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元スレ結衣「子供達は夜の住人」

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『えー、まりちゃん、夜しかお外にでれないの?』
『出れない訳じゃないけど、つかれるー』
『そっかぁ……しょうがないなあ』
『うん、だからまりのことは……』
『じゃ、晩御飯食べ終わった後に、きょうことあかりを呼んでおくよ』
『え』
『よるのこうえんで、あそぼ?』
『ゆいおねえちゃん、まりのことは……』
『はい、けってい!楽しみだね、まりちゃん!』ニコ
『……うん』
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『えー、まりちゃん、夜しかお外にでれないの?』
『出れない訳じゃないけど、つかれるー』
『そっかぁ……しょうがないなあ』
『うん、だからまりのことは……』
『じゃ、晩御飯食べ終わった後に、きょうことあかりを呼んでおくよ』
『え』
『よるのこうえんで、あそぼ?』
『ゆいおねえちゃん、まりのことは……』
『はい、けってい!楽しみだね、まりちゃん!』ニコ
『……うん』
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結衣「ふご……」
結衣「あ、あれ、私、湯船で寝てた……」チャプ
結衣(また、子供の頃の夢見てた……)
結衣(まりちゃんの夢……)
結衣(それに、あれは、あかりが言ってた夜のお出かけの約束なのかな……)
結衣「ん゛ーーーーーー」ブクブクブク
結衣「ぷはっ」
結衣「考えてても仕方ないか……所詮、夢なんだし」
結衣「今の記憶と昔の記憶がごっちゃになってるだけなのかもしれないしね」
結衣「あ、あれ、私、湯船で寝てた……」チャプ
結衣(また、子供の頃の夢見てた……)
結衣(まりちゃんの夢……)
結衣(それに、あれは、あかりが言ってた夜のお出かけの約束なのかな……)
結衣「ん゛ーーーーーー」ブクブクブク
結衣「ぷはっ」
結衣「考えてても仕方ないか……所詮、夢なんだし」
結衣「今の記憶と昔の記憶がごっちゃになってるだけなのかもしれないしね」
結衣「んー、良いお湯だった……京子、まりちゃん、そろそろ……」
京子「ん、んぁっ///」
結衣「……京子?」
まり「……京子お姉ちゃん、大丈夫?」
京子「え、あ、うん、平気///」
結衣「京子、顔赤いよ?」
京子「え、えへへ、ちょっと、暖房強すぎたかも///」
まり「はい、京子お姉ちゃん、指のバンソーコー、新しいの貼ってあげたよ」
京子「あ、ありがと、まりちゃん///」
まり「どういたしまして」ニパ
京子「ん、んぁっ///」
結衣「……京子?」
まり「……京子お姉ちゃん、大丈夫?」
京子「え、あ、うん、平気///」
結衣「京子、顔赤いよ?」
京子「え、えへへ、ちょっと、暖房強すぎたかも///」
まり「はい、京子お姉ちゃん、指のバンソーコー、新しいの貼ってあげたよ」
京子「あ、ありがと、まりちゃん///」
まり「どういたしまして」ニパ
結衣「京子、指、また血が出たの?」
京子「あ、いや、お風呂入ってたらバンソーコー剥がれちゃってさ」
京子「まりちゃんに新しいの、貼ってもらってたんだ」
結衣「いや、けど、バンソーコーに血が滲んでるし……」
京子「あ、ほんとだ、何時の間に……」
まり「……」ペロッ
まり「……んー、まり、お腹いっぱいになったから、もう眠たい」ゴシゴシ
京子「あ、いや、お風呂入ってたらバンソーコー剥がれちゃってさ」
京子「まりちゃんに新しいの、貼ってもらってたんだ」
結衣「いや、けど、バンソーコーに血が滲んでるし……」
京子「あ、ほんとだ、何時の間に……」
