私的良スレ書庫
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元スレ女「…」男「なんでアイツ、いつも手袋してるんだろ?」
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男「あ、お前!」
俺は女友の存在に気づいた。そう、昨晩妹に闘神を憑依させたのはコイツなのだ。
男「お前のせいで昨日は死にかけたぞ」
女友「うん♪男の断末魔が家まで聞こえてきたよ。いい声してましたなぁ。着ボイスにしようかな。」
男「こ、この野郎!」
ニヤニヤと気持ち悪い笑いを浮かべるコイツが、男子ならもう、俺にも今すぐ闘神が乗り移っただろう。血は争えないものだ。
授業中、俺の断末魔が教室に響いた。
女友「あ、携帯マナーするの忘れてた」
本当に着ボイスにしてやがった。鳴らしたのも多分わざと、俺への嫌がらせのためだ。証拠に奴がこちらを見てニヤニヤしている。
俺は女友の存在に気づいた。そう、昨晩妹に闘神を憑依させたのはコイツなのだ。
男「お前のせいで昨日は死にかけたぞ」
女友「うん♪男の断末魔が家まで聞こえてきたよ。いい声してましたなぁ。着ボイスにしようかな。」
男「こ、この野郎!」
ニヤニヤと気持ち悪い笑いを浮かべるコイツが、男子ならもう、俺にも今すぐ闘神が乗り移っただろう。血は争えないものだ。
授業中、俺の断末魔が教室に響いた。
女友「あ、携帯マナーするの忘れてた」
本当に着ボイスにしてやがった。鳴らしたのも多分わざと、俺への嫌がらせのためだ。証拠に奴がこちらを見てニヤニヤしている。
昼休み、例によって俺と女さんは、また倉庫に入った。
女「女友さんと男くんって本当に仲いいんだね」
男「中学からの知り合い。準・幼馴染ってところだからな」
女「幼馴染…かぁ…」
女さんが口を開いた時、彼女の体からピシッと音がした。
男「お、おい…体、大丈夫か?」
女「うん…見てみる?」
女さんがクイと襟を広げると、白骨化は
もう鎖骨のすぐ下まで来ていた。
足が白骨化していないのが、まだ救いだ。
女「女友さんと男くんって本当に仲いいんだね」
男「中学からの知り合い。準・幼馴染ってところだからな」
女「幼馴染…かぁ…」
女さんが口を開いた時、彼女の体からピシッと音がした。
男「お、おい…体、大丈夫か?」
女「うん…見てみる?」
女さんがクイと襟を広げると、白骨化は
もう鎖骨のすぐ下まで来ていた。
足が白骨化していないのが、まだ救いだ。
>>258
スマホで会話して単車を乗り回すんですね。
スマホで会話して単車を乗り回すんですね。
女「男くんのことを思うとね…どんどん、体が細く、白くなっていくの」
彼女の表情に不安はなかった。むしろ、恍惚とさえしている。
男「そ、そんなばかな」
女「本当よ?」
女「男くん…好き」
『好き』と口にした途端に、彼女の体がまた軋みをあげた。
右の鎖骨が完全に白骨化した。
女「…ね?」
男「…」
俺は、ただ黙り込むしかなかった。
本当に病気なのか、そうでないのかわからない。彼女は一体何者なのか。
彼女の表情に不安はなかった。むしろ、恍惚とさえしている。
男「そ、そんなばかな」
女「本当よ?」
女「男くん…好き」
『好き』と口にした途端に、彼女の体がまた軋みをあげた。
右の鎖骨が完全に白骨化した。
女「…ね?」
男「…」
俺は、ただ黙り込むしかなかった。
本当に病気なのか、そうでないのかわからない。彼女は一体何者なのか。
女友「はぁ~…アンタの着ボイス飽きた」
男「そっか…」
女友「ん?あれぇ~?そこは男くぅん、アンタならピシッとツッコミ入れるとこでしょう?」
代わりと言わんばかりに、女友が手の甲を俺の胸板にぶつける。夕日で赤く染め上げられた、帰宅途中のことである。
俺の表情を見て察したのか、女友はいつになく心配そうにこちらを見上げた。
女友「なんか、あったの?」
男「…いや」
女友「そっか、女さんかぁ…」
