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元スレ響「やっぱ沖縄はいいなぁ~プロデュ―サー!」

みんなの評価 : ★★★×8
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響の幸せのために一生影から全面的にバックアップする用意はできてるんだ早くしろ
P『そうか・・・』
響「・・・」
P『・・・元気でな?』
響「・・・うん」
Fin
響「・・・」
P『・・・元気でな?』
響「・・・うん」
Fin
響「やっぱ沖縄はいいなぁ~プロデューサー!」
P「ああ」
響「ここならプロデューサーもゆっくり休めると思うぞ!」
P「ああ」
響「いくらでもウチにいていいんだからな!」
P「ああ」
響「……プロデューサー……」
P「ああ」
響「ここならプロデューサーもゆっくり休めると思うぞ!」
P「ああ」
響「いくらでもウチにいていいんだからな!」
P「ああ」
響「……プロデューサー……」
自分は765プロのアイドル、我那覇響。
で、横にいるこの人が自分のプロデューサーさ。
プロデューサーのお陰で自分はトップアイドルになれた。本当に感謝してる。
だからこうして沖縄の実家にも戻ってこれたんだ。
響「プロデューサー、そろそろ行こう」
P「………………」
でも、その代償は大きかった。
プロデューサーは、自分や他のアイドル達の面倒をたった一人で見てた。
他のみんなもアイドルとしては十分成功してたから、きっとすごく大変だったんだろうな。
プロデューサーは本人も気付かないうちに、心も体もボロボロになっていたんだ……
で、横にいるこの人が自分のプロデューサーさ。
プロデューサーのお陰で自分はトップアイドルになれた。本当に感謝してる。
だからこうして沖縄の実家にも戻ってこれたんだ。
響「プロデューサー、そろそろ行こう」
P「………………」
でも、その代償は大きかった。
プロデューサーは、自分や他のアイドル達の面倒をたった一人で見てた。
他のみんなもアイドルとしては十分成功してたから、きっとすごく大変だったんだろうな。
プロデューサーは本人も気付かないうちに、心も体もボロボロになっていたんだ……
プロデューサーは自分がトップアイドルになったその日の夜、事務所で急に気を失った。
そのまま病院に運ばれて、お医者さんがやってきて……過労とかストレスとか、色々言ってたっけな。
律子「私のせいだ……私、竜宮小町以外のことは全部彼に押し付けちゃって……」
春香「私、もっと成長しなきゃいけなかったのに……自分のこともプロデューサーに任せっきりだったんです」
高木「私がアイドルの成果ばかり見て、プロデューサーの彼を気にかけてやらなかったからだ……」
そんな感じで、事務所の空気も最悪。
自分がトップアイドルになったお祝いなんてする空気じゃなくなったさ……
そのまま病院に運ばれて、お医者さんがやってきて……過労とかストレスとか、色々言ってたっけな。
律子「私のせいだ……私、竜宮小町以外のことは全部彼に押し付けちゃって……」
春香「私、もっと成長しなきゃいけなかったのに……自分のこともプロデューサーに任せっきりだったんです」
高木「私がアイドルの成果ばかり見て、プロデューサーの彼を気にかけてやらなかったからだ……」
そんな感じで、事務所の空気も最悪。
自分がトップアイドルになったお祝いなんてする空気じゃなくなったさ……
自分はトップアイドルになったら、一度実家に帰って家族に報告するつもりだった。
だったらこの際プロデューサーも連れていって、沖縄で療養してもらおうって思ったんだ。
それでついさっき空港に着いたんだけど、久しぶりに見渡す限りの海!
沖縄の綺麗な海を見てると、帰ってきたー!って気分になるんだけど……
P「………………」
響(……やっぱり、それくらいじゃ元気にならないよな……)
響(でも、時間はたくさんあるんだ。自分がしっかりプロデューサーを立ち直らせてやるからな!)
だったらこの際プロデューサーも連れていって、沖縄で療養してもらおうって思ったんだ。
それでついさっき空港に着いたんだけど、久しぶりに見渡す限りの海!
沖縄の綺麗な海を見てると、帰ってきたー!って気分になるんだけど……
P「………………」
響(……やっぱり、それくらいじゃ元気にならないよな……)
響(でも、時間はたくさんあるんだ。自分がしっかりプロデューサーを立ち直らせてやるからな!)
