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    元スレQB「僕が主人公のゲーム?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - QB + - 東方 + - 魔法少女まどか☆マギカ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    252 = 92 :

    >>137
    なるほど、主人公が異星人設定ってのは結構アリかもな

    253 = 39 :


    「杏子、言ったはずだ。 もうそれには関わるなと」

    杏子「違うんだ、親父、これは……」

    「何故杏子の前に現れた、何故杏子を誑かした、理由を答えろ」

    キュゥべえ「前者は、まあ……何となく、とでも言っておこうか」

    キュゥべえ「後者は……そうだね、少女のお願いを聞くのが、僕の仕事だからさ」

    杏子「親父、こいつは悪くないんだ、アタシが――」

    父の手が杏子の頬を打ち、彼女の体が地面に倒れ伏す

    杏子「っ……あ……」

    「目を覚ましなさい、杏子。 お前は騙されている」

    杏子「……」

    254 = 32 :

    あんあん……

    255 = 39 :


    キュゥべえ「やれやれ……父親がこれでは、現実から目を背ける癖がつくのも仕方ないね」

    「娘を誑かす悪魔が……何を言う」

    キュゥべえ「悪魔……ね。 その認識はある意味では正しいが、ある意味では間違っていると言える」

    キュゥべえ「確かに君の視点から見れば、僕は彼女を惑わせたと言えるだろう。 だけど事実は違う」

    キュゥべえ「ただ彼女は自らの本心に気付いただけさ、それ以上でも、それ以下でもない」

    「本心だと? 杏子は私の娘だ、父親の私が一番理解している」

    「娘も妻も、私が正しいことを知っている」

    「私達家族は心を一つにして、この不条理な現実をより良い方向へと変えていかねばならんのだ」

    256 :

    きたきた

    257 :

    >>111
    ここにいるやつ全員NGにしたらいいんだろ?
    単発単発
    きもい

    >>179,235
    お前さっきからなんなの?

    258 = 39 :


    キュゥべえ「家族を犠牲にしてもかい?」

    「いずれ報われる」

    キュゥべえ「少なくとも、生きている内にはそうはならなさそうだけどね」

    キュゥべえ「確かに僕も、君の言っていることは正論ではあると思う。 だけど――」

    キュゥべえ「――正論を押し付ける行為は、けして正しいことではない」

    キュゥべえ「事実を提示することで人がどのような反応をするか、嫌というほど経験してるからこそ言える」

    「正しいことを良しとしないか、悪魔め」

    259 = 32 :

    きゅっぷいきゅっぷい

    260 = 39 :


    杏子の父親が、胸元から銀装飾の施された短剣を取り出す


    杏子「親父……?」

    キュゥべえ「はあ……僕はただ、事実をあるがまま伝えているだけなのに」

    「自分に都合のいい真実しか提示していないではないか」

    キュゥべえ「……ふむ、否定はできないね」

    キュゥべえ「まあ、現実を自分に都合のいいように曲解する君よりは、随分とましだと思うけどね」

    「……知った風な口を……ッ!!」

    261 = 45 :

    急転直下のバトル展開

    262 = 39 :


    「私は常に正しい! 間違ってなどいない!」


    鞘から短剣を抜き、大きく振りかぶる


    「貴様を消し去ることで、それを証明してやる!」

    キュゥべえ「その刃は、何も切り開かないよ――現実も、理想もね」

    「黙れええええええッッ!!」

    杏子「っ、バッカ野郎……っ!!」


    少年を庇うように、杏子が割って入る
    同時に、短剣が振り下ろされる


    「……っ!!」


    迸る鮮血

    杏子の足から力が抜け、地面へとへたり込む

    263 = 174 :

    むう

    264 = 225 :

    嗚呼

    265 = 45 :

    嗚呼無情

    焦らずゆっくり書いても良いのよ

    266 = 39 :


    「――やれやれ」

    白い肌から流れ出した紅い血が、床にシミを作る


    「急に飛び出して来たら危ないよ、杏子」


    右手で刃を握りしめながら、少年は呟く


    「こ、の……っ!」

    「娘が飛び出したのを認識しながら、君は迷うことなく短剣を振り下ろしたね」

    「くっ……」

    267 = 32 :

    あんぱぱ……

    268 = 245 :

    ラピュタは嵐の中にいる、聞こえないのか、このまま進むんだ、必ず入り口はある

    269 = 39 :


    「……何でだよ、何でこうなるんだよ!?」


    杏子の悲痛な叫びが耳を打つ


    「アタシはただ、またあの時みたいに、4人でやり直したかっただけなのに」

    「……もう、嫌だよ……こんなの……終わりにしてくれよ」

    270 = 39 :


    「……佐倉杏子」


    少年の声に、杏子が顔をあげる


    「――それが、君の願いかい?」


    その言葉に、彼女は大きく頷いた


    少年が微笑を浮かべ、刃を握りしめたままの右手を振り払う
    短剣が地面に転がり落ち、小さな音をたてる

    271 = 32 :

    きゅっぷい?

