元スレ雪女「今夜は積もりそうね…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
102 = 1 :
雪女「……こっち、向いて…?」
男「……」
雪女「お願いだから…こっち、向いて」
男「……。……………」ゴロ
雪女「男くん…今どんな顔してるの?暗くて見えない……」
男「……自分でもわかりません」
雪女「……」
男「……」
雪女「あなたが……」
男「…はい?」
雪女「あなたが泣いていた理由……消えてしまいそうに見えた理由…それは…妹さんの…」
男「……………はい。そうです」
104 = 72 :
よし
準備した
106 = 1 :
雪女「……」
男「……わからないもんですよね。人の、………生き死には……」
雪女「……手…つないでほしい……」
男「……」きゅ
雪女「……続けて?」
108 = 1 :
男「…家族はそんなに仲が良くありませんでした」
男「引っ込みがちで、友達もあんまり友達もいない」
男「はっきり言って、情けないような生き方してきたボクです」
男「でも、妹は。あいつはボクを、いつもお兄ちゃんって、呼んでくれてました」
雪女「うん」
男「本当に小さいころから、いつも一緒にいました」
男「一緒に遊んで、テレビを観て、本を読んで、ご飯を食べて、昼寝して…」
男「一緒に笑って、泣いて、喧嘩して、仲直りして、そして笑って…」
男「いつも一緒だよって、言ってくれてました。落ち込んだら、こんなボクを、励ましてくれました」
雪女「うん…」
109 = 82 :
はあはあ
110 = 1 :
男「本当に、いい子でした……自慢の妹でした」
雪女「……うんっ……」
男「……グス……」
雪女「……」なでなで
男「ボクなんかの、人生に……色をっ、つけて…くれてたんです」
男「ひぐ…あいつが……いたから……。ボクは………」
雪女「…………うん」
男「………ご…め…………んぅぅ…」ぎゅうっ
雪女「………大丈夫」
男「ごめ…ん…よ…うぅ…!ごめん……!」ひっく
雪女「…大丈夫だからね……」
111 :
追いついた
早く早く…
112 = 1 :
男「……ふっ…う……」
雪女「……大丈夫だからね……」
男「……」きゅ…
:
:
:
:
:
雪女「………落ち着いた?」
男「はい…すみません」
雪女「ううん、いいの。男くんは、妹さんが大好きだったんだね」
男「……はい」
雪女「そしてきっとね、妹さんも、お兄さんが大好きだったんだね」
男「……」にこ
113 :
114 = 1 :
>>113
脳内補完しろ
例1)
http://yoka-nove.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301864165-1
HPの真ん中ちょい下に雪女
115 = 1 :
雪女「初めて会ったとき、男くんがああいう状態だった理由がわかったわ…」
男「…お恥ずかしいです……」
雪女「恥ずかしくなんかないわ。でもね、男くんがきちんと生活できないのは、妹さんは望まないと思う…」
男「…そうですね」
雪女「だから、その…自分のこと大事にして、ご飯も食べてね」
男「はい…」
116 = 1 :
男「ボクからも、質問したいんですが…」
雪女「……」
男「ユキさんは……何者なんですか?」
雪女「…!……わ、わたしは…」
男「……」
雪女「……ふー…。 …答える前に、お願いがあるの……」
男「はい?」
雪女「…あのね………」
:
:
:
:
118 = 1 :
男「…苦しくないですか?」
雪女「うん、大丈夫。あったかい……」きゅう
男「ボクの胸のあたりに顔が…。あの、足、ベッドから出てません?」
雪女「私、小柄だから…大丈夫」
男「それならいいんですけど…」
雪女「私が話す間、背中に手……回しててね…」きゅ
男「はい。大丈夫ですよですよ」ぎゅ
119 = 72 :
おう
120 = 1 :
