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    元スレ妹「お兄ちゃん格好よかったよ」兄「負けちゃったけどな」

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    101 = 7 :

    ~その日の夜~

    「やっぱ新品の輝きは素晴らしい」♪チャララララン

    「フフフ、鏡の前でポーズを決めてみたり」

    「こうかな?こうかな?」スッススッ

    「こうしたほうがカッコいい……ロックスターっぽいな」

    「くぅうっ夜だからアンプ(ギターのおまけについてきた)に繋いで音を出せないのが残念だっ」♪チャララララチャララララ

    「何かこうアコースティックギターとは違うな、エレキギターというものは。気分が高まるぜっ」ススッススッ

    「お兄ちゃん、お風呂……」ガチャ

    「あ……」

    「ぷぷぷっ」

    103 = 7 :

    「あーはっはっは……何してるのぉっ……」バンバン

    「床を叩いて笑い転げるなんて失礼だぞ」

    「ぷくくっ……でもっ……でもぉっ」

    「俺の黒歴史確定」

    「はひーはひー……」ヒクヒク

    「ひきつけをおこすほど笑われるとは」

    「ご、ごめんね……ブプッ」

    「我慢は体によくないぞ」

    「そ、そうだね、あーはっはっははは……」バンバン

    「まさかお前の笑いだけで1レス消費するなんて」

    104 = 7 :

    「あー面白かった……汗かいちゃった」ズズ

    「鼻出てるぞ鼻」

    「ごめん」チーン

    「ほれゴミ箱」

    「ありがと」

    「恥ずかしいところを見られちゃったなぁ」

    「昔と変わってないよね」

    「何が?」

    「野球部の時も、背番号もらった時にずっと鏡の前で」

    「そ、そんなことしてたっけ」

    「してたよー」

    「そういや微かに覚えがあるけど……」

    106 = 7 :

    「じゃあ、ギターの練習頑張ってね」

    「おうとも」

    「あれ、なんか透明なシールが貼ってない?」

    「あぁ、ケータイの画面と同じでさ、ここには最初保護シールが貼ってあるんだ」

    「ふぅーん」ウズウズ

    「なんか剥がすタイミングが難しいよな」

    「う、うん」ウズウズ

    「剥がしたいけど剥がしたくないって言うか、剥がすのがもったいない気がして」

    「……」ウズウズウズウズ

    「何をウズウズしてるんだ?」

    「お兄ちゃん、ごめんっ」

    「え?」

    「えーーーーいっ!」ビリビリビリビリッ

    「アッー!アッー!アッー!」

    109 = 7 :

    ~翌朝~

    「さてと、お兄ちゃん起こさなきゃ」

    「どーせまた起こすのに何十分もかかるんだから……」

    「お兄ちゃん、朝だよー」ガチャ

    「ん……なんだもう朝か」

    「お、起きてる」

    「まぁね」♪シャンシャン

    「まさか……」

    「なんだか面白くて寝ないで練習してた」

    「や、やっぱり」

    「ふぁあああ……そろそろ寝ようかな」

    「駄目だよー!学校ー!」

    「えー……」

    110 :

    ギヤー詳しい人ってカッコいいと思う

    111 = 110 :

    >>110
    ミスったギターね

    112 :

    楳図かずおかよって突っ込みそうになった

    っていうかもともと知識たくさんあって好きだったんじゃんこいつ、

    113 = 7 :

    「もう、駄目だよ~!夜はちゃんと寝ないと」

    「すまん。何かうまく引けないと悔しくてさ」

    「それでできるまで練習してたの?」

    「おかげで指が痛いよ」

    「お兄ちゃんって凝り性だよね」

    「一回ハマるととことんなんだ」

    「将来は廃人か大物かどっちかだよね」

    「はは、できれば後者でありたいなぁ」

    「もう夜通しの練習は禁止ね。身体壊しちゃうから」

    「以後気を付けまーす」

    114 = 7 :

    ~学校・放課後~

    「うーん、よく寝た……」

    「お前1日寝てたなぁ」

    「ちょっと夜更かししてさ」

    「ネトゲでもハマったのか?」

    「違うよ……これを見てくれ」ズイ

    「なんだよ、ギター?何でこんなもん持ってきてんだ」

    「実は……」

    117 = 14 :

    >>115
    スレ立てちゃいなYO

    118 = 7 :

