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側近「魔王様!」
魔王「ふむ、ようやっとか。状況を」
側近「え、あ、はい。まだ和平を結んでいない国より、暗殺者が七名こちらに」
側近「間も無く城内に侵入されるかと思われます」
魔王「兵を引け。我と勇者で迎撃しよう。王の間まで通してやれ」
側近「かしこまりました」
勇者「まあ、予想はしてはいたけどな」
魔王「当然の事態だな」
魔王「ふむ、ようやっとか。状況を」
側近「え、あ、はい。まだ和平を結んでいない国より、暗殺者が七名こちらに」
側近「間も無く城内に侵入されるかと思われます」
魔王「兵を引け。我と勇者で迎撃しよう。王の間まで通してやれ」
側近「かしこまりました」
勇者「まあ、予想はしてはいたけどな」
魔王「当然の事態だな」
勇者「雷撃魔法・強!」
暗殺者A「対魔障壁魔法・強!」カキィン
魔王「……閃光魔法・凶」
暗殺者B「対魔障壁魔法・強!」カキィン
勇者「こいつら……」
魔王「うむ……お前と同じく勇者の血筋だな」
魔王「単純にお前より魔法が強く、退魔の力で我よりも強いといったところか」
勇者「……接近戦つっても二対八か」
魔王「やるしかなかろう!」
暗殺者A「対魔障壁魔法・強!」カキィン
魔王「……閃光魔法・凶」
暗殺者B「対魔障壁魔法・強!」カキィン
勇者「こいつら……」
魔王「うむ……お前と同じく勇者の血筋だな」
魔王「単純にお前より魔法が強く、退魔の力で我よりも強いといったところか」
勇者「……接近戦つっても二対八か」
魔王「やるしかなかろう!」
勇者「……」
勇者「閃光魔法・凶」ボソリ
魔王「……」
勇者「……」
魔王「助けられた事には礼を言う」
勇者「どういたしまして」
魔王「……何故、我々魔族側がのみ詠唱できる凶を?」
勇者「い、いや、見よう見まねでと思ったら、本当に成功しちまって俺でもびっくりなんだ」
暗殺者達「」
勇者「閃光魔法・凶」ボソリ
魔王「……」
勇者「……」
魔王「助けられた事には礼を言う」
勇者「どういたしまして」
魔王「……何故、我々魔族側がのみ詠唱できる凶を?」
勇者「い、いや、見よう見まねでと思ったら、本当に成功しちまって俺でもびっくりなんだ」
暗殺者達「」
勇者「つーかこれどうするんだよ……」
魔王「何処の国の刺客は分かっておる。送り返してやろう」
勇者「結構惨い事するんだな」
魔王「今は和平を最優先にしたいのだよ。これで少しは大人しくなるであろう」
勇者「和平なのに容赦ねーなぁ」
魔王「全ての国との和平が結ぶ事ができれば、後でどうとでもなるからな」
勇者「悪い意味に聞こえるな」
魔王「掌握などする気はないのだがなぁ」
魔王「何処の国の刺客は分かっておる。送り返してやろう」
勇者「結構惨い事するんだな」
魔王「今は和平を最優先にしたいのだよ。これで少しは大人しくなるであろう」
勇者「和平なのに容赦ねーなぁ」
魔王「全ての国との和平が結ぶ事ができれば、後でどうとでもなるからな」
勇者「悪い意味に聞こえるな」
魔王「掌握などする気はないのだがなぁ」
……
…………
勇者「で、一応表向き平和になっちまったな」
魔王「待て。勇者が望んだのに、その反応はなんだ」
勇者「いや、意外とこじれてどうにかなんないかなぁとか思っていたからさ」
魔王「結局は共存させたくなかったと?」
勇者「いや、連中も少しは痛い目みてほしかった」
魔王「お前なぁ……」
…………
勇者「で、一応表向き平和になっちまったな」
魔王「待て。勇者が望んだのに、その反応はなんだ」
勇者「いや、意外とこじれてどうにかなんないかなぁとか思っていたからさ」
魔王「結局は共存させたくなかったと?」
勇者「いや、連中も少しは痛い目みてほしかった」
魔王「お前なぁ……」
勇者「結局、例の話も何も分からないしなぁ」
魔王「国王連中も何も話す気がない様子であるからな」
勇者「うーん……」
