二人は」
小衣「本人に聞きなさいよ。
でも、二人の仕事の邪魔したらしょうちしないんだから」
古畑「んー、二人ともさっき出て行ってしまいました」
次子「待ってりゃすぐ戻ってくると思うぞー」
古畑「いえ、こちらから探しに行くことにしましょう。
それでは失礼します」
小衣「……」
古畑「あ、そうだ。最後にもう一つよろしいですか」
小衣「……何?」
古畑「えーと、G4の控室というのはどちらにあるんですか?」
次子「ああ、それなら地図に印つけてやるよ。
って、そうだ、パンフ持ってないんだっけ」
小衣「……これ使いなさい」
次子「お、サンキュー小衣。
えーと、こっちの方のここ。
はいよ、印しつけといた」
古畑「どうも、ありがとうございます。
それでは、また」
小衣「……」
古畑「えーと、G4の控室というのはどちらにあるんですか?」
次子「ああ、それなら地図に印つけてやるよ。
って、そうだ、パンフ持ってないんだっけ」
小衣「……これ使いなさい」
次子「お、サンキュー小衣。
えーと、こっちの方のここ。
はいよ、印しつけといた」
古畑「どうも、ありがとうございます。
それでは、また」
小衣「……」
~警察博会場内~
今泉「古畑さ~ん! どこ行ってたんですか、探しましたよ」
古畑「ああもう、うるさいのが。
ずっと見当違いのところ探してれば良かったのに」
今泉「展示面白かったですよ。携帯で動画摂ったんで見ます?」
古畑「いいよ別に」
今泉「そう言わないで。
これなんか凄いんですよ……ってどこ行くんですか?」
古畑「んー、ちょっとねー、殺人事件があってさー」
今泉「ええっ!?」
平乃「あ、古畑さん」
古畑「ああ、どうもー。探してました」
今泉「あ、G4の長谷川平乃だ。
え、古畑さんお知り合いなんですか?」
平乃「あの、こちらの方は……?」
今泉「あ、僕、今泉慎太郎って言います!」
今泉「古畑さ~ん! どこ行ってたんですか、探しましたよ」
古畑「ああもう、うるさいのが。
ずっと見当違いのところ探してれば良かったのに」
今泉「展示面白かったですよ。携帯で動画摂ったんで見ます?」
古畑「いいよ別に」
今泉「そう言わないで。
これなんか凄いんですよ……ってどこ行くんですか?」
古畑「んー、ちょっとねー、殺人事件があってさー」
今泉「ええっ!?」
平乃「あ、古畑さん」
古畑「ああ、どうもー。探してました」
今泉「あ、G4の長谷川平乃だ。
え、古畑さんお知り合いなんですか?」
平乃「あの、こちらの方は……?」
今泉「あ、僕、今泉慎太郎って言います!」
平乃「ああ、古畑さんがさっき言っていた……」
今泉「え、古畑さん僕のことなんて言ってたんですか?」
平乃「えーと、その、部下と一緒に来ていると。
ところで、古畑さんは私に何かご用ですか?」
古畑「えー、私も事件について調べてまして。
で、一応事件前後の関係者の動向を抑えておこうと思いまして、
今G4の皆さんにも確認をとっているところです」
平乃「私もですか? 事件前後と言うと1時くらいですよね。
あ、皆さんに差し入れを配って回ってました」
古畑「差し入れ?」
平乃「ええ、ヨコハマ名物のカステラを。
次子さんはどこにいるか分かってましたから渡せたんですけど、
小衣さんと咲さんは見つからなくて……」
古畑「んー、よく探されました?」
平乃「思いつくところ一通りは」
古畑「G4の控室なんかは?」
平乃「もちろん。ちょうど一時ごろでしたね」
今泉「え、古畑さん僕のことなんて言ってたんですか?」
平乃「えーと、その、部下と一緒に来ていると。
