元スレほむら「あなたと友達になれてよかった」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 1 :
ほむら「キュゥべえ、お前!」
QB「ひどいなあ、僕は君を助けてあげたのに」
ほむら「そんなの頼んでないわ!」
私は今度はさやかにむかって言う。
ほむら「駄目よ、さやか!そいつは強い!あなたじゃ絶対に勝てないわ。だからお願い、逃げて!」
さやか「イヤよ。あんた置いて逃げられるわけないでしょ」
202 = 188 :
ほむほむは時止めの能力は武器が盾→弓になったから失ってんのかな?
203 = 1 :
QB「だけど、君じゃ勝てないというのも事実だ。だからさやか、君は時間を稼ぐんだ
マミたちからもう片方の魔獣は倒したと連絡があった。今こっちに向かっている」
さやか「わかった!」
さやかは得意の素早い動きで、魔獣の注意を自分に引き付ける
そして、隙あらば魔獣に攻撃していく
さやか「痛っ!なにこいつ固すぎ!」
しかし、徐々に魔獣の攻撃がさやかに近づいていく
さやかが遅いんじゃない。魔獣の反応速度がどんどんあがっている
204 = 40 :
ほむさや百合かよ…
205 = 1 :
さやか「危なっ!じゃあこれならどうよ!」
今度はさやかは距離をとると、魔獣に向かって次々に剣を投げていく
しかし、その攻撃も魔獣にダメージをない
次第にさやかは追い詰められていき、そしてついに、魔獣の攻撃がさやかをとらえた
さやか「うわあ!」
ほむら「さやか!」
206 = 1 :
攻撃をうけたさやかは壁に激突して倒れる
ほむら「さやか!さやか!」
さやか「だ、大丈夫・・・。これくらいすぐ回復するし」
しかし、さやかの姿はとても大丈夫そうには見えなかった
いくら回復能力の高いさやかでも、すぐには回復しきれていないようだ
207 = 1 :
QB「マズイね、時間稼ぎも限界だ。このままじゃ2人とも・・・」
ほむら「さやか!お願い逃げて!もういいから!」
さやか「イヤだ!」
さやかはそういうとゆっくりと立ち上がる
傷ついた体にムチをいれ、毅然と敵の前に立ってみせる
さやか「安心して、ほむら」
ほむら「さやか?」
さやか「ほむらは絶対、私が守ってみせるから!」
208 = 17 :
さやかっこいい
209 = 1 :
彼女はそう言うと、自分の剣に力を込める
すると彼女の剣は、とても巨大な大きさへと変化していった
これは、巴マミや佐倉杏子のと同じ!
でも、これは・・・
その剣から感じる力が、他の二人とは全然違う
QB「やめるんださやか!そんなことをしたら君が!」
ほむら「キュゥべえ!さやかはなにをしているの!?」
QB「さやかは、自分の全魔力をあの刀に注ぎ込んでいるんだ。そんな事をすれば、もちろん彼女もただでは済まない」
ほむら「そんな!さやか!お願いやめて!」
210 = 161 :
このさやかは濡れる
211 = 1 :
さやか「ほむら」
さやかが私の方を振り返る
さやか「ごめんね、今まであんたのこと無視して。最悪だったよね、私」
ほむら「いい!そんなのいいから!さやか!」
さやか「あのね、最期に聞いてほしいの。私ね、ほむらの事」
ほむら「さやか、やめて!」
さやか「ほむらの事、好きだったよ」
さやかはそういうと魔獣に向き直り、全力で跳んだ
そしてそのまま、渾身の一撃をみまう
さやか「くらえええええええ!」
ほむら「さやかああああああ!」
212 = 17 :
さやかまでいなくなったらほむほむ壊れちゃうぜ…
213 = 1 :
マミ「暁美さん!美樹さん!」
杏子「おい、大丈夫か!?」
2人が到着した時には既に魔獣の姿はなく、目に写ったのは、泣き叫ぶ私の姿と、倒れたまま動かないさやかの姿だった
ほむら「さやか!さやか!」
さやかの横に転がっているソウルジェムは、もうどうしようもないくらいに濁りきっていて、すぐにでも消えてしまいそうだった
私は自分の持っているグリーフシードを全て出して、さやかのソウルジェムに近づける
ほむら「なんで!なんで移らないのよ!」
214 = 1 :
だけど、さやかのソウルジェムの濁りはグリーフシードには移ってくれない
マミ「美樹さん!暁美さん、私のグリーフシードも使って!」
杏子「私のも使え!」
QB「無駄だよ。そこまで濁りきったソウルジェムを救う方法はない。さやかはもう助からない。
あとはもう、円環の理に導かれて消える運命さ」
ほむら「黙りなさい!お願い、移って!」
しかし、無情にもさやかの体は、ゆっくりと消えていく
ほむら「イヤ!さやか!さやか!」
私はさやかの体に抱きつく
消えないように
連れていかれないように
215 = 1 :
ほむら「あなた言ったじゃない!私の生きる意味になるって!私のために生きてって!
