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元スレ響「やっぱ沖縄はいいなぁ~プロデュ―サー!」
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P「…………!」
プロデューサーが目を丸くしてる。
さっきまで死んだ魚みたいな目をしてたのに。そりゃあ、怒ると思うさ……商売道具を壊しちゃったんだし。
P「ひび、き……お前……」
響「ごめん、ごめんなさい! でもこうしないとまたプロデューサー、頑張って仕事しちゃうだろ!?」
響「身を削って他人のために頑張るのって、自分も嫌いじゃないさ! でもプロデューサー、今は違うと思うさ!」
響「何しに沖縄まで来てるんだよ! 自分、プロデューサーに元気になってほしくって……!」
嫌われたくなくて、精一杯の言い訳をする。自分って、嫌な人間だ。
きっと自分のやりたいことやって、後から正当化するための言い訳を考えてるんだ……
P「…………ははっ」
響「…………!?」
プロデューサーが目を丸くしてる。
さっきまで死んだ魚みたいな目をしてたのに。そりゃあ、怒ると思うさ……商売道具を壊しちゃったんだし。
P「ひび、き……お前……」
響「ごめん、ごめんなさい! でもこうしないとまたプロデューサー、頑張って仕事しちゃうだろ!?」
響「身を削って他人のために頑張るのって、自分も嫌いじゃないさ! でもプロデューサー、今は違うと思うさ!」
響「何しに沖縄まで来てるんだよ! 自分、プロデューサーに元気になってほしくって……!」
嫌われたくなくて、精一杯の言い訳をする。自分って、嫌な人間だ。
きっと自分のやりたいことやって、後から正当化するための言い訳を考えてるんだ……
P「…………ははっ」
響「…………!?」
P「いや……ありがとな、響」
響「……プロデューサー?」
P「スッキリしたよ。これでようやく、あの忙しかった毎日を忘れられる」
P「俺は、もう戻れないところまで進まないと、いつだってうっかり戻ってしまう駄目な男だったらしい」
P「だからどんなに忙しくても、お前達のためと思って更に仕事を増やしていったんだな……」
プロデューサー……憑き物が落ちたみたいな顔してる。
それに、プロデューサーの笑顔なんて久しぶりに見たぞ!
響「プロデューサー。本当にごめん……」
P「それはもういいんだ、響」
響「でも、きっとこれから大変だぞ……プロデューサーが面倒見てるの、自分だけじゃないのに」
P「ま、色々あるとは思うが……『なんくるないさー』でいいんじゃないか?」
響「…………そうだなっ!」
響「……プロデューサー?」
P「スッキリしたよ。これでようやく、あの忙しかった毎日を忘れられる」
P「俺は、もう戻れないところまで進まないと、いつだってうっかり戻ってしまう駄目な男だったらしい」
P「だからどんなに忙しくても、お前達のためと思って更に仕事を増やしていったんだな……」
プロデューサー……憑き物が落ちたみたいな顔してる。
それに、プロデューサーの笑顔なんて久しぶりに見たぞ!
響「プロデューサー。本当にごめん……」
P「それはもういいんだ、響」
響「でも、きっとこれから大変だぞ……プロデューサーが面倒見てるの、自分だけじゃないのに」
P「ま、色々あるとは思うが……『なんくるないさー』でいいんじゃないか?」
響「…………そうだなっ!」
その日の夜。
自分と自分の家族。それにプロデューサーを交えての賑やかな食卓。
家族との食事っていいなあ。765プロのみんなとの食事とは違う良さがあるぞ。
響「いただきまーす!」
P「居候の身で食事までいただいてしまって、すみません」
プロデューサー、遠慮することないのに。
お金に困ってるわけでもないし、みんなそんなの気にしないさー。
P「あ、我那覇さんが仕送りしてるから……そうですね、ウチの稼ぎ頭ですよ」
P「ええ、もう凄い活躍です。ファンの数も桁外れで」
うわっ、自分が褒められてる!? こ、こういうのって恥ずかしいな……
自分と自分の家族。それにプロデューサーを交えての賑やかな食卓。
家族との食事っていいなあ。765プロのみんなとの食事とは違う良さがあるぞ。
響「いただきまーす!」
P「居候の身で食事までいただいてしまって、すみません」
プロデューサー、遠慮することないのに。
お金に困ってるわけでもないし、みんなそんなの気にしないさー。
P「あ、我那覇さんが仕送りしてるから……そうですね、ウチの稼ぎ頭ですよ」
P「ええ、もう凄い活躍です。ファンの数も桁外れで」
うわっ、自分が褒められてる!? こ、こういうのって恥ずかしいな……
P「そうですね、普段は『響』って呼んでます……あ、はい。じゃあご家族の手前ですが」
P「響。この炒め物すごく美味いよ。お前が作ったんだって?」
響「え? う、うん」
実は今日出てる料理のいくつかは自分が作ってるんだ。
べ、別にプロデューサーがいるからってわけじゃないけどさ……
P「これってゴーヤチャンプルか? 聞いてた程苦くないんだな」
響「そ、そうか? ならどんどん食べるといいぞ!」
苦いと食べられないと思って、色々味付けに凝ったのが良かったみたい。
プロデューサーが喜んでくれてなにより……
P「え……この炒め物、響がそんなことまで?」
うわあぁぁぁぁ!! にーに何喋ってるんさあぁぁ!?
