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元スレ京子「無人島漂流記!」
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京子「結衣、この宝くじ、当たってる……」
結衣「へえ、幾ら?」
京子「ごせんまんえん……」
結衣「……は?」
京子「よし、みんなで旅行行こう!世界旅行!豪華客船で!」
結衣「お、落ち着け」
ちなつ「ほんとですか!?」
あかり「あかり、お船で旅行するのはじめて!」
まり「うにー!」
京子「よーし、まりちゃんも行こう!ご家族ごとご招待だ!生徒会の皆も招集!」
綾乃「な、なんですってー!?」
結衣「いや、だから落ち着けって!」
結衣「へえ、幾ら?」
京子「ごせんまんえん……」
結衣「……は?」
京子「よし、みんなで旅行行こう!世界旅行!豪華客船で!」
結衣「お、落ち着け」
ちなつ「ほんとですか!?」
あかり「あかり、お船で旅行するのはじめて!」
まり「うにー!」
京子「よーし、まりちゃんも行こう!ご家族ごとご招待だ!生徒会の皆も招集!」
綾乃「な、なんですってー!?」
結衣「いや、だから落ち着けって!」
京子「海だー!」
まり「うにー!」
京子「豪華客船だー!」
まり「うにー!」
京子「出港だー!」
まり「うにー!」
京子「嵐だー!」
まり「うにー!」
京子「難破だー!」
まり「うにー!」
京子「遭難だー!」
まり「うにー!」
まり「うにー!」
京子「豪華客船だー!」
まり「うにー!」
京子「出港だー!」
まり「うにー!」
京子「嵐だー!」
まり「うにー!」
京子「難破だー!」
まり「うにー!」
京子「遭難だー!」
まり「うにー!」
京子「無人島だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
まり「うにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」
1:『探検』
~南国の無人島~
~海岸~
京子「ゆいー、お腹空いたー」クイクイ
結衣「……」ポカーン
京子「駄目だ、ショックのあまり、呆けちゃってる」
まり「おねえちゃん、大丈夫?」
京子「うん、しばらくすれば元に戻ると思うよ」
京子「よし、今のうちに落書きしちゃえ……」カキカキ
まり「まりも!まりも!」
キャッキャウフフ
~南国の無人島~
~海岸~
京子「ゆいー、お腹空いたー」クイクイ
結衣「……」ポカーン
京子「駄目だ、ショックのあまり、呆けちゃってる」
まり「おねえちゃん、大丈夫?」
京子「うん、しばらくすれば元に戻ると思うよ」
京子「よし、今のうちに落書きしちゃえ……」カキカキ
まり「まりも!まりも!」
キャッキャウフフ
京子「よし、暇だし避難ボートに備え付けられてる備蓄でも調べよっか」
まり「びちく?」
京子「ご飯とかお水とか!」
まり「……」グゥ~
京子「まりちゃんも、お腹空いた?」
まり「うん!」
京子「よし、じゃあ、ご飯にしよう!」
まり「びちく?」
京子「ご飯とかお水とか!」
まり「……」グゥ~
京子「まりちゃんも、お腹空いた?」
まり「うん!」
京子「よし、じゃあ、ご飯にしよう!」
まり「うに、あるかなー?」トテトテ
京子「いやー、流石にうには無いよ~、あ、けど浅瀬に行けば採れるかも」
まり「うに!」タッ
京子「こーら、だめ、走っちゃ」ガッ
まり「うにあるのに?」
京子「うん、うに採るのは、ちょっとあとにしよ?」
