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元スレ棚町「純一が恵子と浮気してる?」

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――教室、pm.5:00
橘「か、薫?!」
棚町「はー、あたしもダメね。一番近くにいたふたりのこと、気付けなかったなんて」
棚町「盗み聞きなんて趣味悪いかなって思ったけど、今回は許してね」
棚町「全部聞いちゃった。本当の、ことなのね?」
橘「薫、これはお前が思ってるようなことじゃ――」
田中「黙っててごめんね、薫。騙そうと思ってたわけじゃ、ないんだけど」
田中「薫に、私の相談にのってもらってたことがあったじゃない?」
田中「そのとき、橘くん――、純一くんにも話を聞いてもらってたの」
田中「それで、好きになっちゃって、告白したんだけど……」
棚町「ああ、そう。恵子、あたしはあんたのこと、ずっと応援したいと思ってた」
棚町「だけど、それもあたしの一方通行だったみたいね」
棚町「あたしは……、あんたにコイツの話をしたこともあったわ」
棚町「そのときも、あんたは全部知りながら、あたしの背中を押そうとしたってわけ?!」
橘「か、薫?!」
棚町「はー、あたしもダメね。一番近くにいたふたりのこと、気付けなかったなんて」
棚町「盗み聞きなんて趣味悪いかなって思ったけど、今回は許してね」
棚町「全部聞いちゃった。本当の、ことなのね?」
橘「薫、これはお前が思ってるようなことじゃ――」
田中「黙っててごめんね、薫。騙そうと思ってたわけじゃ、ないんだけど」
田中「薫に、私の相談にのってもらってたことがあったじゃない?」
田中「そのとき、橘くん――、純一くんにも話を聞いてもらってたの」
田中「それで、好きになっちゃって、告白したんだけど……」
棚町「ああ、そう。恵子、あたしはあんたのこと、ずっと応援したいと思ってた」
棚町「だけど、それもあたしの一方通行だったみたいね」
棚町「あたしは……、あんたにコイツの話をしたこともあったわ」
棚町「そのときも、あんたは全部知りながら、あたしの背中を押そうとしたってわけ?!」
田中「薫も純一くんのこと好きだって、ずっと知ってたから」
田中「だから……、その障害に私がなっちゃうよりは、って思ったんだけど」
田中「だって薫、純一くんにもう相手がいるって知ったら、自分の気持ち諦めちゃうでしょ?」
田中「そんなのって、悲しいじゃない」
田中「だから、何も知らない方が薫の幸せになるかなって思ったの」
橘「な、なあ、ちょっと落ち着かないか? ふたりとも、混乱してるだけだって――」
田中「私、薫のこと好きだし、親友だと思ってるよ」
田中「だから、幸せになってほしかった。こんな結果になっちゃったのは、残念だけど」
棚町「……ふ」
田中「だ、だって私だって我慢したんだよ?」
田中「クリスマスだって……、薫に純一くんとられちゃったの、本当は嫌だったんだから」
田中「だけど、みんなが幸せになるためだって思って――」
棚町「――ふざけんじゃないわよ! あたしが欲しかったのは……!
棚町「あたしが欲しかったのは!」
棚町「そんな歪んだ関係じゃない!」
田中「だから……、その障害に私がなっちゃうよりは、って思ったんだけど」
田中「だって薫、純一くんにもう相手がいるって知ったら、自分の気持ち諦めちゃうでしょ?」
田中「そんなのって、悲しいじゃない」
田中「だから、何も知らない方が薫の幸せになるかなって思ったの」
橘「な、なあ、ちょっと落ち着かないか? ふたりとも、混乱してるだけだって――」
田中「私、薫のこと好きだし、親友だと思ってるよ」
田中「だから、幸せになってほしかった。こんな結果になっちゃったのは、残念だけど」
棚町「……ふ」
田中「だ、だって私だって我慢したんだよ?」
田中「クリスマスだって……、薫に純一くんとられちゃったの、本当は嫌だったんだから」
田中「だけど、みんなが幸せになるためだって思って――」
棚町「――ふざけんじゃないわよ! あたしが欲しかったのは……!
