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元スレ勇者「俺が守ったものはこんなにも醜かったのか…!?」
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娘 「ううん! そもそも武器なんて売れないからいいの。ここいらの魔の勢力なんて、あたし達でぶっ飛ばしちゃったじゃない」
勇者「はは、確かにそうだな…痛ッ―」
娘 「? 右腕、どうかしたの…?」
勇者「はは、確かにそうだな…痛ッ―」
娘 「? 右腕、どうかしたの…?」
勇者「ああ…ちょっとしくじってな。ある魔女に妙な呪いをかけられちまった」
娘 「呪い!? …ちょっと、見せて!」
娘は勇者の右腕をまくった。
娘 「これは…!」
娘 「呪い!? …ちょっと、見せて!」
娘は勇者の右腕をまくった。
娘 「これは…!」
勇者「犯罪者に押される印なんだってな。妙な物こさえやがって」
娘 「これ、何日ほっといたの…!?」
勇者「ん…5日ぐらいか?」
娘 「ばか! 常人なら三日で死ぬ呪いよ、これ!」
娘 「これ、何日ほっといたの…!?」
勇者「ん…5日ぐらいか?」
娘 「ばか! 常人なら三日で死ぬ呪いよ、これ!」
※ 呪いが左右の腕を行ったり来たりしていますがミスです。左腕です
勇者「そりゃキツい訳だ。…じゃ、剥がしてくれ」
娘 「こんなの…あたしの手には負えないよ! 早く、街の教会で―」
勇者「教会には行けない」
娘 「どうして…? 勇者、あんたまさか―」
勇者「何もしちゃいない! 俺がそんな事をする人間じゃないのはわかるだろ…? 頼む。今はお前だけが頼りなんだ」
娘 「…」
娘 「こんなの…あたしの手には負えないよ! 早く、街の教会で―」
勇者「教会には行けない」
娘 「どうして…? 勇者、あんたまさか―」
勇者「何もしちゃいない! 俺がそんな事をする人間じゃないのはわかるだろ…? 頼む。今はお前だけが頼りなんだ」
娘 「…」
娘 「…わかった。ただ、今すぐには無理。然るべき用意と、月の加護がいる」
勇者「ありがたい…頼んだぜ、神官サマ」
娘 「うん…任せて! じゃああたしは、早速準備にとりかかるから。
夜、街の東の森に来て。月の映る大きな泉の前で待ち合わせね」
勇者「ああ…待ってるぜ」
勇者「ありがたい…頼んだぜ、神官サマ」
娘 「うん…任せて! じゃああたしは、早速準備にとりかかるから。
夜、街の東の森に来て。月の映る大きな泉の前で待ち合わせね」
勇者「ああ…待ってるぜ」
―東の森―
勇者(あいつ…あんな小さな体で、頑張って家の鍛治屋を継ごうとしてるんだな。
あいつだけは…このまま何事にも巻き込まれずに、平和に暮らして欲しい―)
森の道をしばらく進むと、指定された泉らしき場所に出た。
勇者「ここか…」
勇者(あいつ…あんな小さな体で、頑張って家の鍛治屋を継ごうとしてるんだな。
あいつだけは…このまま何事にも巻き込まれずに、平和に暮らして欲しい―)
森の道をしばらく進むと、指定された泉らしき場所に出た。
勇者「ここか…」
勇者「すごいな…場所が神聖だからか、月が何倍にも大きく映し出されている」
??「貴方のような異端者の討伐にはうってつけの場所ですねえ」
その声の直後、泉から水柱が触手のように伸び、勇者めがけて襲い掛かった。
勇者「!」
??「貴方のような異端者の討伐にはうってつけの場所ですねえ」
その声の直後、泉から水柱が触手のように伸び、勇者めがけて襲い掛かった。
勇者「!」
咄嗟に身をひるがえし、襲い掛かる水柱をかわす勇者。
地面に突き刺さった水の触手は、地面を深く抉って消えた。まるで水の槍だ。
勇者「術師か!?」
術師「さすがにお見事。その消耗した体でよく跳ね回る事…では、これはどうですか?」
今度は水面から三本の水柱が立ち上り、またも勇者に向かって発射される。
地面に突き刺さった水の触手は、地面を深く抉って消えた。まるで水の槍だ。
勇者「術師か!?」
術師「さすがにお見事。その消耗した体でよく跳ね回る事…では、これはどうですか?」
今度は水面から三本の水柱が立ち上り、またも勇者に向かって発射される。
勇者「くそったれ…! 光の盾よ!」
勇者は飛来する水柱に向かって右手をかざす。すると光に包まれた荘厳な盾があらわれ、水柱を弾いた。
術師「まだそんな物を使う力があるとは…さすがは化け物だ」
勇者「ちぃっ…!」
勇者は飛来する水柱に向かって右手をかざす。すると光に包まれた荘厳な盾があらわれ、水柱を弾いた。
術師「まだそんな物を使う力があるとは…さすがは化け物だ」
勇者「ちぃっ…!」
勇者は泉に背を向けて走り出す。
術師「おや、逃げますか」
勇者(あいつが来る前にここを離れなければ…巻き込む訳にはいかない!)