京子「まず、結衣にご飯持って行ってあげないといけないしね」
まり「おねえちゃん、ご飯食べたら、元気になるかな」
京子「元気にならなかったら、くすぐっちゃおうか?」
まり「うん!」
京子「いやー、流石にうには無いよ~、あ、けど浅瀬に行けば採れるかも」
まり「うに!」タッ
京子「こーら、だめ、走っちゃ」ガッ
まり「うにあるのに?」
京子「うん、うに採るのは、ちょっとあとにしよ?」
京子「まず、結衣にご飯持って行ってあげないといけないしね」
まり「おねえちゃん、ご飯食べたら、元気になるかな」
京子「元気にならなかったら、くすぐっちゃおうか?」
まり「うん!」
京子(うーん、殆どの備蓄は流されちゃってるな……)
京子(保存食が幾つかと、水入りのペットボトルが少し……)
京子(まあ、食料や水は何とか探せるとして、救急箱が無いのが、キツいかも)
京子(まあ、ボートも殆ど水没しかけてて、ギリギリこの島に辿りついたって感じだったからなあ)
京子(仕方ないか……)
京子「あ、小型無線機だ、それにライターも……これ使えるかな……」
まり「きょうこおねーちゃん、ご飯、見つかった?」
京子「ばっちりだよ!」ニコ
京子(保存食が幾つかと、水入りのペットボトルが少し……)
京子(まあ、食料や水は何とか探せるとして、救急箱が無いのが、キツいかも)
京子(まあ、ボートも殆ど水没しかけてて、ギリギリこの島に辿りついたって感じだったからなあ)
京子(仕方ないか……)
京子「あ、小型無線機だ、それにライターも……これ使えるかな……」
まり「きょうこおねーちゃん、ご飯、見つかった?」
京子「ばっちりだよ!」ニコ
京子「ゆいー、ご飯食べよ~」トテトテ
まり「ゆいおねーちゃーん!」トテテ
結衣「……はっ」
京子「お、正気に戻った?」
結衣「きょ、京子……こ、ここは?」
京子「ここは、無人島です!」
京子「私達三人、遭難しちゃったのです!」
結衣「……へー、そうなんだ……」
京子「あれ、わりと余裕あるね、駄洒落言うなんて」
まり「ゆいおねーちゃーん!」トテテ
結衣「……はっ」
京子「お、正気に戻った?」
結衣「きょ、京子……こ、ここは?」
京子「ここは、無人島です!」
京子「私達三人、遭難しちゃったのです!」
結衣「……へー、そうなんだ……」
京子「あれ、わりと余裕あるね、駄洒落言うなんて」
結衣「よ、余裕って……そんなの、あるわけ……」
結衣「あるわけないだろ!」
京子「結衣っ」ガシッ
結衣「な、なに」ビクッ
京子「……」フルフル
結衣「え?」
まり「……ゆ、ゆいおねえちゃん、怒ってるの?」ビクビク
結衣「あ……」
結衣「あるわけないだろ!」
京子「結衣っ」ガシッ
結衣「な、なに」ビクッ
京子「……」フルフル
結衣「え?」
まり「……ゆ、ゆいおねえちゃん、怒ってるの?」ビクビク
結衣「あ……」
結衣(そ、そっか、私達が、怖がったり焦ったりしてたら……)
結衣(まりちゃんにまで、それが伝わっちゃう……)
結衣(私達以上に脆いまりちゃんの心を守るには、表面上だけでも平静を保たないと……)
結衣(そう言う事、だよね、京子……)
結衣「い、いや、怒ってないよ、まいちゃん」ニコ
まり「う、うん」ホッ
結衣(まりちゃんにまで、それが伝わっちゃう……)
結衣(私達以上に脆いまりちゃんの心を守るには、表面上だけでも平静を保たないと……)
結衣(そう言う事、だよね、京子……)
結衣「い、いや、怒ってないよ、まいちゃん」ニコ
まり「う、うん」ホッ
