元スレ雪女「今夜は積もりそうね…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
雪女「こんな日は人里に下りて、男の生を吸い取ってやろうかしら。フフ、命もだけど…」
サクサク…
:
:
:
雪女「…ふう、やっと着いた」
雪女「街中もかなり降っているわね…さて…」
サクサク
雪女「手近なところで探しましょうかね。ちょうどこの辺は若者が多く住んでいたはず…」
…
…
2 :
はい
3 = 1 :
>>1
ごめん
生→精
いきなり訂正ごめん
5 = 2 :
はい
6 :
つららかゆきめどっちで脳内再生すればいいんだ
7 :
雪女ってそんなサキュバス染みたことするの?
8 :
レティさんに精すわれたいお
9 = 1 :
雪女「…このアパートにしようかしら。部屋は…」
雪女「…あの部屋がいいわね」
雪女「ベランダに見える洗濯物は男物。取り込んでないのはだらしがないけど…」
雪女「この深夜でも明かりがついてる、ということは一人暮らし。フフ、条件は完璧ね…」
コツ…コツ…
ピンポーン
雪女「あのう、夜分にすみません」
??「………は、はい……?」
雪女「わたし、遠くの街から来たものですが…。わけあって、今晩休むところがなくて…」
??「…は、はあ…」
雪女「あのう、不躾なのは承知です。どうか一晩、泊めていただけないでしょうか…?」
??「………あ、あの……」
雪女(フフ、早く開けなさい…私の美貌を見たら、泊めずにはいられないわ)
11 :
雪女=ゆきめのイメージが強すぎる
12 = 1 :
??「………」
ガチャ
雪女「あの、どうか一晩…ひっ!?」
??「な、なんですか?」
雪女「あ、あなた、顔色が悪いですよ?」
男「ずずっ…はは、風邪をひいてしまっていて……。あの、外は、寒いでしょう?どうぞ中へ」
雪女「……えっ あ! は、はい、お邪魔します……」
男「じゃ、コレ、スペアキーです」
雪女「え?」
男「風邪うつしちゃうとまずいんで、ボク、ファミレスにでも行ってます。では、明日の朝」
雪女「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
13 = 6 :
雪女ってどうしてこう魅力的なんだろうか
14 = 1 :
男「なんですか?」
雪女「なんですかって…あなた何を考えてるんですか?」
男「え?」
雪女「見ず知らずの女を家にあげて、一人にして、外で夜を明かす?しかも風邪気味で?」
男「はあ」ゴホッ
雪女「不用心にもほどがあります!早く奥へ!」グイ
男「えっ」ズルズルズル
15 = 1 :
雪女「綺麗な部屋ですね…」
男「……は、はは、どうも……」
雪女「…」じー…
男「…………う……あ、あの、宿を借りたいんでしたら、そこのベッド、使ってください」
雪女「え? あ、ああ、どうも…って、あなたはどこで寝るんですか?」
男「ボクは床でいいです。女の人が体冷やしちゃだめですよ、早く温まってください……」ごろり
雪女「だ、だめでしょう!あなた体調が悪いんだから、あなたこそベッドを…」
男「ボクは、大丈夫ですから…」
雪女「だめです!どうしてもというなら、一緒に寝ましょう!」
男「え!? だ、ダメですよ……!」
雪女「ダメです!ほっぺたも赤いし、クマもできてる!きちんと温かくして寝なきゃだめです!」
男「あの…」
雪女「ベッドに入りなさい!」
男「は、はい!」
16 = 10 :
いいね
17 = 1 :
雪女「電気消しますよ」パチ
モゾモゾ
男「あ、あの、本気で一緒に寝るんですか……?」
雪女「嫌なら、私が床に寝ます。どうして背を向けたままなんですか?」
男「………当たり前です……」
雪女「……泊めてくれてありがとうございます」
男「え? いえ……。おやすみなさい……」
雪女「あ……おやすみなさい」
雪女(……今夜は襲うのは無理ね……)
雪女(でも、この男体調が悪そうだし、仕方ないわね)
雪女(……それにしても変わった男……)
男「ゴホ………………グス」
雪女(……わたし、何しに来たんだろう)
18 = 1 :
:
:
:
男「…すぅ…すぅ…」
雪女(……)
男「……グスッ……」
雪女(……?)
