元スレ岡部「どうしたルカ子、浮かない顔をして」
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151 = 149 :
まゆり「オカリーン、準備できたよ」
岡部「そ、そうか。紅莉栖、戸締りは頼む」
紅莉栖「オッケー……って、あんた、今名前で呼んだ!?」
岡部「(あ、む、無意識のうちに!)」
岡部「と、とにかく俺は帰るから、あとは頼んだぞ!」
バタン!
まゆり「2人ともラブラブだねー」
岡部「ちゃ、茶化すな! さっさと行くぞ、まゆり」スタコラ
まゆり「あー、待ってよオカリン!」
152 = 149 :
ガタンゴトン ガタンゴトン・・・
まゆり「オカリンと一緒に帰るの、久しぶり」
岡部「そういえばそうだな……なあまゆり。お前、何か変わったことはあったか?」
まゆり「変わったこと? んー、特にないよ」
岡部「ルカ子から聞いたぞ。学校で倒れたと」
まゆり「へ!? あ、あれは、まゆしぃが勝手に……」ポッ
岡部「おい、顔が赤くないか。熱でもあるのか?」
まゆり「な、なんでもない! なんでもないよ、えっへへー」アセアセ
岡部「(とてもそうは見えないが)」
154 :
トゥットゥルーで倒れたのはワロタ
155 :
ついにオカリンハーレムが崩れ去る…
156 = 149 :
まゆり「……ねえ、オカリン?」
岡部「どうした、やはり体調がすぐれないか」
まゆり「オカリンはクリスちゃんのこと、好き?」
岡部「ぶっ! お、お前は急に何を言い出すのだ!」
まゆり「えー、だってね、クリスちゃんがラボメンになってからすごく楽しそうだよ?」
岡部「フン、ラボメンに優秀な人材が加わって士気が上がっているだけだ」
まゆり「……そうだよね。クリスちゃん頭いいもん。オカリンとも、仲良しさんだし」
157 :
未だにクリ腐ティーナで吹くwww
158 = 149 :
まゆり「まゆしぃも、オカリンやみんなに頼りっぱなしじゃ、ダメだよね……」シュン
岡部「……まゆり?」フルフル
岡部「(眼前で手を振っても反応なし、か)」
岡部「俺だ。今、イリュージョンコンダクターからの精神攻撃を受けている」
「ああ、俺の人質にまで手を出すとは、機関もなりふり構っていられなくなったようだ」
「俺はヤツの捜索を続ける。エル・プサイ・コングルゥ」
まゆり「……」
岡部「(まゆり、本当にどうしたというのだ……)」
159 :
イリュージョン子だくさん……?
160 = 149 :
――翌日――
岡部「ルカ子、怪我の具合は?」
るか「もうほとんど治りました。顔の腫れが引けば、ガーゼも取れます」
「……でも、コレのおかげで顔が隠れて、あんまり声をかけられなくなったんですよね」
ダル「レイヤーの顔殴るとかマジで最低だお! 親父にもぶたれたことないのに!」
るか「あ、そういえばこれ、お父さんが持っていけって……残り物で、申し訳ないんですけど」
岡部「煮物か。いつも済まんな、ありがたく頂こう」
るか「い、いえ。岡部さんが、喜んでくれるなら……」モジモジ
161 = 149 :
紅莉栖「それにしても、元気そうでよかったわ」
「で、今日も、まゆりの様子はおかしかったの?」
るか「いえ、今日まゆりちゃん、学校休んだんです……」
岡部「なに、それは本当か!」
るか「一応大事を取って今日は休むって、先生が……岡部さん、聞いてないんですか?」
岡部「いや、初耳だ……」
162 :
読みやすい
163 = 149 :
るか「(まゆりちゃん、岡部さんに教えなかったのかな?)」
ダル「確かに今日シフト入ってたのに、メイクイーンでも見なかった希ガス」
紅莉栖「ふむん、かなり重症ね。日常生活まで支障をきたすなんて、まゆりらしくない」
岡部「……ダル、お前なぜまゆりのシフトを把握しているのだ?」
ダル「メイクイーンの嫁たちのシフトぐらい基本情報だお! まあ、ボクの目当てはフェイリスたんだけど」
るか「まゆりちゃん、どうしてしまったんでしょう。ボク、すごく心配で」シュン
バンッ!!
フェイリス「話は聞かせてもらったニャ!」
164 = 149 :
ダル「ふぇ、フェイリスたんktkr!」
岡部「お前、バイト中ではないのか!?」
フェイリス「休憩時間に、ちょっと抜け出してきたのニャ!」
「凶真……多分マユシィは、病に侵されているのニャ」
るか「や、病!? ど、どうしよう、まゆりちゃんが!」オロオロ
岡部「フェイリス、これ以上ルカ子を動揺させるんじゃない!」
「それに、あれは病気とはまた違う類のものでは……」
166 = 155 :
良いぞ続けろ
167 :
168 = 149 :
フェイリス「でも、たぶん間違いないのニャ。マユシィが罹ったのは――」
フェイリス「恋煩いニャよ!」バーン!