雪女「私ね…雪女なの」
男「…!?」
雪女「世間一般で言う妖怪よ」
男「妖怪…?」
雪女「うん…人に似ているけど、人ではないの…」
男「……」
雪女「信じられないかもしれないけど…」
男「…」
雪女「本当は、若い男の精を吸い取るために…山から里に下りて来たの…」
男「……」きゅう
121 = 1 :
雪女「でも、男くん、あんな対応するんだもん」クス
男「…ボクだけ出ていこうとしましたね」
雪女「うん。ふふ、びっくりしちゃったわ」
男「それはどうも……」
雪女「精を吸い取るつもりだったけど、対応におどろいたのと、体調が悪そうなので、あきらめたの」
男「そうだったんですか…」
雪女「…私ね、男くんの部屋を訪ねられてよかったなって思うの」
男「…」
雪女「不思議な人だけど、優しいなあって。」
男「…」
雪女「最初から惹かれてたのかしら…今思うと、一目惚れかもね…」
男「え、あの…」
雪女「最後まで……聞いて。お願い、ぎゅって、してて…」
男「……うん」
124 = 1 :
雪女「一度山に戻ったんだけどね、どうしてもあなたの様子が気になって」
雪女「それで、戻ってきたの」
男「……ユキさんが来てくれて、この3日間、ボクはうれしかった」
雪女「ありがとう…」
男「…お礼を言うのは、ボクの方です」
雪女「それでね………私、山に帰ろうと思うの」
男「……どうしてです?」
雪女「私はやっぱり、妖怪だから…。帰らなきゃって、思ったの…」
男「……」
125 :
ほっしゅ
126 = 1 :
男「…なんとなく、わかってました」
雪女「え?」
男「なんていうのか…ユキさんが、ボクとはちょっと違う存在だってこと」
雪女「なんで…」
男「額に当てるタオルを取り換えたときに、少し意識があって、それで」
雪女「…そう…だったんだ…」
男「はい……」
雪女「……そっかぁ…じゃあ、あのこと…言いにくくなっちゃったわね…」
男「あのこと?」
127 :
続きはよ
128 = 1 :
雪女「あ、あのね…」
男「…はい」
雪女「ひ、ひとつだけ…いわせてほしいの…言わせてください」
男「…どうぞ」
雪女「妹さんのことは…つらいと思う…」
雪女「しばらくは食欲も出ないし、時間はかかると思うけど…」
男「…うん」
雪女「でも、それまで…わ、わたしも…支えるから…」ゴニョ…
男「……」
雪女「うう…だ、だから…それまで私を、こ、ここに…置いてくれますか……?」
男「……ッ」
雪女「わたし、男くんのことが…好きです……!」
雪女「山に帰るって言ったけど…男くんのそばにいたいです!もっとたくさん男くんを知りたいです!」
雪女「お願い、します…!」
129 = 47 :
おおおおお!
130 = 1 :
男「…上、向いてください」
雪女「……」フル…
男「……」サワ……
雪女「……え……?」
ちゅ…
131 = 1 :
ぎゅう…
男「ボクも、ユキさんのこと、好きです」
雪女「……あ」
男「きちんと話してくれて、ありがとう」
男「話してる途中、震えてた。でも、勇気を出して言ってくれたんですよね」
男「だからボクも勇気を出します。ボクのそばにいてくれませんか?ユキさんのこと、教えてください…」
雪女「…い、いいのぉ…?グス…わたし、世間知らずよぉ……」ひっく
男「いいんです」
雪女「妖怪…だよぅ…ひっく…化け物って…」
男「ユキさんはただの女の子です。不思議な力を持ってる、優しい女の子です」
雪女「……山…寂しかったよぉ……」ぐす
男「これからは一緒です」ぎゅう
雪女「ひっく…うっ…あ、ありがとぉ…」ぎゅう
132 = 1 :
きょーおーからー♪いーちーばーん♪かーあーこーいいーのだー♪
男「ん?携帯か…」
雪女「グス…ごめ、ん…私、の…」
男「出ていいよ」
雪女「出たく、ないぃ…」
男「いや、なんとなく…出たほうがいい気がするんだ…」
雪女「…? わ、わか、ったぁ…」グス
ピ
雪女「もしもし…」
ゆきめ『おめでとう!』
134 :