【響の実家】
響「ただいまー!」
久しぶりにウチに帰ると、家族が出迎えてくれた。
先に今日帰ることは伝えてあったからなー。
響「……うん、うん、そうさ! 自分、トップアイドルになったんだ!」
響「え? CDも写真集も全部持ってる? なんで……へっ、にーにが?」
意外にも、自分の関連グッズとかを買ってるのはにーに……自分の兄貴らしい。
だって、ケンカ別れしたくらいだぞ。生気の無かったプロデューサーですら、少しびっくりしてるぞ……
響「ただいまー!」
久しぶりにウチに帰ると、家族が出迎えてくれた。
先に今日帰ることは伝えてあったからなー。
響「……うん、うん、そうさ! 自分、トップアイドルになったんだ!」
響「え? CDも写真集も全部持ってる? なんで……へっ、にーにが?」
意外にも、自分の関連グッズとかを買ってるのはにーに……自分の兄貴らしい。
だって、ケンカ別れしたくらいだぞ。生気の無かったプロデューサーですら、少しびっくりしてるぞ……
響「あっ、にーに……」
ああ、変わってないなあ。きっと性格も変わってないんだろうなあ。
自分、怒られるのかな。それとも殴られちゃうかな……
響「…………!? え、ええっ、なんで泣くんだ!? な、泣くなよぉー!」
響「は? もう帰ってこないと思った? そんなワケないだろっ!」
響「……うん、ただいま。ただいま、にーに……」
良かった。にーに、自分のことキライになったわけじゃなかったんだ。
って、どこ見てんのにーに? あ、プロデューサーか。そういえばまだ紹介できてなかったぞ。
響「この人は自分のプロデューサーさ! 自分をトップアイドルにしてくれた、一番の恩人だぞ!」
P「…………」ペコリ
ああ、変わってないなあ。きっと性格も変わってないんだろうなあ。
自分、怒られるのかな。それとも殴られちゃうかな……
響「…………!? え、ええっ、なんで泣くんだ!? な、泣くなよぉー!」
響「は? もう帰ってこないと思った? そんなワケないだろっ!」
響「……うん、ただいま。ただいま、にーに……」
良かった。にーに、自分のことキライになったわけじゃなかったんだ。
って、どこ見てんのにーに? あ、プロデューサーか。そういえばまだ紹介できてなかったぞ。
響「この人は自分のプロデューサーさ! 自分をトップアイドルにしてくれた、一番の恩人だぞ!」
P「…………」ペコリ
P「……あ、はい…………」
P「いえ……我那覇さんは、すごく……はい……」
プロデューサー、倒れる前はもっとテキパキと話すような人だったのに。
営業の敏腕っぷりにみんなどれだけ助けられただろう。それが、今じゃ見る影もなくなってしまった。
響「みんな。帰ってきて早々だけど、ちょっと大事な話があるんだ」
P「………………」
響「とりあえず上がってよ、プロデューサー。荷物片付けてくるから、居間でくつろいでていいぞ!」
P「いえ……我那覇さんは、すごく……はい……」
プロデューサー、倒れる前はもっとテキパキと話すような人だったのに。
営業の敏腕っぷりにみんなどれだけ助けられただろう。それが、今じゃ見る影もなくなってしまった。
響「みんな。帰ってきて早々だけど、ちょっと大事な話があるんだ」
P「………………」
響「とりあえず上がってよ、プロデューサー。荷物片付けてくるから、居間でくつろいでていいぞ!」
【響の部屋】
響「入っていいぞ、プロデューサー。って言っても何にも無いけどなー」
部屋は、家を出る時に全部キレイに片付けちゃったから。
見られて困るような物は無いハズだぞ……たぶん。
響「……意外だった? ウチの家族、みんな大雑把なんだ」
居間での話し合いはあっさり終わった。
自分がプロデューサーにどれだけ助けられたか、プロデューサーはどれだけ苦労したか。
自分はそれしか話してないけど、みんなはプロデューサーがここに滞在することを許してくれた。
でも、たぶん今のプロデューサーを見たのも理由の一つだとは思う。
だってプロデューサー……まるで死んでるみたいでさ。なんだか、身投げでもしそうで不安になるんだ……
響「入っていいぞ、プロデューサー。って言っても何にも無いけどなー」
部屋は、家を出る時に全部キレイに片付けちゃったから。
見られて困るような物は無いハズだぞ……たぶん。
響「……意外だった? ウチの家族、みんな大雑把なんだ」
居間での話し合いはあっさり終わった。
自分がプロデューサーにどれだけ助けられたか、プロデューサーはどれだけ苦労したか。
自分はそれしか話してないけど、みんなはプロデューサーがここに滞在することを許してくれた。
でも、たぶん今のプロデューサーを見たのも理由の一つだとは思う。
だってプロデューサー……まるで死んでるみたいでさ。なんだか、身投げでもしそうで不安になるんだ……