ところで、古畑さんは私に何かご用ですか?」
古畑「えー、私も事件について調べてまして。
で、一応事件前後の関係者の動向を抑えておこうと思いまして、
今G4の皆さんにも確認をとっているところです」
平乃「私もですか? 事件前後と言うと1時くらいですよね。
あ、皆さんに差し入れを配って回ってました」
古畑「差し入れ?」
平乃「ええ、ヨコハマ名物のカステラを。
次子さんはどこにいるか分かってましたから渡せたんですけど、
小衣さんと咲さんは見つからなくて……」
古畑「んー、よく探されました?」
平乃「思いつくところ一通りは」
古畑「G4の控室なんかは?」
平乃「もちろん。ちょうど一時ごろでしたね」
古畑「そうですか。んーふふふふふ。
どうもありがとうございました。
あ、そう言えばG4のあの……ピンク色の髪をした方」
平乃「咲さん? 遠山咲」
古畑「そうです。どちらにいらっしゃるかご存知ですか?」
平乃「いえ……咲さん、マイペースですから」
古畑「そうですか。ありがとうございました。
それでは失礼します。行くよ、今泉君」
今泉「あ、待ってくださいよ古畑さん」
どうもありがとうございました。
あ、そう言えばG4のあの……ピンク色の髪をした方」
平乃「咲さん? 遠山咲」
古畑「そうです。どちらにいらっしゃるかご存知ですか?」
平乃「いえ……咲さん、マイペースですから」
古畑「そうですか。ありがとうございました。
それでは失礼します。行くよ、今泉君」
今泉「あ、待ってくださいよ古畑さん」
~警察博会場・東館G4控室~
小衣「……」ガサゴソ
――コンコン
小衣「誰ー? 開いてるから入っていいわよ」
ガチャ
古畑「どうも、失礼しますー」
小衣「またアンタ? 何しにきたのよ」
今泉「うわー、小衣ちゃんだ! 感激だなあ」
小衣「ちょっ、誰よこいつ!? ココロちゃん言うなっ」
古畑「部下の今泉です。
ちょっと君、いきなり失礼だろ、この」ペシッ
今泉「痛っ」
小衣「……」ガサゴソ
――コンコン
小衣「誰ー? 開いてるから入っていいわよ」
ガチャ
古畑「どうも、失礼しますー」
小衣「またアンタ? 何しにきたのよ」
今泉「うわー、小衣ちゃんだ! 感激だなあ」
小衣「ちょっ、誰よこいつ!? ココロちゃん言うなっ」
古畑「部下の今泉です。
ちょっと君、いきなり失礼だろ、この」ペシッ
今泉「痛っ」
小衣「あはは、良い音たてるじゃない。
小衣も叩いていい?」
古畑「どうぞどうぞ」
小衣「じゃ遠慮なく。ていっ」ゴンッ
今泉「痛っ! なんですかその仮面!?」
古畑「んー、面白いものお持ちですね。
ちょっとお借りしてもよろしいですか?」
小衣「どうぞどうぞ」
古畑「ありがとうございます。えいっ」ゴンッ
今泉「痛っ!! やめてくださいよ古畑さん!!」
古畑「んっふっふっふ」
小衣「あっはっは、面白ーい!
……で、何の用?」
小衣も叩いていい?」
古畑「どうぞどうぞ」
小衣「じゃ遠慮なく。ていっ」ゴンッ
今泉「痛っ! なんですかその仮面!?」
古畑「んー、面白いものお持ちですね。
ちょっとお借りしてもよろしいですか?」
小衣「どうぞどうぞ」
古畑「ありがとうございます。えいっ」ゴンッ
今泉「痛っ!! やめてくださいよ古畑さん!!」
古畑「んっふっふっふ」
小衣「あっはっは、面白ーい!
……で、何の用?」
古畑「んふふ……えー、はい。
ちょっとお知恵をお借りしたいことがありまして。
被害者の遺したダイイング・メッセージについてなんですけれども」
小衣「ダイイング・メッセージ……?