P「響。この炒め物すごく美味いよ。お前が作ったんだって?」
響「え? う、うん」
実は今日出てる料理のいくつかは自分が作ってるんだ。
べ、別にプロデューサーがいるからってわけじゃないけどさ……
P「これってゴーヤチャンプルか? 聞いてた程苦くないんだな」
響「そ、そうか? ならどんどん食べるといいぞ!」
苦いと食べられないと思って、色々味付けに凝ったのが良かったみたい。
プロデューサーが喜んでくれてなにより……
P「え……この炒め物、響がそんなことまで?」
うわあぁぁぁぁ!! にーに何喋ってるんさあぁぁ!?
P「……え!? い、いやいや! 付き合ってるとかは無いです!」
ぎゃああぁぁぁ!! やっぱりそういう話になったじゃないか!
そう思ったから自分が作ったって言わなかったのに、みんなのバカぁ!
P「はい、はい……娘が男を連れ込んだようにしか見えない、はい、仰る通りです、はい……」
ああ、最悪だぞ……自分、こういうの苦手なんだ。
周りから、からかわれたりするの……
P「響、すまん。ご家族に余計な誤解を与えてしまった」
……でも誤解って言い切られるのも、ちょっと寂しいぞ。
それにどうせこの手の噂はすぐに広まるんだし。孤島だからなー、ここ……
ぎゃああぁぁぁ!! やっぱりそういう話になったじゃないか!
そう思ったから自分が作ったって言わなかったのに、みんなのバカぁ!
P「はい、はい……娘が男を連れ込んだようにしか見えない、はい、仰る通りです、はい……」
ああ、最悪だぞ……自分、こういうの苦手なんだ。
周りから、からかわれたりするの……
P「響、すまん。ご家族に余計な誤解を与えてしまった」
……でも誤解って言い切られるのも、ちょっと寂しいぞ。
それにどうせこの手の噂はすぐに広まるんだし。孤島だからなー、ここ……
久々の家族との団欒を楽しんだ後、居間でごろごろしてたら
庭からにーにとプロデューサーの声が聞こえてきた。
そういえば男同士で話したいことがあるってプロデューサー、連行されたんだっけ。
なに話してるんだろ。
P「……いや、それはまずいですよ。年頃の女の子ですし……」
P「居候の身で我儘言える立場じゃないっていうのは分かってます。でも……」
P「そ、そうですね。俺がしっかりしていればいいだけの話です、はい」
……あっ、話終わったのかな? プロデューサーが俯きながら戻ってきた。
でも、またさっきみたいに死にそうになってる、ってわけじゃなさそうだぞ。
P「響……落ち着いて聞いてくれ」
響「……な、なに?」
P「俺……お前と一緒の部屋で寝ることになった」
庭からにーにとプロデューサーの声が聞こえてきた。
そういえば男同士で話したいことがあるってプロデューサー、連行されたんだっけ。
なに話してるんだろ。
P「……いや、それはまずいですよ。年頃の女の子ですし……」
P「居候の身で我儘言える立場じゃないっていうのは分かってます。でも……」
P「そ、そうですね。俺がしっかりしていればいいだけの話です、はい」
……あっ、話終わったのかな? プロデューサーが俯きながら戻ってきた。
でも、またさっきみたいに死にそうになってる、ってわけじゃなさそうだぞ。
P「響……落ち着いて聞いてくれ」
響「……な、なに?」
P「俺……お前と一緒の部屋で寝ることになった」
響「んな……ななな、なんで!?」
P「お兄さんの話だと、他に俺が寝られる場所が無いとか」
響「え? 部屋ならまだ余ってるはずだぞ!」
P「それは響が上京してる間に、物置き代わりになったそうだ……」
響「なら片付ければいいじゃん!」
P「それがこの家、響の仕送りを使って再来月くらいに建て替える予定らしい。どうせその時大掃除するから」
響「今物置き整理なんかしたくないってことか!?」
ああでも、確かにウチの家族はものぐさなんだ。自分が逆の立場でもそうするかも。
P「しかも、響の部屋って今ほとんど物置いてないだろ。二人くらいなら余裕で寝られるってことらしい……」
響「う、うう…………」
な、なんでこうなっちゃうんだ!?