え
135 = 1 :
男(電気つけるか…)パチ
雪女「ゆきめ、ちゃん? なんで…」グス…
ゆきめ『雪女特有の【結びの波動】を感知したから…ピンと来たのよ!』
雪女「あ、ありがとぉ…」
男「…だれ?」ボソボソ
雪女「雪女仲間の、友達…」
ゆきめ「ところでユキちゃん!」
雪女「え?」
ゆきめ『……………、……………』ゴニョゴニョ
雪女「/////////」ぼっ
男「ゆ、ユキさん!?どうした?」
雪女「あわわわ…///」ふらふら
ゆきめ『あっ鵺野先生?え?代われ?ユキちゃん、ちょっとそっちも男の子に代わってくれるかしら』
雪女「代われって…///」スッ
男「ボクに…?」
136 = 1 :
男「もしもし…」
ゆきめ『あ、ちょっと待ってね!はい先生…』
鵺野『ん? …おお、キミが…。なるほど、これは…』
男「あの、何か…」
鵺野『いや、私は人間だが、実は奥さんは雪女なのだ』
男「え!?」
鵺野『そこでキミにアドバイスがしたくてね…』
男「は、はい。何でしょうか……」
鵺野「……、………!……………wwwww」
男「はい……え……………えええええ!?////////」
鵺野『まあ、そういうことだ。とにかくおめでとう。がんばれよ』ブツッ
ツー…ツー…ツー…
137 = 1 :
雪女「あ、あら?いつの間にか電気が…」
男「さっきボクが点けたんだけど…」
雪女「…明るいところで見ると…は、恥ずかしい…」
男「う…電気、消す…?ボクはもう少し、ユキさんを見たいんだけど…」
雪女「うん…私も男くんの顔、もう少し見たい…」
男「…」じー…
雪女「……」スッ
ちゅっ
男「!?」
雪女「ふふ。今度は私から…///」
139 :
でも何人もの精を吸いとってきたビッチなんだよな
初めて街におりてきた設定がよかったです
140 = 1 :
パチッ
男「今度こそ眠ろうか」
雪女「ええ。体調も完全に治さなくちゃ」
男「じゃあ、今日はもう寝よう」モゾ
雪女「…ぎゅーってしててね」
男「うん、わかった」ぎゅう…
雪女「明日も一緒ね」
男「よろしくね、ユキさん」
雪女「うん。あのね」
男「ボクも」
「「だいすきだよ」」
「「おやすみ」」」
141 = 1 :
雪女「ところで、電話でなんて言われたの…?」
男「いや、あの…ユキさんは?」
雪女「…」
男「…」
ゆきめ『ユキちゃん、あのね。実は雪女は、本当に愛し合った男相手なら、精は抜いても命は抜かないのよ!』
雪女(実際一度も経験ないから、そんなこと知らなかったわよ…でも、良かった/////)
鵺野『雪女は興奮すると、相手を凍てつかせることがあるから。肌を重ねる前に風呂沸かせよwwwww』
男(そんなのまだまだ先だけど…雪女のユキさんとの付き合い方、勉強になりました……。…///////)
142 = 1 :
男(妹、今までありがとうな。絶対、忘れないよ。ボク、この人のことを守っていくから…)
男(成長して見せるから、見守っててな…)
男(…おやすみ)
??(うん、わたしはもう大丈夫だよ。だからお兄ちゃん、がんばって)
??(その人と一緒に、幸せになるんだよ!)
??(……ありがとう、お兄ちゃん)
* * *
* *
* * * *
*
* * *
* *
*
お し ま い
143 :
つまらなくはないけどとくにおもしろいわけでもなかったです
144 :
おい
パンツ溶けたのに
145 :
さっきパンツ氷河に流しちまったよ畜生
履くパンツないじゃないか責任取れよ
146 = 1 :
お付き合いありがとうございました
今日の天気予報は吹雪です
夜には雪女を探しに出かけようと思います
それでは
147 = 139 :
>>146乙でした
148 = 55 :
おつ
149 = 47 :
乙です
150 :
久々のクソスレつまんね
みんなの評価 : ☆
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