ああ、アイリーンが握ってたあの青い布のこと?」
古畑「はい。何しろ被害者が握っていたものです。
犯人を示す重要なヒントなのかも知れません。
私はえー、思いつかなかったんですけれども、
IQが1300もあれば何かしら思いつくんじゃないかと考えまして
小衣「1400!」
古畑「あ、そうでした。IQが1400もあれば何か思いつくんじゃないかと」
小衣「小衣も少し考えたけど、特に何も思いつかなかったわよ。
パッと分かるものじゃないんなら、
あんまりこだわってもしょうがないと思うけどー?」
古畑「そう言わずに何かありませんか。
例えば名前に青が入ってるとか……青井、青山、青島……
他には青い服を着ているとか……ああ、そう言えばあなたも青い服だ」
小衣「だから小衣が犯人? って、なわけないでしょーが!
ここは警察博の会場なのよ、警官だらけなの、わかる?
アンタみたいに全身真っ黒の方が珍しんだから!
……って、ちょっとそこ、何撮ってるのよ!」
今泉「え? せっかく小衣ちゃんに会えたから記念にと思って……ダメですか?」
ちょっとお知恵をお借りしたいことがありまして。
被害者の遺したダイイング・メッセージについてなんですけれども」
小衣「ダイイング・メッセージ……?
ああ、アイリーンが握ってたあの青い布のこと?」
古畑「はい。何しろ被害者が握っていたものです。
犯人を示す重要なヒントなのかも知れません。
私はえー、思いつかなかったんですけれども、
IQが1300もあれば何かしら思いつくんじゃないかと考えまして
小衣「1400!」
古畑「あ、そうでした。IQが1400もあれば何か思いつくんじゃないかと」
小衣「小衣も少し考えたけど、特に何も思いつかなかったわよ。
パッと分かるものじゃないんなら、
あんまりこだわってもしょうがないと思うけどー?」
古畑「そう言わずに何かありませんか。
例えば名前に青が入ってるとか……青井、青山、青島……
他には青い服を着ているとか……ああ、そう言えばあなたも青い服だ」
小衣「だから小衣が犯人? って、なわけないでしょーが!
ここは警察博の会場なのよ、警官だらけなの、わかる?
アンタみたいに全身真っ黒の方が珍しんだから!
……って、ちょっとそこ、何撮ってるのよ!」
今泉「え? せっかく小衣ちゃんに会えたから記念にと思って……ダメですか?」
小衣「小衣ちゃん言うな!
あーもう、好きにしなさいよ。
とにかく、小衣は例の布については重要視していないわ。
大方、アイリーンが襲われた時にでも偶然掴んじゃったんじゃないの。
ダイイング・メッセージですらないのかも知れないわ」
古畑「んー、実を言うとですね。私もその意見に賛成なんです。
布が入っていたキャビネットの扉はほんの僅かに開いていました。
逆に言うとほとんど閉じていたんです。
布がダイイング・メッセージだとして、
被害者がそれを掴んだ後わざわざ扉を閉めたとは思えません。
もう死ぬ直前だっていうのに、そんな余裕ありませんからねー。んふふ。
あの布には、ダイイング・メッセージ以外の何か別の意味があるんですよ」
小衣「どんな?」
古畑「んーふふふ。それはまだ、何とも」
小衣「アンタそればっかりじゃない。
話はそれだけ? だったらもう出て行きなさいよ。
小衣はこれでも忙しいんだから」
あーもう、好きにしなさいよ。
とにかく、小衣は例の布については重要視していないわ。
大方、アイリーンが襲われた時にでも偶然掴んじゃったんじゃないの。
ダイイング・メッセージですらないのかも知れないわ」
古畑「んー、実を言うとですね。私もその意見に賛成なんです。
布が入っていたキャビネットの扉はほんの僅かに開いていました。
逆に言うとほとんど閉じていたんです。
布がダイイング・メッセージだとして、
被害者がそれを掴んだ後わざわざ扉を閉めたとは思えません。
もう死ぬ直前だっていうのに、そんな余裕ありませんからねー。んふふ。
あの布には、ダイイング・メッセージ以外の何か別の意味があるんですよ」
小衣「どんな?」
古畑「んーふふふ。それはまだ、何とも」
小衣「アンタそればっかりじゃない。
話はそれだけ? だったらもう出て行きなさいよ。
小衣はこれでも忙しいんだから」
古畑「あー、いえ、まだあるんです。
えーと、1時ごろ何をしていたかなんですが。
確かこの控室にいらっしゃったんですよね」
小衣「そーよ、さっき言った通り」
古畑「その時、誰かこちらに来ませんでした?」
小衣「……」
古畑「いかがです? 覚えてらっしゃいませんか。
そんなわけないですよね、何しろついさっきのことだ。
本当にこの部屋にいたのなら答えられないはずがない。
どうでしょう?」
えーと、1時ごろ何をしていたかなんですが。
確かこの控室にいらっしゃったんですよね」
小衣「そーよ、さっき言った通り」
古畑「その時、誰かこちらに来ませんでした?」
小衣「……」
古畑「いかがです? 覚えてらっしゃいませんか。
そんなわけないですよね、何しろついさっきのことだ。
本当にこの部屋にいたのなら答えられないはずがない。
どうでしょう?」
小衣「……来たわよ」
古畑「えー、どなたが?」
小衣「平乃」
古畑「……」
小衣「あらら? どうしたの意外そうな顔しちゃってー。
小衣が質問に答えられたのがそんなに予想外?」
古畑「んー、おかしいなあ。
長谷川さんは、この部屋に来た時誰もいなかったとおしゃってました」
小衣「あれ、ゴッメーン! 言ってなかった?