京子「ほら、ゆい~、ご飯と水だぞ!」ポーイ
結衣「あ、ありがと、どうしたのコレ」
京子「ボートに残ってた保存食とペットボトル、ま、これを食べてちょっと休憩しようよ」
結衣「うん……」
京子「あ、中にスプーンと容器が入ってるね、これは捨てずに取って置こうっと」
まり「んー、袋、開けられない……」
結衣「……まりちゃん、貸してみて?」
まり「うん」
結衣「あ、ありがと、どうしたのコレ」
京子「ボートに残ってた保存食とペットボトル、ま、これを食べてちょっと休憩しようよ」
結衣「うん……」
京子「あ、中にスプーンと容器が入ってるね、これは捨てずに取って置こうっと」
まり「んー、袋、開けられない……」
結衣「……まりちゃん、貸してみて?」
まり「うん」
結衣「よっと……」パリッ
まり「うわあ、おねえちゃん、ありがとう!」ニコ
結衣「うん、どういたしまして」ニコ
京子「よーし、それじゃあ」
一同「「「いただきまーす!」」」
まり「うわあ、おねえちゃん、ありがとう!」ニコ
結衣「うん、どういたしまして」ニコ
京子「よーし、それじゃあ」
一同「「「いただきまーす!」」」
結衣「……うーん、あんまり美味しくないねこれ」モクモク
京子「え、わりと美味しいよ?」モクモク
結衣「マジか」
まり「……」モクモク
結衣「まりちゃん、美味しい?」
まり「うん!」モクモク
結衣「子供向けの味付けなのかな」モクモク
京子「ゆい~、私は子供じゃないよ~?」
結衣「子供みたいなもんだろ」
京子「ムキー!」ブンブン
結衣「あ、暴れるな」
まり「お姉ちゃん達、楽しそう」クスクス
京子「え、わりと美味しいよ?」モクモク
結衣「マジか」
まり「……」モクモク
結衣「まりちゃん、美味しい?」
まり「うん!」モクモク
結衣「子供向けの味付けなのかな」モクモク
京子「ゆい~、私は子供じゃないよ~?」
結衣「子供みたいなもんだろ」
京子「ムキー!」ブンブン
結衣「あ、暴れるな」
まり「お姉ちゃん達、楽しそう」クスクス
京子「ゆいー、これ食べ終わったら、ちょっと探検に行こうよ!」
結衣「探検?いや、けど食料があるなら別に危険を冒さなくても……」
京子「うーん、あるにはあるんだけど、さ」
結衣(……量には不安があるって言うことか……)
京子「それに、お風呂は無理にしても、水浴びくらいはしたいじゃない?」
結衣(食料と水源の確保、それに衛生環境の改善が当面の課題って事かな……)
結衣「そうだな、寝れそうな場所も探さないといけないし……」
結衣「よし、じゃ、ちょっと探検してみようか」
まり「探検、たのしみー!」
結衣「探検?いや、けど食料があるなら別に危険を冒さなくても……」
京子「うーん、あるにはあるんだけど、さ」
結衣(……量には不安があるって言うことか……)
京子「それに、お風呂は無理にしても、水浴びくらいはしたいじゃない?」
結衣(食料と水源の確保、それに衛生環境の改善が当面の課題って事かな……)
結衣「そうだな、寝れそうな場所も探さないといけないし……」
結衣「よし、じゃ、ちょっと探検してみようか」
まり「探検、たのしみー!」
京子「じゃ、海岸線の探検に、れっつごー!」
結衣「森の中は、入らなくていいの?」
京子「うん、川とかは絶対に海岸線へ繋がってるはずだしね」
京子「河口を見つけて、遡った方が簡単だと思う」
結衣「なるほど……京子は、そういう事には頭が回るよな」
京子「えへへへへ///」
まり「浅瀬で、うに採れる?」
結衣「うん、うにが居るかどうかも、探そうか」
