元スレまどか「お餅が食べたい」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 = 87 :
10分ほどを掃除に費やして、また部屋に二人並んでいる。
まどか「ふぅ、なんとかなった……」
さやか「すぐ硬くなっちゃうもんだね……。もう取れないかと思ったよ」
まどか「ごめんね……」
さやか「もういいよ」
まどか「うん……。それにしても……」
さやか「ん?」
まどか「やっぱりおいしいお餅は、お正月にしか食べられないんだなぁ……」ハァ…
深いため息で、体育座りの膝に顔を沈める。
まどか「それも、ほむらちゃんに貰わないと手に入らないんだよね……」
さやか「まぁ、あの餅はね」
まどか「………たしか、親戚の人がって言ってたよね。わたしがほむらちゃんと結婚したら、
わたしもその人と親戚になれるのかなぁ……?」
さやか「いやいや餅と結婚するなって。せめてお金と結婚して下さい」
まどか「お金じゃ買えない価値があるんだよ、さやかちゃん」
さやか「お店でお餅買えるじゃん………」
102 :
なぜこの女は自分で作ろうとしないのか?
103 :
このまどっちは策士
104 = 97 :
餅>ほむらなのか…
105 :
何このまどかさんおかしいけど可愛い
いいぞもっとやれ
106 = 87 :
まどか「買えないよ! あのお餅みたいに美味しくないもん!
一昨日、鏡餅でパパが作ってくれたぜんざいも美味しくなかったし……」
と、ようやくここに至るまでの経緯を話し始める。
さやか「え? まどかの父さんの料理が美味しくない、だって?」
まどか「うん……。去年は美味しかったはずなのに、全然美味しく思えないの……。
もう市販の切り餅じゃガマンできないみたい……」
さやか「ああ……。そういう状況だったのね……。それは期待させて悪かったよ」
まどか「ううん、いいの。ほむらちゃんのお餅、食べずに残しとくわけ無いもんね。すぐに食べちゃったんでしょ?」
さやか「ああ、うん。まあ……」
さやか (主に母さんがバクバクと……)
さやか「そっかー、そうなるともう、手詰まりかなぁ……」ゴロン
難しい顔をしてカーペットに横になる。
さやか (ほむ餅以外の全てを否定している以上、解決策はほむ餅だけかぁ……。
一年間このまんまほっとくのも難しいし……)
さやか (………あ、でも)
さやか「その、まどかの父さんが使ったお餅って、もち米粉じゃなくてもち米の奴だったんだよね?」
まどか「えっ?」
107 = 91 :
おっ
108 = 88 :
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」668からの分岐
もし改変前のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかがマミ、qbの蘇生願いを願ったら
ToLOVEる×まどか
ヴァンパイア十字界×まどか
blackcat×まどか
CODE:BREAKER×まどか
吸血殲鬼ヴェドゴニア×まどか
PHANTOM OF INFERNO×まどか
天使ノ二挺拳銃×まどか
ヴァンパイア十字界×まどか
鬼哭街×まどか
Claymore×まどか
スレイヤーズ×まどか
dies irae×まどか
式神の城×まどか
Bleach×まどか
鬼切丸×まどか
真・女神転生CG戦記ダンテの門×まどか
鬼畜王ランス×まどか
ヴァンパイア十字界×禁書
スレイヤーズ×禁書
スレイヤーズ×ヴァンパイア十字界
ヴァンパイア十字界×Fate
Bleach×禁書
ダイの大冒険×禁書
ダイの大冒険×Fate
blackcat×禁書
誰かSS書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
109 = 87 :
さやか「いや、その美味しくなかったっていうお餅。どこのメーカーのお餅かなって」
まどか「そういえば……。覚えてないなぁ……? どこのだろう。
お餅の味はしたから、ちゃんともち米を使ったお餅ではあったと思う」
さやか「うーん、なら、まだパック餅を試してみる価値はあるんじゃない?」
まどか「えぇー……?」
さやか「……そんな露骨に嫌そ~な顔しなくても」
まどか「だって………」
さやか「ほら、メーカーだっていろいろあるんだし。中には美味しいのあるかもよ?