男「ひっく……ゲホッ」
雪女(この人……泣いてる……?)
:
:
:
19 = 1 :
男(………眩しい)むくり
ポト
男(……濡れタオル)
男(……よく……眠れた気がする)ゲホッ
男「…あ!?」
男「……いない」
男「……行ったんだろうか……」
ジュゥゥゥゥ……
男「……ん?台所の方から……」
20 = 1 :
ガチャ
雪女「あ、目が覚めたんですね。おはようございます」
男「……あの?」
雪女「あの、風邪の時の食べ物ってよくわからないんですけど……」トン
男「いや、その」
雪女「フレンチトーストと雪見だいふく、どっち食べます?」
男「」
22 = 6 :
この雪女は火を使えるタイプなのか
23 = 1 :
雪女「冷蔵庫には何も入ってなかったので、近くのスーパーで買ったんです」
男「す、すみません……」
雪女「いえ、泊めてもらったお礼というか」
男「……いえ、ボクの方こそ何もしていないのに……」
雪女「ところで、どっちにします?」
男「あ…じゃあ、雪見だいふくで……」
雪女「///」クネクネ
男「な、なんですか!?」
雪女「はっ! な、なんでもないです…どうぞ」
24 = 8 :
ちょっと雪女探してくるわ
25 = 1 :
モグモグ…
男「……ごちそうさまです」
雪女「え?1つでいいんですか?」
男「食欲あまりなくて…ごめんなさい」
雪女「……何かあったんですか?」
男「え?」
雪女「寝ているとき、少し……泣いていました」
男「ボクが…ですか?」
雪女「はい」
男「……なんでもないんです」
雪女「……」
26 = 1 :
男「これからどこかに向かわれるんですか?」
雪女「え? は、はい。無事に夜が明かせたので……」
男「……お気をつけてくださいね。気を遣わせてすみませんでした」
雪女「う……はい」
男「……ゴホ」
雪女「……」
男「玄関まで見送ります」
27 = 1 :
玄関
男「では、その……さよなら」にこ
雪女「あ……」
男「……」
雪女「……さよなら。お大事にして……ください」
バタン
雪女「……」トボトボ
男「」……ぺたん
男「グス……ごほっ」
男「……うぅ……ぐす」ぎゅう
29 = 1 :
雪女「……わたし、何しに里に来たんだろう……」
雪女「……精力吸うどころじゃなかったな…なんで看病なんか……」
雪女「……」
雪女(……不思議な人だったなぁ)
……しゅん…
雪女「……山に帰ろう……」
サクサク……
30 = 6 :
最初と口調変わりすぎワロタ
31 = 1 :
:
:
:
男「ゴホっ」
男「……昼寝から覚めたらもう夜ですか、そうですか……」
男「……いや、時間なんてどうでもいか」ゲホゲホ
男(そうだ、もう何も。どうでもいいや……)
男(……)
男(しかし不、思議な女の人だったなぁ……いきなり来て、看病って……)
男「ゲホ」
男「…………うぅ」
男「……クソぉ……」グス
男「…………ぉ」ぎゅう
男「…………」
ピンポーン
男「!」
32 = 1 :
ガチャ……
雪女「あ……」
男「……」ぐし
雪女「…ごめんなさい……」
男「……」
雪女「……」しゅん
男「……あの……雪も降ってますし、どうぞ」
雪女「……ごめんなさい……」
男「……ゲホ……」スタスタ
雪女「……」ス…
バタン
34 = 1 :
男「…」
雪女「……」
雪女「ご、ごはん……」
男「え?」
雪女「ごはん食べましたか?」
男「いや、食べて……ないです……」
雪女「食べなくちゃ、治らないです……」
男「……」
雪女「食べなくちゃ治らないです!」
男「」
35 = 1 :
雪女「なんで泣いてるんですか?」
男「……」
雪女「何か言ってください!」
男「………なんで……俺にかまうんですか?」