魔王「それはそうと、これからどうするのだ?」
勇者「雇って」
魔王「良かろう」
勇者「え、マジでいいの?!」
魔王「国王連中も何も話す気がない様子であるからな」
勇者「うーん……」
魔王「それはそうと、これからどうするのだ?」
勇者「雇って」
魔王「良かろう」
勇者「え、マジでいいの?!」
魔王「しばらくは人間側の反旗に備えるに越した事はないからな」
魔王「我の専属騎士で良いか?」
勇者「やべえ超待遇いいんじゃね、それ」
魔王「月20万Goldと補給品だ」
勇者「ぶふっ!! そりゃあもう即決だ! なるなる、超なる!」
魔王「……何か懐かしいな」
勇者「そういやあこんなやりとりしたな」
魔王「我の専属騎士で良いか?」
勇者「やべえ超待遇いいんじゃね、それ」
魔王「月20万Goldと補給品だ」
勇者「ぶふっ!! そりゃあもう即決だ! なるなる、超なる!」
魔王「……何か懐かしいな」
勇者「そういやあこんなやりとりしたな」
騎士「暇ー」
魔王「なんだ? 忙しい方が良いか?」
騎士「いやそういう訳じゃあねーけどさ」
魔王「先月、山賊ごと山を吹き飛ばしたのだ。しばらくは大人しくしておれ」
騎士「魔王級の魔法って加減が難しいんだよ」
側近「それにしても……本当に魔力まで魔王様に似てきましたね」
騎士「本当に謎過ぎる」
その後
勇者は魔王の専属の騎士として、その力を如何なく発揮した。
時にはその膨大な力が暴走し、惨事を引き起こす事もあったようだが、
勇者という枷も外れ、末永く幸せに暮らしたと言われる。
魔王専属 勇者☆Knight End
魔王「なんだ? 忙しい方が良いか?」
騎士「いやそういう訳じゃあねーけどさ」
魔王「先月、山賊ごと山を吹き飛ばしたのだ。しばらくは大人しくしておれ」
騎士「魔王級の魔法って加減が難しいんだよ」
側近「それにしても……本当に魔力まで魔王様に似てきましたね」
騎士「本当に謎過ぎる」
その後
勇者は魔王の専属の騎士として、その力を如何なく発揮した。
時にはその膨大な力が暴走し、惨事を引き起こす事もあったようだが、
勇者という枷も外れ、末永く幸せに暮らしたと言われる。
魔王専属 勇者☆Knight End
勇者「……それなら、うーん」
魔王「いきなり決めろと言われても、難しいだろう」
魔王「我とて考え続けて未だに出ぬ答えだ……早急にh」
勇者「復讐だ」
魔王「……なに?」
勇者「国王共に復讐をしたい。流石にここまでされて黙っちゃあいられない」
魔王「いいのか……?」
勇者「本当はさ、薄々気付いていたんだ。でもそれを認めたくなくって、直向に応える事でその気持ちを振り払っていたんだ」
勇者「子供の時の襲撃が……仕組まれていた事を」
魔王「いきなり決めろと言われても、難しいだろう」
魔王「我とて考え続けて未だに出ぬ答えだ……早急にh」
勇者「復讐だ」
魔王「……なに?」
勇者「国王共に復讐をしたい。流石にここまでされて黙っちゃあいられない」
魔王「いいのか……?」
勇者「本当はさ、薄々気付いていたんだ。でもそれを認めたくなくって、直向に応える事でその気持ちを振り払っていたんだ」
勇者「子供の時の襲撃が……仕組まれていた事を」
勇者「とは言え、俺じゃ暗殺者どもすら相手にできやしねえし」
魔王「その気であればできるようになって貰わねば困るな」
勇者「おぉ、スパルタが始まるのかねぇ」
魔王「多少はな。しかし、それ以外にも重要な事がある」
魔王「勇者の中に眠る初代勇者の血を覚醒させる事だ」
勇者「そんな事ができるのか?」
魔王「初代勇者と手を組んだ魔王は、彼の武具……伝説の装備を様々な塔やダンジョンに隠した」
魔王「そこには必然的に、勇者の力を継ぐ者でなければ通れぬ仕掛けもあるという……」
勇者「力技で覚醒させろってか」
魔王「そんなところだ」
魔王「その気であればできるようになって貰わねば困るな」
勇者「おぉ、スパルタが始まるのかねぇ」
魔王「多少はな。しかし、それ以外にも重要な事がある」