小衣はこの部屋に隠れてたの。
アイリーンに見つからないように、ロッカーの中にいたわけ」
古畑「……」
小衣「平乃? 確かに来たわよ。
入場者数10000人突破のアナウンスが流れるちょっと前だったかしら、
差し入れにヨコハマ名物のカステラを持ってきたって言ってたわ。
でも、小衣はロッカーに隠れてたんだから、平乃が小衣のこと見てなくても当然でしょ?」
古畑「……んーふふふ、はい」
古畑「えー、どなたが?」
小衣「平乃」
古畑「……」
小衣「あらら? どうしたの意外そうな顔しちゃってー。
小衣が質問に答えられたのがそんなに予想外?」
古畑「んー、おかしいなあ。
長谷川さんは、この部屋に来た時誰もいなかったとおしゃってました」
小衣「あれ、ゴッメーン! 言ってなかった?
小衣はこの部屋に隠れてたの。
アイリーンに見つからないように、ロッカーの中にいたわけ」
古畑「……」
小衣「平乃? 確かに来たわよ。
入場者数10000人突破のアナウンスが流れるちょっと前だったかしら、
差し入れにヨコハマ名物のカステラを持ってきたって言ってたわ。
でも、小衣はロッカーに隠れてたんだから、平乃が小衣のこと見てなくても当然でしょ?」
古畑「……んーふふふ、はい」
小衣「もしかして、小衣が犯人で、この部屋にいたって言うのは嘘だとでも思ってたの?
残念でしたー。とんだ見当違いよ。
そりゃ確かに小衣はアイリーンに付きまとわれて迷惑してたし、
動機はあるかも知れないけどー?」
古畑「……」
小衣「ちょっと考えれば小衣が犯人なわけないってのは簡単にわかるでしょ。
わからない? 凶器のハンマー、あんな重そうな物、
か弱い小衣に扱えるわけないでしょーが。
そりゃ持ち上げることくらいできるだろーけど、
誰かを襲うなんて無理そうだって見ればわかるだろっつーの。
ほんと、これだからIQが3桁の奴は……」
古畑「……」
小衣「で、話はもう終わり?
だったら、いい加減出て行って欲しいんだけど」
古畑「えー、はい。失礼します。
行くよ、今泉君」
今泉「はいっ。
またねー、小衣ちゃん」
小衣「小衣ちゃん言うな!」
残念でしたー。とんだ見当違いよ。
そりゃ確かに小衣はアイリーンに付きまとわれて迷惑してたし、
動機はあるかも知れないけどー?」
古畑「……」
小衣「ちょっと考えれば小衣が犯人なわけないってのは簡単にわかるでしょ。
わからない? 凶器のハンマー、あんな重そうな物、
か弱い小衣に扱えるわけないでしょーが。
そりゃ持ち上げることくらいできるだろーけど、
誰かを襲うなんて無理そうだって見ればわかるだろっつーの。
ほんと、これだからIQが3桁の奴は……」
古畑「……」
小衣「で、話はもう終わり?
