のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,213人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報

    私的良スレ書庫

    不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitter
    ログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ勇者「俺が守ったものはこんなにも醜かったのか…!?」

    SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニュー
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - ヤンデレ + - 勇者 + - + - 恋愛 + - 真夏の夜の淫夢 + - 裏切り者は死 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    レスフィルター : (試験中)
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter
    51 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 00:56:53.53 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-40)
    娘 「ううん! そもそも武器なんて売れないからいいの。ここいらの魔の勢力なんて、あたし達でぶっ飛ばしちゃったじゃない」

    勇者「はは、確かにそうだな…痛ッ―」

    娘 「? 右腕、どうかしたの…?」
    52 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 00:59:59.03 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-57)
    勇者「ああ…ちょっとしくじってな。ある魔女に妙な呪いをかけられちまった」

    娘 「呪い!? …ちょっと、見せて!」

    娘は勇者の右腕をまくった。

    娘 「これは…!」
    53 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:03:19.61 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-54)
    勇者「犯罪者に押される印なんだってな。妙な物こさえやがって」

    娘 「これ、何日ほっといたの…!?」

    勇者「ん…5日ぐらいか?」

    娘 「ばか! 常人なら三日で死ぬ呪いよ、これ!」
    54 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:06:14.54 ID:Y/iSy940O (+54,+29,-6)
    ※ 呪いが左右の腕を行ったり来たりしていますがミスです。左腕です
    55 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:09:35.98 ID:wAyG+u+V0 (+24,+29,-12)
    行ったりきたりワロタ
    56 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:10:25.97 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-69)
    勇者「そりゃキツい訳だ。…じゃ、剥がしてくれ」

    娘 「こんなの…あたしの手には負えないよ! 早く、街の教会で―」

    勇者「教会には行けない」

    娘 「どうして…? 勇者、あんたまさか―」

    勇者「何もしちゃいない! 俺がそんな事をする人間じゃないのはわかるだろ…? 頼む。今はお前だけが頼りなんだ」

    娘 「…」
    57 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:17:35.70 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-89)
    娘 「…わかった。ただ、今すぐには無理。然るべき用意と、月の加護がいる」

    勇者「ありがたい…頼んだぜ、神官サマ」

    娘 「うん…任せて! じゃああたしは、早速準備にとりかかるから。
    夜、街の東の森に来て。月の映る大きな泉の前で待ち合わせね」

    勇者「ああ…待ってるぜ」
    58 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:24:10.73 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-76)
    ―東の森―

    勇者(あいつ…あんな小さな体で、頑張って家の鍛治屋を継ごうとしてるんだな。
    あいつだけは…このまま何事にも巻き込まれずに、平和に暮らして欲しい―)

    森の道をしばらく進むと、指定された泉らしき場所に出た。

    勇者「ここか…」
    59 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:30:19.28 ID:A3aeEm/r0 (+14,+29,+1)
    嫌な予感がする
    60 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:31:02.35 ID:SF8djOql0 (+16,+26,+0)
    フラグだよな
    61 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:31:19.29 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-52)
    勇者「すごいな…場所が神聖だからか、月が何倍にも大きく映し出されている」

    ??「貴方のような異端者の討伐にはうってつけの場所ですねえ」

    その声の直後、泉から水柱が触手のように伸び、勇者めがけて襲い掛かった。

    勇者「!」
    62 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:34:44.91 ID:uI2o1bgD0 (+19,+29,-12)
    スレタイでバラン想像した
    63 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:40:38.46 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-94)
    咄嗟に身をひるがえし、襲い掛かる水柱をかわす勇者。
    地面に突き刺さった水の触手は、地面を深く抉って消えた。まるで水の槍だ。

    勇者「術師か!?」

    術師「さすがにお見事。その消耗した体でよく跳ね回る事…では、これはどうですか?」

    今度は水面から三本の水柱が立ち上り、またも勇者に向かって発射される。
    64 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:40:43.81 ID:4Vc9IYGQ0 (-23,-11,-1)
    保守
    65 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:46:00.45 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-80)
    勇者「くそったれ…! 光の盾よ!」

    勇者は飛来する水柱に向かって右手をかざす。すると光に包まれた荘厳な盾があらわれ、水柱を弾いた。

    術師「まだそんな物を使う力があるとは…さすがは化け物だ」

    勇者「ちぃっ…!」
    66 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:48:16.74 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-51)
    勇者は泉に背を向けて走り出す。

    術師「おや、逃げますか」

    勇者(あいつが来る前にここを離れなければ…巻き込む訳にはいかない!)