魔王「勇者の中に眠る初代勇者の血を覚醒させる事だ」
勇者「そんな事ができるのか?」
魔王「初代勇者と手を組んだ魔王は、彼の武具……伝説の装備を様々な塔やダンジョンに隠した」
魔王「そこには必然的に、勇者の力を継ぐ者でなければ通れぬ仕掛けもあるという……」
勇者「力技で覚醒させろってか」
魔王「そんなところだ」
魔王「もっともそれもまだ先の話だ」
魔王「まずは食事だな。流動食の方が良いか?」
勇者「いや、腹が減っているからがっつり食えるもののがいいな」
魔王「分かった作らせておこう。食事が済んだら準備運動をしておけ」
勇者「……あーマジスパルタ?」
魔王「絞れるだけ絞ってや……いや、その胸元は既に絞れるものも無さそうだな……」
勇者「ぶっころ」
魔王「まずは食事だな。流動食の方が良いか?」
勇者「いや、腹が減っているからがっつり食えるもののがいいな」
魔王「分かった作らせておこう。食事が済んだら準備運動をしておけ」
勇者「……あーマジスパルタ?」
魔王「絞れるだけ絞ってや……いや、その胸元は既に絞れるものも無さそうだな……」
勇者「ぶっころ」
勇者「……」ゴクリ
魔王「どうしたのだ? 食わぬの……もしや人間にとっては馴染みの無い肉であったか」
勇者「いやバイソンは……牛肉なんて、本当に食っていいのか?」
魔王「確かに手強い相手ではあるが、獲るのにそこまで難易度がある訳でもないしな」
勇者「くぅぅぅ、いっただきぃまぁぁぁす!!」
勇者「うめぇ! うめぇぇ! なんだこのソース! 超合うぞぉぉ!!」ハフッハフッ
魔王「ふむ、人間側に無いのだろうか? 醤油と呼ばれるものだぞ」
勇者「ううぅぅ、こんな美味い物食ったの……うぅぅぅぅううぅ」ボロッボロッ
魔王「泣くほどっ?!」
魔王「どうしたのだ? 食わぬの……もしや人間にとっては馴染みの無い肉であったか」
勇者「いやバイソンは……牛肉なんて、本当に食っていいのか?」
魔王「確かに手強い相手ではあるが、獲るのにそこまで難易度がある訳でもないしな」
勇者「くぅぅぅ、いっただきぃまぁぁぁす!!」
勇者「うめぇ! うめぇぇ! なんだこのソース! 超合うぞぉぉ!!」ハフッハフッ
魔王「ふむ、人間側に無いのだろうか? 醤油と呼ばれるものだぞ」
勇者「ううぅぅ、こんな美味い物食ったの……うぅぅぅぅううぅ」ボロッボロッ
魔王「泣くほどっ?!」
勇者「……」ボロッボロ
魔王「今日はこの辺りとするか」
魔王「普段よりも気迫があったがどうかしたか?」
勇者「強くなんねー事には何も始まらないからな」
魔王「……てっきり、先の胸の話の怒りかとも思ったが、勇者は何故そうなのか?」
魔王「あの時まで女性だとは全く気付かなかったぞ」
勇者「うっせ。そんなもんとっくに捨ててるわ」
魔王「今日はこの辺りとするか」
魔王「普段よりも気迫があったがどうかしたか?」
勇者「強くなんねー事には何も始まらないからな」
魔王「……てっきり、先の胸の話の怒りかとも思ったが、勇者は何故そうなのか?」
魔王「あの時まで女性だとは全く気付かなかったぞ」
勇者「うっせ。そんなもんとっくに捨ててるわ」
勇者「うめぇ……超うめぇ……お前いつもこんなもん食っているのか」
魔王「逆に普段何を食しておるのだ……?」
勇者「野生の動物とか粘土みたいな携帯食料とか」
魔王「この程度で良ければいくらだって食して良いのだぞ」
勇者「くそっ飯で懐柔されたんじゃないからなっ」ハフッハフッ
魔王「説得力がないのう……」
魔王「逆に普段何を食しておるのだ……?」
勇者「野生の動物とか粘土みたいな携帯食料とか」
魔王「この程度で良ければいくらだって食して良いのだぞ」
勇者「くそっ飯で懐柔されたんじゃないからなっ」ハフッハフッ
魔王「説得力がないのう……」
勇者「うおおぉぉぉぉ!」ザン
魔王「ぐ、灼熱魔法・凶!」ゴォ
勇者「氷結魔法・強!!」カッ
勇者「あ、ちぃぃぃぃ! 回復魔法・強!」パァ
魔王(一瞬だが押された? なるほど……これが勇者の血かっ!)
