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    元スレ妹「お兄ちゃん格好よかったよ」兄「負けちゃったけどな」

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    51 = 7 :

    「♪完成っ」

    「やんややんや」

    「へへ……私のタマちゃん素敵っ」

    「ドラムに名前つけてるのか」

    「TAMAのドラムだからタマちゃん」

    「ひねりがないなぁ」

    「うるさいっ」バシッ

    「いってー!棒でたたくなよ」

    「スティックって呼びなさいよ」

    「棒(スティック)じゃん」

    「あーもう……A型?」

    「違います」

    52 = 13 :

    いもぺろしえん

    53 :

    >>1の好きなようにやってください

    54 = 7 :

    「この学校に軽音部なんてあったのか」

    「正確には部活じゃないんだけどね。卒業で部員がたくさんやめちゃったみたいだから」

    「ふーん……今何人くらいいるの?」

    「私含めて二人」

    「少なっ!バンドできないじゃん」

    「こ、これから集めればいいのっ!」

    「厳しそうだなぁ……」

    「実際厳しいけどね……最低三人集まらないと同好会にもなれないから」

    「現状だと楽器持ち込んで騒ぐ迷惑な学生だよな」

    「……」グッ

    「悪かったからそのスティックをしまってくれ」

    「ふん……」

    55 = 45 :

    この女は間違いなくB固め

    56 = 14 :

    >>50
    いや軽音用語出た時点でもう・・・

    57 = 32 :

    >>56
    うわああああああああああああああああああああ

    58 = 7 :

    部長「ごきげんよう」ガララ

    「あ、来たー」

    部長「ふふ、女さんはいつも元気ですね」

    「ねーねー、ドラム持って来たよっ」

    部長「まぁ……素敵」

    「これでようやくちゃんとした練習ができるねっ」

    部長「えぇ、えぇ……うぅっ、ここまで長かったです……」

    「まさかもう一人も女性だとは……」

    部長「あら、こちらの方は……」

    59 = 7 :

    「ドラム運ぶの手伝ってくれたの」

    部長「まぁ、それはありがとうございます」ペコリ

    「いえ、通りすがったものですから」

    「何よ、私に対する話し方と違うじゃん」

    「先輩なんだから当然だろ……ていうか何でお前はタメ口きいてるんだ」

    「私と部長は小学校から一緒だったし」

    「ふぅん」

    60 :

    先輩がムギちゃんに見えるぜ・・・

    61 :

    野球とはなんだったのだ

    62 = 26 :

    スレタイからして野球になるんじゃね?

    63 = 7 :

    「ねーねー部長、入部希望者きた?」

    部長「ごめんなさい、今日も来なかったです……」

    「入部ってか、まだ部活じゃないんだろ」

    「……」キッ

    部長「うぅ……やっぱり、軽音部なんて必要とされてないんでしょうか」

    「あ……いや」

    部長「運動部のように大会で活躍するわけでもなく……文化部のようにコンクールに応募するでもなく……」

    「うわ、めっちゃ落ち込んでる……」

    「ぶ、部長、しっかりー!」

    64 = 7 :

    「ま、まぁあれですよ」

    部長「あれって何ですかっ……うっうっうっ」

    「け、軽音部って文化祭とか新入生歓迎会で活躍できるでしょ?」

    部長「……うぅ、はい……」

    「確かに運動部や他の文化部みたいなことはできないかもしれないけど」

    「なにーっ!」

    「最後まで聞けって!……学生のイベントに花を添えられる、素敵な部活だと思いますよ」

    部長「ま、まぁ……」

    「……ふーん、いいこというじゃん」

    部長「そんなこと言われたのは初めてです……私嬉しいですっ」

    「な、なんとかごまかせたか……?」

    65 = 14 :

    >>62
    ここから野球に持ってったら尊敬するわ

    66 :

    いや、この√を続けてほしい

    67 = 7 :

    部長「……ところで兄君は、何か楽器を?」

    「いや、俺は……」

    「出来なそうな顔だよね、あっはっは」

    「」カチン

    部長「もうっ……ごめんなさい、兄君」

    「いやまぁいいですけどね……実際フォークギターくらいしかひけないですし」

    「」ピク

    部長「」ピク

    「ん?」

    68 = 7 :

    部長「……フォークというと、どれくらいやってたんでしょう」

    「答えな」

    「な、なんか怖い」

    「はよ」ピシッ

    「えーとまぁ友達の家にあったアコースティックギターで長渕とかゆずとか山崎まさよしやら……」

    「長渕……ゆず……」ヒソヒソ

    部長「となると、ギターの基本はマスターしているようですね……」ヒソヒソ

    「何をヒソヒソ話してるんですか?」

    69 = 13 :

    いもかわぺろりしえん

    70 :

    >>1よゆっくりでいいぞ朝までかけて書き続けてくれ
    バイトめんどくせ

    71 = 7 :