一同「「な、なんだってー!!」」
169 = 149 :
岡部「……フェイリス、マジで言っているのか?」
フェイリス「フェイリスは、いつだって大マジニャ」エッヘン
紅莉栖「だとしたら、完全にテンプレ通りの症状ね……」
るか「で、でも、恋煩いって――あの、相手は?」
フェイリス「そんなの、決まっているのニャ」ビシィ!
るか「へ――ぼ、ボクですか!?」
170 :
このダル、由季さんに出会って無いんだな
171 = 149 :
フェイリス「今日マユシィから聞いたニャよ? この前、ヴァイラルアタッカーズからマユシィを守ったって」
るか「あ、あれは、ただまゆりちゃんの代わりに殴られただけで……」
フェイリス「危ないところを身を挺して守られたら、女の子はイチコロニャ!」
「フェイリスもー、凶真にフェイリスの騎士(ナイト)になってもらいたいのニャー」スリスリ
岡部「ね、猫なで声ですり寄ってくるんじゃない!」バッ
フェイリス「ええー、凶真のいけずー」
「ニャけど、フェイリスも何となーく、凶真に危ないところを助けてもらったようニャ気が……」
岡部「そ、それは気のせいだろう! フフ、フハーハハハ!」
173 = 149 :
紅莉栖「危ないところを助けてもらう、か――」ジーッ
岡部「む? 何故俺をじーっと見ているのだ、助手よ」
紅莉栖「あ――な、何でもないからな!」プイッ
ダル「ふむふむ、見た目で忘れがちだけど2人とも高校生男女だし、ありえない話じゃ無くね?」
岡部「だが、それだけでは根拠としては弱い。ルカ子、お前には心当たりはないのか?」
るか「なにか……実は、あの時の記憶があいまいで」シュン
岡部「まあ、あれだけ殴打されれば記憶の混濁くらい――」
フェイリス「『好きだ』と言われたって、マユシィから聞いたのニャ」
一同「「!?」」
174 = 149 :
紅莉栖「そ、そんな直接!?」
フェイリス「今日、バイト休むって連絡があったから、ちょっと電話でお話したのニャ」
「その時に、ポロッと」ニヤリ
岡部「お前……まさか鎌掛け(サイズハング)の使い手か!」
フェイリス「さあー? フェイリスは何のことか分からないのニャ」
るか「――あ! もしかして」
岡部「お、思い当ることがあるのか!」
るか「そんなことを、喋った気が……」
「で、でも、そういう、恋愛的な意味ではなくてですね!」アセアセ
紅莉栖「『like』という意味で口にした、ってこと?」
るか「は、はい、たぶん……」
175 = 149 :
ダル「うわー、こういう勘違いって人によっては……Nice boat.」
フェイリス「だから、恋煩いっていうのも勘だけじゃないのニャ」
岡部「推測の域を出んが、確かにそう考えるのが妥当、か」
るか「(ど、どうしよう。ボクが、余計なことを言ったせいで)」
「(一体、どうしたら――)」
フェイリス「そろそろ戻らニャいと! というわけでー、ルカニャン、ファイト!」ダッ
るか「あ、ちょっと――!」
バタン
177 = 149 :
シーン・・・
るか「(うう、沈黙がつらい)」
るか「あ、あの! ボク、今日はもう、帰ります」イソイソ
岡部「時間も遅い。送って行こう」
るか「い、いいんですか? ボク、1人でも大丈夫ですけど……」
岡部「気にするな。ほら、行くぞ」
るか「は、ハイ!」
るか「(お、岡部さんと2人きり……!)」
178 = 149 :
テクテクテク・・・
るか「はあ……」
岡部「どうしたルカ子、露骨にため息をついて……さっきのことか」
るか「……多分ボク、まゆりちゃんに勘違いさせちゃいました」
「そのことも、きちんと言わなきゃって思うと――」
岡部「コスプレを断るよりは、大変だろうな」
るか「ハイ……」
るか「(それに、ボクは――)」チラッ
179 :
あのさぁ…
180 = 149 :
岡部「……ルカ子よ」
るか「ひゃ!? な、なんでしょう!」
岡部「まゆりを、助けてくれたこと。感謝している」
るか「(び、びっくりした。盗み見してたのが分かったのかと……)」
岡部「あいつ、昨日呟いていたんだ。『俺やみんなに頼りっぱなしじゃいけない』と」
るか「まゆりちゃんが……ですか?」
181 = 149 :
岡部「ラボメンは1人として欠けてはならない。まゆりだって、ラボメンとしての責務は果たしている」
「あいつのおかげで、俺だって救われているんだ」
るか「……なんとなく、分かる気がします」
るか「(まゆりちゃんはいつもニコニコしていて、ボクもあったかい気持ちになるから)」
岡部「俺は、この夏に自分の無力さを痛感した」
「狂気のマッドサイエンティストも、1人では世界の意志に逆らうことすらできなかっただろう」
