のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,094人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ雪女「今夜は積もりそうね…」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 妖怪 + - 雪女 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    102 = 1 :

    「……こっち、向いて…?」

    「……」

    「お願いだから…こっち、向いて」

    「……。……………」ゴロ

    「男くん…今どんな顔してるの?暗くて見えない……」

    「……自分でもわかりません」

    「……」

    「……」

    「あなたが……」

    「…はい?」

    「あなたが泣いていた理由……消えてしまいそうに見えた理由…それは…妹さんの…」

    「……………はい。そうです」

    104 = 72 :

    よし

    準備した

    106 = 1 :

    「……」

    「……わからないもんですよね。人の、………生き死には……」

    「……手…つないでほしい……」

    「……」きゅ

    「……続けて?」

    108 = 1 :

    「…家族はそんなに仲が良くありませんでした」

    「引っ込みがちで、友達もあんまり友達もいない」

    「はっきり言って、情けないような生き方してきたボクです」

    「でも、妹は。あいつはボクを、いつもお兄ちゃんって、呼んでくれてました」

    「うん」

    「本当に小さいころから、いつも一緒にいました」

    「一緒に遊んで、テレビを観て、本を読んで、ご飯を食べて、昼寝して…」

    「一緒に笑って、泣いて、喧嘩して、仲直りして、そして笑って…」

    「いつも一緒だよって、言ってくれてました。落ち込んだら、こんなボクを、励ましてくれました」

    「うん…」

    109 = 82 :

    はあはあ

    110 = 1 :

    「本当に、いい子でした……自慢の妹でした」

    「……うんっ……」

    「……グス……」

    「……」なでなで

    「ボクなんかの、人生に……色をっ、つけて…くれてたんです」

    「ひぐ…あいつが……いたから……。ボクは………」

    「…………うん」

    「………ご…め…………んぅぅ…」ぎゅうっ

    「………大丈夫」

    「ごめ…ん…よ…うぅ…!ごめん……!」ひっく

    「…大丈夫だからね……」

    111 :

    追いついた
    早く早く…

    112 = 1 :

    「……ふっ…う……」

    「……大丈夫だからね……」

    「……」きゅ…







    「………落ち着いた?」

    「はい…すみません」

    「ううん、いいの。男くんは、妹さんが大好きだったんだね」

    「……はい」

    「そしてきっとね、妹さんも、お兄さんが大好きだったんだね」

    「……」にこ

    113 :

    えっと、雪女はこいつでいいんだな?

    114 = 1 :

    >>113
    脳内補完しろ

    例1)
    http://yoka-nove.blog.so-net.ne.jp/archive/c2301864165-1

    HPの真ん中ちょい下に雪女

    115 = 1 :

    「初めて会ったとき、男くんがああいう状態だった理由がわかったわ…」

    「…お恥ずかしいです……」

    「恥ずかしくなんかないわ。でもね、男くんがきちんと生活できないのは、妹さんは望まないと思う…」

    「…そうですね」

    「だから、その…自分のこと大事にして、ご飯も食べてね」

    「はい…」

    116 = 1 :

    「ボクからも、質問したいんですが…」

    「……」

    「ユキさんは……何者なんですか?」

    「…!……わ、わたしは…」

    「……」

    「……ふー…。 …答える前に、お願いがあるの……」

    「はい?」

    「…あのね………」




    118 = 1 :

    「…苦しくないですか?」

    「うん、大丈夫。あったかい……」きゅう

    「ボクの胸のあたりに顔が…。あの、足、ベッドから出てません?」

    「私、小柄だから…大丈夫」

    「それならいいんですけど…」

    「私が話す間、背中に手……回しててね…」きゅ

    「はい。大丈夫ですよですよ」ぎゅ

    119 = 72 :

    おう

    120 = 1 :

    「私ね…雪女なの」

    「…!?」

    「世間一般で言う妖怪よ」

    「妖怪…?」

    「うん…人に似ているけど、人ではないの…」

    「……」

    「信じられないかもしれないけど…」

    「…」

    「本当は、若い男の精を吸い取るために…山から里に下りて来たの…」

    「……」きゅう

    121 = 1 :