棚町「あたしが欲しかったのは!」
棚町「そんな歪んだ関係じゃない!」
田中「……薫」
棚町「あたしは、恵子なら信頼できると思ってた。純一なら、頼ってもいいと思ってたわ」
棚町「一番の親友と、中学からずっと一緒だった悪友」
棚町「あたしにとって、すごく大切な人だったのに……」
棚町「こんな……、こんなことって――」ポロポロ
田中「私の気持ちは、いま話したことで全部だよ」
田中「それで、薫が耐えられないって感じるなら、もう――仕方ないって思う」
橘「お、おい……。ちょっと落ち着けって、け……、あ――。田中、さん」
田中「……そっか。純一くんの気持ちも、伝わったでしょ」
田中「私は、今まで通りが続くならそれが一番だけど」
田中「そうじゃなくて、純一くんが薫を選ぶなら……、それでもいいよ」
田中「私にとっても、薫と純一くんは大切だもの――。幸せになってほしいし」
田中「あとは、ふたりで話して決めて」
田中「いつかこうなると思ってたけど、こんなに早いなんて……えへへ」
ガラッ、スタスタ
棚町「あたしは、恵子なら信頼できると思ってた。純一なら、頼ってもいいと思ってたわ」
棚町「一番の親友と、中学からずっと一緒だった悪友」
棚町「あたしにとって、すごく大切な人だったのに……」
棚町「こんな……、こんなことって――」ポロポロ
田中「私の気持ちは、いま話したことで全部だよ」
田中「それで、薫が耐えられないって感じるなら、もう――仕方ないって思う」
橘「お、おい……。ちょっと落ち着けって、け……、あ――。田中、さん」
田中「……そっか。純一くんの気持ちも、伝わったでしょ」
田中「私は、今まで通りが続くならそれが一番だけど」
田中「そうじゃなくて、純一くんが薫を選ぶなら……、それでもいいよ」
田中「私にとっても、薫と純一くんは大切だもの――。幸せになってほしいし」
田中「あとは、ふたりで話して決めて」
田中「いつかこうなると思ってたけど、こんなに早いなんて……えへへ」
ガラッ、スタスタ
結構リアル
多分たんぽぽはこんな感じ
しかし二股橘さんはクズすなぁ
多分たんぽぽはこんな感じ
しかし二股橘さんはクズすなぁ
――教室、pm.5:15
橘「か、薫……?」
棚町「――、もう、あんたと話すことなんてない」
橘「ちょっと待てよ、薫は誤解してるって」
棚町「どこが……! どう、誤解だって――、いうのよ!」
棚町「短い間だったけど……、夢見させてくれて、ありがとうとでも言えばいい?!」
棚町「やっぱり……、あたしには――」
橘「薫、ちょっと落ち着いて話そう? な?」
橘「僕は、その、薫を騙してたわけじゃなくて――」
薫「……っ!」
パシン!
棚町「……今ので、もうあたしの気は済んだから」
棚町「バイバイ、純一」
ガラッ、スタスタ
橘「か、薫……?」
棚町「――、もう、あんたと話すことなんてない」
橘「ちょっと待てよ、薫は誤解してるって」
棚町「どこが……! どう、誤解だって――、いうのよ!」
棚町「短い間だったけど……、夢見させてくれて、ありがとうとでも言えばいい?!」
棚町「やっぱり……、あたしには――」
橘「薫、ちょっと落ち着いて話そう? な?」
橘「僕は、その、薫を騙してたわけじゃなくて――」
薫「……っ!」
パシン!