魔王「はっ! せい!」
勇者「ぐ! く、うわっ!」ギン ギィン
魔王「勝負有り、だな」シャキン
勇者「うぐぐぐぐ」
魔王「ぐ、灼熱魔法・凶!」ゴォ
勇者「氷結魔法・強!!」カッ
勇者「あ、ちぃぃぃぃ! 回復魔法・強!」パァ
魔王(一瞬だが押された? なるほど……これが勇者の血かっ!)
魔王「はっ! せい!」
勇者「ぐ! く、うわっ!」ギン ギィン
魔王「勝負有り、だな」シャキン
勇者「うぐぐぐぐ」
魔王「とは言え、凄まじい勢いでの上達っぷりだな」
勇者「あーそうか?」
魔王「あの時は一戦一戦の間が長かったし、普通に潰すだけであったからな」
魔王「こうして手合わせをしていると、驚かずにはいられんよ」
勇者「そりゃどーも」
魔王「今度、暗殺者の襲撃があったら出撃してみるか?」
勇者「……腕試しか、いいぜやってやんよ」
勇者「あーそうか?」
魔王「あの時は一戦一戦の間が長かったし、普通に潰すだけであったからな」
魔王「こうして手合わせをしていると、驚かずにはいられんよ」
勇者「そりゃどーも」
魔王「今度、暗殺者の襲撃があったら出撃してみるか?」
勇者「……腕試しか、いいぜやってやんよ」
勇者「ぐ、はあ……はあ……」ドクドク
魔王「ほれ、魔力回復薬だ」
勇者「すまねえ……回復魔法・強」パァ
魔王「にしてもここまでか」
暗殺者A「」
暗殺者B「」
暗殺者C「」
暗殺者Dだった肉塊
魔王「ほれ、魔力回復薬だ」
勇者「すまねえ……回復魔法・強」パァ
魔王「にしてもここまでか」
暗殺者A「」
暗殺者B「」
暗殺者C「」
暗殺者Dだった肉塊
魔王「頃合い、か……」
勇者「なにそれ怖い」
勇者「って、あれか。ダンジョン攻略か」
魔王「それだけの力があれば、基本問題は無いだろう」
魔王「後は血筋に眠る力が解放できるか否かといったところだ」
勇者「流石に少し緊張してきたな」
魔王「ちなみに頭も使うからな」
勇者「えっ」
勇者「なにそれ怖い」
勇者「って、あれか。ダンジョン攻略か」
魔王「それだけの力があれば、基本問題は無いだろう」
魔王「後は血筋に眠る力が解放できるか否かといったところだ」
勇者「流石に少し緊張してきたな」
魔王「ちなみに頭も使うからな」
勇者「えっ」
勇者「えっなにこのパズル」
勇者「……」
魔王『仕掛けを作ったのは元祖勇者だから、まあ……人並みには解けるものではないだろうか?』
勇者「……」
勇者「やっべぇ……わっかんねぇ」
勇者「……」
魔王『仕掛けを作ったのは元祖勇者だから、まあ……人並みには解けるものではないだろうか?』
勇者「……」
勇者「やっべぇ……わっかんねぇ」
勇者(ま、不味い、まさか初っ端から躓くなんて……)
勇者(考えろー考えろー……)
勇者(……)
勇者「鳳凰十文字! 大切斬!!」ザザン
勇者「……」ゴゴゴ
勇者「よし、ここの扉は斬れるっ!」
勇者(考えろー考えろー……)
勇者(……)
勇者「鳳凰十文字! 大切斬!!」ザザン
勇者「……」ゴゴゴ
勇者「よし、ここの扉は斬れるっ!」
勇者「最上階まで着ちまったな……」
勇者「流石に必殺技を連発するのはきっついな」
甲冑「……」ギギ
勇者「へっ、やっぱそうなるかい」
勇者「来いよ……こっちは頭脳戦ばっかで飽き飽きしていたところだったんだぜ?」
勇者「流石に必殺技を連発するのはきっついな」
甲冑「……」ギギ
勇者「へっ、やっぱそうなるかい」
勇者「来いよ……こっちは頭脳戦ばっかで飽き飽きしていたところだったんだぜ?」
鉄屑「」
勇者「やべっやり過ぎたか?」ガチャン
勇者「奥の扉か? って事は鍵が開いてお宝とご対面か」ギィ
勇者「盾、か……」