    「でも、男くん、あんな対応するんだもん」クス

    「…ボクだけ出ていこうとしましたね」

    「うん。ふふ、びっくりしちゃったわ」

    「それはどうも……」

    「精を吸い取るつもりだったけど、対応におどろいたのと、体調が悪そうなので、あきらめたの」

    「そうだったんですか…」

    「…私ね、男くんの部屋を訪ねられてよかったなって思うの」

    「…」

    「不思議な人だけど、優しいなあって。」

    「…」

    「最初から惹かれてたのかしら…今思うと、一目惚れかもね…」

    「え、あの…」

    「最後まで……聞いて。お願い、ぎゅって、してて…」

    「……うん」

    124 = 1 :

    「一度山に戻ったんだけどね、どうしてもあなたの様子が気になって」

    「それで、戻ってきたの」

    「……ユキさんが来てくれて、この3日間、ボクはうれしかった」

    「ありがとう…」

    「…お礼を言うのは、ボクの方です」

    「それでね………私、山に帰ろうと思うの」

    「……どうしてです?」

    「私はやっぱり、妖怪だから…。帰らなきゃって、思ったの…」

    「……」

    125 :

    ほっしゅ

    126 = 1 :

    「…なんとなく、わかってました」

    「え?」

    「なんていうのか…ユキさんが、ボクとはちょっと違う存在だってこと」

    「なんで…」

    「額に当てるタオルを取り換えたときに、少し意識があって、それで」

    「…そう…だったんだ…」

    「はい……」

    「……そっかぁ…じゃあ、あのこと…言いにくくなっちゃったわね…」

    「あのこと?」

    127 :

    続きはよ

    128 = 1 :

    「あ、あのね…」

    「…はい」

    「ひ、ひとつだけ…いわせてほしいの…言わせてください」

    「…どうぞ」

    「妹さんのことは…つらいと思う…」

    「しばらくは食欲も出ないし、時間はかかると思うけど…」

    「…うん」

    「でも、それまで…わ、わたしも…支えるから…」ゴニョ…

    「……」

    「うう…だ、だから…それまで私を、こ、ここに…置いてくれますか……?」

    「……ッ」

    「わたし、男くんのことが…好きです……!」

    「山に帰るって言ったけど…男くんのそばにいたいです!もっとたくさん男くんを知りたいです!」

    「お願い、します…!」

    129 = 47 :

    おおおおお!

    130 = 1 :

    「…上、向いてください」

    「……」フル…

    「……」サワ……

    「……え……?」

    ちゅ…

    131 = 1 :

    ぎゅう…

    「ボクも、ユキさんのこと、好きです」

    「……あ」

    「きちんと話してくれて、ありがとう」

    「話してる途中、震えてた。でも、勇気を出して言ってくれたんですよね」

    「だからボクも勇気を出します。ボクのそばにいてくれませんか?ユキさんのこと、教えてください…」

    「…い、いいのぉ…?グス…わたし、世間知らずよぉ……」ひっく

    「いいんです」

    「妖怪…だよぅ…ひっく…化け物って…」

    「ユキさんはただの女の子です。不思議な力を持ってる、優しい女の子です」

    「……山…寂しかったよぉ……」ぐす

    「これからは一緒です」ぎゅう

    「ひっく…うっ…あ、ありがとぉ…」ぎゅう

    132 = 1 :

    きょーおーからー♪いーちーばーん♪かーあーこーいいーのだー♪

    「ん?携帯か…」

    「グス…ごめ、ん…私、の…」

    「出ていいよ」

    「出たく、ないぃ…」

    「いや、なんとなく…出たほうがいい気がするんだ…」

    「…? わ、わか、ったぁ…」グス



    「もしもし…」

    ゆきめ『おめでとう!』

    134 :

    135 = 1 :