棚町「……今ので、もうあたしの気は済んだから」
棚町「バイバイ、純一」
ガラッ、スタスタ
――翌週、昼休み。輝日東高校、テラス
橘(あれから、薫は学校を休み続けてる)
橘(連絡も取れないし、他のみんなにもメールを返したりはしていないようだ)
橘(僕も、当事者、ということになるのかもしれない)
橘(けれど、薫と付き合っていたことは恵子以外に話していないし)
橘(その恵子も、しばらく顔を見ない日が続いている)
橘(梅原は、完全に僕を疑っているけれど……)
橘(けれど……、僕にはどうしようもなかったじゃないか)
橘(僕は、恵子も薫も、どっちも平等に好きだったんだから)
橘(平等に好きな相手が複数いる、というだけで、どうして責められるいわれがあるだろう)
橘(僕は薫も一番好きだったのに、その思いは薫に伝わらないままになっている)
橘(せめて、その誤解を解ければいいのに――)
七咲「先輩、お疲れさまです。お待たせしてしまって、すみません」
橘「……、七咲」
橘(あれから、薫は学校を休み続けてる)
橘(連絡も取れないし、他のみんなにもメールを返したりはしていないようだ)
橘(僕も、当事者、ということになるのかもしれない)
橘(けれど、薫と付き合っていたことは恵子以外に話していないし)
橘(その恵子も、しばらく顔を見ない日が続いている)
橘(梅原は、完全に僕を疑っているけれど……)
橘(けれど……、僕にはどうしようもなかったじゃないか)
橘(僕は、恵子も薫も、どっちも平等に好きだったんだから)
橘(平等に好きな相手が複数いる、というだけで、どうして責められるいわれがあるだろう)
橘(僕は薫も一番好きだったのに、その思いは薫に伝わらないままになっている)
橘(せめて、その誤解を解ければいいのに――)
七咲「先輩、お疲れさまです。お待たせしてしまって、すみません」
橘「……、七咲」
誤解っつーから期待したのによおおお!
もっとこう……劇の練習でしたとか……紳士的なオチだと思ったのに
でも見ちゃう悔しいビクンビクン
もっとこう……劇の練習でしたとか……紳士的なオチだと思ったのに
でも見ちゃう悔しいビクンビクン
七咲「なんだか暗い顔してますね、先輩」
橘「いや、そんなことないよ。ちょっと、考え事してただけ」
七咲「もう、約束通り……お弁当、作ってきたんですから。元気出して下さい」
橘「――ほ、ほんとに?!」
七咲「ええ。約束したことですから」
橘「わあ、ありがとう七咲! 元気、出たよ」
七咲「それならよかったです。……ふふ」
橘(みんな好きで、何がいけないだろうか)
橘(僕も彼女が好き、彼女も僕が好き。それだけでは、いけないのだろうか)
橘(いまは、このクールな後輩にも惹かれている)
橘(そしてもし彼女が僕を好いてくれるなら、もう恋人同士でいいじゃないか)
橘(恋に、お互いにスキであること以上の要件なんて、存在しないんだから)
おわり
橘「いや、そんなことないよ。ちょっと、考え事してただけ」
七咲「もう、約束通り……お弁当、作ってきたんですから。元気出して下さい」
橘「――ほ、ほんとに?!」
七咲「ええ。約束したことですから」
橘「わあ、ありがとう七咲! 元気、出たよ」
七咲「それならよかったです。……ふふ」
橘(みんな好きで、何がいけないだろうか)
橘(僕も彼女が好き、彼女も僕が好き。それだけでは、いけないのだろうか)
橘(いまは、このクールな後輩にも惹かれている)
橘(そしてもし彼女が僕を好いてくれるなら、もう恋人同士でいいじゃないか)
橘(恋に、お互いにスキであること以上の要件なんて、存在しないんだから)
おわり
俺には無理だった
あと携帯の件は完全に失念していて申し訳ない
もう一個の田中さんSSがほわほわすぎて眩しかったよ
あと携帯の件は完全に失念していて申し訳ない
もう一個の田中さんSSがほわほわすぎて眩しかったよ
まあ乙
ハーレムルートが好きになれないのはこういうことがあるという・・・
というか橘さん浮気癖染み付きまくりじゃないか・・・
ハーレムルートが好きになれないのはこういうことがあるという・・・
というか橘さん浮気癖染み付きまくりじゃないか・・・
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