    「……と言うわけで」

    「俺が茶道部でちゃぶ台をひっくり返してるときにそんなドラマがあったなんて」

    「そっちは一体何があったんだよ……」

    「ふーん、まぁ夢中になれることが見つかった訳か」

    「ギターは真剣にやるとなかなか奥が深い」

    「うちで遊んでた事が役にたってよかったなぁ」

    「うん……」

    「でも程々にな。先生も呆れてたぞ」

    「あはは……妹にも言われたよ」

    119 :

    私怨

    120 :

    うん

    121 = 7 :

    「まぁ、何かわからない事があったら聞くよ。お前詳しいし」

    「おー」

    「ていうかお前茶道部って」

    「ドゥフフ、可愛い女の子と合法的にお茶を飲めるんだぜ」

    「な、なるほどな」

    「それに男子は極端に少ないからな」

    「つまり?」

    茶道部「兄友くーん、部活いこー!」

    「……と言うことになるわけだ。それじゃ」シュタッ

    「あいつはあいつで充実してるなぁ」

    122 = 45 :

    けいおんリメイクという事で、よろしいか…?

    123 :

    >>92
    野球やめた
    ギターの才能有り
    軽音同好会に入った

    124 :

    けいおん共学校verって感じ

    125 :

    妹くれ

    126 = 7 :

    ~視聴覚室(部室)~

    「ちわーす」ガララ

    部長「こ、こんにちわっ!」

    「あれ、部長さんだけですか」

    部長「……はい、そうなんです」

    「はやく練習したいのになぁ」ウズウズ

    部長「……」

    「どうしました?」

    部長「いえ、その……ごめんなさい」

    「ん?」

    部長「今日、兄君が本当に来てくれるか不安だったんです」

    「え?」

    127 :

    「ど、どうしてですか?」

    部長「その……入部のさせかたがやや強引だったものですから」

    「自覚はあったんですね」

    部長「なのに、兄君はこうして来てくれました」

    「はは、ギターも買ったし後戻りはできないです」

    部長「まぁ……」

    「部長さんはベースですよね」

    部長「は、はい……あまり指先が器用では無いもので」

    「どういう理由ですか……」

    128 = 127 :

    「やっほー」ガララ

    「遅いぞ」

    「何よ、張り切ってるなぁ」

    部長「ふふ、これでようやくちゃんとした練習が出来ますね」

    「ドラム、ベース、ギター……うんっ!最低限は揃ったっ」

    「歌はどうするんだ」

    「あんた以外で」
    部長「兄君以外でお願いします」

    「な、なんでだよ……」

    部長「と、とりあえずアンサンブルを固めてから考えましょう」

    「はぁ……」

    130 = 127 :

    部長「……」ボンボン ボボン

    「……」トトッ タッタッ

    「……」ジャーン……ジャッジャッ

    部長「準備はいいですか?」

    「はい」

    「いつでもいけるよー」

    部長「ふふ、ドキドキしますね」

    「何だろうこの緊張は」

    「だね」

    部長「女さん、カウントお願いします」ボボン

    「こっちはいつでもいいぞー」

    「よーしっ……いくよーっ!」グッ

    部長「……」

    「……」

    131 = 127 :

    「……」

    部長「……」

    「……」

    「あ、あのさ……ひとつ疑問なんだけど」

    「なんだよもー」

    部長「何でしょう?」

    「私がカウントしたとするじゃん」

    「ドラムの役割だろ」

    「そのあと……何の曲をやるの?」

    部長「あ……そ、そう言えば決めてなかったです」

    「ズコー」

    132 = 127 :

    「結構致命的なミスだったな……」

    部長「い、今から何の曲をやるか決めましょう」

    「私は何でもいいけど……知らないのは叩けないよ」

    「普段何聴いてるんだ?」

    「レッチリとか」

    「それはちょっとギター練習しないと厳しいな……仮に譜面渡されてもすぐには」

    部長「キングクリムゾンなんかはどうでしょう?」

    「そんなの卒業までにひけるようになるかわかりません」

    「あんたは何がいいの?」

    「すぐひけるのは長渕だな」

    「フォークじゃん……」

    部長「こ、困りました」

    133 = 127 :

    部長「とりあえず小休止です」

    「はーい」

    「まだ何にもしてないけど」

    部長「バンドは協調性が大事ですよ」

    「そうだそうだー」

    部長「とりあえず楽器を置いて、皆で何の曲を演奏するか決めましょう」

    「そうですね」

    134 = 129 :