ぷ、ぷぷプロデューサーと自分が、同じ部屋で!? ねっ、寝られるわけないじゃないか!!
P「お兄さんの話だと、他に俺が寝られる場所が無いとか」
響「え? 部屋ならまだ余ってるはずだぞ!」
P「それは響が上京してる間に、物置き代わりになったそうだ……」
響「なら片付ければいいじゃん!」
P「それがこの家、響の仕送りを使って再来月くらいに建て替える予定らしい。どうせその時大掃除するから」
響「今物置き整理なんかしたくないってことか!?」
ああでも、確かにウチの家族はものぐさなんだ。自分が逆の立場でもそうするかも。
P「しかも、響の部屋って今ほとんど物置いてないだろ。二人くらいなら余裕で寝られるってことらしい……」
響「う、うう…………」
な、なんでこうなっちゃうんだ!?
ぷ、ぷぷプロデューサーと自分が、同じ部屋で!? ねっ、寝られるわけないじゃないか!!
【響の部屋】
P「……なんだかすまないな」
響「で、でもしょうがないさー、他に部屋が無いんだし! それよりプロデューサーは床でいいのか?」
P「ああ。布団は1つしかないし、アイドルが床で寝て体でも痛めたらどうするんだ」
響「だ、だよな! じゃあ遠慮無く布団で寝かせてもらうぞ!」
明るく振舞ってみるけど、正直自分、心臓が止まりそうだ……
時刻は夜11時。プロデューサーも自分も、ついさっきお風呂に入ったとこ。
ちょっと火照った体で、1つの部屋に2人の男女。
響(うわぁ、なんだよこれぇ……全然まともに顔見れないぞ……)
P「俺、なるべく離れて寝るから」
響「あ……う、うん」
P「おやすみ、響」
響「……おやすみ、プロデューサー」
P「……なんだかすまないな」
響「で、でもしょうがないさー、他に部屋が無いんだし! それよりプロデューサーは床でいいのか?」
P「ああ。布団は1つしかないし、アイドルが床で寝て体でも痛めたらどうするんだ」
響「だ、だよな! じゃあ遠慮無く布団で寝かせてもらうぞ!」
明るく振舞ってみるけど、正直自分、心臓が止まりそうだ……
時刻は夜11時。プロデューサーも自分も、ついさっきお風呂に入ったとこ。
ちょっと火照った体で、1つの部屋に2人の男女。
響(うわぁ、なんだよこれぇ……全然まともに顔見れないぞ……)
P「俺、なるべく離れて寝るから」
響「あ……う、うん」
P「おやすみ、響」
響「……おやすみ、プロデューサー」
それは、自分たちが横になってから1時間ほど経った時のことだった。
自分は緊張しちゃって全然眠れなかったから起きてたんだけど……
P「…………うう」
響「……?」
P「ごめんな、響……」
プロデューサー? 何を謝ってるんだ?
P「ごめんな……春香、千早、美希……真、雪歩、貴音……」
……そっか。そうだよな。プロデューサーは自分のせいで、全部仕事を投げちゃったんだ。
『忙しかった毎日を忘れられる』って言ったって、いずれは765プロに戻らなきゃいけない。
みんなへの罪悪感とかは残ったままで、結局プロデューサーはまだ割り切れてなんかいないんだ……
自分は緊張しちゃって全然眠れなかったから起きてたんだけど……
P「…………うう」
響「……?」
P「ごめんな、響……」
プロデューサー? 何を謝ってるんだ?