>>29
俺も一緒に行こう
俺も一緒に行こう
P「……響」
響「ん?」
P「…………ありがとう」
響「……い、いいんさーお礼なんて! そんなのこっちが言いたいくらいだぞ!」
響「自分、プロデューサーには本当に感謝してるんだからさ……」
プロデューサー、ありがとう。
トップアイドルになれたこともだけど、それよりもっと大切なこと。
響「一人で頑張らなきゃって思ってた自分に『俺を頼れ』って言ってくれた……」
響「あれは絶対に忘れないよ、プロデューサー」
P「………………」
響「ん?」
P「…………ありがとう」
響「……い、いいんさーお礼なんて! そんなのこっちが言いたいくらいだぞ!」
響「自分、プロデューサーには本当に感謝してるんだからさ……」
プロデューサー、ありがとう。
トップアイドルになれたこともだけど、それよりもっと大切なこと。
響「一人で頑張らなきゃって思ってた自分に『俺を頼れ』って言ってくれた……」
響「あれは絶対に忘れないよ、プロデューサー」
P「………………」
……なんか改まって言うと照れくさいな。あ、そうだ!
響「プロデューサー、お腹空いてないか?」
P「…………少し」
響「よーし! じゃあ自分が沖縄料理を」
prrrrrr!!
P「!?」ビクッ
唐突に、狭い自分の部屋にプロデューサーの携帯が鳴り響く。
ああ、いいところだったのに。あんまりだぞ、電話のくせに……
P「…………」ガクガク
響「……プロデューサー? 電話、とらないのか?」
響「プロデューサー、お腹空いてないか?」
P「…………少し」
響「よーし! じゃあ自分が沖縄料理を」
prrrrrr!!
P「!?」ビクッ
唐突に、狭い自分の部屋にプロデューサーの携帯が鳴り響く。
ああ、いいところだったのに。あんまりだぞ、電話のくせに……
P「…………」ガクガク
響「……プロデューサー? 電話、とらないのか?」
P「い……嫌だ……」
響「え?」
P「もう、嫌だ……」ブルブル
プロデューサー、震えてる。何かを怖がってるみたいだ。
さっきから鳴り続けてる携帯が原因なのか?
響「……ごめん、ちょっと借りるよ」
プロデューサーの胸ポケットから携帯を抜き取る。
携帯のディスプレイには『秋月律子』というよく知った名前が表示されていた。
プロデューサーは出られそうにない。
でも知り合いからの電話に出ないのもたぶんマズいぞ……しょうがない。
響「……もしもし?」
響「え?」
P「もう、嫌だ……」ブルブル
プロデューサー、震えてる。何かを怖がってるみたいだ。
さっきから鳴り続けてる携帯が原因なのか?
響「……ごめん、ちょっと借りるよ」
プロデューサーの胸ポケットから携帯を抜き取る。
携帯のディスプレイには『秋月律子』というよく知った名前が表示されていた。
プロデューサーは出られそうにない。
でも知り合いからの電話に出ないのもたぶんマズいぞ……しょうがない。
響「……もしもし?」
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じのキュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破 誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1328628590/
律子『あれ? その声……』
響「響だよ、律子」
律子『ああ、響ね。プロデューサーはどうしたの? そこにいないの?』
響「………………」チラッ
P「…………うう……」フルフル
響「……プロデューサーは今、ウチの家族と出かけてる。しばらく帰ってこないと思うぞ」
律子『は? 出かけてるって、携帯置いて?』
響「さっき実家に着いたとこなんだけど、家族がプロデューサーを地元案内するって。ドタバタしてて携帯忘れたみたい」
律子『もう。携帯忘れるなんて、プロデューサーの自覚はあるのかしら。いざって時に連絡とれないと困るのに』
響「…………」
響「響だよ、律子」
律子『ああ、響ね。プロデューサーはどうしたの? そこにいないの?』
響「………………」チラッ
P「…………うう……」フルフル
響「……プロデューサーは今、ウチの家族と出かけてる。しばらく帰ってこないと思うぞ」
律子『は? 出かけてるって、携帯置いて?』
響「さっき実家に着いたとこなんだけど、家族がプロデューサーを地元案内するって。ドタバタしてて携帯忘れたみたい」
律子『もう。携帯忘れるなんて、プロデューサーの自覚はあるのかしら。いざって時に連絡とれないと困るのに』
響「…………」
プロデューサーは心と体を休めるために沖縄に来てるんだぞ。
なのに、こんな時でもプロデューサーの仕事をしなくちゃいけないのか?
