元スレ絢辻「棚町さんは名前で呼ぶのにあたしは詞って呼んでくれないのね」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
101 = 28 :
橘「いや、今日は用事が……」
棚町「用事? なによそれ」
橘「絢辻さんに委員の仕事の手伝いを頼まれてるんだ」
棚町「また……? なんで絢辻さんってアンタにだけ手伝い頼むの?」
橘「さ、さぁ……信頼されてるんじゃないか?」
棚町「……本当にそれだけ?」
橘「それ以外になにがあるって言うんだ?」
棚町「あたしに聞かれてもわかるはずないでしょ」
橘「僕だってわからないよ。とにかく、今日は絢辻さんの手伝いがあるから暇潰しには付き合えないよ。ごめんな」
棚町「……」
102 = 47 :
やばいやばい
104 = 35 :
>棚町(ただの荷物運びで、なんで純一から絢辻さんの匂いがしてくるわけ?)
絢辻さんそんな臭うのか…意外
106 = 28 :
棚町「あたし、今日はバイト休むわ」
橘「え!? なんで急に!?」
棚町「純一といる時間が少なくなるのはイヤだから。大丈夫、電話すればなんとか許してもらえるわよ」
橘「だからってお前なぁ……バイト先に迷惑かけるわけにはいかないだろ」
棚町「そんなのどうでもいい」
橘「どうでもよくないよ、薫。せっかく今まで続けてきて信頼を得てるんだ。下らないことでパーにすることないよ」
棚町「下らなくない!」
橘「うわっ? い、いきなり大声出すなよ」
棚町「アンタと一緒にいる時間が下らないわけないでしょ! あたしにとってはなによりも大切なことよ!」
橘「薫……」
108 :
みなさん裡沙ちゃんもびっくりな病み具合ですね
110 = 28 :
棚町「純一はあたしといる時間を下らないって思ってるの……?」
橘「バカ言うなよ。僕だってお前と一緒にいられる時間がなにより大切だよ」
棚町「えへへ……じゃあバイト休んでもいいわよね」
橘「わかったよ……どうせ僕がなに言ってももう無駄だしな。それで空いた時間はどうするんだ?」
棚町「絢辻さんの手伝いならあたしも一緒にやるわ。で、終わったらいつもどおりアンタとデート」
橘「手伝ってくれるのはありがたいけど、そこまでしてくれなくてもいいぞ。終わるまで待っててくれれば――」
棚町「イヤ。絶対手伝う」
橘「……じゃあ図書室で絢辻さんが待ってるから。行こう」
棚町「オッケー」
橘(ちゃんと説明したら絢辻さんもわかってくれるよな……?)
111 = 28 :
図書室
橘「絢辻さん、お待たせ」
絢辻「あ、橘君やっと来――あ、あれ? なんで棚町さんもいるの……?」
橘「こ、これには理由があって……」
棚町「あたしは純一の彼女なんだから、一緒にいて当然でしょ」
絢辻「そうじゃなくて、今日はバイトだったんじゃ……」
棚町「休むことにしたのよ。なにか文句ある?」
絢辻「文句なんて……棚町さんも手伝ってくれるんだよね? ありがとう」
棚町「どういたしまして。さ、ちゃっちゃとやって終わらせちゃいましょう。この後純一とデートするんだから」
絢辻「そ、そうなんだぁ……じゃあはやく終わらせないとね。ふたりの時間を削ったら悪いし」
絢辻(まさか……勘付かれた?)