    272 = 174 :

    ほほう

    273 = 39 :


    「くっ……」


    得物を失った父が後ずさる


    「僕はあまり、自分の体に執着しない」

    「そして……この行動が、どのような結果を生み出すかもわからない」

    「だけど――」


    左手を握りしめ、大きく一歩踏み出す

    274 = 39 :


    「“人間”として――」


    大きく、左腕を振りかぶる


    「右手のお礼くらいはさせてもらうよ」


    少年の左拳が顔面へと着弾


    「がっ……」


    骨と骨がぶつかる音がし、杏子の父の意識がはるか彼方へと吹き飛ぶ


    「やれやれ……」



    「――こういう時は、技名を叫ぶんだったかな?」

    275 = 133 :

    どちらかと言うとそげぶ

    276 :

    QBかっこいいよQB

    277 = 183 :

    乙。鳥つけてくれると更に見やすい

    278 = 39 :


    杏子「……」

    キュゥべえ「まあ、これで一応の終わりかな」

    杏子「……」ハッ

    杏子「オマエ、右手大丈夫なのかよ!?」

    キュゥべえ「見た目ほど酷くはない、と思うよ」

    杏子「バカ野郎!! そんな訳ないだろ! そうだ、病院……」

    キュゥべえ「いや……できれば大事にするのは……」

    杏子「何言ってんだよ! 痛いんだろ、無理するなよ!」

    キュゥべえ「大袈裟だなあ……」

    杏子「こんなっ、こんな……アタシのせいで……怪我なんて……」

    キュゥべえ「はあ……君が泣いてどうするんだい?」

    杏子「だって、だって……っ!」

    キュゥべえ「やれやれ……」

    279 = 92 :

    惚れてまうやろこんなん

    280 :

    >>29
    新参は失せろ。二度と来るな

    >>141,150
    文法間違ってますよ。

    281 = 225 :

    やだ、めがほむのを飲もうと提案したべぇさんとは思えないかっこよさ

    282 = 39 :


    ―――
    ――



    結局、病院で手当てをされるはめになった
    あと少しで神経まで到達していたらしく、危うく右手が動かなくなるところだったらしい

    なんにせよ、しばらく右手が使えないのは事実だ

    それよりも問題は……

    283 = 32 :

    きゅっぷい?

    285 :

    >>39
    スレがみにくいったらありゃしない

    286 :

    >>244
    長門有希がM37ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタなのでGoogle検索するドラえもんは昨日より

    287 :

    マミさんですねわかります

    288 = 39 :


    マミ「……どういうことですか」

    「わ、私に聞かれても……」


    病室の前で杏子の母親に詰め寄っている彼女たちである


    マミ「聞かれても、って……あの子は怪我をさせられたんですよ!?」

    ゆま「マミおねえちゃん、ここは病院だよ」

    マミ「っ……そうね……」

    289 = 216 :

    LOVE!もらって もらって ください

    290 :

    杏子の受難は続くなあ

    291 = 39 :


    ゆま「それで、おにいちゃんはどうしてあんなことになったの?」

    「だ、だから……」

    ゆま「わからないのなら分かる人を連れて来て、そうでないなら邪魔だから消えて」

    モモ「……」オロオロ

    杏子「……アタシから話すよ」

    マミ「あなたは……」

    杏子「アタシは佐倉杏子……アイツを怪我させたヤツの娘だ」

    マミ「そう、あなたが……私は、巴マミ」

    杏子「なるほどね、アンタが……」

    ゆま「……名前なんてどうでもいい、何があったの?」

    杏子「それは……」

    292 = 125 :

    しょうがねえなぁ(悟空)

    293 :

    通常ならきゅうべえのせいで首がもぎ取られる運命にあるのに、すごい好感度高いよなこのマミさん

    294 = 32 :

    ゆまゆま

    295 = 39 :


    キュゥべえ「少し説得の仕方を失敗しすぎただけさ」ガラッ

    マミ「キュゥべえ……」

    ゆま「おにいちゃん!」


    抱きつき、心配そうな顔でこちらを見上げるゆまの頭を撫でる


    ゆま「……大丈夫?」

    296 = 39 :


    キュゥべえ「右手がしばらく使えないだけだよ……みんな大袈裟だなあ」

    マミ「大袈裟、って……あなたねえ……」

    キュゥべえ(……さて、どうやって誤魔化すかな)

    ゆま「おにいちゃん」

    キュゥべえ「ん?」

    ゆま「ありのまま、洗いざらい話して――誤魔化そうなんて、させないよ」

    マミ「それくらいは、わかってるわよね」

    キュゥべえ「………………はい」

    297 = 32 :

    ゆまゆまこわい

    298 = 39 :


    杏子「……ごめんな」

    キュゥべえ「今回のことは、明らかに僕の自業自得だけどね……二人とも、少し彼女と話をしていいかい?」

    ゆま「……」

    マミ「……」

    キュゥべえ「……すぐ終わるよ」

    299 = 39 :


    ―屋上―

    キュゥべえ「やれやれ……後が怖いよ、これじゃあ」

    杏子「……ごめん」

    キュゥべえ「君のせいじゃないよ。 ところで、これからどうするんだい?」

    杏子「ああ……実は寮に入ることになったんだ」

    キュゥべえ「寮?」

    杏子「うん……おふくろがいろいろやっててくれてたみたいで……そこから学校に通うことになった」

    キュゥべえ「へえ……学校付属の寮ってことか」

    杏子「うん……それでさ、もう会えなくなるかも知れないから、お礼が言いたくて」

    キュゥべえ「なるほどね……ところで、どこの学校だい?」

    杏子「なんだっけな……」



    杏子「見滝原学園、とか言ってたな」

    300 :

    >>221
    いつ寝てんだお前よぉ

    >>242
    優しいね、ありがとさん。


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