まり「うん!」
結衣「森の中は、入らなくていいの?」
京子「うん、川とかは絶対に海岸線へ繋がってるはずだしね」
京子「河口を見つけて、遡った方が簡単だと思う」
結衣「なるほど……京子は、そういう事には頭が回るよな」
京子「えへへへへ///」
まり「浅瀬で、うに採れる?」
結衣「うん、うにが居るかどうかも、探そうか」
まり「うん!」
京子「よし、まりちゃん、手繋いで行こう!」
まり「うん!」ギューッ
京子「おーてーてー、つーないで~♪」
まり「うーにーにーにーうーにーにー♪」
京子「歌詞全然違う!?」
結衣「ぷっ」クスクス
まり「うん!」ギューッ
京子「おーてーてー、つーないで~♪」
まり「うーにーにーにーうーにーにー♪」
京子「歌詞全然違う!?」
結衣「ぷっ」クスクス
結衣(まりちゃん、楽しそうで良かった……)
結衣(……京子が居てくれて、本当に助かったな……)
結衣(私だけだったら、多分、まりちゃんの心を傷つけてたと思う……)
結衣「……」
結衣(あかりやちなつちゃん、綾乃達やまりちゃんの両親は、大丈夫なのかな……)
結衣(何とか、無事でいてくれるといいけど……)
結衣(……京子が居てくれて、本当に助かったな……)
結衣(私だけだったら、多分、まりちゃんの心を傷つけてたと思う……)
結衣「……」
結衣(あかりやちなつちゃん、綾乃達やまりちゃんの両親は、大丈夫なのかな……)
結衣(何とか、無事でいてくれるといいけど……)
まり「お鍋だー!」
結衣「え?」
京子「あの船に積まれてた物かな?」
結衣「あ、ああ、そうだね」
まり「……」スポッ
まり「えへへ」ニコ
京子「おー、まりちゃんの頭にジャストフィット!かっこいい!」
まり「やたー!」ピョーン
結衣「こっちにはビニールシートが落ちてる……割と、流れ着いてるもんなんだなあ」
結衣(これを上手く使えば、テントみたいなのを作れないかな……)
結衣「え?」
京子「あの船に積まれてた物かな?」
結衣「あ、ああ、そうだね」
まり「……」スポッ
まり「えへへ」ニコ
京子「おー、まりちゃんの頭にジャストフィット!かっこいい!」
まり「やたー!」ピョーン
結衣「こっちにはビニールシートが落ちてる……割と、流れ着いてるもんなんだなあ」
結衣(これを上手く使えば、テントみたいなのを作れないかな……)
京子「ゆいー、河口見つけたよ~」
結衣「あ、ああ、判った~」タッタッタッ
まり「うに、居なかったね」
結衣「まあ、時間はたっぷりあるし、ゆっくり探せばいいよ」ニコ
まり「うに!」
京子「よし、じゃあ、河口を遡ろっか!」
結衣「あ、ああ、判った~」タッタッタッ
まり「うに、居なかったね」
結衣「まあ、時間はたっぷりあるし、ゆっくり探せばいいよ」ニコ
まり「うに!」
京子「よし、じゃあ、河口を遡ろっか!」
京子「結衣、まりちゃん、ちょっとゲームしながら行かない?」
結衣「ゲーム?」
京子「そ、名付けて、足跡探しゲーム!」
まり「あしあと?」
京子「ほら、ここ見て~」
結衣「……それ、足跡か?何か、小さい穴が幾つも開いてるだけに見えるけど……」
京子「うん、小動物、多分、リスかネズミの足跡だと思う」
京子「この足跡より、おっきい足跡を見つけた人が勝ちね!」
まり「うん!まり、頑張って探す~!」
結衣「……」
結衣「ゲーム?」
京子「そ、名付けて、足跡探しゲーム!」
まり「あしあと?」
京子「ほら、ここ見て~」
結衣「……それ、足跡か?何か、小さい穴が幾つも開いてるだけに見えるけど……」
