元スレQB「僕が主人公のゲーム?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
201 = 39 :
まとめていない髪をかきわけ、生地の薄いパジャマを羽織る
杏子「……」
キュゥべえ「どうしたんだい?」
杏子「ん……もうあがったんだ……って」
キュゥべえ「ん?」
杏子「う、上何か着ろよ!///」プイッ
キュゥべえ「暑い」
杏子「そうか、なら仕方な……くない!」
キュゥべえ「……しょうがないなあ」シブシブ
杏子「ったく……着替えを用意してないのは、悪いと思うけど……」
キュゥべえ「さすがにそこまで求めないよ」
202 = 32 :
きゅっぷいあんあん!
203 = 189 :
了解
204 = 39 :
―――
――
―
杏子「アタシのベッドでいい、かな?」
杏子「ちょっと、いやかなり狭いけど……」
キュゥべえ「寝られればどこでもいいよ」
杏子「そうか……えっと、ど、どうぞ」
キュゥべえ「ん、失礼するよ」ギシッ
杏子「……」
キュゥべえ「ほら、君も来なよ」
杏子「う、うん」
差し出された手をとり、彼の横へと寝転がる
205 = 39 :
杏子「……」
同年代の男と密着するという初めての体験
それでも緊張よりは、誰かが隣にいるという安心感が優っていた
杏子「今日は、ありがとう」
キュゥべえ「どういたしまして」
杏子「……」
キュゥべえ「……」
杏子「……どうしよう、これから」
キュゥべえ「……」
206 :
お前が何様だよ
207 :
美恵子にとってはこれも屈辱的だっに違いない。
208 :
>>3
やめてくれもうマジで誰が人間で誰がスクリプトなのかわからない
>>21
ワロタwwwwアッフィフィwwww
お前もしかしてBOT?
209 = 39 :
杏子「……お父さん、間違ったこと言ってないのに」
杏子「なんで……」
キュゥべえ「……少女から魂を奪い集める悪魔がいたとする」
杏子「……? なに、いきなり」
キュゥべえ「君は彼を悪い奴だと思うかい?」
杏子「そりゃあ……悪いヤツだと思うよ」
キュゥべえ「なら、魂を集めなければ世界が破滅するとしたら?」
杏子「それは……でも、盗られた側からすれば、なあ……」
210 = 39 :
キュゥべえ「そういうことさ、何が正しいかなんて立場や物の見方によって変わる」
キュゥべえ「個人の善悪の概念なんて、集団からすれば取るに足らない物さ」
杏子「……」
キュゥべえ「もっとも、集団を形成しているのも個人だけどね」
杏子「……むずかしくてわかんないよ」
キュゥべえ「悪かったよ。……まあ、結論としては」
キュゥべえ「――正しい、と一言で済ませられるほど、世界は単純じゃないということさ」
杏子「……そっか、そんなもんか」
211 = 39 :
父は正しいことを言っている
悪いのは認めてくれない彼らのほうだ
だから、みんなが父を認めてくれれば、あの優しかった時に戻れる
そう思いたかった
212 = 39 :
「……なあ」
「なんだい?」
「もう、会えないのかな」
「さあ……どうだろうね」
「……やだよ」
213 = 39 :
彼の首に手を回し、強く抱きつく
「杏子を置いて行かないで……悪魔でも、なんでもいい」
「魔女にだって喜んでなる」
「だから……杏子の側にいてよ」
しばらくの沈黙の後、彼の手が優しく背中をさする
「ごめんね、杏子」
「僕は君に奇跡を授けることはできない――人間、だから」
「だけど、今日は側にいてあげられる」
「……うん」
214 = 32 :
きゅっぷいきゅっぷい
215 = 154 :
QB△
216 :
上から目っ線のてんこ盛り
217 = 39 :
―――
――
―
―翌日―
杏子「おーきーろー」ユサユサ
キュゥべえ「……ん、マミ……いや、杏子か」
杏子「……誰だよ、マミって」ムッ
キュゥべえ「ただの幼馴染だよ」
杏子(幼馴染……)
218 = 39 :
キュゥべえ「んんー……おはよう、杏子」
杏子「……おはよう、じゃねぇよ。 もう昼だぞ」
キュゥべえ「もうそんな時間か……まあ、休日だし問題ないね」
杏子「だからって、寝過ぎなんじゃないか?」
キュゥべえ「起こしてくれれば良かったのに」
杏子「んー、あー……そう、だよな」
杏子(……寝顔見てました、なんて言えないよなあ)
キュゥべえ「?」
219 = 39 :
いつものように、髪をくくり、修道服へと着替える
優しい夢を見るのは、これで終わり
「また、祈りに行くのかい?」
真っ白な肌に、何もかもを見通すような紅い眼を持つ、この不思議なヤツとも、もう会うことはないかもしれない
「一応、親父の言いつけだからさ」
「ふぅん」
何か考え込んでるらしく、気のない返事をする
もしかしたら、アタシのことかも、なんて下らない期待をしてしまう
(ダメだよな……これ以上コイツに迷惑をかけられない)
220 = 39 :
短い間だったけど、コイツには本当に世話になった
変なヤツだったけど、アタシを見てくれてるヤツがいる
(それが分かっただけで、十分だ)
「キュゥべえ」
「ん?」
不思議そうにこちらを見つめる彼の髪をかき分け、額に優しく口づけをする
221 = 39 :
「……なんだい、いきなり」
「お礼、つーか……まあ、そんな感じ」
「……こんなことしかできない、けどさ」
「もし……足りないなら、アタシを……」
微笑を浮かべ、アタシの頭に優しく手を載せる
「十分だよ、ありがとう」
何だかとても恥ずかしくなって、俯いてしまう
本当に、調子が狂う
222 = 39 :
――ドアの開く音、そして、父の足音
「親父……なんで……」
「貴様……」
「やあ――」
「やはり、現れたか」
「――お邪魔してるよ」
「……悪魔め」
223 = 39 :
もうすぐ終わりそうだけどちょっと用事
224 = 32 :
きゅっぷい
225 :
いてらっしゃい
226 = 32 :
あん
227 = 32 :
ほむ
229 = 32 :
まど
231 :
きゅっぷい……
232 = 32 :
ほむん
233 :
SS速報でゆっくり書けよ
遅筆のあまり内容が薄くなりすぎてる
234 = 32 :
ほむ
235 = 174 :
彼はどうなるのか
236 = 191 :
きゅっぷい
237 = 32 :
きゅっぷいきゅっぷい
238 = 189 :
>>233
普通投下感覚が長いから濃くなるんじゃないの
239 = 155 :
>>133
あーマジレスとかいらないから
>>151
効いてる効いてるw
お前の彼女画面の中だろ?
240 = 45 :
/(^ο^)\フッジサーン
241 = 45 :
まどかのアッカリーンっぷりがヤバい
242 = 32 :
ほむほむ
243 = 32 :
ほむ
245 :
制服さんの悪い癖だ
246 = 54 :
ほむ
247 = 233 :
>>238 QBの主人公視点が主体で進む訳だが、間隔が空くことによって感情移入と言うより感情を理解して読み進めてしまう
じっとりと読むわくわく感が減って、はよ結末だけ書けって感じ
248 = 32 :
ほむ
249 = 189 :
>>247
俺はゆっくり理解しながら読むタイプだからそこまで気にならなかったな。
没入して読むには確かにペースが遅いかな。まあ仕方ないよ。
250 = 32 :
ほむ
みんなの評価 : ★★
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