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    元スレ勇者「俺が守ったものはこんなにも醜かったのか…!?」

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    タグ : - ヤンデレ + - 勇者 + - + - 恋愛 + - 真夏の夜の淫夢 + - 裏切り者は死 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    「༼;´༎ຶ ۝ ༎ຶ༽ひどいいいい」

    2 :

    仙水乙

    3 :

    残念その文字入ってないわ

    4 :

    君のポコチンを10とすると俺は100だ

    5 :

    ―城下町―

    勇者「…」

    ガキA「うわっ、何だあのオッサン汚ねー!」

    ガキB「フローシャだー!石投げろ石ー!」

    勇者「…(スッ)」

    ガキA「あ、あれ?当たらねえぞ?」

    ガキB「もう一回だ!」

    勇者「…(サッ)」

    ガキA「な、何だ…?すり抜けた…?」

    6 = 5 :

    ガキB「お…オバケだーッ!にげろー!」

    勇者「…」

    術師「やれやれ…こんな所にいたんですか、勇者よ」

    勇者「…。魔術師か…」

    7 = 5 :

    術師「姫がお探しですよ。城に戻りましょう」

    勇者「…」

    術師「やれやれ。まだいじけておいでですか」

    勇者「…」

    術師「良い大人がやさぐれていても、みっともないだけですよ」

    勇者「黙れ…」

    9 = 5 :

    術師「おお怖い…そう睨まないで下さいよ」

    勇者「…」

    術師「ま、貴方の意思など私には関係ありませんがね。王の命です。早急に城までお返り願いますよ」

    勇者「なぜ、そこまで俺と姫の婚姻にこだわる…」

    10 :

    姫は・・・・まさかブラネか!

    11 = 5 :

    術師「知りませんよ。私個人としても、姫は政略結婚にでも出した方が有意義かと思いますがね」

    勇者「…貴様は、随分と順従な狗になったもんだな」

    術師「はい。何しろ宮廷魔術師ですから」

    勇者「昔は貴様を仲間だと思っていた…俺がバカだった」

    術師「おや奇遇ですね。私もかつては貴方を仲間だと思っていました」

    勇者「…何が貴様を変えた」

    12 :

    もしもしなのによくやるよ

    13 :

    俺は命懸けで世界を救ったのに
    俺の一族の村は助けた筈の人類に焼き討ちされ滅んでしまった

    14 = 5 :

    術師「私は何も変わってなどいませんよ。ただ、あなたの汚れた性癖を知って軽蔑したまでです」

    勇者「貴様…まさか、知っているのか」

    術師「はい。貴方が突然失踪などなさったので、力を使って真相を探らせてもらいました」

    勇者「ゲスめ…!」

    15 = 5 :

    術師「私だって本来こんな真似はしない主義だったんですよ。貴方が突然行方などくらますからいけないんです。みんな心配していたんですよ?昔は、ね」

    勇者「今は敵、か」

    術師「あなたのような異常者が国を救った英雄…ましてや勇者だなどと、いやはや絶望しましたとも…!」

    勇者「貴様ッ…!」

    術師「おっと、やりますか?」

    16 = 5 :

    勇者「やはり貴様らは腐っている…この国を守る価値など無かった…!」

    術師「おっと、まるで魔物のような口ぶりですね…!良いでしょう、貴方が人に仇をなすというのならば容赦はしませんよ!」

    勇者「狗の分際で何をッ!」

    術師「更正してさしあげますよ、異端者どの!」

    17 :

    このもしもしやりおる…!

    18 = 5 :

    ―王城 姫の部屋―

    ヒメ「勇者様は、まだお戻りになられないのですか…?」

    従者「申し訳ございません、姫様…」

    ヒメ「ああ…あの方が逆賊にかどわかされて、もう何日が経つというのでしょうか…」

    従者「近衛兵どもに捜索を命じております。必ずご無事に助け出しますので、どうか我々にお任せ下さい」

    ヒメ「はあ…」

    19 = 5 :

    ―城下町 夜―

    勇者「痛ッ…!くそっ、妙な土産を置いていかれた…!」

    勇者の左腕には黒い魔術紋様が浮かび上がっていた。
    それは血脈の鼓動にあわせて、勇者に激痛を与える。

    勇者「追っ手がかかるとは…いつまでも城下に居たのはバカだったか…」

    20 :

    こんな国に守る価値なんてあるのか……?

    21 = 5 :

    ―王城 王室親衛隊、特務室―

    従者「これで手当は完了です」

    術師「あいたた…!どうもすみませんねえ、従者さん」

    従者「貴殿にここまでの手傷を負わせるとは…さすが、勇者と呼ばれるだけの事はある」

    術師「いや~、お恥ずかしい。でもまあ、一泡は吹かせてあげましたよ」

    「…術師さま?」

    22 = 5 :

    従者「姫!?なぜこのような所に…!」

    ヒメ「一体、何のお話ですか…?傷の手当…?一体勇者様に、何があったというのですか…?」

    術師「はあ…面倒な生娘。勇者様が心配でこんな所までご足労ですか?」

    ヒメ「なっ!?」

    24 :

    こんなに俺と地球人で意識の差があるとは思わなかった…!

