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元スレ勇者「魔王ぶっ殺す!」魔王「ぶっころす!」
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翠星石のギャルゲーブログ からきますた
鮭の切り身やるから落ち着けよ
鮭の切り身やるから落ち着けよ
勇者「ずっと騙してた訳か……!」
勇者「ずっと、一緒に旅をするフリをして……バカにしてたのか、俺を! 勇者を!!」
勇者「バカに! バカにして……!!」
ゆうしゃといっしょにねる……ねたいの
勇者「お、俺は……今まで……」
わ、わたしはなんかいはらまされたのだ? ぽ
勇者「ずっと、一緒に旅をするフリをして……バカにしてたのか、俺を! 勇者を!!」
勇者「バカに! バカにして……!!」
ゆうしゃといっしょにねる……ねたいの
勇者「お、俺は……今まで……」
わ、わたしはなんかいはらまされたのだ? ぽ
勇者「今まで……ずっと今までしてきた旅が……」
だ、だから……だからこのままたび……いっしょにたびを……つづけたい
勇者「……続くと……ずっと続くって……そう思ってたのに(お前には言えなかったけど…)」
わ、わたしは……ずっと、ずっとゆうしゃのそばにいたい……
勇者「俺も……俺もお前とずっと……」ぎゅ~っ
だ、だから……だからこのままたび……いっしょにたびを……つづけたい
勇者「……続くと……ずっと続くって……そう思ってたのに(お前には言えなかったけど…)」
わ、わたしは……ずっと、ずっとゆうしゃのそばにいたい……
勇者「俺も……俺もお前とずっと……」ぎゅ~っ
まおうぶっころす! ……えへへ♪
勇者「……魔王の癖に、よく言えたもんだ」
魔王「ウウウウう……コワス……」
勇者(あの森ではお前の言葉に励まされたよ……覚えているか……魔王)
魔王「グルルルッル、ウウウウウウウ……コ、コロス……!!!」
勇者「……」チャキン
勇者「……魔王の癖に、よく言えたもんだ」
魔王「ウウウウう……コワス……」
勇者(あの森ではお前の言葉に励まされたよ……覚えているか……魔王)
魔王「グルルルッル、ウウウウウウウ……コ、コロス……!!!」
勇者「……」チャキン
ゆうしゃは、ゆうしゃはどんなときもよわねをはかない
勇者「……いくぞ、魔王」カチャ
せかいをすくう……まおうをぶっころす、このせかいのえいゆうなのだ!
魔王「ウウウウウウウウウウウ!!!!!!!」
勇者「う、うおおおおおおおおおおおお!!」ダダダダダ
勇者「魔王!! ぶっ殺してやる!!!」
勇者「……いくぞ、魔王」カチャ
せかいをすくう……まおうをぶっころす、このせかいのえいゆうなのだ!
魔王「ウウウウウウウウウウウ!!!!!!!」
勇者「う、うおおおおおおおおおおおお!!」ダダダダダ
勇者「魔王!! ぶっ殺してやる!!!」
パキーーーーーーーーン
カラン カラン ……
魔王「う、ううう……ううううう」ぐるるるる
勇者「……」
勇者「……なんてね」
カラン カラン ……
魔王「う、ううう……ううううう」ぐるるるる
勇者「……」
勇者「……なんてね」
勇者「……」
勇者「殺せるわけないだろ、やっぱり……」
勇者「これ、一度も店で変えなかった……故郷の木で作った剣だから……」
勇者「……ていうか、そもそもモンスター一匹も倒したことないから経験値……ゼロだし」
勇者「魔王に挑むのは早すぎちゃったか……」ニコ
勇者「殺せるわけないだろ、やっぱり……」
勇者「これ、一度も店で変えなかった……故郷の木で作った剣だから……」
勇者「……ていうか、そもそもモンスター一匹も倒したことないから経験値……ゼロだし」
勇者「魔王に挑むのは早すぎちゃったか……」ニコ
魔王「ウウ……! うう、うううう……ユ、ユウシャ……」すっ
勇者「うんうん、流石に降参です。またイチからやり直すよ」
魔王「ユ、ユウシャ……ユウシャ……」キュインキュイン……
勇者「こんな駄目な勇者で悪かったな……魔王、がっかりしたろ……犬娘……」
勇者「うんうん、流石に降参です。またイチからやり直すよ」
魔王「ユ、ユウシャ……ユウシャ……」キュインキュイン……
勇者「こんな駄目な勇者で悪かったな……魔王、がっかりしたろ……犬娘……」