112 = 79 :
薫の反撃か
113 :
イカ臭いスレかと思いきや血生臭いスレになりそうな悪寒…
114 :
28:橘「絢辻さんの好きな動物って?」 (102)
29:絢辻「棚町さんは名前で呼ぶのにあたしは詞って呼んでくれないのね」 (113)
ちょうど並んでてビックリした
115 :
昼に見るから残しといて
116 = 35 :
>>77
そういやそうだったな…BADがあれだったから忘れがちだが
まあ相手が誰であっても浮気は駄目!絶対
118 = 28 :
棚町「ところでさぁ、絢辻さん」
絢辻「どうしたの? なにかわからないことあった?」
棚町「あたしがバイトある日はいつも純一に仕事の手伝い頼んでるの?」
絢辻「ううん。本当にたまたまだよ」
棚町「ふーん。じゃあなんで今日あたしがバイトあるって知ってたの?」
絢辻「橘君に聞いてたからよ。手伝ってもらえるか聞いたら、『今日は薫がバイトだからいいよ』って」
棚町「あっそう……」
絢辻「橘君、本当に棚町さんのことが大事なんだね。羨ましいなぁ」
棚町「羨ましいって、付き合ってることが? それとも純一と付き合ってることが?」
絢辻「やだなぁ、邪推しないでよ。仲の良い恋人がいて羨ましいって意味よ」
棚町「ごめんごめん。でも絢辻さんは純一のことを気に入ってるみたいだから」
橘(帰りたい……)
119 = 80 :
裡沙ちゃん早く来てくれーー!!
120 = 51 :
橘クズ過ぎワロタ
121 = 35 :
橘のTゾーンが盛り下がる一方、話が盛り上がってまいりました
122 :
生きてる心地がしないであろう状況だ
123 :
俺が橘なら汗だくだと思う
124 :
怖くて読みたくない
125 :
この絢辻さんはドス黒辻さんだな
127 = 28 :
棚町「はあぁ……やっと終わったー!」
絢辻「ふたりともお疲れ様。片付けは私がやっておくから、ふたりはデート楽しんできてね」
棚町「お言葉に甘えて、そうさせてもらうわ。行くわよ、純一」
橘「いや、やっぱり片付けもやらないと」
棚町「絢辻さんがいいって言ってるんだから気にすることないわよ」
橘「でも――んっ!?」
棚町「ん、ちゅ……ふぅ。ほら、さっさと行くわよ」グイッ
橘「こ、こら、ネクタイを引っ張るな! 首が締ま、ぐぇっ!」
タッタッタッ……
絢辻(見せつけるようにキスして……完全にあたしのことを疑ってるわね。まあいいわ、これで心置きなくやれるし)
129 = 47 :
がんばれ
130 = 28 :
棚町「ここらへんでいいかしら」
橘「ゲホッ、ゲホッ……お、お前なぁ! 今のは本当に死ぬかと思ったぞ!」
棚町「うっさい。アンタが絢辻さんに甘いのがいけないんでしょうが」
橘「ただ最後まで手伝おうとしただけじゃないか」
棚町「アンタのそういうところは大好きだけど、他の人にまで優しくされると……困る」
橘「なんだよ、困るって」
棚町「なんか、不安になる……ワガママだってわかってるけど、あたしにだけ優しくしてほしいの」
橘「……本当にワガママだな」
棚町「恋人なんだからこれくらいのワガママ言ったって許されるでしょ」
橘「まあね。お前がワガママなのは今にはじまったことじゃないし」
131 = 124 :
橘さんは糞ったれだなあ!!!