まり「……」ペロッ
まり「……んー、まり、お腹いっぱいになったから、もう眠たい」ゴシゴシ
結衣「ん、そうだね、もうこんな時間だし……そろそろ寝ようか?」
まり「ねむいけど、もう少しお姉ちゃん達と遊びたいな……」
京子「けど、早く寝ないと、こわーいお化けが出るかもしれないよ、まりちゃん」
まり「結衣お姉ちゃん、お化け恐いー!」ダキッ
結衣「もう、京子、子供を脅かしちゃ駄目だよ」ギュッ
京子「ごめんごめん、まりちゃん、お化けが来ても、私と結衣が守ってあげるからさ」ナデナデ
まり「本当?」
京子「うん、ほんと」ニコ
まり「ずっと、一緒に居てくれる?」
結衣「大丈夫、手を繋いで寝てあげるから、ね?」
まり「……うん」
まり「ありがとう、お姉ちゃん達」ニコリ
まり「ねむいけど、もう少しお姉ちゃん達と遊びたいな……」
京子「けど、早く寝ないと、こわーいお化けが出るかもしれないよ、まりちゃん」
まり「結衣お姉ちゃん、お化け恐いー!」ダキッ
結衣「もう、京子、子供を脅かしちゃ駄目だよ」ギュッ
京子「ごめんごめん、まりちゃん、お化けが来ても、私と結衣が守ってあげるからさ」ナデナデ
まり「本当?」
京子「うん、ほんと」ニコ
まり「ずっと、一緒に居てくれる?」
結衣「大丈夫、手を繋いで寝てあげるから、ね?」
まり「……うん」
まり「ありがとう、お姉ちゃん達」ニコリ
結衣「じゃ、電気消すよ~」
京子「おう!」
京子「まりちゃん、私と結衣の間においで?」
まり「うんー」ゴソゴソ
京子「あはは、ま、まりちゃん、くすぐったいってっ」
まり「んにー!」コチョコチョ
京子「ふはははは!まりちゃん、悪戯しちゃ、め!め!」
結衣「もう、二人とも、大人しくしなきゃだめだよ?」
二人「「はーい!」」
ポチッ
京子「おう!」
京子「まりちゃん、私と結衣の間においで?」
まり「うんー」ゴソゴソ
京子「あはは、ま、まりちゃん、くすぐったいってっ」
まり「んにー!」コチョコチョ
京子「ふはははは!まりちゃん、悪戯しちゃ、め!め!」
結衣「もう、二人とも、大人しくしなきゃだめだよ?」
二人「「はーい!」」
ポチッ
まり「まっくらになったー」
結衣「うん、まっくらだね、まりちゃん」ゴソゴソ
結衣「まりちゃん、恐くない?」
まり「うん、恐くないよー」
まり「お姉ちゃん達が、手を繋いでくれてるから」ニパ
京子「……まりちゃんの手、冷たいなぁ、もう少し、暖房温度上げる?」
まり「平気ー、京子お姉ちゃんの手が、暖かいから」
京子「そか……」
結衣「……」
まり「……」
京子「……」
結衣「うん、まっくらだね、まりちゃん」ゴソゴソ
結衣「まりちゃん、恐くない?」
まり「うん、恐くないよー」
まり「お姉ちゃん達が、手を繋いでくれてるから」ニパ
京子「……まりちゃんの手、冷たいなぁ、もう少し、暖房温度上げる?」
まり「平気ー、京子お姉ちゃんの手が、暖かいから」
京子「そか……」
結衣「……」
まり「……」
京子「……」
京子「……」zzz
結衣(京子は、もう寝ちゃったか……まりちゃんは、まだ起きてるのかな)
まり「結衣お姉ちゃん」
結衣「ん?どうしたの、まりちゃん」
まり「ごめんね」
結衣「え?」
まり「謝っても、許してもらえないと思うけど、ごめん」
結衣「まりちゃん?」
結衣(京子は、もう寝ちゃったか……まりちゃんは、まだ起きてるのかな)
まり「結衣お姉ちゃん」
結衣「ん?どうしたの、まりちゃん」
まり「ごめんね」
結衣「え?」
まり「謝っても、許してもらえないと思うけど、ごめん」
結衣「まりちゃん?」
まり「結衣お姉ちゃん、我慢できずに、京子お姉ちゃんの血を吸っちゃったんだよね」
結衣「……え」ドキン
結衣「まり、ちゃん、どうして……それ……」
まり「ごめんね、まりのせいなんだ……」
結衣(あれ、気のせい、かな?)