勇者「随分と綺麗だな。本当に使っていたのか?」ジャキン
勇者「……この湧き上がる力は本物、か」
勇者「他は剣と鎧と兜あたりか?」
勇者「やべっやり過ぎたか?」ガチャン
勇者「奥の扉か? って事は鍵が開いてお宝とご対面か」ギィ
勇者「盾、か……」
勇者「随分と綺麗だな。本当に使っていたのか?」ジャキン
勇者「……この湧き上がる力は本物、か」
勇者「他は剣と鎧と兜あたりか?」
勇者「ぐ、この洞窟は戦闘ばっかだなぁおい」キン キキン
甲冑A「……」ヒュン
甲冑B「……」ギィン
甲冑C「……」ガシャン
勇者「ちぃぃ……爆破魔法・強!!」カッ
勇者「ふう……ふう……」
勇者「やべぇ……しんどい」
甲冑A「……」ヒュン
甲冑B「……」ギィン
甲冑C「……」ガシャン
勇者「ちぃぃ……爆破魔法・強!!」カッ
勇者「ふう……ふう……」
勇者「やべぇ……しんどい」
勇者「はふぅ……」ゴロゴロ
魔王「む? もう戻ってきたのか?」
勇者「盾ゲットー」グデーン
魔王「ほほう流石だな」
勇者「もう一箇所行ってきた」ノビー
魔王「して、そちらは?」
勇者「同日には無理だな。魔力切れで死んだ」ダラーン
魔王「昨日の今日で集めなければならんわけでも無いし、落ち着いて進めばよかろう」
魔王「待て、まさか人間側で復活したのか?!」
勇者「精霊様のご加護ってよく分かんねーだよな。事前にこっちの教会で礼拝しといたら、こっちで蘇生されたぞ」
魔王「む? もう戻ってきたのか?」
勇者「盾ゲットー」グデーン
魔王「ほほう流石だな」
勇者「もう一箇所行ってきた」ノビー
魔王「して、そちらは?」
勇者「同日には無理だな。魔力切れで死んだ」ダラーン
魔王「昨日の今日で集めなければならんわけでも無いし、落ち着いて進めばよかろう」
魔王「待て、まさか人間側で復活したのか?!」
勇者「精霊様のご加護ってよく分かんねーだよな。事前にこっちの教会で礼拝しといたら、こっちで蘇生されたぞ」
勇者「ふう……ふう……これでこの洞窟は終わりか」
勇者「さあて、ここは一体……これは剣か」
勇者「やべぇ……すげぇ攻撃力高いぞこいつ」
勇者「ちょっとしたチート装備だなぁおい。いいのかよこれ」
勇者「城に戻って試し斬りしてみてぇな」
側近「演習場は修復の為、しばらく使えないとの事です」
魔王「何があった」
勇者「さあて、ここは一体……これは剣か」
勇者「やべぇ……すげぇ攻撃力高いぞこいつ」
勇者「ちょっとしたチート装備だなぁおい。いいのかよこれ」
勇者「城に戻って試し斬りしてみてぇな」
側近「演習場は修復の為、しばらく使えないとの事です」
魔王「何があった」
勇者「何だ……? この甲冑は……」
勇者「それにこいつ……普通じゃない! 攻撃が効いてない!」キィィン
甲冑「……」ガシャン
勇者「まあ普通に考えて、対物耐性だよな」ギィン
勇者「破壊魔法・強!!」カッ
甲冑「……」カキィン
勇者「え、何そのチート」
勇者「それにこいつ……普通じゃない! 攻撃が効いてない!」キィィン
甲冑「……」ガシャン
勇者「まあ普通に考えて、対物耐性だよな」ギィン
勇者「破壊魔法・強!!」カッ
甲冑「……」カキィン
勇者「え、何そのチート」
勇者「落石魔法・強!」ゴゴッ
甲冑「……」カキィン
勇者「灼熱魔法・強!」ゴォッ
甲冑「……」カキィン
勇者「……はあ、はあ」
勇者「こいつ、攻撃はしてこないのか」
勇者「つーよりも、この謎障壁をぶっ壊す威力の魔法をぶつけろって事か?」
勇者「くそ……魔力の高さがここの課題か……」
勇者「……ふう」スゥ
勇者「……」
勇者「爆破魔法・強!!!」
甲冑「……」カキィン
甲冑「……」カキィン
勇者「灼熱魔法・強!」ゴォッ