    術師「ま、逃げられませんけどね」
    67 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:49:20.78 ID:wAyG+u+V0 (+18,+28,+0)
    私怨
    68 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:49:49.58 ID:SF8djOql0 (+24,+29,-2)
    朝まで残っててほしい
    69 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:52:53.80 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-63)
    逃げ去ろうとする勇者の前に、巨大な光の網が立ち塞がった。

    勇者「何だ…!?」

    左右を見渡すと、それは視界の続く限り張り巡らされており、どうやらこの泉を囲んでいるらしかった。

    勇者「はっ!」

    大剣で切り払おうと試みる。
    70 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:55:23.44 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-43)
    勇者「ぐぁあっ!?」

    剣づたいに、強烈な痺れが勇者をおそった。

    ??「無駄よ。望月結界は力では破れない」

    勇者「…!?」
    71 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:59:30.46 ID:i8uFLxG/0 (+19,+29,-3)
    魔術師も女?
    72 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:59:50.17 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-55)
    声のした方角を見る。
    泉の真ん中に、神官服姿の少女が浮いていた。

    勇者「なっ…! オマエ…!?」

    神官「…」

    勇者「どういう事だ…? どうしてオマエが、術師の側にいる!」
    73 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:00:14.90 ID:nvwj3b1Q0 (+24,+29,+1)
    モンスターズ+かと思ったらそうでもなかった
    74 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:01:58.63 ID:ttnrHW8f0 (+19,+29,+0)
    ダメだ、朝まであることを祈る
    75 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:06:06.38 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-55)
    術師「あなたが禁忌を侵した異端者だからですよ」

    未だ姿を見せない術師の声が響く。

    勇者「何だと…? まさかお前、神官に喋ったのか…!」

    術師「私は真実を伝えたまでです。彼女にはかつての仲間として、伝えない訳にはいかないでしょう?」
    76 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:08:09.47 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-42)
    勇者「神官…」

    術師の声に空を見回していた勇者は、神官の方に向き直った。

    神官「…」

    勇者「まさか…お前も俺を許さないというのか」
    77 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:13:40.40 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-40)
    神官「…あたし、知ってたんだ」

    勇者「何…?」

    神官「勇者と…その、剣士の事」

    勇者「…!!!」

    勇者の顔色が変わる。
    78 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:14:04.61 ID:ouE/YaNZ0 (+14,+29,+0)
    何だホモか
    79 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:14:32.87 ID:i8uFLxG/0 (+24,+29,+1)
    おい待て
    まさかホm
    80 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:15:27.00 ID:aot1I/KB0 (+29,+29,-7)
    なるほど確かに異端だし時代が時代なら禁忌だな
    81 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:16:40.96 ID:l8jfNube0 (-5,+9,+0)
    アッー
    82 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:18:29.05 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-49)
    術師「あっはっは! 傑作ですねえ」

    勇者「そんな…知っていて、ずっと一緒に旅していたのか…!?」

    神官「ごめんね、勇者…その、神官の法術には異端者を感知するものがあるから…」

    勇者「あ…」
    83 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:22:20.58 ID:Lozc62l60 (+19,+21,+0)
    >>40
    だからクソ以下なのか……
    84 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:23:00.34 ID:uX8N4AVp0 (-9,+0,+0)
    アッー!
    85 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:26:29.70 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-94)
    神官「黙ってるつもりだったけど…そうか、剣士は死んじゃったのか…」