なのに!あなたも私を1人にするの!?」
このままではさやかは消える
いなくなってしまう
まどかと同じように
イヤ!そんなの絶対に!
そして私は叫ぶ
もういないはずの彼女に向かって
ほむら「お願いまどか!さやかを連れていかないで!もう2度と、大切な人をなくしたくないの!」
ほむら「だからお願い!助けて、まどか!」
216 :
さやか、、、今まで一切興味持たなくてごめん
217 = 1 :
気が付くと、私は不思議な場所にいた
上も下も右も左もない
生き物も物質も時間さえもない
そんな場所に、彼女はいた
まどか「ほむらちゃん」
ほむら「まどか!あなたまどかなの!?」
まどか「そうだよ、ほむらちゃん。ごめんね、1人にして。私も、ほむらちゃんにずっと会いたかったよ」
218 = 175 :
円環の理で笑っちまったじゃねーかよ、べぇさんよぅ...
219 = 1 :
ほむら「まどか・・・私も会いたかった」
しかし、今は再会を喜んでいる場合ではない
ほむら「まどか!お願いがあるの!さやかを助けて!」
まどか「・・・」
ほむら「お願いよ!まどか!」
まどか「・・・ごめんねほむらちゃん。私もさやかちゃんを助けてあげたいけど、私には出来ないの。
私ができるのは魔女になりそうな魔法少女を導く事だけ」
ほむら「そ・・・んな」
そんな事って・・・
じゃあもうさやかは・・・
220 = 17 :
ちょっと待って
ほむほむとまどっちはなんで…
221 = 1 :
まどか「だけどね、ほむらちゃんなら出来るよ」
ほむら「え?」
まどか「私には出来ないことでも、ほむらちゃんにならきっと出来る。
だって魔法少女は、どんな奇跡だって起こせるんだから」
ほむら「・・・まどか」
222 = 1 :
まどか「ねぇほむらちゃん、1つだけ聞かせて。ほむらちゃんは、さやかちゃんの事が好き?」
ほむら「私は・・・」
今までの事を思い出す
さやかは1人だった私の友達になってくれた
私が悲しい時は抱きしめてくれた
私が困っている時は助けに来てくれた
私はそんなさやかが・・・
223 = 1 :
ほむら「・・・ええ、好きよ。私はさやかの事が大好き」
まどか「・・・そっか。あーあ、さやかちゃんにほむらちゃんを取られちゃったか」
ほむら「ま、まどか。私・・・」
まどか「なんてね」
そう言って、まどかは笑う。
まどか「ほむらちゃんに、私の力を少しあげる。だからお願い、さやかちゃんを助けてあげて」
ほむら「約束するわ。さやかは必ず私が助ける!」
224 = 58 :
まど→さや←ほむ
225 = 1 :
マミ「美樹さん!」
杏子「さやか!いくなよ!さやか!」
そして私は戻ってきた
目の前には今にも消えてしまいそうなさやかの体
絶対に消させはしない
今度こそ、私は約束を破らない
ほむら「さやか・・・」
私はさやかにキスをした
初めてだからやり方なんてわからない
ただ唇同士を触れ合わせるだけのつたないキス
だけど精一杯の気持ちを込めて
226 = 58 :
おほー!