術師「ま、逃げられませんけどね」
術師「おや、逃げますか」
勇者(あいつが来る前にここを離れなければ…巻き込む訳にはいかない!)
術師「ま、逃げられませんけどね」
逃げ去ろうとする勇者の前に、巨大な光の網が立ち塞がった。
勇者「何だ…!?」
左右を見渡すと、それは視界の続く限り張り巡らされており、どうやらこの泉を囲んでいるらしかった。
勇者「はっ!」
大剣で切り払おうと試みる。
勇者「何だ…!?」
左右を見渡すと、それは視界の続く限り張り巡らされており、どうやらこの泉を囲んでいるらしかった。
勇者「はっ!」
大剣で切り払おうと試みる。
勇者「ぐぁあっ!?」
剣づたいに、強烈な痺れが勇者をおそった。
??「無駄よ。望月結界は力では破れない」
勇者「…!?」
剣づたいに、強烈な痺れが勇者をおそった。
??「無駄よ。望月結界は力では破れない」
勇者「…!?」
声のした方角を見る。
泉の真ん中に、神官服姿の少女が浮いていた。
勇者「なっ…! オマエ…!?」
神官「…」
勇者「どういう事だ…? どうしてオマエが、術師の側にいる!」
泉の真ん中に、神官服姿の少女が浮いていた。
勇者「なっ…! オマエ…!?」
神官「…」
勇者「どういう事だ…? どうしてオマエが、術師の側にいる!」
術師「あなたが禁忌を侵した異端者だからですよ」
未だ姿を見せない術師の声が響く。
勇者「何だと…? まさかお前、神官に喋ったのか…!」
術師「私は真実を伝えたまでです。彼女にはかつての仲間として、伝えない訳にはいかないでしょう?」
未だ姿を見せない術師の声が響く。
勇者「何だと…? まさかお前、神官に喋ったのか…!」
術師「私は真実を伝えたまでです。彼女にはかつての仲間として、伝えない訳にはいかないでしょう?」
勇者「神官…」
術師の声に空を見回していた勇者は、神官の方に向き直った。
神官「…」
勇者「まさか…お前も俺を許さないというのか」
術師の声に空を見回していた勇者は、神官の方に向き直った。
神官「…」
勇者「まさか…お前も俺を許さないというのか」
神官「…あたし、知ってたんだ」
勇者「何…?」
神官「勇者と…その、剣士の事」
勇者「…!!!」
勇者の顔色が変わる。
勇者「何…?」
神官「勇者と…その、剣士の事」
勇者「…!!!」
勇者の顔色が変わる。
術師「あっはっは! 傑作ですねえ」
勇者「そんな…知っていて、ずっと一緒に旅していたのか…!?」
神官「ごめんね、勇者…その、神官の法術には異端者を感知するものがあるから…」
勇者「あ…」
勇者「そんな…知っていて、ずっと一緒に旅していたのか…!?」
神官「ごめんね、勇者…その、神官の法術には異端者を感知するものがあるから…」
勇者「あ…」
>>40
だからクソ以下なのか……
だからクソ以下なのか……
神官「黙ってるつもりだったけど…そうか、剣士は死んじゃったのか…」
勇者「神官ッ…! 剣士は…王家の奴らに殺されたんだぞ!?
お前は旅の仲間だったじゃないか! 何で…何で、あいつらの側に回るんだよっ!!」
術師「当たり前でしょう。異端を庇った者は家族まで皆殺しなんですから。今日、彼女の店にお邪魔したばかりでしょう? 何代も続く聖鍛治の家に」
勇者「神官ッ…! 剣士は…王家の奴らに殺されたんだぞ!?