132 = 28 :
棚町「それにね、アンタが優しくしたら相手だって勘違いするかもしれないのよ」
橘「僕と薫が付き合ってることは周知なんだし、大丈夫だと思うけど」
棚町「全然大丈夫じゃないわよ。すでに付き合ってようが関係ないって人だっているんだから」
橘(たしかにいるな……)
棚町「いい? つけ込まれるような隙は見せちゃダメよ。特に絢辻さんには」
橘「な、なんで絢辻さんの名前が出てくるんだ?」
棚町「女の勘よ。まぁ、アンタだったらそう簡単に騙されないと思うけど」
橘「う……」グサッ
棚町「純一、信じてるからね」
橘(薫は僕のことを信じてくれてるのに、僕は……)
133 :
紳士が…二股だと…
134 = 28 :
数日後
橘「なんの連絡もなしに来るから驚いたよ」
絢辻「この前は棚町さんにあなたをとられちゃったからね」
橘「あの日はごめん……薫が急にバイトを休むって言い出すものだから」
絢辻「別にいいわよ。そのかわり、今日はいっぱい愛してもらうからね」
橘「うん。僕もこの数日詞といる時間がなくて辛かったんだ」
絢辻「あなたもあたしと同じ気持ちだったなんて……嬉しいわ」
橘「愛してるよ、詞……」
絢辻「あたしも愛してるわ、純一……ちゅっ」
136 = 28 :
橘「あのさ、詞……今日は、キスより先にいってもいいかな?」
絢辻「キスより先……は、はぁっ!? 本気で言ってるの!?」
橘「ダメかな?」
絢辻「え、あ、その……あ、あたしたちはまだ高校生だし、ちょっとはやいと思うんだけど……」
橘「詞がいつも激しいキスをしてくるから、僕もう我慢できないんだ!」
絢辻「あれは棚町さんに負けないようにってことで……さ、誘ってるわけじゃなくて……」
橘「でもスカートはいてきてるじゃないか。これってそういう意味じゃないの?」
絢辻「ち、ちがっ……このスカートは以前あなたが可愛いって言ってくれたから……」
橘「詞……僕に詞の全部をくれないか?」
絢辻「あ――」
137 = 80 :
勝ち誇りドヤ辻さん来るで
138 = 28 :
ピンポーン
橘「あれ……お客さんかな」
絢辻「は、はやく出てきた方がいいんじゃないかしら!」
橘「うん、そうだね。すぐ出てくるからちょっと待ってて」
タッタッタッ……
絢辻「はぁ、助かったわ……」
絢辻(いえ、違うわね。本当の勝負はここから……)
絢辻(それにしても純一ったら、すぐ調子にのるんだから)
139 = 81 :
やばい予感
140 = 28 :
ガチャ
棚町「やっほ、純一♪」
橘「か、薫……!? なんで僕の家に!?」
棚町「なんでってアンタが呼んだんでしょうが。今すぐ家に来いって」
橘「僕が……? いつの話だ……?」
棚町「ついさっき、電話でよ。わざわざ恵子と遊ぶ約束キャンセルまでしたんだからね」
橘「待て待て! 僕はお前を家に呼んだ覚えはないぞ!」
棚町「はぁ? あたしのお母さんが嘘ついてるとでも言うわけ?」
橘「よくわからないけど、少なくとも僕はお前の家に電話なんてしてない」
141 :
修羅場キター!!
142 :
梅原かっ!?・・・・・・・・・
143 :
お願いします早くしてください
144 :
今度からは誠死ねじゃくて橘死ねになるな
145 = 28 :
棚町「イタズラ電話だったってこと……? まぁいいわ。アンタ暇みたいだし、遊びましょ」
橘「一目見て人を暇だと決めつけるなよ。こう見えても僕にはやることがあるんだ」
棚町「どうせ家でできることなんていつでもできるでしょ。後回しにしなさいよ」
橘「少しは僕の都合も考えてくれ……」
棚町「あたしだって用事があったのにこうして来てあげたのよ? アンタだってちょっとは頑張りなさいよ」
橘「お前が勝手に来たんだろうが!」
棚町「彼女が遊ぼうって言ってるんだから付き合ってくれたっていいで……あれ?」
橘「なんだよ。言っておくが今日は僕から折れるつもりはな――」
棚町「……その靴、誰の?」
橘「え……」
146 = 80 :
修羅辻さんだった…
147 :
怖いから布団入るわ…
148 = 142 :
薫って平気で股間蹴って来そうな感じが怖い
149 = 28 :
棚町「その女物の靴よ」
橘「これはお母さんの……」
棚町「アンタのお母さん、年頃の女の子が履くような靴を持ってるわけ?」
橘「いや、間違った。これは美也のだ」
棚町「あたしの靴と同じくらいのサイズに見えるけど、美也ちゃんってそんな足大きくないわよね。背も小さいし」
橘「こ、これは……」
棚町「で、誰の靴なのよ」
橘(ど、どうする!? 実は僕には女装趣味があって、この靴は女装するときに履く用の靴とでも言うしか……)
棚町「もしかして……女の子が来てるの?」
150 = 35 :
橘「この修羅場を乗り越えたら、まんま肉まん食べるんだ…」
みんなの評価 : ★★
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