結衣(まりちゃんの眼、赤い……)
結衣(血のように、真っ赤で……)
結衣(なんだろ、気が遠く……)
まり「もう、結衣お姉ちゃんは、後戻り、できない」
まり「だから、貴女は選ばなくちゃならない」
まり「この先、何処に進むかを」
まり「思い出して……結衣お姉ちゃん」
結衣(そうだ、私、この赤い目を、前に見たことがある……)
結衣(子供の頃に……)
結衣(夜の公園で……)
結衣「……え」ドキン
結衣「まり、ちゃん、どうして……それ……」
まり「ごめんね、まりのせいなんだ……」
結衣(あれ、気のせい、かな?)
結衣(まりちゃんの眼、赤い……)
結衣(血のように、真っ赤で……)
結衣(なんだろ、気が遠く……)
まり「もう、結衣お姉ちゃんは、後戻り、できない」
まり「だから、貴女は選ばなくちゃならない」
まり「この先、何処に進むかを」
まり「思い出して……結衣お姉ちゃん」
結衣(そうだ、私、この赤い目を、前に見たことがある……)
結衣(子供の頃に……)
結衣(夜の公園で……)
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結衣「この子が、親戚のまりちゃん!きょうこ、あかり、仲良くしてあげてね!」
京子「あ、あの、はじめまして、私、としのう、きょうこ……」オドオド
あかり「……あかり、だよ、ずびー」zzz
結衣「駄目だ、あかり、半分寝てる」
まり「……まりって言うの、よろしくー」
結衣「まりちゃんは、夜しか遊べないからさ、今日から暫く夜のお出かけをして遊ぼうと思うんだ」
結衣「京子は、夜のお出かけ、大丈夫?」
京子「ふぇ、よ、夜は、恐いよぉ……」ビクビク
結衣「もう、京子、そんな事で泣かないの」ナデナデ
結衣「この子が、親戚のまりちゃん!きょうこ、あかり、仲良くしてあげてね!」
京子「あ、あの、はじめまして、私、としのう、きょうこ……」オドオド
あかり「……あかり、だよ、ずびー」zzz
結衣「駄目だ、あかり、半分寝てる」
まり「……まりって言うの、よろしくー」
結衣「まりちゃんは、夜しか遊べないからさ、今日から暫く夜のお出かけをして遊ぼうと思うんだ」
結衣「京子は、夜のお出かけ、大丈夫?」
京子「ふぇ、よ、夜は、恐いよぉ……」ビクビク
結衣「もう、京子、そんな事で泣かないの」ナデナデ
まり「……夜は、恐くないよー」
京子「ふえ?」
結衣「まりちゃん?」
まり「月は私たちを優しく照らしてくれるし、星は友達で、色んなことを教えてくれる」
まり「草木も、皆が寝静まった夜にだけ、綺麗な音で歌ってくれるんだよー」
京子「星が、お友達?」
まり「うん」
結衣「まりちゃん、大人っぽいなあ……」
あかり「……」zzz
京子「ふえ?」
結衣「まりちゃん?」
まり「月は私たちを優しく照らしてくれるし、星は友達で、色んなことを教えてくれる」
まり「草木も、皆が寝静まった夜にだけ、綺麗な音で歌ってくれるんだよー」
京子「星が、お友達?」
まり「うん」
結衣「まりちゃん、大人っぽいなあ……」
あかり「……」zzz
京子「あの、まりちゃん……」
まり「ん?」
京子「聞かせて欲しい、な、星のお友達の話や、草木のお歌の話……」
結衣「私も、聞きたいよ、まりちゃん!」
まり「……うん」
あかり「……」zzz
まり「ん?」
京子「聞かせて欲しい、な、星のお友達の話や、草木のお歌の話……」
結衣「私も、聞きたいよ、まりちゃん!」
まり「……うん」
あかり「……」zzz
まり「あの子は、旅人達の友達、迷子になった旅人に、自分の位置を教えてくれるんだよ」
京子「お星様、すごい……、それに優しいんだね、好きになっちゃった」ニコ
まり「けど夜にしか、会えないんだー」
京子「……お昼にも、会いたいな」
結衣「まりちゃん、あっちの星は?」
まり「あっちの子はね、冬にしか出てこない子で……」