雪女「あなたを見てると不安になるんです。今にも消えてしまいそうな、そんな雰囲気なんです、あなた」
男「……ゲホ」
雪女「放っておけるわけがないです……お願いです、なんで泣いていたんですか?」
男「……一身上の都合で……」
雪女「……」
男「……」
雪女「………ふふ」クス
男「……」
36 = 1 :
雪女「やっとひとつだけ、答えてくれましたね」
男「……」
雪女「あ……気分を害しましたか?」
男「……ぅ」
雪女「え?」
男「い、いや……」
雪女「それで、その。ごはん……」
男「……食欲がないのは本当なんです」
雪女「でも、それでも食べないと……」
男「……」
雪女「……」
37 = 1 :
雪女「お願い、食べて……?おかゆでもなんでも、好きなものをつくりますから」
男「なんで……そこまで」
雪女「放っておけないからです」
男「……」
雪女「……」
男「………あの」
雪女「はい」
男「あの、おかゆが……食べたいです……」
雪女「……はい」ニコ
38 = 1 :
男「……ごちそうさまでした」
雪女「もういいんですか?」
男「はい…本当にこれ以上は」
雪女「……もしかして、しばらく食事をとってませんでした?」
男「……」
雪女「冷蔵庫には何もないし、その体調ですし…。何日くらい食べてないんですか?」
男「……6、7日くらいです。たいしたことは……」
雪女「そんなに食べていないんですか!?今は冬です、熱源になるものを摂らないと本当に危ないんですよ!」
男「……はい」
雪女「……決めました」
39 :
もつこり
40 = 1 :
男「何をですか……?」
雪女「あなたの体調が良くなって、モリモリ食べるようになるまで、ここに泊めてもらいます!」
男「……」
雪女「いいですね」
男「……ん!?」
雪女「……」
男「あ、いや……その。意味が、ちょっと」
雪女「不束者ですがよろしくお願いします」
男「ッ」
雪女「」にこ
41 :
霞を食って生きているのか
42 = 1 :
:
:
:
雪女「できました」スッ
男「……ありがとう」
雪女「熱くはないと思いますが、気を付けて…」
男「…」ぱく……ゴク
雪女「……」
男「…おいしいです。そんなに見つめなくても大丈夫ですよ」ゲホ
雪女「……」にこっ
43 = 1 :
男「……ごちそうさまでした」
雪女「もういいんですか?」
男「はい…本当にこれ以上は」
雪女「……もしかして、しばらく食事をとってませんでした?」
男「……」
雪女「冷蔵庫には何もないし、その体調ですし…。何日くらい食べてないんですか?」
男「……6、7日くらいです。たいしたことは……」
雪女「そんなに食べていないんですか!?今は冬です、熱源になるものを摂らないと本当に危ないんですよ!」
男「……はい」
雪女「……決めました」
45 = 1 :
ちょっと同じ文章を投稿してましたねすみません
目を覚ますために外の雪にダイブしてきます
47 :
>>45
お前が風邪ひくぞ
48 = 1 :
さみい
服が濡れるの嫌だから裸で行った
さみい
体拭いたら再開する
さみい
49 = 8 :
雪女に膝枕してもらいながら凍死したい
50 = 1 :
男「何をですか……?」
雪女「あなたの体調が良くなって、モリモリ食べるようになるまで、ここに泊めてもらいます!」
男「……」
雪女「いいですね」
男「……ん!?」
雪女「……」
男「あ、いや……その。意味が、ちょっと」
雪女「不束者ですがよろしくお願いします」
男「ッ」
雪女「」にこ
みんなの評価 : ☆
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