甲冑「……」カキィン
勇者「……はあ、はあ」
勇者「こいつ、攻撃はしてこないのか」
勇者「つーよりも、この謎障壁をぶっ壊す威力の魔法をぶつけろって事か?」
勇者「くそ……魔力の高さがここの課題か……」
勇者「……ふう」スゥ
勇者「……」
勇者「爆破魔法・強!!!」
甲冑「……」カキィン
勇者「うおおぉぉぉぉ空気読めよおおぉぉぉ!!」
勇者「そこは成功するところだろぉぉぉがぁぁぁぁぁ!!」
甲冑「……」
勇者「ぜえ、ぜえ……」
勇者「くそ、マジでこの上の威力を出せって事かよ」
勇者「やべぇ……できねえ気がしてきた」
勇者「そこは成功するところだろぉぉぉがぁぁぁぁぁ!!」
甲冑「……」
勇者「ぜえ、ぜえ……」
勇者「くそ、マジでこの上の威力を出せって事かよ」
勇者「やべぇ……できねえ気がしてきた」
……一時間後
勇者「……ぐ……ぐぐ」ブチブチ
勇者「があああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
甲冑「……」
勇者「ふざっ! けん! なっ!!」
勇者「あああぁぁぁぁぁぁ!!!」
勇者「爆破魔法・狂!!」カッッ
側近「兜が封じられている塔の方角に、巨大な爆炎が発生したとの報告が……」
魔王「おや……もしや勇者め、我を越えたか?」
勇者「……ぐ……ぐぐ」ブチブチ
勇者「があああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
甲冑「……」
勇者「ふざっ! けん! なっ!!」
勇者「あああぁぁぁぁぁぁ!!!」
勇者「爆破魔法・狂!!」カッッ
側近「兜が封じられている塔の方角に、巨大な爆炎が発生したとの報告が……」
魔王「おや……もしや勇者め、我を越えたか?」
勇者「ふあぁ……」ゴロリ
魔王「ここ最近、城で見かけるといつもその様子だな」
勇者「全力でやってるんだからだらける事もあるさー」ダラーン
勇者「つーかお前の間が悪ーい」ゴロン
魔王「して何処まで進んだのだ?」
勇者「剣、盾、兜」
勇者「残りは鎧かねえ」
魔王「もう残り一つか……頑張れ、と言っている間にクリアしていそうだな」
勇者「おうよー」
魔王「ここ最近、城で見かけるといつもその様子だな」
勇者「全力でやってるんだからだらける事もあるさー」ダラーン
勇者「つーかお前の間が悪ーい」ゴロン
魔王「して何処まで進んだのだ?」
勇者「剣、盾、兜」
勇者「残りは鎧かねえ」
魔王「もう残り一つか……頑張れ、と言っている間にクリアしていそうだな」
勇者「おうよー」
勇者「超威力の伝説の剣」シャキン
勇者「炎、吹雪、魔法を跳ね返す伝説の盾」ガチャン
勇者「魔力を大幅に底上げする伝説の兜」ガチャ
勇者「ふ、ふふふ、ふはははははは!」
勇者「もはや臆するものなど殆ど無い!」
勇者「ここも通れば終わる程度のもの!」
勇者「もう何も怖くない!!」カチッ
斬首罠<デストローイ
勇者「炎、吹雪、魔法を跳ね返す伝説の盾」ガチャン
勇者「魔力を大幅に底上げする伝説の兜」ガチャ
勇者「ふ、ふふふ、ふはははははは!」
勇者「もはや臆するものなど殆ど無い!」
勇者「ここも通れば終わる程度のもの!」
勇者「もう何も怖くない!!」カチッ
斬首罠<デストローイ
勇者「……」
魔王「出発したと思ったが……何を部屋の隅で体育座りしておるのだ?」
勇者「……自分の本当の弱さと向き合えますか?」
魔王「何があった?」
勇者「……浮かれてて即死トラップに突っ込んだ」
魔王「そうか……」
勇者「あたしって、ほんとバカ」
魔王「出発したと思ったが……何を部屋の隅で体育座りしておるのだ?」