だったら、いい加減出て行って欲しいんだけど」
古畑「えー、はい。失礼します。
行くよ、今泉君」
今泉「はいっ。
またねー、小衣ちゃん」
小衣「小衣ちゃん言うな!」
小衣「……」
小衣「へっへーんだ。
こんなこともあろうかと控室の様子を盗聴器で聞き取っておいて良かったわ。
IQ1400の天才美少女明智小衣があんな変な刑事に負けるわけないでしょーが!」
小衣「へっへーんだ。
こんなこともあろうかと控室の様子を盗聴器で聞き取っておいて良かったわ。
IQ1400の天才美少女明智小衣があんな変な刑事に負けるわけないでしょーが!」
~警察博会場・西館二階~
ガチャ――
古畑「ああ、いたいた。やっと見つけました」
咲「おいすー」
古畑「いやー、探しました。
なんですかこの部屋?」
咲「鑑識課の実験室~」
今泉「なんかここ、落ち着くなー」
古畑「そう言えば君、まだ桑原君のところに入り浸ってるんだって?
あんまり迷惑かけるんじゃないよ」
今泉「ほっといてくださいよ、あそこは僕の心のオアシスなんだから。
ここにも色々あるなあ……ビーカー、上皿天秤、コイル、三角フラスコ……
ああ、アルコールランプと石綿金網がありますよ。
あたりめがあったら焼いて食べるのにな」
咲「え~、アルコールランプであたりめ焼くとか趣味悪いっしょ~」
古畑「ちなみに、遠山さんはなんでこんなところに」
咲「携帯充電しててさー、
この部屋に置きっぱなしにしてたから取りに来たんだ~」
ガチャ――
古畑「ああ、いたいた。やっと見つけました」
咲「おいすー」
古畑「いやー、探しました。
なんですかこの部屋?」
咲「鑑識課の実験室~」
今泉「なんかここ、落ち着くなー」
古畑「そう言えば君、まだ桑原君のところに入り浸ってるんだって?
あんまり迷惑かけるんじゃないよ」
今泉「ほっといてくださいよ、あそこは僕の心のオアシスなんだから。
ここにも色々あるなあ……ビーカー、上皿天秤、コイル、三角フラスコ……
ああ、アルコールランプと石綿金網がありますよ。
あたりめがあったら焼いて食べるのにな」
咲「え~、アルコールランプであたりめ焼くとか趣味悪いっしょ~」
古畑「ちなみに、遠山さんはなんでこんなところに」
咲「携帯充電しててさー、
この部屋に置きっぱなしにしてたから取りに来たんだ~」
古畑「置きっぱなし?」
咲「あははー、ここ今日は誰もいないからさー、
午前中ここでサボってんだよね~。
で、そん時に充電器につなげたってわけ。
あ、サボってたこと、小衣には内緒ね~」
古畑「はい、わかりました」
咲「ところで、そっちの人は~?」
今泉「今泉慎太郎です!」
咲「そ~。アタシは遠山咲。よろしく~。
ねえねえ、なんでオデコに顔のあとみたいなのついてるの~?」
古畑「ああ、ほんとだ。なんだこの顔、不気味だなー。
君、呪われてるんじゃないの?」
今泉「古畑さんがさっき仮面で僕のこと叩いたからですよっ!」
咲「あはは、うけるー。ねえ、写メ撮っていい?」
古畑「ええ、どうぞどうぞ」
咲「あははー、ここ今日は誰もいないからさー、
午前中ここでサボってんだよね~。
で、そん時に充電器につなげたってわけ。
あ、サボってたこと、小衣には内緒ね~」
古畑「はい、わかりました」
咲「ところで、そっちの人は~?」
今泉「今泉慎太郎です!」
咲「そ~。アタシは遠山咲。よろしく~。
ねえねえ、なんでオデコに顔のあとみたいなのついてるの~?」
古畑「ああ、ほんとだ。なんだこの顔、不気味だなー。
君、呪われてるんじゃないの?」
今泉「古畑さんがさっき仮面で僕のこと叩いたからですよっ!」
咲「あはは、うけるー。ねえ、写メ撮っていい?」
古畑「ええ、どうぞどうぞ」
ミルキィなんとかってよく分からないけど探偵なの?