それに、もしかしたら、ぜんざい以外の料理なら美味しいかも知れないし……」
まどか「ううん……」
さやか「絶望する前に、まずはできることを試してみないと。
お餅なんて、ちゃんとしたのでもそう高くないんだし」
まどか「……そっか。そうだよね。さやかちゃんだって、上条君にちゃんと告白して玉砕したもんね」
さやか「ちょっと、好意で一緒に悩んであげてるあたしの傷を抉らないでよ! 急に!」
まどか「ティヒヒヒ。それじゃ、ちょっとお買い物してこようかな! さやかちゃんもつきあってくれる?」
さやか「あ、うん。近所のとりせんでいいよね?」
バタバタ…
110 = 103 :
この>>1はお餅が大好きなんだな
111 :
お餅ろく(面白く)なってきたな
112 :
まどほむ結婚しろ
繰り返す、まどほむ結婚しろ
113 = 87 :
――半時間後――
さやか「ふぅ………」ドサッ
買ってきた、重たいお餅をテーブルに乗せる。
まどか「フレッセイにも行ったけど、このくらいしか無かったね……」ガサガサ
中身を取り出す。
『越後製菓 生一番 切り餅 400g』
『サトウの切り餅 新潟県魚沼産こがねもち 300g』
まどか「やっぱり二大メーカーなだけあるね。まともな切り餅はこの二社しか無かったや」
さやか「他は全部、もち米粉を使ったやつだったもんね……。安かったけど」
まどか「えっと、『越後製菓 生一番』のほうが、358円で……」ガサッ
レシートを改める。
さやか「『サトウの切り餅 新潟県魚沼産こがねもち』のほうが598円」
まどか「使ってるお米の質の違いかな? 『新潟産こがねもち』のほうがかなり高いね。
『生一番』のほうも国産米ではあるみたいだけど……」
さやか「うーん、どうする? とりあえず、安い方から焼いてみる?」
まどか「そうだね。そうしよう」
114 :
あほ過ぎて可愛い
115 = 87 :
ジジジ…チンッ!
今度は二人並んで見守る中、オーブントースターが出来上がりを告げる。
さやか「おー、なかなかぷっくりと膨らんだねぇ」コンコン
硬く焼き上がった膨らみを爪で突く。
さやか「横に入ってた切り込み、確かに焼き上がりが綺麗になっていいかも。ただの切り込みなのにね」
まどか「そうだね。サトウ食品と戦争になるぐらいの発明らしいから……」
さやか「戦争?」
まどか「うん。越後製菓は、このお餅に入れる切り込みの特許を持ってるんだけど、
サトウ食品も同じように切り込みを入れたお餅を売り出したら、越後製菓に特許侵害だって訴えられたんだって」
さやか「え……。こんな切り込みが特許になるんだ?」
まどか「らしいね。切り込みの入れ方はちょっと違うんだけど……。
だから最初の裁判では特許侵害じゃないよって、サトウ食品の勝ちだったんだけど、
次の裁判でひっくり返って、越後製菓の勝ちで終わったんだってさ」
さやか「切り込み一つで……。すごいもんだな」
まどか「越後製菓が損害賠償ではじめは15億だか請求して、今は増額して60億寄越せとか言ってるらしくて、
まだ揉めてるみたい」
さやか「60億!? うっそ、特許って怖い!」
116 = 93 :
まどかさんがすっかり餅おたくにw
117 = 114 :
きっとまどかのほっぺはもっちもちなんだろうな
そしてそれに輪をかけてほむらのほっぺは極上なんだろう
119 :
ちょっとためになるな
120 = 91 :
ニュースでチラ見したけどまだ揉めてんのか
121 = 87 :
さやか「さてさて、お味の方は?」
しっかりと醤油に浸った海苔巻きが二つ。
まどか (あんまり期待できないけど……)
「「いただきます」」
サクッ
ぱりっとした海苔と殻をかじる。
まどか「………んん?」モグモグ
さやか「……ん、これ……結構美味いんじゃない?」モグモグ
まどか「ううーん………? ………うん。なるほど」モグモグ
目をつぶって首をかしげながら、真剣に餅を評価するまどか。
さやか「ダメ?」
まどか「……うーん、思ったよりは、頑張ってると思う」
さやか「だよね? けっこういいよね」モグモグ
まどか「でもこれは、焼き方のせいだね。外側がパリッと焼かれているおかげで、
中のお餅のコシの無さが誤魔化されている感じ。だから最初の一口はいいんだけど、
やっぱり食べてるとダメだなあって思っちゃうな……」モグモグ
122 :
詰まらせて死ぬ話だと思ったがぜんぜん違った
123 = 114 :
買った奴は無駄に綺麗に伸びて美味しくないんだよね
例え機械だったとしても自分でついた奴のが美味い
124 :
俺じいちゃんの家でついた餅しか食べたことないんだけど
やっぱ市販とは違うのかね
125 :
フレッセイ……>>1は群馬県民?