    (電気つけるか…)パチ

    「ゆきめ、ちゃん? なんで…」グス…

    ゆきめ『雪女特有の【結びの波動】を感知したから…ピンと来たのよ!』

    「あ、ありがとぉ…」

    「…だれ?」ボソボソ

    「雪女仲間の、友達…」

    ゆきめ「ところでユキちゃん!」

    「え?」

    ゆきめ『……………、……………』ゴニョゴニョ

    「/////////」ぼっ

    「ゆ、ユキさん!?どうした?」

    「あわわわ…///」ふらふら

    ゆきめ『あっ鵺野先生?え?代われ?ユキちゃん、ちょっとそっちも男の子に代わってくれるかしら』

    「代われって…///」スッ

    「ボクに…?」

    136 = 1 :

    「もしもし…」

    ゆきめ『あ、ちょっと待ってね!はい先生…』

    鵺野『ん? …おお、キミが…。なるほど、これは…』

    「あの、何か…」

    鵺野『いや、私は人間だが、実は奥さんは雪女なのだ』

    「え!?」

    鵺野『そこでキミにアドバイスがしたくてね…』

    「は、はい。何でしょうか……」

    鵺野「……、………!……………wwwww」

    「はい……え……………えええええ!?////////」

    鵺野『まあ、そういうことだ。とにかくおめでとう。がんばれよ』ブツッ

    ツー…ツー…ツー…

    137 = 1 :

    「あ、あら?いつの間にか電気が…」

    「さっきボクが点けたんだけど…」

    「…明るいところで見ると…は、恥ずかしい…」

    「う…電気、消す…?ボクはもう少し、ユキさんを見たいんだけど…」

    「うん…私も男くんの顔、もう少し見たい…」

    「…」じー…

    「……」スッ

    ちゅっ

    「!?」

    「ふふ。今度は私から…///」

    139 :

    でも何人もの精を吸いとってきたビッチなんだよな

    初めて街におりてきた設定がよかったです

    140 = 1 :

    パチッ

    「今度こそ眠ろうか」

    「ええ。体調も完全に治さなくちゃ」

    「じゃあ、今日はもう寝よう」モゾ

    「…ぎゅーってしててね」

    「うん、わかった」ぎゅう…

    「明日も一緒ね」

    「よろしくね、ユキさん」

    「うん。あのね」

    「ボクも」

    「「だいすきだよ」」






    「「おやすみ」」」

    141 = 1 :

    「ところで、電話でなんて言われたの…?」

    「いや、あの…ユキさんは?」

    「…」

    「…」

    ゆきめ『ユキちゃん、あのね。実は雪女は、本当に愛し合った男相手なら、精は抜いても命は抜かないのよ!』

    (実際一度も経験ないから、そんなこと知らなかったわよ…でも、良かった/////)

    鵺野『雪女は興奮すると、相手を凍てつかせることがあるから。肌を重ねる前に風呂沸かせよwwwww』

    (そんなのまだまだ先だけど…雪女のユキさんとの付き合い方、勉強になりました……。…///////)

    142 = 1 :

    (妹、今までありがとうな。絶対、忘れないよ。ボク、この人のことを守っていくから…)

    (成長して見せるから、見守っててな…)

    (…おやすみ)



    ??(うん、わたしはもう大丈夫だよ。だからお兄ちゃん、がんばって)

    ??(その人と一緒に、幸せになるんだよ!)

    ??(……ありがとう、お兄ちゃん)


       *  *  *

      *   *
    *   *  *    *
          *
     *   *   *
       *      *  
           *
    お し ま い

    143 :

    つまらなくはないけどとくにおもしろいわけでもなかったです

    144 :

    おい


    パンツ溶けたのに

    145 :

    さっきパンツ氷河に流しちまったよ畜生
    履くパンツないじゃないか責任取れよ

    146 = 1 :

    お付き合いありがとうございました

    今日の天気予報は吹雪です
    夜には雪女を探しに出かけようと思います
    それでは

    147 = 139 :

    >>146乙でした

    148 = 55 :

    おつ

    149 = 47 :

    乙です

    150 :

    久々のクソスレつまんね


    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - 妖怪 + - 雪女 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について