京子「うん、小動物、多分、リスかネズミの足跡だと思う」
京子「この足跡より、おっきい足跡を見つけた人が勝ちね!」
まり「うん!まり、頑張って探す~!」
結衣「……」
結衣(そっか、川沿いだと野生生物が定期的に水を飲みに来てる可能性がある)
結衣(もしかしたら、大型の生物とかも……)ゾクッ
結衣(確かに、その辺も、警戒しておかないとな……)
京子「おっと、まりちゃん、この辺は足場が悪いから危ないよ、手、繋ごう?」
まり「うんー!」ギューッ
結衣(もしかしたら、大型の生物とかも……)ゾクッ
結衣(確かに、その辺も、警戒しておかないとな……)
京子「おっと、まりちゃん、この辺は足場が悪いから危ないよ、手、繋ごう?」
まり「うんー!」ギューッ
まり「あしあと、見つけたー!」
京子「どれどれー?あー、これはさっきの方がおっきいかなあ?」
まり「んー、そっかなあ……」ショボン
京子「じゃあ、おんなじくらい!」
まり「うん!」ニコ
結衣「京子、あれ、滝じゃない?」
京子「ん?おー!」
京子「どれどれー?あー、これはさっきの方がおっきいかなあ?」
まり「んー、そっかなあ……」ショボン
京子「じゃあ、おんなじくらい!」
まり「うん!」ニコ
結衣「京子、あれ、滝じゃない?」
京子「ん?おー!」
ザァァァァァァァァァァァァァァ
京子「滝つぼだー!」
まり「す、すげー!」キラキラ
結衣「綺麗な水……ここなら水浴びとかもできそうだな」
京子「いっちばーん!」
結衣「……え?」
ザブーンッ
まり「まりもー!」ピョーン
ザッブーンッ
結衣「お、おーい、せめて服くらいは脱ごうよ」
京子「え!?服を脱げだなんて……ゆ、ゆいのえっち!」
まり「えっちー!おねえちゃんえっちー!」ケラケラケラ
結衣「え、えっちじゃないっ///」
京子「うおー!ゆいが怒った!まりちゃん逃げろー!」ジャバジャバ
まり「うにー!」ジャバジャバ
結衣「はぁ……しようがないなあ、二人とも……まりちゃん、足がつかない所までは行っちゃだめだよ?」
まり「はーい!」
ザッブーンッ
結衣「お、おーい、せめて服くらいは脱ごうよ」
京子「え!?服を脱げだなんて……ゆ、ゆいのえっち!」
まり「えっちー!おねえちゃんえっちー!」ケラケラケラ
結衣「え、えっちじゃないっ///」
京子「うおー!ゆいが怒った!まりちゃん逃げろー!」ジャバジャバ
まり「うにー!」ジャバジャバ
結衣「はぁ……しようがないなあ、二人とも……まりちゃん、足がつかない所までは行っちゃだめだよ?」
まり「はーい!」
キャッキャウフフ
結衣「……私も入ろうかな」
結衣「服、どうしよう……」
バシャーンッ
結衣「つ、つめたっ!」
京子「うへへへ、結衣にゃん、油断しましたな」ニヤニヤ
結衣「……」
ザッブーンッ
バッシューンッ
京子「ぶはっ波がっ」
結衣「あははは、京子、ぶはって」クスクス
まり「きょうこおねえちゃん、ぶはっ、ぶはっ!」ケラケラ
結衣「……私も入ろうかな」
結衣「服、どうしよう……」
バシャーンッ
結衣「つ、つめたっ!」
京子「うへへへ、結衣にゃん、油断しましたな」ニヤニヤ
結衣「……」
ザッブーンッ
バッシューンッ
京子「ぶはっ波がっ」
結衣「あははは、京子、ぶはって」クスクス
まり「きょうこおねえちゃん、ぶはっ、ぶはっ!」ケラケラ
結衣「ふー、さっぱりしたね、塩水のせいで身体がベタベタしてたし」
まり「うん!」
京子「だねえ」グデーン
結衣「けど、服、どうしよう、気温は高いけど、流石に濡れた服のままだと、風邪引いちゃうかも」