    25 = 5 :

    ヒメ「何を言っているのですか!?王家に対する不敬は許しませんよ!」

    術師「あーうるさいねえ。何の才も無い飾り姫様が…」

    術師は姫に向かって軽く腕を振った。すると、紫色の蝶が数羽、姫の周りを羽ばたいた。

    ヒメ「な、何ですか…これ…は…」

    従者「姫!」

    27 = 5 :

    姫は気を失ってしまった。

    従者「姫に何を!?」

    術師「そんなに怖い顔しないでくださいよ。ちょっと眠ってもらっただけです。ついでに記憶を少々消させてもらいました」

    従者「…術師様。姫様に対する不敬は許せません」

    術師「…ああ?」

    29 :

    がんばれ

    30 = 5 :

    術師は従者に向かって人差し指をさし、指先をはじくような仕草をした。
    すると従者の体は何かに突き飛ばされたかのように吹き飛び、木製の事務机に激突した。

    従者「がっ!?」

    術師「おっとすみません!手が滑ってししまいました…嫌ですねえ。魔法の心得があると、うっかり手元も狂わせられない」

    31 = 5 :

    従者「痛っ…!」

    術師「あなたも、目上の人相手に口なんて滑らせてはいけませんよ?何しろ私は、国を救った四傑の一人なんですから」

    従者「くっ…術師殿!あなたが何を考えているのかはわからないが、姫様にだけは手を出させない!」

    術師「いやはやご立派ですねえ…しかし、私は姫様に危害など加えませんよ?」

    32 = 5 :

    従者「いいえ…!一つだけ確かな事があります。あなたは姫様を敵視している!」

    術師「ほう?魔法で私の心でも覗きましたか?いや全く根も葉も無い。とんだ言い掛かりです」

    従者「根拠ならあります。…同じ、女として」

    術師「…」

    33 :

    女だった!

    35 :

    でも今は、そんな事はどうでもいいんだ
    重要なことじゃない

    36 :

    >>2
    俺も仙水だと思った

    37 :

    従者「術師殿、あなたが勇者様を追う目的は…」

    術師「…あっはっは。もうやめにしましょう。何、安心してください。あなた達と事を構える気なんて全くありませんから」

    従者「…」

    38 = 37 :

    術師「とにかく、勇者は無事に連れ帰りますとも。姫様のご要望にはきっちりお応えしますから。…おや、もうこんな時分だ…そろそろ失礼しますよ。では」

    術師はきらびやかな外套を翻し、魔術で去っていった。
    従者は痛む体を起こし、姫に駆け寄る。

    従者「姫様…!」

    39 = 37 :

    ヒメ「…」

    従者「姫様…姫様は必ず、この従者めがお守り致します…」

    ―城下の北 星降りの丘 墓標の無い墓前―

    勇者「…よお、お前…」

    40 = 37 :

    勇者「…悪い。折角お前と作った平和だけど、俺にはクソ以下の汚物にしか思えないわ。…見ろよ、この呪い。術師の奴がかけたんだぜ」

    勇者は腰に下げていた長剣を抜き、墓前の土に突き刺した。

    勇者「しばらく返すわ。…答えが決まったら、帰ってくる。
    もしかしたら、事と場合によっては…いや、いいんだ。とにかく、またな…またここに帰ってくるから…」

    41 :

    仙水さん

    42 :

    戦士?は死んでるのか

    44 = 37 :

    ―城下の北 鉄と鍛治の街―

    勇者「ちっ、まさか犯罪者に押す印と同じ物を刻まれていたとはな…危うく捕まる所だった」

    左腕を捲ると、呪いの印はまだしっかりと浮かび上がっていた。

    勇者「痛ッ…! 消える気配なんて微塵も無いな…早いところ奴に会わないとな」

    45 :

    僧侶か!ガタッ

    46 :

    あれは、だれだ、だれだ、だれだ、
    あれはデビル、デビルマ~ン デビ~ルマン

    48 = 37 :

    ―とある聖銀鍛治店―

    カラン カラン...

    娘 「は~い、どなたですか?」

    勇者「よお…久しぶりだな」

    娘 「えっ…勇者…!? 嘘、どうしてこの街に?」

    勇者「ちょっと野暮用でな。…今、いいか?」

    49 :

    ほす

    50 = 37 :

    ―黄昏時 静かな公園―

    勇者「こんな無骨な街には似合わない場所だな」

    娘 「おぉ~い、勇者ぁーっ!」

    勇者「…来たか」

    娘 「ごめんね、待たせちゃって!」

    勇者「いや、こっちこそ店が忙しいのにわざわざ来てもらったんだ。悪いな」


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