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元スレ勇者「俺が守ったものはこんなにも醜かったのか…!?」

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51 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 00:56:53.53 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-40)
娘 「ううん! そもそも武器なんて売れないからいいの。ここいらの魔の勢力なんて、あたし達でぶっ飛ばしちゃったじゃない」

勇者「はは、確かにそうだな…痛ッ―」

娘 「? 右腕、どうかしたの…?」
52 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 00:59:59.03 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-57)
勇者「ああ…ちょっとしくじってな。ある魔女に妙な呪いをかけられちまった」

娘 「呪い!? …ちょっと、見せて!」

娘は勇者の右腕をまくった。

娘 「これは…!」
53 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:03:19.61 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-54)
勇者「犯罪者に押される印なんだってな。妙な物こさえやがって」

娘 「これ、何日ほっといたの…!?」

勇者「ん…5日ぐらいか?」

娘 「ばか! 常人なら三日で死ぬ呪いよ、これ!」
54 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:06:14.54 ID:Y/iSy940O (+54,+29,-5)
※ 呪いが左右の腕を行ったり来たりしていますがミスです。左腕です
55 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:09:35.98 ID:wAyG+u+V0 (+24,+29,-12)
行ったりきたりワロタ
56 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:10:25.97 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-68)
勇者「そりゃキツい訳だ。…じゃ、剥がしてくれ」

娘 「こんなの…あたしの手には負えないよ! 早く、街の教会で―」

勇者「教会には行けない」

娘 「どうして…? 勇者、あんたまさか―」

勇者「何もしちゃいない! 俺がそんな事をする人間じゃないのはわかるだろ…? 頼む。今はお前だけが頼りなんだ」

娘 「…」
57 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:17:35.70 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-89)
娘 「…わかった。ただ、今すぐには無理。然るべき用意と、月の加護がいる」

勇者「ありがたい…頼んだぜ、神官サマ」

娘 「うん…任せて! じゃああたしは、早速準備にとりかかるから。
夜、街の東の森に来て。月の映る大きな泉の前で待ち合わせね」

勇者「ああ…待ってるぜ」
58 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:24:10.73 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-76)
―東の森―

勇者(あいつ…あんな小さな体で、頑張って家の鍛治屋を継ごうとしてるんだな。
あいつだけは…このまま何事にも巻き込まれずに、平和に暮らして欲しい―)

森の道をしばらく進むと、指定された泉らしき場所に出た。

勇者「ここか…」
59 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:30:19.28 ID:A3aeEm/r0 (+14,+29,+1)
嫌な予感がする
60 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:31:02.35 ID:SF8djOql0 (+16,+26,+0)
フラグだよな
61 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:31:19.29 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-51)
勇者「すごいな…場所が神聖だからか、月が何倍にも大きく映し出されている」

??「貴方のような異端者の討伐にはうってつけの場所ですねえ」

その声の直後、泉から水柱が触手のように伸び、勇者めがけて襲い掛かった。

勇者「!」
62 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:34:44.91 ID:uI2o1bgD0 (+19,+29,-12)
スレタイでバラン想像した
63 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:40:38.46 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-94)
咄嗟に身をひるがえし、襲い掛かる水柱をかわす勇者。
地面に突き刺さった水の触手は、地面を深く抉って消えた。まるで水の槍だ。

勇者「術師か!?」

術師「さすがにお見事。その消耗した体でよく跳ね回る事…では、これはどうですか?」

今度は水面から三本の水柱が立ち上り、またも勇者に向かって発射される。
64 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:40:43.81 ID:4Vc9IYGQ0 (-23,-11,-1)
保守
65 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:46:00.45 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-79)
勇者「くそったれ…! 光の盾よ!」

勇者は飛来する水柱に向かって右手をかざす。すると光に包まれた荘厳な盾があらわれ、水柱を弾いた。

術師「まだそんな物を使う力があるとは…さすがは化け物だ」

勇者「ちぃっ…!」
66 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:48:16.74 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-50)
勇者は泉に背を向けて走り出す。

術師「おや、逃げますか」

勇者(あいつが来る前にここを離れなければ…巻き込む訳にはいかない!)

術師「ま、逃げられませんけどね」
67 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:49:20.78 ID:wAyG+u+V0 (+18,+28,+0)
私怨
68 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:49:49.58 ID:SF8djOql0 (+24,+29,-2)
朝まで残っててほしい
69 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:52:53.80 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-63)
逃げ去ろうとする勇者の前に、巨大な光の網が立ち塞がった。

勇者「何だ…!?」

左右を見渡すと、それは視界の続く限り張り巡らされており、どうやらこの泉を囲んでいるらしかった。

勇者「はっ!」

大剣で切り払おうと試みる。
70 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:55:23.44 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-43)
勇者「ぐぁあっ!?」

剣づたいに、強烈な痺れが勇者をおそった。

??「無駄よ。望月結界は力では破れない」

勇者「…!?」
71 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:59:30.46 ID:i8uFLxG/0 (+19,+29,-3)
魔術師も女?
72 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 01:59:50.17 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-55)
声のした方角を見る。
泉の真ん中に、神官服姿の少女が浮いていた。

勇者「なっ…! オマエ…!?」

神官「…」

勇者「どういう事だ…? どうしてオマエが、術師の側にいる!」
73 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:00:14.90 ID:nvwj3b1Q0 (+24,+29,+1)
モンスターズ+かと思ったらそうでもなかった
74 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:01:58.63 ID:ttnrHW8f0 (+19,+29,+0)
ダメだ、朝まであることを祈る
75 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:06:06.38 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-54)
術師「あなたが禁忌を侵した異端者だからですよ」