響「……それで、何か用だった?」
律子『実は、あんたに映画やCMの話がドッサリ来てるのよ。それで、私だけじゃ判断できないから……』
なんだよそれ。やっぱり仕事の話じゃないか。
……あ、そうか。だからプロデューサーは電話に出るのを嫌がったんだ。
また自分が酷使されて、倒れちゃうって分かってたから……
響「……なあ律子。律子はプロデューサーが」
律子『響、プロデューサーとなんとか連絡つかないの? それなりに急ぎなのよ』
響「……………」イラッ
なのに、こんな時でもプロデューサーの仕事をしなくちゃいけないのか?
響「……それで、何か用だった?」
律子『実は、あんたに映画やCMの話がドッサリ来てるのよ。それで、私だけじゃ判断できないから……』
なんだよそれ。やっぱり仕事の話じゃないか。
……あ、そうか。だからプロデューサーは電話に出るのを嫌がったんだ。
また自分が酷使されて、倒れちゃうって分かってたから……
響「……なあ律子。律子はプロデューサーが」
律子『響、プロデューサーとなんとか連絡つかないの? それなりに急ぎなのよ』
響「……………」イラッ
プロデューサーが倒れた時、律子はすごく後悔してた。
だから、本当は今もプロデューサーに電話なんかかけたくなかったはず。
それでもこうして電話をかけてくるのは、自分……我那覇響っていう、一人のアイドルの為なんだ。
映画なんてそう転んでくる話でもないし、プロデューサーだって、もし元気だったら『やってこい』って言うと思う。
響(今のプロデューサーに、仕事の話なんて聞かせたくない)
響(でも前のプロデューサーなら、俺のことはいいからやれ、って言うだろうな……)
響(……どうしよう。プロデューサーに伝えた方がいいのか? 伝えちゃだめなのか?)
携帯を保留にして、まだ震えてるプロデューサーの顔を見る。
だんだん顔が青白くなってる……こんな状態のプロデューサーに、仕事の話なんて……
だから、本当は今もプロデューサーに電話なんかかけたくなかったはず。
それでもこうして電話をかけてくるのは、自分……我那覇響っていう、一人のアイドルの為なんだ。
映画なんてそう転んでくる話でもないし、プロデューサーだって、もし元気だったら『やってこい』って言うと思う。
響(今のプロデューサーに、仕事の話なんて聞かせたくない)
響(でも前のプロデューサーなら、俺のことはいいからやれ、って言うだろうな……)
響(……どうしよう。プロデューサーに伝えた方がいいのか? 伝えちゃだめなのか?)
携帯を保留にして、まだ震えてるプロデューサーの顔を見る。
だんだん顔が青白くなってる……こんな状態のプロデューサーに、仕事の話なんて……
こんな時、自分はどうしてきたんだっけ。
迷った時。つらい時。どうしたらいいか分からない時。
……そういう時は、自分がやりたいようにやるんさ!
家出だってしたし、無茶な特訓だってしたじゃないか!
響「……自分はもう、プロデューサーのそんなつらそうな顔、見たくないんだ」
P「…………?」
響「自分、バカだから……ごめん!!」
そう言った瞬間にはもう、ばきっ、と。
プロデューサーの二つ折りの携帯を、真っ二つに裂いていた。
迷った時。つらい時。どうしたらいいか分からない時。
……そういう時は、自分がやりたいようにやるんさ!
家出だってしたし、無茶な特訓だってしたじゃないか!
響「……自分はもう、プロデューサーのそんなつらそうな顔、見たくないんだ」
P「…………?」
響「自分、バカだから……ごめん!!」
そう言った瞬間にはもう、ばきっ、と。
プロデューサーの二つ折りの携帯を、真っ二つに裂いていた。
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