    「ねぇねぇ、ちょっとひいてみてよ」

    部長「ちょうどここにもアコースティックギターがあります」

    「げほげほ……埃っぽいなぁ」

    部長「去年いた先輩が置いていってくれたものなんです……誰も触ってなくて、ごめんなさい」

    「へー、タカミネかぁ。結構いいやつじゃないですか」

    「詳しい……」ヒソヒソ

    部長「まだです……まだわかりません」ヒソヒソ

    「あー、チューニングが狂ってるな……直すか」♪ジャラララン

    「機械に頼らずチューニングが出来る」ヒソヒソ

    部長「ふむ……これは」ヒソヒソ

    72 = 7 :

    「おしっ、これでいいな」♪ジャンジャラララン

    「……」ジーッ

    部長「……」ジーッ

    「そ、そんなに見つめられるとやりにくいんだけど」

    「あ、あははごめんねー」

    部長「私たちはカボチャだと思って気楽にひいてみて下さい」

    「あはは、よく言いますよね……じゃあ長渕の『夏祭り』を」♪ポロロンポロン

    部長「ぱちぱちぱち」

    「……」

    73 = 7 :

    「……じゃ、いきまーす……」♪ポロリロポロリロポロリロ

    部長「……っ!……じ、上手ですっ……」ヒソヒソ

    「ス、スリーフィンガー……すごい上手っ」ヒソヒソ

    「♪~」♪ポロリロポロリロポロリロポロリロ←すごく速いのでなかなか難しい

    部長「……決まりですね」ヒソヒソ

    「決まりだね」ヒソヒソ

    「♪夏もそろそぉ~ろ終わりねとぉおおおおお」♪ポロリロポロリロ

    部長「うぐっ……ジャイアンですっ……」

    「う、歌は全然ダメだね……」

    「♪綺麗だよぉおお綺麗だよぉおおお綺~麗だよぉおおおっ!」♪ポロリロポロリロ

    「うるさーいっ!」

    「ぐわっ」

    75 = 7 :

    「人がせっかく気持ちよく歌ってるのに何をする」

    「ご、ごめん。つい……」

    「まぁ、この程度しかひけないんですよ」ガタ

    部長「いえ、とってもお上手で驚きました」

    「またまたご冗談を」

    「あ、あんたどっかで習ったりしたの?」

    「な訳ねーよ。俺の友達のほうがよっぽど上手いぞ」

    部長「そうなんですか」

    「そいつはロックは死んだとか言ってギターやめちゃったけど」


    「うーん……意外と園芸部も穴場かも知れん。要チェックや」メモメモ

    76 :

    しえん

    77 = 7 :

    「あ、それじゃあ行きます」

    「え?」

    部長「何故ですか?」

    「いや、何故って……練習の邪魔になるでしょ」

    「二人だと大した練習出来ないから平気」

    部長「ですです」

    「いや、でもなぁ」

    「……」ギラギラ

    部長「……」ギラギラ

    「補食される寸前みたいな雰囲気があるんだよ」

    部長「気のせいですよ」

    78 = 7 :

    「悪いけど帰りますっ!またっ」タタタ

    「あっ!待てーっ!」

    部長「逃がさないでっ!」

    「了解っ」シュッ

    「アッー!投げられたロープ捕まった」

    「フッフフ」

    部長「まだお名前、ちゃんと伺ってなかったです」

    「だ、だから兄……」

    部長「この紙に書いてもらえませんか?私最近耳が遠くて」

    「は、はいぃ……」カキカキ

    79 :

    さよならピアノソナタみたいな展開なら読む。
    ここから病弱な転校生がやってくるなら読む。

    80 = 7 :

    ~自宅~

    「……という訳で軽音楽部に入部することになった」

    「お、お兄ちゃん不良になっちゃうの?」

    「いつの時代に生きてるんだお前は」

    「バンドってヘビメタ運動会とかのことだよね」

    「なんかすごく間違ってるなぁ」

    「うぅ……お兄ちゃんがあんな風になったら嫌だよぅ」

    「あんなんなったら部活どころか退学になるわ」

    81 = 7 :

    >>79
    こない

    82 = 76 :

    来なくていいからがんばれ

    83 = 7 :

    「多分、雰囲気からしてもっとピースフルな感じだと思うんだけどな」

    「悪魔がきたりてヘビメタるとか」

    「だからなんでさっきからイロモノ系なんだよ」

    「違うの?」

    「ミスチルとかスピッツだってバンドだろ。どちらかというとああいう風になるんじゃないか」

    「ふぅん……パートはギターなの?」

    「うん」

    「そっかぁ、目立つポジションだね」

    「まぁ人前で演奏する機会があるかどうかも怪しいけど……」

    84 = 7 :

    「文化祭とかで演奏するんじゃないの?」

    「どうだろうな」

    「もしそうなら、見に行きたいな」

    「うわ、それすっごく恥ずかしいな」

    「野球の試合も見に行ってたし、同じだよ」

    「多分全然違うと思う」

    「ふふ、楽しみだなぁ」

    「だから、どうなるかわかんないってば」

    85 = 7 :