勇者(イチからなんて……そんなことあるわけないんだけどさ……)
勇者(勇者はどんだけ強くなっても……もう、きっと……魔王を倒すことはできない)
勇者(俺の……たった一人の……たった一人『だった』仲間……)
勇者「うん、この冒険は……最高だったなあ!!!」
魔王「……シネ!!!」
ボッ
勇者(勇者はどんだけ強くなっても……もう、きっと……魔王を倒すことはできない)
勇者(俺の……たった一人の……たった一人『だった』仲間……)
勇者「うん、この冒険は……最高だったなあ!!!」
魔王「……シネ!!!」
ボッ
魔王「……」
魔王「……」
魔王「……あれ?」
魔王「……ゆうしゃ?」
魔王「なんでそんなところでねているのだ?」とてとて
魔王「……」
魔王「……あれ?」
魔王「……ゆうしゃ?」
魔王「なんでそんなところでねているのだ?」とてとて
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ、おきて、おきて」ゆさゆさ
勇者「……」
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ、かぜひいちゃう、ここでねてたらかぜひいちゃう」ゆさゆさ
勇者「……」
魔王「うー! おきろ! おきろ! 」ゆさゆさゆさゆさ
勇者「……」
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ、かぜひいちゃう、ここでねてたらかぜひいちゃう」ゆさゆさ
勇者「……」
魔王「うー! おきろ! おきろ! 」ゆさゆさゆさゆさ
魔王「おきろ! おきろ! かんじゃうぞ! おきないとまたかんじゃうぞ!」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「ゆうしゃ……おきて……」ポタ
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「ゆうしゃ……おきて……」ポタ
魔王「お、おきてくれたらとっておきのじょうほうをあげるのだ」ごしごし
魔王「すごいじょうほう、きっとゆうしゃはよろこぶぞ」
魔王「なんとあのまおうのしろのばしょをおしえちゃいます!」
勇者「……」
魔王「あ、あとあと、まおうのしょうたいもおしえちゃいます!」
勇者「……」
魔王「すごいじょうほう、きっとゆうしゃはよろこぶぞ」
魔王「なんとあのまおうのしろのばしょをおしえちゃいます!」
勇者「……」
魔王「あ、あとあと、まおうのしょうたいもおしえちゃいます!」
勇者「……」
魔王「……くぅーん……」しゅん
魔王「……」
魔王「……!(そ、そうだ! 『かいふく』のじゅもん……!)」
魔王「じいにいっぱいおしえてもらったのだ、えーと、えーと……」
魔王「……」
魔王「……!(そ、そうだ! 『かいふく』のじゅもん……!)」
魔王「じいにいっぱいおしえてもらったのだ、えーと、えーと……」
魔王「すいみんのかいじょ、たいりょくかいふく」
魔王「ど、どれだっけ……あれ? どうすればいいんだったっけ……」
魔王「うー、うー、おもいだせない、おしえてもらったのにおもいだせない……!」
魔王「はやく、はやく、ゆうしゃをおこさなきゃだめなのに……」
魔王「まりょくのかいふく、げどく、そせい……う、うぅ」
魔王「ど、どれだっけ……あれ? どうすればいいんだったっけ……」
魔王「うー、うー、おもいだせない、おしえてもらったのにおもいだせない……!」
魔王「はやく、はやく、ゆうしゃをおこさなきゃだめなのに……」
魔王「まりょくのかいふく、げどく、そせい……う、うぅ」
魔王「……!(だ、だれか……)」
魔王「だれか……ゆうしゃをおこしてくれるひとは……」
勇者「……」
魔王「……おきて……おきてください、ゆうしゃ……」
魔王「……う、ひっく……おぎでぐだざい……ゆうじゃざま……」
魔王「だれか……ゆうしゃをおこしてくれるひとは……」
勇者「……」
魔王「……おきて……おきてください、ゆうしゃ……」
魔王「……う、ひっく……おぎでぐだざい……ゆうじゃざま……」
魔王「わだじをだおじていいですがら……ひっく……まおうをだおじでいいでつがら」
魔王「もうわがままはいいばぜん、いっじょにだびがじだいなんてもういいばぜん」