P「ごめんな……春香、千早、美希……真、雪歩、貴音……」
……そっか。そうだよな。プロデューサーは自分のせいで、全部仕事を投げちゃったんだ。
『忙しかった毎日を忘れられる』って言ったって、いずれは765プロに戻らなきゃいけない。
みんなへの罪悪感とかは残ったままで、結局プロデューサーはまだ割り切れてなんかいないんだ……
響「……プロデューサー」
P「! お、起きてたのか!?」
響「あはは……ごめん、聞いちゃった」
P「……すまん。響があそこまでしてくれたのに、俺はまだ……」
響「ううん。むしろ、それでこそプロデューサーって感じだぞ」
響「忘れなくてもいい。でも、こっちにいる間はそれで悩むのはやめにしようよ、携帯まで壊したんだから」
P「携帯を壊したのは響なんだが……」
響「……ま、まあそれはいいじゃないか。それで、また落ち込むようなことがあったら、今度は自分を頼って欲しいぞ」
響「つらい時は人に頼れって、俺を頼ってくれって言ったのは、プロデューサーだから……」
P「…………そうだったな。響、ありがとう」
響「あ、あはは……こ、今度こそおやすみっ」
P「ああ……おやすみ」
P「! お、起きてたのか!?」
響「あはは……ごめん、聞いちゃった」
P「……すまん。響があそこまでしてくれたのに、俺はまだ……」
響「ううん。むしろ、それでこそプロデューサーって感じだぞ」
響「忘れなくてもいい。でも、こっちにいる間はそれで悩むのはやめにしようよ、携帯まで壊したんだから」
P「携帯を壊したのは響なんだが……」
響「……ま、まあそれはいいじゃないか。それで、また落ち込むようなことがあったら、今度は自分を頼って欲しいぞ」
響「つらい時は人に頼れって、俺を頼ってくれって言ったのは、プロデューサーだから……」
P「…………そうだったな。響、ありがとう」
響「あ、あはは……こ、今度こそおやすみっ」
P「ああ……おやすみ」
朝。目覚めると、横で寝てるはずのプロデューサーがいなかった。
響(な、なんで……まさか……)
嫌な予感がする。昨日、プロデューサーの悩む姿を見て、
もしかしたら倒れた日の頃に後戻りしちゃうんじゃないかって不安になったんだ。
責任感に押しつぶされて、自分から命を……嫌だ、そんなの嫌だ!
P「響ー。朝ご飯できたぞー」ガラッ
響「………………」
な……なんだよ、もう! 心配させないでほしいぞ!
P「痛っ! なんで蹴るんだよ!?」
響(な、なんで……まさか……)
嫌な予感がする。昨日、プロデューサーの悩む姿を見て、
もしかしたら倒れた日の頃に後戻りしちゃうんじゃないかって不安になったんだ。
責任感に押しつぶされて、自分から命を……嫌だ、そんなの嫌だ!
P「響ー。朝ご飯できたぞー」ガラッ
響「………………」
な……なんだよ、もう! 心配させないでほしいぞ!
P「痛っ! なんで蹴るんだよ!?」
一発で真っ青になって膝から崩れ落ちるようなローをふとももにもらいたい
P「……俺が死ぬんじゃないかって不安になった?」
響「うん……」
P「そんなわけないだろ? 一週間後には765プロに復帰するつもりなんだ」
え……一週間?
倒れて病院に運ばれて、電話がかかってくるだけで震えるほど重症なのに、療養が一週間?
響「……ダメ。最低一ヶ月」
P「ん?」
響「一週間じゃ全然休んだうちに入らないぞ! 一ヶ月は沖縄にいてもらうからな!」
P「ええ!? ちょっ」
響「一ヶ月となると商店の案内や町内のルールとかも教えないとな! 後は観光地を回って……」
あははっ! もうこうなったらプロデューサーは、沖縄に缶詰にしてやるぞ!
帰りたくないって思わせて、意地でも休ませてやるさー!
響「うん……」
P「そんなわけないだろ? 一週間後には765プロに復帰するつもりなんだ」
え……一週間?
倒れて病院に運ばれて、電話がかかってくるだけで震えるほど重症なのに、療養が一週間?
響「……ダメ。最低一ヶ月」
P「ん?」
響「一週間じゃ全然休んだうちに入らないぞ! 一ヶ月は沖縄にいてもらうからな!」
P「ええ!? ちょっ」
響「一ヶ月となると商店の案内や町内のルールとかも教えないとな! 後は観光地を回って……」
あははっ! もうこうなったらプロデューサーは、沖縄に缶詰にしてやるぞ!
帰りたくないって思わせて、意地でも休ませてやるさー!
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