京子「ふっふっふっ、ちゃんと代用品は見つけてありますて」
結衣「代用品?ボートの中とかに服とか入ってたの?」
京子「いや、あれを使おう!」ビシッ
結衣「あれ……?」
結衣「……え?」
結衣「葉っぱ?」
京子「はい、まりちゃんのは、こんな感じかな?」
京子「蔦とおっきい葉っぱでワンピースみたいなの作ってみたんだけど」
まり「かっこいい!妖精さんみたい!」キラキラ
京子「ありがと」ニコ
結衣「相変わらず器用だな、京子は……というか」
結衣「な、何で私のはビキニみたいな感じになってるの///」
京子「その方が、動きやすいでしょ?」ニヤニヤ
結衣「お、お前、わざとやってるだろ///」
結衣(というか、水着とかよりもスースーする///)
京子「蔦とおっきい葉っぱでワンピースみたいなの作ってみたんだけど」
まり「かっこいい!妖精さんみたい!」キラキラ
京子「ありがと」ニコ
結衣「相変わらず器用だな、京子は……というか」
結衣「な、何で私のはビキニみたいな感じになってるの///」
京子「その方が、動きやすいでしょ?」ニヤニヤ
結衣「お、お前、わざとやってるだろ///」
結衣(というか、水着とかよりもスースーする///)
京子「そして私のは……こうだ!」バサッ
結衣「うわあ……、なにか葉っぱで作ったキグルミみたいになってる……」
まり「かいじゅうみたい」
京子「うごきにくい!」バサバサ
結衣「まあ、そうだろうな……そのままだと、生活に不便だろ」
結衣「よし、まりちゃん、一緒にむしっちゃおう」バリバリバリー
まり「うにー!」バリバリバリー
京子「あんっ、や、やめてっ、ご無体なっ!」
結衣「うわあ……、なにか葉っぱで作ったキグルミみたいになってる……」
まり「かいじゅうみたい」
京子「うごきにくい!」バサバサ
結衣「まあ、そうだろうな……そのままだと、生活に不便だろ」
結衣「よし、まりちゃん、一緒にむしっちゃおう」バリバリバリー
まり「うにー!」バリバリバリー
京子「あんっ、や、やめてっ、ご無体なっ!」
京子「うう、酷い、結局ビキニみたいにされた……」ヨヨヨヨ
まり「おねーちゃん、にあってるー!」ニパ
京子「ほ、ほんと?」
結衣「……」ポー
京子「結衣にゃんは?どう思う?似合う?」
結衣「あ、う、うん、似合って、るよ///」
京子「何で結衣が照れてんの」
結衣「う、うるさいっ///」
結衣(葉っぱがヒラヒラしてて、京子の大切な所が見えそうなんだよっ///)
まり「おねーちゃん、にあってるー!」ニパ
京子「ほ、ほんと?」
結衣「……」ポー
京子「結衣にゃんは?どう思う?似合う?」
結衣「あ、う、うん、似合って、るよ///」
京子「何で結衣が照れてんの」
結衣「う、うるさいっ///」
結衣(葉っぱがヒラヒラしてて、京子の大切な所が見えそうなんだよっ///)
京子「よし、空のペットボトルにも水を補充できたし……そろそろ海岸に戻る?」
結衣「そ、そうだな、あまり遅くなると、暗くなって戻れなくなりそうだし」
まり「んー……」ゴシゴシ
結衣「まりちゃん?」
まり「ねむたい……」
結衣「……そっか」
まり「んに」
結衣(こんな小さい身体で、頑張ったもんな、まりちゃん)
結衣「そ、そうだな、あまり遅くなると、暗くなって戻れなくなりそうだし」
まり「んー……」ゴシゴシ
結衣「まりちゃん?」
まり「ねむたい……」
結衣「……そっか」
まり「んに」
結衣(こんな小さい身体で、頑張ったもんな、まりちゃん)