魔王「いいばぜんがら……おぎで……おぎで……ゆうじゃ、おぎでよゆうじゃ!」
魔王「わだじのだいぜつなひと……ごのよでいちばんだいせつなじと……」
魔王「ゆうじゃああああああああああ」
魔王「もうわがままはいいばぜん、いっじょにだびがじだいなんてもういいばぜん」
魔王「いいばぜんがら……おぎで……おぎで……ゆうじゃ、おぎでよゆうじゃ!」
魔王「わだじのだいぜつなひと……ごのよでいちばんだいせつなじと……」
魔王「ゆうじゃああああああああああ」
勇者「うるさい! この……っ、ばか魔王が!!」ぽか
魔王「きゅん」
勇者「耳元でぎゃーぎゃー喚くな、それはなんかの攻撃か? ぶっ殺すぞ!?」
魔王「あ……あ……」
魔王「ゆうしゃあっ!!!!」だきっ
勇者「……! は、離れろこのくそアホ魔王!! 獣くさいんだよ!!」
魔王「ゆうしゃ! ゆうしゃ! ゆうしゃだ、えへへ♪」ぱたぱたぱた
魔王「あ……あ……」
魔王「ゆうしゃあっ!!!!」だきっ
勇者「……! は、離れろこのくそアホ魔王!! 獣くさいんだよ!!」
魔王「ゆうしゃ! ゆうしゃ! ゆうしゃだ、えへへ♪」ぱたぱたぱた
勇者「ぐ……!」
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ……わたしのゆうしゃ……」
勇者「だ、だれがお前の勇者だ人間の敵め……!(とかいいつつ顔が赤くなってるのが情けない……)」
魔王「てっきり、てっきり、しんでしまったのかとおもった、ゆうしゃがいなくなってしまったかとおもった!」
勇者「……」
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ……わたしのゆうしゃ……」
勇者「だ、だれがお前の勇者だ人間の敵め……!(とかいいつつ顔が赤くなってるのが情けない……)」
魔王「てっきり、てっきり、しんでしまったのかとおもった、ゆうしゃがいなくなってしまったかとおもった!」
勇者「……」
勇者(……あれは、あのとき俺は確かに死んだはずだ……)
勇者(でも声が聞こえた……どこかで聞いたことのある声……)
勇者「……なんか、『情けない、おお情けない』ってバカにされたし……」ぼそ
魔王「?」
勇者「まああれだ、『勇者は死なん』! 例え死んだとしても『何度でも生き返る』!」
勇者(でも声が聞こえた……どこかで聞いたことのある声……)
勇者「……なんか、『情けない、おお情けない』ってバカにされたし……」ぼそ
魔王「?」
勇者「まああれだ、『勇者は死なん』! 例え死んだとしても『何度でも生き返る』!」
勇者「……これが勇者の特権だね」
魔王「お、おー……かっこいい、かっこいいぞゆうしゃ、ゆうしゃかっこいいぞ!」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「……」
魔王「お、おー……かっこいい、かっこいいぞゆうしゃ、ゆうしゃかっこいいぞ!」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……(きゅ、急に黙るなよ、緊張しちゃうだろ!)」
魔王「……」
魔王「ゆ、ゆうしゃ……」
勇者「なんだ、魔王」
魔王「……」
魔王「ゆうしゃがすきです」
魔王「……」
魔王「ゆ、ゆうしゃ……」
勇者「なんだ、魔王」
魔王「……」
魔王「ゆうしゃがすきです」
勇者「……!」
魔王「ゆうしゃがすきなので、いっしょにたびがしたいです」
魔王「……ずっと、ずっと、ゆうしゃのそばでたびがしたいです」
魔王「でも、でも……ゆうしゃはまおうをたおすのだな……」チラ
勇者「……さすが魔王……(今の『攻撃』は効いたぜ……)」
勇者「あー……」
魔王「ゆうしゃがすきなので、いっしょにたびがしたいです」
魔王「……ずっと、ずっと、ゆうしゃのそばでたびがしたいです」
魔王「でも、でも……ゆうしゃはまおうをたおすのだな……」チラ
勇者「……さすが魔王……(今の『攻撃』は効いたぜ……)」
勇者「あー……」
勇者「……」
勇者「俺は魔王は嫌いなんだ」
魔王「……」
勇者「だってあいつは人間の敵だし、町を壊すし、馬も残さない気のきかないヤツだし……」
勇者(じゅ、純情な勇者の男心を一度踏みにじったし……!)