勇者「……自分の本当の弱さと向き合えますか?」
魔王「何があった?」
勇者「……浮かれてて即死トラップに突っ込んだ」
魔王「そうか……」
勇者「あたしって、ほんとバカ」
魔王「ふぅむ……」
側近「どうかなさいましたか?」
魔王「少し勇者が落ち込み気味でな」
側近「えぇ? あの方が落ち込むだなんて想像できませんね」
魔王「何か元気付けてやれんものかな」
側近「そうですね……少し高級な食材で料理をすればよろしいのでは?」
魔王「あー……それはそれで哀れむものだな」
側近「面白そうだから元に戻る前に見てこよう」
魔王「これ、止めぬか」
側近「どうかなさいましたか?」
魔王「少し勇者が落ち込み気味でな」
側近「えぇ? あの方が落ち込むだなんて想像できませんね」
魔王「何か元気付けてやれんものかな」
側近「そうですね……少し高級な食材で料理をすればよろしいのでは?」
魔王「あー……それはそれで哀れむものだな」
側近「面白そうだから元に戻る前に見てこよう」
魔王「これ、止めぬか」
魔王「勇者よ、夕餉の支度が出来ておるぞ。気が向いたら来るがいい」コンコン
魔王「……これで上手くいくといいのだがなぁ」
勇者「何だよ何だよー、わざわざ完全制覇を祝ってくれるのかー?」
魔王「……」
側近「鎧、しっかり着てらっしゃいますね」
魔王「立ち直った上に攻略してきたのか……」
側近「立ち直り早すぎですね」
魔王「……これで上手くいくといいのだがなぁ」
勇者「何だよ何だよー、わざわざ完全制覇を祝ってくれるのかー?」
魔王「……」
側近「鎧、しっかり着てらっしゃいますね」
魔王「立ち直った上に攻略してきたのか……」
側近「立ち直り早すぎですね」
魔王「さて、久々に手合わせといこうか」
勇者「おお、いいぜ。今日は何だがいい戦いが期待できそうだっ」
魔王「いや、恐らくその武具があろうとなかろうと、我ではもう勝てぬのだろうな」
勇者「いくらなんでも煽てすぎじゃねーか? 元から木は登れるぜ」
魔王「まあなに、一度やってみれば分かるだろう」
勇者「へっへ、煽てられたからって手加減してやらねーからなぁ」
魔王「ぜえ、はあ……降参だ」ボロボロ
勇者「はあ、はあ……マジ?」ボロボロ
勇者「おお、いいぜ。今日は何だがいい戦いが期待できそうだっ」
魔王「いや、恐らくその武具があろうとなかろうと、我ではもう勝てぬのだろうな」
勇者「いくらなんでも煽てすぎじゃねーか? 元から木は登れるぜ」
魔王「まあなに、一度やってみれば分かるだろう」
勇者「へっへ、煽てられたからって手加減してやらねーからなぁ」
魔王「ぜえ、はあ……降参だ」ボロボロ
勇者「はあ、はあ……マジ?」ボロボロ
勇者「そろそろ行ってみていい頃合いか?」
魔王「むしろ、もうお前一人で世界征服できると思うぞ」
勇者「そんなに?!」
魔王「現状において、対魔の血が無ければ我が最強に属するが」
魔王「それを越えたお前にはそういった弱点がない故」
魔王「根本的にお前を凌ぐ実力者が現れない限り、お前が頂点に立ち続ける事となるだろう」
勇者「おお……じゃあさ、一緒に進撃しy」
側近「ま、魔王様!!」
魔王「むしろ、もうお前一人で世界征服できると思うぞ」
勇者「そんなに?!」
魔王「現状において、対魔の血が無ければ我が最強に属するが」
魔王「それを越えたお前にはそういった弱点がない故」
魔王「根本的にお前を凌ぐ実力者が現れない限り、お前が頂点に立ち続ける事となるだろう」
勇者「おお……じゃあさ、一緒に進撃しy」
側近「ま、魔王様!!」
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