    勇者「神官ッ…! 剣士は…王家の奴らに殺されたんだぞ!?
    お前は旅の仲間だったじゃないか! 何で…何で、あいつらの側に回るんだよっ!!」

    術師「当たり前でしょう。異端を庇った者は家族まで皆殺しなんですから。今日、彼女の店にお邪魔したばかりでしょう? 何代も続く聖鍛治の家に」
    86 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:29:48.64 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-61)
    勇者「術師ッ…! 貴様も、本当に友より地位が大事なのか!?
    宮廷魔術師が何だよ!! お前はそんな器に収まるような小物じゃなかっただろうが!!」

    術師「黙れ。この男色が」

    勇者「くっ…!」
    87 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:32:59.92 ID:Y/iSy940O (+50,+30,-20)
    修正

    × 男色
    ○ 男色家
    88 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:33:32.42 ID:99GZ4Iku0 (-2,+7,-10)
    本日のホモスレ
    89 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:36:53.26 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-38)
    神官(勇者…違う…違うよ…! 術師さんは…!)

    術師「さて…お喋りは終わりにしましょうか。神官、片付けますよ」

    神官「…うん…」

    勇者「くそっ…くそっ!」
    90 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:41:23.55 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-73)
    神官「ごめんね。ごめんね、勇者…!」

    神官は水の上から銀のナイフを投擲してきた。

    勇者「やるしか、ないのか…! 光の盾!」

    光の盾を生成しナイフを弾こうとする勇者。

    勇者「がっ…!?」

    しかしナイフは盾をすり抜け、勇者の脇腹と右肩に深々と突き刺さる。
    91 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:42:14.16 ID:99GZ4Iku0 (+24,+29,+0)
    そろそろ闇堕ちするかな
    92 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:49:06.82 ID:uX8N4AVp0 (+24,+29,-2)
    異端者でも光の技とか使えんのか
    93 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:50:10.65 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-58)
    術師「あっはっは。あなたの光の盾で、本物の神官の聖銀武器を防げる訳が無いでしょう」

    勇者「ちっ…ならば斬る! 神官! これは命の奪り合いなんだなッ!? なら…怨むなよッ!!」

    背中に担いだ大剣を八奴に構え、神官を見据える勇者。
    94 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:08.04 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-105)
    勇者「活殺自在…斬る! 我が敵を討て、光の…!」

    剣を振りかぶり技の体制に入った勇者の体を、火花の鞭が襲った。

    勇者「ぐぁぁあぁっ!?」

    それは勇者のすぐ左にある木の上部から放たれていた。

    勇者「術師かっ…!!」
    95 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:12.90 ID:JunfPXsH0 (+19,+29,+0)
    あのひとか
    96 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:37.58 ID:JQS5oxzI0 (+24,+29,-1)
    術師は女なのか...
    おじさんとしか思えん
    97 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:51.04 ID:Ap7cBUGc0 (+18,+28,-12)
    ここをホモスレにしよう!(提案)
    98 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 03:06:15.34 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-104)
    術師「おや、見つかってしまいましたね。ではまた隠れます」

    そう言うなり、外套に身を包み姿を消してしまう。

    勇者(完全に対策されている…! 俺に使えるまともな飛び道具が、光の剣しか無い事を知っての立ち回りだ…!
    中途半端な魔法はあいつらには通用しないし、近接をしようにも魔術師はまず捕まらない、神官のいる場所に行くまでには確実に迎撃される…どうすれば…!)
    99 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 03:15:20.98 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-66)
    思考を巡らせている間にも、神官のナイフは飛来する。
    今度は右と左の腿に、一本ずつ食い込んだ。

    勇者「ぐっ…!」

    術師「どうしました? 刺されるのは慣れっこではないのですか?
    まさか貴方が攻めだった? いやいや、撤回します! あんな線の太い男が攻め立てる姿など、想像したくありませんから…!」
    100 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 03:17:09.80 ID:aot1I/KB0 (+29,+29,-17)
    禁忌とか言ったくせに魔術師も結構ノリノリだなwwww
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS スレッド一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - ヤンデレ + - 勇者 + - + - 恋愛 + - 真夏の夜の淫夢 + - 裏切り者は死 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について