勇者「俺は魔王は嫌いなんだ」
魔王「……」
勇者「だってあいつは人間の敵だし、町を壊すし、馬も残さない気のきかないヤツだし……」
勇者(じゅ、純情な勇者の男心を一度踏みにじったし……!)
勇者「そして俺は勇者だし」
勇者「勇者は魔王を倒す旅に出なきゃ……うん、でも仲間も必要なんだよな……」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「また一緒に旅に行くか、『犬娘』」
魔王「……! う、うん、うん……!!」
勇者「勇者は魔王を倒す旅に出なきゃ……うん、でも仲間も必要なんだよな……」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「また一緒に旅に行くか、『犬娘』」
魔王「……! う、うん、うん……!!」
たたたたた
魔王「ゆうしゃよ!!!」だきっ
魔王「あいしているぞ!!」
勇者「……俺もだ」
魔王「えへへ♪ うれしい」ぽ
魔王「でも……」
ガブ
いぬむすめっていうな♪
魔王「ゆうしゃよ!!!」だきっ
魔王「あいしているぞ!!」
勇者「……俺もだ」
魔王「えへへ♪ うれしい」ぽ
魔王「でも……」
ガブ
いぬむすめっていうな♪
数年後
俺たちはまだ旅を続けている
相変わらず人にあうこともモンスターに出くわすこともない
(なので相変わらず経験値はゼロ、しかももはや武器すらない)
変わったことといえば……
こうして手をつないで歩くようになったことと……
勇者「……犬娘、大丈夫か?」
俺たちはまだ旅を続けている
相変わらず人にあうこともモンスターに出くわすこともない
(なので相変わらず経験値はゼロ、しかももはや武器すらない)
変わったことといえば……
こうして手をつないで歩くようになったことと……
勇者「……犬娘、大丈夫か?」
魔王「……うむ、すこしみおもになったからといってわたしはへこたれないのだ」
勇者「……お前が大丈夫でも中の子が大丈夫じゃないかもしれないだろ」
勇者「次の町くらいで、しばらく旅を中断しよう」
魔王「えー……きゅ~ん……」しゅん
勇者「そろそろ腰を落ち着かせるのもいいかもしれないしな」なでなで
勇者「……お前が大丈夫でも中の子が大丈夫じゃないかもしれないだろ」
勇者「次の町くらいで、しばらく旅を中断しよう」
魔王「えー……きゅ~ん……」しゅん
勇者「そろそろ腰を落ち着かせるのもいいかもしれないしな」なでなで
魔王「……」
魔王「くふ、ゆうしゃにはたしかにこしをおちつかせてほしいの」
魔王「まいばんいじめられるわたしのみになってみろ」ニヤニヤ
勇者「な……!」
勇者「お前だって毎回、毎回……!」
ガブっ
魔王「くふ、ゆうしゃにはたしかにこしをおちつかせてほしいの」
魔王「まいばんいじめられるわたしのみになってみろ」ニヤニヤ
勇者「な……!」
勇者「お前だって毎回、毎回……!」
ガブっ
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