    「とにもかくにも、問題がひとつあってだ」

    「なぁにー?」

    「俺のパートはギターなんだけど」

    「うんうん」

    「俺、ギター持ってない」

    「ズコー」

    「どうしようかと思ってさ」

    「け、結構致命的な問題だよね」

    86 = 7 :

    「部活なんだから、部費でなんとかならないの?」

    「いや、部活以前にようやく同好会レベルになったところだし」

    「うぅーん……」

    「仮に部費があっても、野球のグローブも部費でなんか買わないだろ。それと同じだ」

    「エレキギターって3000円くらい?」

    「ピンキリだけど、3000円のは無いんじゃないかな……」

    87 = 26 :

    頑張れ

    88 = 7 :

    「お母さんに聞いてみた?」

    「一応聞いてはみたんだけど……」

    「ダメだったの?」

    「『ハッ』って鼻で笑われて終わった」

    「うわぁ……」

    「来週学校始まるまでになんとかしたいけど、無理そうなんだよなぁ」

    「……分かった。私が買ってあげる」

    「え」

    89 = 7 :

    「買ってあげるってお前」

    「えへへ、私結構貯金あるんだよ?」

    「マジで……いやそれはしかし、兄として」

    「ちゃんと来年のお年玉で返してもらうから」

    「……」

    「ね、そうしようよ」

    「いいの?」

    「うん……何かお兄ちゃん、楽しそうだし」

    「そ、そうかな?」

    90 = 7 :

    「うん、昨日までのお兄ちゃんとちょっと違う」

    「自分じゃわかんないけど」

    「楽しみだなぁ、お兄ちゃんがギターひくの」

    「あ、あはは……」

    「明日一緒に買いに行こうね」

    「出来た妹がいて幸せだ」

    「も、もう……大げさだよ」

    91 = 7 :

    ~翌日・楽器店~

    「うぅーむ。楽器屋ってのは独特の雰囲気があるな」

    「な、なんか男のひとなのに長髪の人がいる……」

    「俺ももっと髪伸ばしたほうがギタリストっぽくなるかな?」

    「お兄ちゃんは今くらいが一番いいよ。あんな髪にしたら変だよ」

    「何事も形から入る主義なんだ。あんな長髪でも参考にして……」

    長髪「……」ギロ

    「こ、声が大きいよっ」

    「すまんすまん」

    92 :

    今北産業

    93 = 7 :

    「種類が沢山あって迷うなぁ」キョロキョロ

    「わー……これすごく綺麗だね」

    「ALFEEの高見沢モデルか、こんなん持ってったら確実に皆ひくだろうな」

    「そうかなぁ、私はいいと思うけど」

    「もっと普通のがいい」

    「あ、これもかわいいよー!象みたい」

    「そりゃゾーサンってギターだな」

    「これにしない?」

    「それはお手軽にどこでもひけるってコンセプトのギターだからなぁ……ちょっと違うな」

    「私も欲しくなって来ちゃった」

    94 = 7 :

    「……」

    「決めた?」

    「うーん、やっぱりギブソンのレスポールはカッコいい」

    「えぇー……真っ暗で地味だよ」

    「シンプルな中にも高貴さがあるだろ、よく見てみろ」

    「私はさっきの象さんのギターがいいな」

    「でもなぁ、さすがに値段がはんぱねぇ」

    「こ、これはさすがに買ってあげられないかも……」

    「スタンダードは若干安いけど……それでも俺のお年玉数年分だな」

    「ギターって高いんだね」

    「もうちょい庶民的なコーナーに行こうか」

    97 = 7 :

    「フェンダーのストラトでもいいけど」

    「これもよく見るギターだね」

    「ジミヘンとかクラプトンとかジェフベックが使ってた奴だな」

    「そ、それはよく知らないけど」

    「フェンダーならテレキャスでもいいけど……なんか布袋のイメージが強いな」

    「駄目なの?」

    「駄目じゃないけど、別にファンじゃないし」

    「もう一時間も悩んでるよ」

    「高い買い物だからなぁ、なかなか決められない」

    98 = 7 :

    「うーんうーんうーん……ん?」

    「どうしたの?」

    「これは……エピフォンか」

    「さっきのぎぶそんってギターと見た目は同じだね」

    「あぁ、子会社みたいなもんかな」

    「ふーん」

    「……これにしようかな。値段も手頃だし、見た目もかっこいい」

    「何か黒くて地味だよ」

    「さっきからそればっかりだな……女にはこの良さはわからん」

    「ねーねー、こっちの象さんのギターにしない?」

    「やだ」

    「つまんないの」

    「よし、これにするっ!エピフォンレスポール」

    100 :

    うーむ、音楽評論家の息子じゃなさそうだな…


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