私的良スレ書庫
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元スレ女「…」男「なんでアイツ、いつも手袋してるんだろ?」
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なんか昔NHKあたりでみた外国のドラマ思い出した
指の第二関節第三関節にも爪が生えてて最後には人魚になるような話だった
指の第二関節第三関節にも爪が生えてて最後には人魚になるような話だった
家に帰ると、妹が菜箸を持って玄関に現れた。
妹「おにー」
男「ん?」
妹「今日も、夜にタバコ買いにいくの?」
男「お…俺がいつタバコ買いに行くって言った!?」
妹に、知らないうちに喫煙者認定されていた。キッチンからは、香ばしくいい匂いが漂ってくる。
妹「ご飯は?」
男「…ごめん、また今から外に出るんだ。今日が最後だから、勘弁な」
妹「ちぇー」
香ばしい匂いが、なにやら焦げ臭い匂いに変わった。妹が慌ててキッチンに走って行った。
何故、自分が『今日が最後』と言ったのか、わからない。
あるいはわかっているのかもしれない。
妹「おにー」
男「ん?」
妹「今日も、夜にタバコ買いにいくの?」
男「お…俺がいつタバコ買いに行くって言った!?」
妹に、知らないうちに喫煙者認定されていた。キッチンからは、香ばしくいい匂いが漂ってくる。
妹「ご飯は?」
男「…ごめん、また今から外に出るんだ。今日が最後だから、勘弁な」
妹「ちぇー」
香ばしい匂いが、なにやら焦げ臭い匂いに変わった。妹が慌ててキッチンに走って行った。
何故、自分が『今日が最後』と言ったのか、わからない。
あるいはわかっているのかもしれない。
>>350
最終的に消滅するんだっけ確か
最終的に消滅するんだっけ確か
男・・・お前ブルックになった女を捨てるのか?
学校で飼ってたらそれはそれでホラーだが
学校で飼ってたらそれはそれでホラーだが
>>359
じゃ帰れ
じゃ帰れ
>>360は釣りだろ
だよな…?
だよな…?
俺は、普段乗らない自転車で学校まで走った。
野良猫を引きそうになったり、車と衝突しそうになりながらも、ただひたすらペダルを踏んだ。
女友「…遅い…バカ」
学校に着いたのは午後7時30分。いつもより、30分も早かった。
俺たちは、何も言わず倉庫へ足を運んだ。
どこかで、蝉の悲鳴が聞こえた。
野良猫を引きそうになったり、車と衝突しそうになりながらも、ただひたすらペダルを踏んだ。
女友「…遅い…バカ」
学校に着いたのは午後7時30分。いつもより、30分も早かった。
俺たちは、何も言わず倉庫へ足を運んだ。
どこかで、蝉の悲鳴が聞こえた。
>>360
冬ですね
冬ですね
>>360
ハァハァ!!ウッ!
ハァハァ!!ウッ!
>>357
今もなお消滅は進んでいる だっけ
今もなお消滅は進んでいる だっけ
SSスレで筆者・保守班以外でID赤くしてる奴は自重したほうがいいぞ
ガチャリと、倉庫の扉が重苦しい軋みをあげた。
男「…女さん」
女「…!」
俺が見たのは、黒い髪、滑らかな白い素肌、長めの睫毛の下にある、大きな瞳。
その一切合切が、目の前の女の子が、以前の彼女そのままであることを証明していた。
黒い皮手袋を、両手にはめて。
男「そんなところにいないでさ、花火買ってきたんだよ。3人でやろうぜ」
俺は彼女の手を引っ張った。
男「…女さん」
女「…!」
俺が見たのは、黒い髪、滑らかな白い素肌、長めの睫毛の下にある、大きな瞳。
その一切合切が、目の前の女の子が、以前の彼女そのままであることを証明していた。
黒い皮手袋を、両手にはめて。
男「そんなところにいないでさ、花火買ってきたんだよ。3人でやろうぜ」
俺は彼女の手を引っ張った。
校内で無断で花火。
妹の不良発言も、あながち間違ってないと自覚しながら、俺たちは夜の校庭で眩しい華を咲かせた。
男「ちょっお前!こっちに向けるなよ!」
女友「はははははははは!!食らえ食らえ!」
男「熱っ!?熱いっ熱!!」
手に持つタイプのドラゴン花火で女友は執拗に俺を責める。これはキレても許されると思う。
女さんは終始笑っていて、花火の光に照らされたその頬には、涙が伝っていた。
ひとしきり騒ぎ、花火がなくなった頃に気づいた。
俺の自転車と、女友が消えていた。
携帯には『眠いから帰る。アディオス』というメールが送られていた。差出人はもちろんアイツだ。
バレバレの嘘をつく。でも、気を利かせてくれるいい奴なのだ。でも自転車は返せ。
妹の不良発言も、あながち間違ってないと自覚しながら、俺たちは夜の校庭で眩しい華を咲かせた。
男「ちょっお前!こっちに向けるなよ!」
女友「はははははははは!!食らえ食らえ!」
男「熱っ!?熱いっ熱!!」