超能力とか言っちゃう探偵ってどうなの
超能力とか言っちゃう探偵ってどうなの
咲「うーん、ちょっと日差しが強過ぎて上手く撮れないかも」
古畑「じゃあ、南側の壁の窓、全部カーテン閉めちゃいましょう。
今泉君、そっちのカーテン閉めて」
今泉「はい」
咲「んー、大分よくなったけどまだ日光が邪魔してる感じ」
古畑「もう午後ですからね。今泉君、西側の窓も全部カーテン閉めて」
今泉「はい」
咲「暗すぎー」
古畑「今泉君、電気つけて」
今泉「はい」
咲「お、バッチグー。激写なうー」パシャッ
古畑「しかし、こんな奴の写真なんか撮っても
しょうがないんじゃないですか」
古畑「じゃあ、南側の壁の窓、全部カーテン閉めちゃいましょう。
今泉君、そっちのカーテン閉めて」
今泉「はい」
咲「んー、大分よくなったけどまだ日光が邪魔してる感じ」
古畑「もう午後ですからね。今泉君、西側の窓も全部カーテン閉めて」
今泉「はい」
咲「暗すぎー」
古畑「今泉君、電気つけて」
今泉「はい」
咲「お、バッチグー。激写なうー」パシャッ
古畑「しかし、こんな奴の写真なんか撮っても
しょうがないんじゃないですか」
咲「そんなことないし~。
咲ちゃんの面白写真コレクションに入れるんだから。
ん、あれ……」
古畑「どうしました?」
咲「携帯のフォトデータが壊れてる。
何これサイアク~」
古畑「あーあー、今泉の写真なんか撮るから呪われたのかも」
咲「お気に入りの写真もあったのにマジブルー。
充電する前は何ともなかったのに」
古畑「……」
今泉「あ、そうだ。携帯のデータで思い出したんですけど、
さっき面白い展示があったんで動画摂ってきたんですよ。
ほら、これ。爆弾処理ロボットなんですけど」
咲「お、ポポロMK-2じゃんー」
咲ちゃんの面白写真コレクションに入れるんだから。
ん、あれ……」
古畑「どうしました?」
咲「携帯のフォトデータが壊れてる。
何これサイアク~」
古畑「あーあー、今泉の写真なんか撮るから呪われたのかも」
咲「お気に入りの写真もあったのにマジブルー。
充電する前は何ともなかったのに」
古畑「……」
今泉「あ、そうだ。携帯のデータで思い出したんですけど、
さっき面白い展示があったんで動画摂ってきたんですよ。
ほら、これ。爆弾処理ロボットなんですけど」
咲「お、ポポロMK-2じゃんー」
~今泉の動画~
ガヤガヤ……
今泉『うわー、すごい人ごみだなー』
ガヤガヤ……
今泉『順番まだかなー』
ガヤガヤ……
今泉『ああ、やっと順番回ってきた。
へー、これが爆弾処理用のロボットか』
係員『はい。ポポロMk-2です。
爆弾処理だけでなく、ロボットダンスしたり、
底部のブースターで飛んだり、変形したりもできるんですよ。
誤作動が多いのが玉に瑕なんですが、それは仕様です』
ガヤガヤ……
今泉『うわー、すごい人ごみだなー』
ガヤガヤ……
今泉『順番まだかなー』
ガヤガヤ……
今泉『ああ、やっと順番回ってきた。
へー、これが爆弾処理用のロボットか』
係員『はい。ポポロMk-2です。
爆弾処理だけでなく、ロボットダンスしたり、
底部のブースターで飛んだり、変形したりもできるんですよ。
誤作動が多いのが玉に瑕なんですが、それは仕様です』
今泉『へー、ポポロMK-2って言うんだ。
じゃあポポロちゃんですね』
ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』
今泉『うわーすごい、喋った!
ポポロちゃん凄いなー』
ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』
今泉『うわ、叩いてきた! なんで!』
ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』
今泉『やめて、助けてー!』
じゃあポポロちゃんですね』
ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』
今泉『うわーすごい、喋った!