    しえん

    135 = 127 :

    「あんたは何が演りたいの?フォーク以外で」

    「別にフォークが大好きって訳じゃないぞ。それでギターの弾きかた覚えただけで」

    部長「くすくす、私はフォークでもいいですけど」

    「私はもっとがーっと叩きたいなぁ」

    「スリップノットとか似合いそうだな」

    「」イラッ

    「ごめん」

    部長「うーん……洋楽でも邦楽でもいいですけど、はじめはスタンダードなものにしませんか?」

    「はーい」

    「意義なし」

    136 :

    ニルヴァーナか

    138 = 127 :

    部長「というわけでこの二曲です」パサッ

    「お、譜面があるんですね」

    「CDもいっぱい置いてあるんだよ」

    部長「ひとつはエディ・コクランの『カモン・エブリバディ』で」

    「渋いですね」

    部長「もうひとつはジュディマリで『小さな頃から』にしましょう」

    「うわ……懐かしい」

    部長「ふふ、女さんがいっつもカラオケで歌うから好きになってしまいました」

    「似合わねぇぞ」

    「うっさいばかー」

    部長「これを明日まで皆で練習してきましょう」

    139 :

    レッツダンシング!! カモンッエブリバディ!! ハッ!! セイッハッハッ!!
    ってやつだっけ?

    140 :

    いもにゃんきゃわわしえん

    141 = 127 :

    ~深夜~

    「……」♪ジャーンジャンジャカジャン

    「うん、こんなもんかな?」

    「スタンダードなロックンロールは覚えやすくて助かるなぁ」

    「しかし、こっちの……」

    「ジュディマリって意外と面倒くさいな……」

    「難しいわけじゃないんだが、妙にひきにくいフレーズだな」

    「やべぇ、もう夜中の一時か……」

    「くそっTAKUYAめ、ややこしいフレーズ作りやがって」♪ジャーンシャラララ

    「今夜も徹夜だな」

    142 = 127 :

    チュンチュンチュン

    「……」♪シャラララ……

    「よし、完璧だ」

    「これで今日の練習は色々と捗るな、うん」

    「捗るっていいたいだけでしょ」

    「うぉっいつの間に」

    「ヘッドホンしてると耳悪くしちゃうよ……ほら」スポ

    「そうか、もう朝だったのか」

    「まったくもう……」

    143 :

    紫煙

    144 = 127 :

    「徹夜は駄目だって言ったのに」

    「昨日学校で寝すぎたせいか、寝られなかったんだ」

    「学校の勉強についていけなくなっちゃうじゃない」

    「それは心配ない」

    「ほんとに?」

    「あぁ、もとからついていけてないからな」キリッ

    「な、なんて理由なの……」

    「ちょっと今ハマってるけど、直にうまくコントロールできるようにするから」

    「はいはい、頑張ってね」

    145 = 127 :

    ~放課後・部室~

    ♪ジャーン……ジャッ!

    「おぉ……」

    「すごーいっ」

    部長「初めて合わせたのに、ぴったりでしたっ」

    「これは癖になりますね」

    「もう一回やろうよっ」

    部長「ふふ、そうですね……でも兄君」

    「何でしょう」

    部長「歌は無しでお願いします」

    「次うたいだしたらシンバル投げるからね」

    「そ、そんなにひどい!?」

    「かなり」

    146 :

    歌の練習しろよ

    147 :

    妹くれ

    148 = 127 :

    部長「……じゃあ、次の曲にいきましょう」

    「おっけー」

    「はーい」

    部長「せっかくだから女さん、歌ってみませんか?」

    「えぇーっ!」

    「ドラム叩きながら歌えるのか?」

    部長「上手なんですよ?歌いながら叩くの」

    「えへへ……なんか恥ずかしいな」

    「無理なら俺が歌ってやるからな」

    「そっちのが無理だからいい」

    「なんと」

    部長「ま、まぁその辺の問題はのちのち話し合いましょう」

    149 :

    age
    とても良いので頑張ってね

    150 = 127 :

    「じゃあ、カウントよろしく」

    「この曲はギターから始まるんでしょ」

    「あ、そうだな……」

    部長「好きなタイミングで始めて下さい」

    「わかりました」♪ジャッ

    「……ん、んー……こほん」

    「……」♪ジャーンジャララジャラ……

    「……♪小さな頃から~……」

    「(うぉ、歌上手い……!)」


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