手に持つタイプのドラゴン花火で女友は執拗に俺を責める。これはキレても許されると思う。
女さんは終始笑っていて、花火の光に照らされたその頬には、涙が伝っていた。
ひとしきり騒ぎ、花火がなくなった頃に気づいた。
俺の自転車と、女友が消えていた。
携帯には『眠いから帰る。アディオス』というメールが送られていた。差出人はもちろんアイツだ。
バレバレの嘘をつく。でも、気を利かせてくれるいい奴なのだ。でも自転車は返せ。
月はいよいよ高く、校内には俺と女さん、二人の影だけがポツンと貼り付いていた。
女「…本当のこと、言うね。男くん」
男「なんだよ?」
女「もう、私は消えるの」
男「そうか」
驚愕した。
絶望だってした。
次に悲しんだ。
そして、泣きそうになった。
でも、何故か俺の返事は落ち着いていた。
男「なんで?」
女「私、もう…全部骨になっちゃったからね」
男「答えになってないぞ」
女「この、人体の骨格模型の体から、魂が抜けようとしているからよ」
こんなところで理科の道具の名前を聞くとは思わなかった。
女「…本当のこと、言うね。男くん」
男「なんだよ?」
女「もう、私は消えるの」
男「そうか」
驚愕した。
絶望だってした。
次に悲しんだ。
そして、泣きそうになった。
でも、何故か俺の返事は落ち着いていた。
男「なんで?」
女「私、もう…全部骨になっちゃったからね」
男「答えになってないぞ」
女「この、人体の骨格模型の体から、魂が抜けようとしているからよ」
こんなところで理科の道具の名前を聞くとは思わなかった。
>>380
誰がお前の自己紹介を産業でやれといった
誰がお前の自己紹介を産業でやれといった
>>353
そのあとブツもなくなるがな
そのあとブツもなくなるがな
女「私は、学校にしかいられなかったの」
男「なるほど、待ち合わせ場所を学校に拘っていたのはそのためか」
女「うん…ごめんね」
俺は「気にするなよ」と肩を持った。
男「ん?じゃあ、昼間は触らないでって言ったのは?」
女「……昼間は、力が安定していないから…生身で触られると、その人に憑依しちゃう」
男「そうなのか…」
世の中、知らないことはあるものだ。ふと空を見上げると、満天の星空が俺の視界に広がる。
女「私は…ずっと、何年間もこの姿だった。羨ましかった。皆が、恋して、恋して、恋して…」
女さんが胸に手を当てる。震えているようにも見えた。
女「ずっと、この体を借りてた私だけど…恋をしてみたくなった」
男「それで…俺か」
女「うん…でも、告白したとたん、怖くなった。体が不安定になるのを感じたの」
『好きです。だけど付き合いたくありません』
女「…一緒にいると、魂が…出て行ってしまいそうで…」
男「…歩きながら話そうか」
男「なるほど、待ち合わせ場所を学校に拘っていたのはそのためか」
女「うん…ごめんね」
俺は「気にするなよ」と肩を持った。
男「ん?じゃあ、昼間は触らないでって言ったのは?」
女「……昼間は、力が安定していないから…生身で触られると、その人に憑依しちゃう」
男「そうなのか…」
世の中、知らないことはあるものだ。ふと空を見上げると、満天の星空が俺の視界に広がる。
女「私は…ずっと、何年間もこの姿だった。羨ましかった。皆が、恋して、恋して、恋して…」
女さんが胸に手を当てる。震えているようにも見えた。
女「ずっと、この体を借りてた私だけど…恋をしてみたくなった」
男「それで…俺か」
女「うん…でも、告白したとたん、怖くなった。体が不安定になるのを感じたの」
『好きです。だけど付き合いたくありません』
女「…一緒にいると、魂が…出て行ってしまいそうで…」
男「…歩きながら話そうか」
地縛霊―――深い怨念や、未練によってその地を離れられず、成仏できない霊。
女「…怖かったの」
女さんはばつが悪そうに笑った。
女「でもね、男くんの反応とか、話し方を見てると…付き合える勇気だって湧いたの」
女「男くんと話す度、私の中の鬱屈した心が、剥がれて…剥がれて…」
彼女の手が痙攣している。
女「力も弱まってたんだけど、それでも好きで…やめられなくて…」
男「女さんは…バカだよ…」
女「あははっ…今更?」
しばらく歩いていると、気がつけば倉庫の前に辿り着いていた。
女「…怖かったの」
女さんはばつが悪そうに笑った。
女「でもね、男くんの反応とか、話し方を見てると…付き合える勇気だって湧いたの」
女「男くんと話す度、私の中の鬱屈した心が、剥がれて…剥がれて…」
彼女の手が痙攣している。
女「力も弱まってたんだけど、それでも好きで…やめられなくて…」
男「女さんは…バカだよ…」
女「あははっ…今更?」
しばらく歩いていると、気がつけば倉庫の前に辿り着いていた。
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