ポポロちゃん凄いなー』
ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』
今泉『うわ、叩いてきた! なんで!』
ポポロMK-2『ポポロチャンイウナ! ポポロチャンイウナ!』
今泉『やめて、助けてー!』
~警察博会場・西館実験室~
古畑「……」
咲「あはは、けっさく~」
古畑「撮影開始時刻が一時ちょうど……で動画が5分間」
咲「つか、列に並んでるところから撮らなくても良かったんじゃない?
そこだけでも結構長かったし~」
今泉「でも凄いでしょ古畑さん。このロボット。
自分で動いて、しかも喋るんですよ」
古畑「今泉君さー、ちょっと調べてきてほしいことがあるんだけど」
今泉「はい?」
古畑「パンフ持ってる? 持ってるよね、ちょっと開いて」
今泉「はあ」
古畑「……」
咲「あはは、けっさく~」
古畑「撮影開始時刻が一時ちょうど……で動画が5分間」
咲「つか、列に並んでるところから撮らなくても良かったんじゃない?
そこだけでも結構長かったし~」
今泉「でも凄いでしょ古畑さん。このロボット。
自分で動いて、しかも喋るんですよ」
古畑「今泉君さー、ちょっと調べてきてほしいことがあるんだけど」
今泉「はい?」
古畑「パンフ持ってる? 持ってるよね、ちょっと開いて」
今泉「はあ」
古畑「まずここ行って……その後はこの範囲全部。
確認してほしいのは――」
今泉「……わかりました」
古畑「早く。なるべく急いで」
今泉「はい!」
ダダダダダ――
古畑「あー、遠山さん、申し訳ないんですが
しばらく携帯を貸してもらえませんか」
咲「えー?」
古畑「夕方までには必ずお返しします」
咲「まあいいけどー。変なことに使わないでよー」
古畑「はい、ご安心ください」
確認してほしいのは――」
今泉「……わかりました」
古畑「早く。なるべく急いで」
今泉「はい!」
ダダダダダ――
古畑「あー、遠山さん、申し訳ないんですが
しばらく携帯を貸してもらえませんか」
咲「えー?」
古畑「夕方までには必ずお返しします」
咲「まあいいけどー。変なことに使わないでよー」
古畑「はい、ご安心ください」
とりあえずあたりめが懐かしい
緒形拳がもう居ないなんてなー・・・
緒形拳がもう居ないなんてなー・・・
~警察博会場内~
今泉「古畑さーん! 調べてきました」
古畑「ご苦労様。どうだった?」
今泉「はい、古畑さんの言っていた通りでした。
で、なんでかっていうとこういう理由があったみたいで――」
古畑「……そう、ありがとう。
あー、あとさ、大至急
小衣ちゃんを呼んできてくれる?」
今泉「はい!」
今泉「古畑さーん! 調べてきました」
古畑「ご苦労様。どうだった?」
今泉「はい、古畑さんの言っていた通りでした。
で、なんでかっていうとこういう理由があったみたいで――」
古畑「……そう、ありがとう。
あー、あとさ、大至急
小衣ちゃんを呼んできてくれる?」
今泉「はい!」
~スポットライト~
古畑「えー、明智小衣は致命的なミスを犯しました。
彼女は、自分が犯行現場にいたという証拠を残してしまったんです。
今回の問題は二つ。
明智小衣はどのようにして密室殺人を行ったのか?
そして、彼女が犯したミスとは?
ヒントは……壊れた携帯と、今泉君の動画。
ま、考えてみてください。
古畑任三郎でした」
古畑「えー、明智小衣は致命的なミスを犯しました。
彼女は、自分が犯行現場にいたという証拠を残してしまったんです。
今回の問題は二つ。
明智小衣はどのようにして密室殺人を行ったのか?
そして、彼女が犯したミスとは?
ヒントは……壊れた携帯と、今泉君の動画。
ま、考えてみてください。
古畑任三郎でした」
問題部分が終わったから30分くらい考える時間取る。
必要な情報は全部揃ってる……と思う。
必要な情報は全部揃ってる……と思う。
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