結衣「よし、まりちゃん、私がおんぶしてあげる」
まり「いいのー?」
結衣「大丈夫、お姉ちゃんは京子を肩車した事だってあるんだから」ニコリ
まり「かたぐるま……すげえ」キラキラ
結衣「ふふふ、けど今日はおんぶね」
結衣「流石に足場が不安定で肩車は危ないから」
まり「うん!」
まり「いいのー?」
結衣「大丈夫、お姉ちゃんは京子を肩車した事だってあるんだから」ニコリ
まり「かたぐるま……すげえ」キラキラ
結衣「ふふふ、けど今日はおんぶね」
結衣「流石に足場が不安定で肩車は危ないから」
まり「うん!」
まり「おねーちゃん、ヒンヤリしてて気持ちいい……」ピト
結衣「そっか……」
京子「結衣は体温低めだからねえ」
まり「……おねえちゃんたち」
まり「……だいす……き」
まり「……」
結衣「まりちゃん、寝ちゃった?」
まり「……」zzz
結衣「……おやすみ、まりちゃん」
結衣「そっか……」
京子「結衣は体温低めだからねえ」
まり「……おねえちゃんたち」
まり「……だいす……き」
まり「……」
結衣「まりちゃん、寝ちゃった?」
まり「……」zzz
結衣「……おやすみ、まりちゃん」
結衣「……京子」
京子「ん?」
結衣「ありがとうな」
京子「え、なにさ、いきなり」
結衣「まりちゃんの為に、色々と、考えてくれてたんだよね?」
結衣「京子が居てくれて、助かった」
京子「……うん」
京子「ん?」
結衣「ありがとうな」
京子「え、なにさ、いきなり」
結衣「まりちゃんの為に、色々と、考えてくれてたんだよね?」
結衣「京子が居てくれて、助かった」
京子「……うん」
京子「私、遭難して、正直、凄く怖かった」
結衣「……私も」
京子「泣きそうになったけど……」
京子「けどさ、まりちゃんが居てくれたおかげで、何とか平静を保とうって気になったんだよね」
結衣「……うん」
京子「多分だけど、私と結衣の二人っきりだったら……凄く、喧嘩とかしてたと思う」
結衣「……そうかも」
京子「だから、一番の功労者は、まりちゃん」ナデナデ
まり「うにぃ……」zzz
結衣「ふふふ、そうだな」ニコリ
結衣「ありがとう、まりちゃん……」
結衣「……私も」
京子「泣きそうになったけど……」
京子「けどさ、まりちゃんが居てくれたおかげで、何とか平静を保とうって気になったんだよね」
結衣「……うん」
京子「多分だけど、私と結衣の二人っきりだったら……凄く、喧嘩とかしてたと思う」
結衣「……そうかも」
京子「だから、一番の功労者は、まりちゃん」ナデナデ
まり「うにぃ……」zzz
結衣「ふふふ、そうだな」ニコリ
結衣「ありがとう、まりちゃん……」
~海岸~
結衣「京子、そっち引っ張って~」
京子「ほーい!」
バサバサー
結衣「よし、上手くシートが樹に引っかかった……」
結衣「あとは蔦でシートを固定すれば……テント完成」ヒョイヒョイ
京子「結衣、器用に木に登るなあ……」
結衣「これで雨風は防げると思うよ、樹が倒れてこない限り」スタッ
京子「ありがと、結衣」ニコリ
結衣「京子、そっち引っ張って~」
京子「ほーい!」
バサバサー
結衣「よし、上手くシートが樹に引っかかった……」
結衣「あとは蔦でシートを固定すれば……テント完成」ヒョイヒョイ
京子「結衣、器用に木に登るなあ……」
結衣「これで雨風は防げると思うよ、樹が倒れてこない限り」スタッ
京子「ありがと、結衣」ニコリ
京子「そういえば、ボートで無線機見つけたんだった!」
結衣「え、使えるの?」
京子「ずぶ濡れだったから、取りあえず電池外して乾かしておいたんだけど……」ゴソゴソ