126 = 91 :
しかし自分ちでついたのは本当にカビやすいのが玉に瑕
127 = 87 :
さやか「厳しいっすねぇ……。まどかさん……」
まどか「何だか、今一歩感がもどかしいんだもん……。でも、さやかちゃんの指摘は良かったと思う」
さやか「あたしの?」
まどか「うん。調理法で変わってくる、っていう所。焼き方でこの『生一番』も多少はごまかせたわけだし、
やっぱりパックの切り餅って水っぽい物には向いてないんじゃないかなぁ」
さやか「あー。ぜんざいの話か」
まどか「うん。あれはとろっとしたお汁との絡みを楽しみたいし、パリッとは焼いてなかったんだけど、
そのせいかベチャッって伸びちゃってるだけみたいな感じがして……」
さやか「じゃあ、磯辺焼きで攻めようって方向性に間違いはないと?」
まどか「多分」
さやか「ならこのまま試してみよう。もう一つの、『サトウの切り餅 新潟県魚沼産こがねもち』を焼こうか」
まどか「うん。値段だけはまぁ、期待できるよね」
さやか「値段だけって、まどかホントは全く期待してないな?」
まどか「………楽しみだねっ、さやかちゃん!」
さやか「いや、無理に期待しろとは言ってないって……」
128 = 87 :
ジジジ…チンッ!
本日三度目の焼き上がり。
さやか「さて、これも醤油か……。同じ味は飽きない? 大丈夫?」ガタッ
まどか「大丈夫だよ。むしろ味付けは無くても良いくらい、そのほうがお餅の味が分かるし」
さやか「さすがお餅ジャンキーは仰ることが違いますね……」トプン…
醤油の海にお餅が沈む。
まどか「ん、乗せて乗せて」
さやか「ほいほい、熱いよー」
それをまどかが準備した海苔にのせて、くるくると包む。
まどか「………よしっと。はい、さやかちゃんの分」ヒョイ
さやか「サンキュー」
まどか「それじゃ早速!」
「「いただきます!」」
サクッ
さやか「あふ、ちょっとさっきより熱いかも……」フー フー
130 = 93 :
良さげな音がしたが、まどかさんいかに??
131 = 87 :
まどか「………ふーん?」モグモグ
まどか (こんなもんかぁ………)
さやか「………うーん?」ムグムグ
さやか (違いが分からん………)
さやか「ど、どう? まどか?」
まどか「……さやかちゃんは?」
さやか「え、えーと、あたしは……。その、さっきと同じぐらい美味しいかなーって……」
まどか「そっか。確かに、値段のワリに、びっくりするほどの違いはないね」
さやか「だよね? 正直なところ、違いが良くわかんなくって」
まどか「でも、味は結構良くなってると思う。原料の米が良いから、しっかりとした美味しいもち米の味が楽しめるね」
さやか「そんなもんかなー……?」
まどか「ただやっぱり、食感が。コシがどうしても足りない……。
変に柔らかいような感じがするばかりで、噛んでても幸せになれない……」
さやか「………つまり?」
まどか「このお餅でも……。満足できないよぅ………」
さやか (ダメだったかぁ………)
132 = 114 :
ほむ
133 = 93 :
お餅クエスト開始か…
134 = 91 :
まだ探さなきゃならないのか
135 = 100 :
こんなんじゃ…
136 = 87 :
結局、市販のパック餅を諦めた二人。
カーペットの上に、並んで寝転がっている。
まどか「はぅ……。お餅………お餅………」
さやか「……まどかー?」
先ほどからまどかは、ぶつぶつとうわごとを繰り返すだけで、話しかけても反応がない。
さやか (悪化しちゃったなぁ………)
まどか「お餅……お餅? もちもち………」
さやか (さて、どうしたものか。さやかちゃんの灰色の脳細胞は既に限界です)
さやか (……やっぱほむら頼りかな。ちょっと悔しいけど) カパッ
ポケットからケータイを取り出し、
さやか (んーっと、登録名『ほむほむ』はっと……) ゴロン ピピッ
頭を目覚めさせるようにうつぶせになると、ほむらに電話をかけ始めた。
prrrr prrrr prrrr...