「だが、俺にはラボメンのみんながいてくれた。こうして、『シュタインズ・ゲート』に到達できたのもお前らのおかげだ」
182 = 149 :
るか「『シュタインズ・ゲート』? 岡部さん、それってどういうことでしょうか?」
岡部「いや、分からなくてもいい。時にルカ子。お前実際のところ、まゆりをどう思っている?」
るか「え、あの――嫌いじゃ、ないです」
岡部「……そうか。ならば、1つ頼みごとをしていいか?」
るか「は、ハイ、何でしょう」
岡部「もしまゆりが俺の目が届かないところで苦しんでいたら、支えになってやってほしい」
183 :
これはひどい
184 = 170 :
なんというすれ違い
185 = 149 :
るか「ぼ、ボクがですか!? そんな、ボクなんて凶真さんと比べたら――」
岡部「謙遜などするな。仮にもお前は、俺の自慢の弟子なのだからな! フゥーハハハ!」
「本来なら俺が悩みを聞いてやればいいのだが……学校を休んだことまで秘密にするとは」
るか「そうですよね。岡部さんになら、何か一言あってもいいはずですし」
岡部「それにフェイリスの言葉を信じるなら、やはりお前に任せるしか……」
「……だから、頼む」ペコリ
るか「あ、頭を上げてください! ぼ、ボク、頑張ってみますから」アセアセ
186 = 157 :
まゆしぃ切ない・・・
187 :
なんという四角関係
188 = 179 :
まゆしぃ不憫過ぎ
幼馴染をポッとでのクリ腐ティーナにもっていかれちゃうし
189 = 149 :
岡部「……済まん、情けないところを見せてしまったか」
るか「いえ、そんなこと……ないです」
岡部「全く、お前は奥ゆかしいな」
「俺もあの時Dメールを取り消していなければ、案外お前と――」ジーッ
るか「へ? あ、あの、岡部さん?///」
岡部「……だが、男だ」
190 :
誰を応援すればいいのか・・・
191 = 170 :
>>188
クリ腐ティーナ言うな
屋上
192 = 149 :
るか「あ、こ、ここまでくれば、もう大丈夫なので……」
岡部「そうか。それでは、修行に精を出すがいい。さらばだ!」ザッ
るか「(ボクが、まゆりちゃんの支え……)」
ガラッ
るか「ただいま……」
『ルカくん、トゥットゥルー♪』
『えっへへー、この衣装どうかなー? ルカくん絶対似合うって!』
『か――かっこよかった!』
るか「(まゆりちゃんのことが、どうしても頭から離れない……)」
「(ボクは、まゆりちゃんを――)」
193 = 149 :
ピッ プルルルル・・・
るか「もしもし、まゆりちゃん?」
まゆり『る、ルカくん! トゥットゥルー』
るか「まゆりちゃん、大丈夫? 今日学校休んでたけど……」
まゆり『ま、まゆしぃは元気だよ!? でも、この間倒れたし調子が悪そうだから、今日は休みなさいって』
るか「うん、先生から聞いたよ」
195 :
しゅばらしい
196 = 149 :
まゆり『もうまゆしぃは平気だから、明日はちゃんと学校行くねー』
るか「(平気だって言ってるけど、何だか声に元気がない)」
るか「……ねえまゆりちゃん、土曜日空いてる?」
まゆり『え? う、うん。バイトもお休みだよ』
るか「そ、それじゃあ――」
るか「(ここで悩んでいても仕方がない)」
「(いつもの明るいまゆりちゃんに戻ってもらわないと、ボクもすごく不安だから)」
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
197 :
俺自身がパンツになることだ
198 = 149 :
まゆり「るかくーん! ゴメンね、遅くなっちゃって」
るか「ううん。時間ぴったりだよ」
まゆり「ところで、今日はどうしたのかな? ルカくんから呼び出すなんて、珍しいよねー」
るか「うん……まゆりちゃん、最近元気ないから」
まゆり「そ、そんなことないよ! まゆしぃは――」
るか「とにかく、今日はボクの怪我が治ったお祝いも兼ねて、まゆりちゃんとお出かけしたいなって」
「この前は、ボクが怪我してまゆりちゃんにも迷惑かけちゃったし」
まゆり「そういえば、ガーゼとれたんだね」ホッ
199 = 149 :
るか「じゃあ、行こうか」
まゆり「う、うん……」モジモジ
るか「(いつもなら、すぐ手を繋いできたりするのに……)」
るか「今日もお弁当持ってきたから、一緒に食べようね」
まゆり「そ、そうだね。楽しみだなー」
るか「(それに、笑顔がぎこちない)」
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