京子「うん、乾いてる」
結衣「た、試してみようっ」
結衣「え、使えるの?」
京子「ずぶ濡れだったから、取りあえず電池外して乾かしておいたんだけど……」ゴソゴソ
京子「うん、乾いてる」
結衣「た、試してみようっ」
京子「んー……電源はこれかな」ポチッ
ザーーーー
京子「お、動いた」
結衣「やったな!けど何も聞こえない……?」
京子「周波数を合わせないとね、えーと、これかな……」クルクル
ザーーーー
京子「駄目だ……」
京子「電波が届いてないのか、それとも故障してるのか……操作の仕方が悪いって可能性も」
結衣「そ、そっか……」ガクッ
ザーーーー
京子「お、動いた」
結衣「やったな!けど何も聞こえない……?」
京子「周波数を合わせないとね、えーと、これかな……」クルクル
ザーーーー
京子「駄目だ……」
京子「電波が届いてないのか、それとも故障してるのか……操作の仕方が悪いって可能性も」
結衣「そ、そっか……」ガクッ
京子「……確か、映画とかでは、高い所に行けば電波が届くってパターンが多いんだよね」
結衣「高い所って?樹の上とか?」
京子「いやぁ……」
京子「あの、山の上、とかかなぁ?」
結衣「……あんな所まで、行くのか……」
京子「まあ、しばらくは海岸で過ごしてみようよ、救助隊が来てくれたら、それに越したことは無いんだし」
結衣「……そ、そうだな」
結衣(けど、もし来なければ……あの山の上まで登ることも考えないと)
結衣「高い所って?樹の上とか?」
京子「いやぁ……」
京子「あの、山の上、とかかなぁ?」
結衣「……あんな所まで、行くのか……」
京子「まあ、しばらくは海岸で過ごしてみようよ、救助隊が来てくれたら、それに越したことは無いんだし」
結衣「……そ、そうだな」
結衣(けど、もし来なければ……あの山の上まで登ることも考えないと)
京子「まだ夕方だけど……今日はもう寝ようか?まりちゃんも、疲れてるみたいだし」
結衣「うん、京子も、疲れてるだろ?」
京子「正直、へとへとです……」
結衣「そっか……」
結衣(京子、色々考えてくれて、頑張ってたもんな……)
結衣(……頑張った京子に、何かしてあげたい……)
まり「……」zzz
京子「よーし、まりちゃんは、真ん中ねっ」
まり「んむにゃ……」ゴロン
京子「よいしょっと」コロン
結衣「……」
結衣「うん、京子も、疲れてるだろ?」
京子「正直、へとへとです……」
結衣「そっか……」
結衣(京子、色々考えてくれて、頑張ってたもんな……)
結衣(……頑張った京子に、何かしてあげたい……)
まり「……」zzz
京子「よーし、まりちゃんは、真ん中ねっ」
まり「んむにゃ……」ゴロン
京子「よいしょっと」コロン
結衣「……」
京子「結衣、寝ないの?」
結衣「うん、あのさ、京子……」
京子「ん?」
結衣「……膝枕、してあげよっか?」
京子「え、な、なんで?」
結衣「京子、今日は頑張ってたから、何かしてあげたいなって……」
京子「……」
結衣「……いや、忘れて、変な事言ってごめんっ///」
京子「結衣……」
結衣「うん、あのさ、京子……」
京子「ん?」
結衣「……膝枕、してあげよっか?」
京子「え、な、なんで?」
結衣「京子、今日は頑張ってたから、何かしてあげたいなって……」
京子「……」
結衣「……いや、忘れて、変な事言ってごめんっ///」
京子「結衣……」
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