さやか (さーすがにもう委員会も終わって―――)
ブツッ
ほむら『この電話は、電波が届かないところにあるか、電源が入っていないため、掛かりません』
137 = 91 :
ほむほむwwwww
138 = 87 :
さやか「お、ほむらー。今大丈夫?」
ほむら『貴女以外の相手なら大丈夫よ』
さやか「そっか、さやかちゃんと話したくて堪らなかったかー。委員会は終わったの?」
ほむら『ええ、もう家に戻ってるわ』
と、軽口で電話を始めるさやかの後ろから、
まどか「もちもち? もちー……?」
壊れたまどかが忍び寄る。
まどか「もち………もち………」
焦点の怪しい目線が捕らえたのは、ややスカートが捲れて見えかけたさやかのお尻。
白く透き通るようで、とてもいい張りとツヤを備えている。
さやか「ちょっと相談なんだけどさー」
まどか「もちもち!」ドスッ
まずはさやかの腰に馬乗りになると、
さやか「ぐえっ! ま、まどか? 何を」
まどか「もっちもちー!」モミュッ
両手でそれを優しく揉み始めた。
139 :
少し突きが荒くて焼いても雑煮に入れても伸びすぎず
それでいて噛み切った時の触感がしっかりしている搗き餅が大好きです
焼いてかじりつき引いた時に無駄に伸びすぎる
焼いて雑煮に入れて間もなくでろでろとしだす
それらのようなもち米粉を使ったまがい物の餅を餅と呼び人様の口に入れようなんてどうかしてる
140 = 91 :
まどかやばいwwwさや尻がwwwww
141 = 93 :
え??
パンツの存在が確率的になっただと??
142 :
もっちもちのさや尻食べたい
143 :
ほむほむ――ッ!!
早く来てくれ――ッ!!
144 = 114 :
>>143
まだだ!まだ持つはずだ!
145 = 100 :
さやかちゃんのお尻じゃ仕方ない
146 = 102 :
マミさんのおっぱいは俺が守る!!
147 :
なんだよ… >>138で一気にテンション下がったぞ…
148 = 87 :
さやか「ひゃんっ!? ま、まどか! やめなさいっ!」
ほむら『……? まどかがどうしたの?』
まどか「もっちもちー♪ もっちもちー♪」モミモミ
その柔らかさを慈しむように、仏の笑顔でまどかが揉み続ける。
さやか「あっ、ちょ、んぁ……! やだってば!」バタバタ
ほむら『………さやか? 何の用なの?』
まどか「いい、これ……。柔らかい………」サスサス
さやか「やぁっ、ちょ、まどかが、さっきから、お尻を!」バタバタ
さやか「いい加減に………しなさいっ!」ドタッ
まどか「んぎゃっ!?」ドテッ
さすがに放っておく訳にもいかず、ついにさやかが力回せにまどかを押し倒し、形勢を逆転した。
まどか「あうー、さやかちゃんの餅尻ー……」ワキワキ
さやか「ふぅ……。ひどいめにあったわ……。ごめんね、ほむら」
ほむら『えっと……その、さすがに、同級生が電話でエッチな遊びするのに付き合う趣味は無いんだけれど……』
さやか「誤解だって!」
149 = 100 :
>まどか「もちもち!」ドスッ
正直カンチョーしたと思った
150 = 103 :
ほむ餅ペッタン
みんなの評価 : ★★
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