227 = 1 :
突然彼女のグリーフシードが光出す
強く濁りきっていたそれは、とても強く輝きながら、本来の綺麗な青を取り戻してく
それに合わせて、消えかけていたさやかの体も元に戻る
さやか「ん・・・あれ?私・・・」
そしてさやかが意識を取り戻した
眠そうにしながら上半身を起こす
さやか「あれ?私なんでこんなところで寝てるんだっけ?」
228 = 1 :
>>227
ミス。グリーフシードじゃなくてソウルジェムだ
この2つややこしいんだよ・・・
229 = 1 :
ほむら「さやか!」
さやか「うわっ!」
私はさやかに飛び付く
それを受け止めきれなかったさやかは、私に押し倒される形でまた倒れた
さやか「ちょっと!なにすんのよほむら」
ほむら「さやか!さやか!さやか!」
さやか「ほむらまた泣いてんの?どんだけ泣き虫なのよあんたは」
さやかはそういいながらも 、私を抱き返して頭を撫でてくれた
230 = 1 :
杏子「よがっだあ・・・。よがっだなあさやがあ・・・」
QB「有り得ないよ。あんな状態から復活するなんて、そんなこと今まで1度も前例がない。
いったい何が起こったのか・・・」
マミ「ふふ、キュゥべえったら野暮な事は考えないの。美樹さんが助かった理由なんて1つしかないじゃない」
QB「マミ、君には分かるっていうのかい?」
マミ「ええ、もちろん。それはね」
QB「それは?」
マミは抱き合う2人を微笑みながら見つめて、言った
マミ「愛の奇跡、よ」
231 = 1 :
さやか「ねえ、ほむら」
ほむら「なに、さやか」
さやか「私さ、夢を見たんだ」
ほむら「夢?」
さやか「うん。夢のなかにピンク色の髪をした女の子が出てきてさ、ほむらの事をお願いって言われちゃった」
ほむら「・・・そう」
さやか「なんか見たことあるような気がするんだよなー、あの子」
ほむら「・・・それで、どうするの?」
さやか「どうって?」
ほむら「私の事、お願いされたのでしょう?」
さやか「そんなの、お願いされるまでもないっつの」
ほむら「ふふ、なら良かったわ」
232 = 17 :
あなたに出会えて、本当に良かった
233 :
ラーラーラー、ララーラー、こと、ばに、できなーい
234 = 1 :
そして
さやか「ほむらー」
ほむら「あら、さやか」
さやか「ここにいたんだ」
ほむら「ええ」
さやか「またまどかの事考えてたの?」
ほむら「いいえ、あなたの事を考えていたのよ」
さやか「私?」
ほむら「あなたと友達になったのも、この場所だったわね」
さやか「そうだっけ?」
235 = 1 :
ほむら「ねえさやか、今更だけど、本当にいいの?
あなたは上条恭介の事を、魔法少女になってでも助けたいくらいに好きだったのに」
さやか「ホントに今更だね。それにほむらがそれを言う?私がこうなっちゃったのはほむらのせいなんだけどなー」
ほむら「・・・ごめんなさい」
さやか「ってもう、謝んないでよ。冗談に決まってるじゃん。いいんだよ。私は恭介以上に、ほむらの事が好きなんだから」
ほむら「でも・・・」
236 = 58 :
さやほむ結婚おめでとう
237 = 1 :
さやか「それにね、私魔法少女になったことも全然後悔なんてしてないよ。私は恭介の引くヴァイオリンが好きだからね。
またあれが聴けるなら、魔法少女になるくらい安いもんよ。それになにより・・・」
さやか「魔法少女になってなかったら、きっとほむらと愛し合えることもなかったしね」
ほむら「なっ!」
さやか「いやー、昨日のほむらは凄かったわ。ほむらってば見かけによらず意外と激しくて」
ほむら「それ以上言ったらあなたの頭を吹き飛ばす!」
さやか「怖い怖い!ほむら目がマジになってるって!」
238 = 1 :
さやか「ねえほむら。いつかさ、2人で一緒に恭介のヴァイオリンを聴きにいこう?
ほむらにも聴いてほしいんだ。あいつ、ヴァイオリンだけは本当にすごいんだから」
ほむら「いいわね」
さやか「そんで、いつか一緒に住む時は私が家事担当ね。我が家の家計はあんたの働きぶりにかかってるよ」
ほむら「イヤよ、私だって家事の方がいいわ」
さやか「あんたに任せたら家庭が崩壊するっての」
239 = 1 :
さやか「大人になったら子供をもらって、おばちゃんになったら最近の若い奴はって文句を言い合って、
おばあちゃんになったら縁側で一緒にお茶を飲む」
ほむら「ずいぶんと気の長い話ね」
さやか「そりゃ、ずっと先まで一緒にいるつもりだからね。・・・いや?」
ほむら「・・・そんなわけないでしょ」
さやか「へへ。じゃあ約束ね」
ほむら「ええ、約束するわ」
私は隣に座るさやかの手を握る
さやかも私の手を握り返してくる
240 = 1 :
私達は魔法少女
この先、どんな辛い運命が待っているかもわからない
だけど私はもう、絶対に約束を破らない
どんな運命も、私達は絶対に乗り越えてみせる
だから、これからも
私達は、いつまでも一緒に
終わり
241 = 1 :
やっと終わった
少ないだろうけど、付き合ってくれた方はありがとうございます
もっと上手い文書が書けるようになりたい
感想とか書いてくれたら俺が喜びます
242 = 58 :
乙乙さやほむ!
面白かった!
243 = 17 :
乙乙乙!
普通にほむさや好きだけど、それ抜きにしても良いSSだった!
これで安心して寝れる
244 = 175 :
乙乙
これでようやっと寝れる
245 = 188 :
お疲れ様です
面白かった
246 :
さやかちゃんかわいい!
247 :
あれ、目から汗が…
248 :
乙
すばらしい
250 = 216 :
俺のソウルジェムの濁りも消えた
みんなの評価 : ★
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