未だ姿を見せない術師の声が響く。

勇者「何だと…? まさかお前、神官に喋ったのか…!」

術師「私は真実を伝えたまでです。彼女にはかつての仲間として、伝えない訳にはいかないでしょう?」
76 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:08:09.47 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-42)
勇者「神官…」

術師の声に空を見回していた勇者は、神官の方に向き直った。

神官「…」

勇者「まさか…お前も俺を許さないというのか」
77 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:13:40.40 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-40)
神官「…あたし、知ってたんだ」

勇者「何…?」

神官「勇者と…その、剣士の事」

勇者「…!!!」

勇者の顔色が変わる。
78 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:14:04.61 ID:ouE/YaNZ0 (+14,+29,+0)
何だホモか
79 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:14:32.87 ID:i8uFLxG/0 (+24,+29,+1)
おい待て
まさかホm
80 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:15:27.00 ID:aot1I/KB0 (+29,+29,-7)
なるほど確かに異端だし時代が時代なら禁忌だな
81 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:16:40.96 ID:l8jfNube0 (-5,+9,+0)
アッー
82 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:18:29.05 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-49)
術師「あっはっは! 傑作ですねえ」

勇者「そんな…知っていて、ずっと一緒に旅していたのか…!?」

神官「ごめんね、勇者…その、神官の法術には異端者を感知するものがあるから…」

勇者「あ…」
83 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:22:20.58 ID:Lozc62l60 (+19,+21,+0)
>>40
だからクソ以下なのか……
84 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:23:00.34 ID:uX8N4AVp0 (-8,+1,+0)
アッー!
85 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:26:29.70 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-94)
神官「黙ってるつもりだったけど…そうか、剣士は死んじゃったのか…」

勇者「神官ッ…! 剣士は…王家の奴らに殺されたんだぞ!?
お前は旅の仲間だったじゃないか! 何で…何で、あいつらの側に回るんだよっ!!」

術師「当たり前でしょう。異端を庇った者は家族まで皆殺しなんですから。今日、彼女の店にお邪魔したばかりでしょう? 何代も続く聖鍛治の家に」
86 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:29:48.64 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-61)
勇者「術師ッ…! 貴様も、本当に友より地位が大事なのか!?
宮廷魔術師が何だよ!! お前はそんな器に収まるような小物じゃなかっただろうが!!」

術師「黙れ。この男色が」

勇者「くっ…!」
87 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:32:59.92 ID:Y/iSy940O (+50,+30,-21)
修正

× 男色
○ 男色家
88 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:33:32.42 ID:99GZ4Iku0 (-2,+7,-10)
本日のホモスレ
89 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:36:53.26 ID:Y/iSy940O (+55,+30,-38)
神官(勇者…違う…違うよ…! 術師さんは…!)

術師「さて…お喋りは終わりにしましょうか。神官、片付けますよ」

神官「…うん…」

勇者「くそっ…くそっ!」
90 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:41:23.55 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-73)
神官「ごめんね。ごめんね、勇者…!」

神官は水の上から銀のナイフを投擲してきた。

勇者「やるしか、ないのか…! 光の盾!」

光の盾を生成しナイフを弾こうとする勇者。

勇者「がっ…!?」

しかしナイフは盾をすり抜け、勇者の脇腹と右肩に深々と突き刺さる。
91 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:42:14.16 ID:99GZ4Iku0 (+24,+29,+0)
そろそろ闇堕ちするかな
92 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:49:06.82 ID:uX8N4AVp0 (+24,+29,-2)
異端者でも光の技とか使えんのか
93 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:50:10.65 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-57)
術師「あっはっは。あなたの光の盾で、本物の神官の聖銀武器を防げる訳が無いでしょう」

勇者「ちっ…ならば斬る! 神官! これは命の奪り合いなんだなッ!? なら…怨むなよッ!!」

背中に担いだ大剣を八奴に構え、神官を見据える勇者。
94 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:08.04 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-104)
勇者「活殺自在…斬る! 我が敵を討て、光の…!」

剣を振りかぶり技の体制に入った勇者の体を、火花の鞭が襲った。

勇者「ぐぁぁあぁっ!?」

それは勇者のすぐ左にある木の上部から放たれていた。

勇者「術師かっ…!!」
95 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:12.90 ID:JunfPXsH0 (+19,+29,+0)
あのひとか
96 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:37.58 ID:JQS5oxzI0 (+24,+29,-1)
術師は女なのか...
おじさんとしか思えん
97 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 02:57:51.04 ID:Ap7cBUGc0 (+18,+28,-12)
ここをホモスレにしよう!(提案)
98 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 03:06:15.34 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-104)
術師「おや、見つかってしまいましたね。ではまた隠れます」

そう言うなり、外套に身を包み姿を消してしまう。

勇者(完全に対策されている…! 俺に使えるまともな飛び道具が、光の剣しか無い事を知っての立ち回りだ…!
中途半端な魔法はあいつらには通用しないし、近接をしようにも魔術師はまず捕まらない、神官のいる場所に行くまでには確実に迎撃される…どうすれば…!)
99 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 03:15:20.98 ID:Y/iSy940O (+60,+30,-66)
思考を巡らせている間にも、神官のナイフは飛来する。
今度は右と左の腿に、一本ずつ食い込んだ。

勇者「ぐっ…!」

術師「どうしました? 刺されるのは慣れっこではないのですか?
まさか貴方が攻めだった? いやいや、撤回します! あんな線の太い男が攻め立てる姿など、想像したくありませんから…!」
100 : 以下、名無しにか - 2012/01/27(金) 03:17:09.80 ID:aot1I/KB0 (+29,+29,-17)
禁忌とか言ったくせに魔術師も結構ノリノリだなwwww
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