お前は旅の仲間だったじゃないか! 何で…何で、あいつらの側に回るんだよっ!!」
術師「当たり前でしょう。異端を庇った者は家族まで皆殺しなんですから。今日、彼女の店にお邪魔したばかりでしょう? 何代も続く聖鍛治の家に」
勇者「術師ッ…! 貴様も、本当に友より地位が大事なのか!?
宮廷魔術師が何だよ!! お前はそんな器に収まるような小物じゃなかっただろうが!!」
術師「黙れ。この男色が」
勇者「くっ…!」
宮廷魔術師が何だよ!! お前はそんな器に収まるような小物じゃなかっただろうが!!」
術師「黙れ。この男色が」
勇者「くっ…!」
神官(勇者…違う…違うよ…! 術師さんは…!)
術師「さて…お喋りは終わりにしましょうか。神官、片付けますよ」
神官「…うん…」
勇者「くそっ…くそっ!」
術師「さて…お喋りは終わりにしましょうか。神官、片付けますよ」
神官「…うん…」
勇者「くそっ…くそっ!」
神官「ごめんね。ごめんね、勇者…!」
神官は水の上から銀のナイフを投擲してきた。
勇者「やるしか、ないのか…! 光の盾!」
光の盾を生成しナイフを弾こうとする勇者。
勇者「がっ…!?」
しかしナイフは盾をすり抜け、勇者の脇腹と右肩に深々と突き刺さる。
神官は水の上から銀のナイフを投擲してきた。
勇者「やるしか、ないのか…! 光の盾!」
光の盾を生成しナイフを弾こうとする勇者。
勇者「がっ…!?」
しかしナイフは盾をすり抜け、勇者の脇腹と右肩に深々と突き刺さる。
術師「あっはっは。あなたの光の盾で、本物の神官の聖銀武器を防げる訳が無いでしょう」
勇者「ちっ…ならば斬る! 神官! これは命の奪り合いなんだなッ!? なら…怨むなよッ!!」
背中に担いだ大剣を八奴に構え、神官を見据える勇者。
勇者「ちっ…ならば斬る! 神官! これは命の奪り合いなんだなッ!? なら…怨むなよッ!!」
背中に担いだ大剣を八奴に構え、神官を見据える勇者。
勇者「活殺自在…斬る! 我が敵を討て、光の…!」
剣を振りかぶり技の体制に入った勇者の体を、火花の鞭が襲った。
勇者「ぐぁぁあぁっ!?」
それは勇者のすぐ左にある木の上部から放たれていた。
勇者「術師かっ…!!」
剣を振りかぶり技の体制に入った勇者の体を、火花の鞭が襲った。
勇者「ぐぁぁあぁっ!?」
それは勇者のすぐ左にある木の上部から放たれていた。
勇者「術師かっ…!!」
術師「おや、見つかってしまいましたね。ではまた隠れます」
そう言うなり、外套に身を包み姿を消してしまう。
勇者(完全に対策されている…! 俺に使えるまともな飛び道具が、光の剣しか無い事を知っての立ち回りだ…!
中途半端な魔法はあいつらには通用しないし、近接をしようにも魔術師はまず捕まらない、神官のいる場所に行くまでには確実に迎撃される…どうすれば…!)
そう言うなり、外套に身を包み姿を消してしまう。
勇者(完全に対策されている…! 俺に使えるまともな飛び道具が、光の剣しか無い事を知っての立ち回りだ…!
中途半端な魔法はあいつらには通用しないし、近接をしようにも魔術師はまず捕まらない、神官のいる場所に行くまでには確実に迎撃される…どうすれば…!)
思考を巡らせている間にも、神官のナイフは飛来する。
今度は右と左の腿に、一本ずつ食い込んだ。
勇者「ぐっ…!」
術師「どうしました? 刺されるのは慣れっこではないのですか?
まさか貴方が攻めだった? いやいや、撤回します! あんな線の太い男が攻め立てる姿など、想像したくありませんから…!」
今度は右と左の腿に、一本ずつ食い込んだ。
勇者「ぐっ…!」
術師「どうしました? 刺されるのは慣れっこではないのですか?
まさか貴方が攻めだった? いやいや、撤回します! あんな線の太い男が攻め立てる姿など、想像したくありませんから…!」
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