………
……
…
京子「お星様、すごい……、それに優しいんだね、好きになっちゃった」ニコ
まり「けど夜にしか、会えないんだー」
京子「……お昼にも、会いたいな」
結衣「まりちゃん、あっちの星は?」
まり「あっちの子はね、冬にしか出てこない子で……」
………
……
…
京子「今日は、おままごと、しようよ」
結衣「よーし、じゃあ、私かお母さんね」
まり「まりは、子供の役がいいー」
結衣「残った京子は、お父さんね!」
京子「え、え、や、やだよ、ゆいぃ、私も、お母さんがいい……」グス
結衣「しょうがないなあ、きょうこは……」
結衣「じゃあ、きょうこも、お母さんやる?お母さん、2人になっちゃうけど」
まり「まりは、それでもいいよ」
結衣「よし、じゃあ、無夫多妻制のどうにゅうだ!」
まり「京子お姉ちゃん、良かったね」ナデナデ
京子「う、うん、ありがとう、ゆい、まりちゃん」ニコ
結衣「よーし、じゃあ、私かお母さんね」
まり「まりは、子供の役がいいー」
結衣「残った京子は、お父さんね!」
京子「え、え、や、やだよ、ゆいぃ、私も、お母さんがいい……」グス
結衣「しょうがないなあ、きょうこは……」
結衣「じゃあ、きょうこも、お母さんやる?お母さん、2人になっちゃうけど」
まり「まりは、それでもいいよ」
結衣「よし、じゃあ、無夫多妻制のどうにゅうだ!」
まり「京子お姉ちゃん、良かったね」ナデナデ
京子「う、うん、ありがとう、ゆい、まりちゃん」ニコ
結衣「きょうこ~、ご飯できたよ~」
京子「わあ、ゆいのご飯、おいしそう~」
結衣「えへへ」
まり「はやく、たべようよー」
結衣「まりちゃんは、くいしんぼうだなあ」
京子「じゃあ、いただきます、しよう?」
まり「んに!」
一同「「「いただきまーす」」」
京子「わあ、ゆいのご飯、おいしそう~」
結衣「えへへ」
まり「はやく、たべようよー」
結衣「まりちゃんは、くいしんぼうだなあ」
京子「じゃあ、いただきます、しよう?」
まり「んに!」
一同「「「いただきまーす」」」
結衣「よし、まりちゃんおいで、私がだっこしてあげよう!」
まり「んに!」ヨジヨジ
京子「よかったね、まりちゃん」クスクス
まり「京子ママ、ごはんー」
京子「はいはい、まりちゃん、あーんして」ニコ
まり「あーーーん」
結衣「きょうこー、わたしもー!」
京子「うん、ゆいも、あーん///」
結衣「あーーーん」
まり「んに!」ヨジヨジ
京子「よかったね、まりちゃん」クスクス
まり「京子ママ、ごはんー」
京子「はいはい、まりちゃん、あーんして」ニコ
まり「あーーーん」
結衣「きょうこー、わたしもー!」
京子「うん、ゆいも、あーん///」
結衣「あーーーん」
結衣「何時か、本物のご飯作って、きょうこやまりちゃんに食べさせてあげるね」
京子「ほんと?たのしみだなぁ」
まり「うん、まりも、楽しみ……」
まり「本当に、こんなふうに、食卓を囲めるようになったら、いいね」
まり「大好きな、結衣お姉ちゃんと、京子お姉ちゃんと、まりとで」ニコリ
京子「まりちゃん……」
結衣「よし、じゃあ、今度、お母さんにオムライスの作り方、教えてもらおう!」
京子「ゆい、がんばって、わたし、応援するから」
結衣「えー、応援だけ?」
京子「だって、わたし、包丁とか恐くてもてないし……」
結衣「がんばれ!」
京子「う、うう、がんばる……」
まり「京子お姉ちゃん、結衣お姉ちゃん、面白いー」クスクス
京子「ほんと?たのしみだなぁ」
まり「うん、まりも、楽しみ……」
まり「本当に、こんなふうに、食卓を囲めるようになったら、いいね」
まり「大好きな、結衣お姉ちゃんと、京子お姉ちゃんと、まりとで」ニコリ
京子「まりちゃん……」
結衣「よし、じゃあ、今度、お母さんにオムライスの作り方、教えてもらおう!」
京子「ゆい、がんばって、わたし、応援するから」
結衣「えー、応援だけ?」
京子「だって、わたし、包丁とか恐くてもてないし……」
結衣「がんばれ!」
京子「う、うう、がんばる……」
まり「京子お姉ちゃん、結衣お姉ちゃん、面白いー」クスクス
結衣「まりちゃんも、笑ってないで手伝ってよ?」
まり「……うん」
京子「明日は、何して遊ぼうか?」
結衣「鬼ごっこは、こないだやったし、今度はかくれんぼかな?」
京子「今度は、あかりちゃんも来れるといいんだけど……」
結衣「あかりは、殆ど寝てばっかりだからなあ……」
まり「明日も、たのしみー」
………
……
…
まり「……うん」
京子「明日は、何して遊ぼうか?」
結衣「鬼ごっこは、こないだやったし、今度はかくれんぼかな?」
京子「今度は、あかりちゃんも来れるといいんだけど……」
結衣「あかりは、殆ど寝てばっかりだからなあ……」
まり「明日も、たのしみー」
………
……
…
京子「まりちゃん?顔色が、悪いけど、大丈夫?」
まり「……うん」
結衣「ほんと?熱があるのかも……」ピトッ
まり「……!」
結衣「まりちゃんって、相変わらず、身体冷たいよね、熱あるかどうか判んないや」
まり「……ごめん、結衣お姉ちゃん、離れて」
結衣「ん?」
まり「いいから、離れてっ」ドンッ
結衣「うわっ」パタン
京子「ゆ、ゆい、大丈夫……?」
まり「……うん」
結衣「ほんと?熱があるのかも……」ピトッ
まり「……!」
結衣「まりちゃんって、相変わらず、身体冷たいよね、熱あるかどうか判んないや」
まり「……ごめん、結衣お姉ちゃん、離れて」
結衣「ん?」
まり「いいから、離れてっ」ドンッ
結衣「うわっ」パタン
京子「ゆ、ゆい、大丈夫……?」
結衣「いたた、もう、まりちゃん、どうして……って、え」
京子「まり、ちゃん?」
まり「……」
結衣「まりちゃん、どうして、どうして、眼が赤いの?」
京子「どうして、そんなにおっきな牙を生やしてるの?」
まり「……」
まり「それはね」
京子「まり、ちゃん?」
まり「……」
結衣「まりちゃん、どうして、どうして、眼が赤いの?」
京子「どうして、そんなにおっきな牙を生やしてるの?」
まり「……」
まり「それはね」
まり「結衣お姉ちゃん、京子お姉ちゃん」
京子「ふえ」
結衣「な、なに?まりちゃん」
まり「お父さんや、お母さんに、教わらなかった?」
まり「夜遅くまで遊んでると、お化けが出るって」
まり「お化けに、食い殺されるって」
京子「ま、まりちゃん、こわいよ、そんな話、やめようよお……」
京子「ふえ」
結衣「な、なに?まりちゃん」
まり「お父さんや、お母さんに、教わらなかった?」
まり「夜遅くまで遊んでると、お化けが出るって」
まり「お化けに、食い殺されるって」
京子「ま、まりちゃん、こわいよ、そんな話、やめようよお……」
結衣「そ、そうだよ、まりちゃん、お化けなんて、本当にいるはずが……」
まり「ふふ、あはははははははははははははははははははははははははは」
京子「ま、まりちゃん?」
まり「お化けはね、本当に、いるんだよ」
まり「百年生き続けて」
まり「親族の輪の中に知らぬ間に勝手に入り込んで」
まり「夜出歩く馬鹿な子供がいないか見張って」
まり「その子たちを見つけたら、友達のフリをして近づいて」
まり「油断したところを、一口で食べちゃう、化け物が」
まり「ふふ、あはははははははははははははははははははははははははは」
京子「ま、まりちゃん?」
まり「お化けはね、本当に、いるんだよ」
まり「百年生き続けて」
まり「親族の輪の中に知らぬ間に勝手に入り込んで」
まり「夜出歩く馬鹿な子供がいないか見張って」
まり「その子たちを見つけたら、友達のフリをして近づいて」
まり「油断したところを、一口で食べちゃう、化け物が」
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