男「え!?いや、俺、まだ何も…!」
女友「『まだ』…てことは当たりですか!うんうん」
女友は一人頷きだした。もう勝手にしろと言いたい。
男「そっか…」
女友「ん?あれぇ~?そこは男くぅん、アンタならピシッとツッコミ入れるとこでしょう?」
代わりと言わんばかりに、女友が手の甲を俺の胸板にぶつける。夕日で赤く染め上げられた、帰宅途中のことである。
俺の表情を見て察したのか、女友はいつになく心配そうにこちらを見上げた。
女友「なんか、あったの?」
男「…いや」
女友「そっか、女さんかぁ…」
男「え!?いや、俺、まだ何も…!」
女友「『まだ』…てことは当たりですか!うんうん」
女友は一人頷きだした。もう勝手にしろと言いたい。
男「…はぁ」
女友「…」
二人の長い沈黙が、湿った空気をさらに湿らせる。
女友「まだ、大丈夫なんだよね?」
男「何が?」
女友「アンタと、女さん」
前を歩いているから、顔が見えない女友が俺に聞いた。こちらを向こうとはしない。
男「あ…あぁ」
女友「そっか!ならいいんだ!」
女友はそれだけ言うと、顔を伏せたまま早足で家に向かってしまった。
女友「…」
二人の長い沈黙が、湿った空気をさらに湿らせる。
女友「まだ、大丈夫なんだよね?」
男「何が?」
女友「アンタと、女さん」
前を歩いているから、顔が見えない女友が俺に聞いた。こちらを向こうとはしない。
男「あ…あぁ」
女友「そっか!ならいいんだ!」
女友はそれだけ言うと、顔を伏せたまま早足で家に向かってしまった。
その夜、妹の料理をしっかりねっとり味わってから、俺は学校の待ち合わせに向かった。
男「こんばんは」
女「…こんばんは」
俺の顔を見るなり、女さんは妖しく笑った。
女「こっちに来て…」
男「な、なになに?」
校内にこっそり忍びこみ、着いたのはいつもの倉庫だった。
電灯代わりに光をとりこまんと、以前開けた窓。そこから流れ込む月の光が、女さんの白い手をうきぼりにする。もう手袋はつけていない。
女「男くん…」
女さんが身を預けてきた。それを意味するところは、あらかた予想がついた。
男「こんばんは」
女「…こんばんは」
俺の顔を見るなり、女さんは妖しく笑った。
女「こっちに来て…」
男「な、なになに?」
校内にこっそり忍びこみ、着いたのはいつもの倉庫だった。
電灯代わりに光をとりこまんと、以前開けた窓。そこから流れ込む月の光が、女さんの白い手をうきぼりにする。もう手袋はつけていない。
女「男くん…」
女さんが身を預けてきた。それを意味するところは、あらかた予想がついた。
胸元は普段より明らかにはだけている。濡れた唇は、月の光で妖艶に光っていた。
女「…ね?」
女さんを抱き寄せた俺だったが、そこで気づいた。
これをすれば、より互いを意識する。行為に及んでから冷める場合もあるが、女さんは明らかにそのタイプではない。
もし、彼女の俺への好意が、病状と本当にリンクしているならば、この行為はあまりにも危険だ。
今は夜だからこそ、病状は収まっている。
気持ちは収まることがない。明日の昼でも、勢いは衰えないだろう。
すると、彼女がどうなるかは容易に予想できた。
女「…ね?」
女さんを抱き寄せた俺だったが、そこで気づいた。
これをすれば、より互いを意識する。行為に及んでから冷める場合もあるが、女さんは明らかにそのタイプではない。
もし、彼女の俺への好意が、病状と本当にリンクしているならば、この行為はあまりにも危険だ。
今は夜だからこそ、病状は収まっている。
気持ちは収まることがない。明日の昼でも、勢いは衰えないだろう。
すると、彼女がどうなるかは容易に予想できた。
女「えっ…」
俺から引き離された、女さんが少し驚いた声を出す。
男「…治そう。二人で。じゃないと、本当に女さんが…」
取り返しのつかないことになる。だからこそ、奇病でも怪異でもなんでも二人で治す決意を俺はした。
死に物狂いで。絶対に治すと決めた。
女「…ふ、ふふふふふふ…」
女「そっか、いつも女友さんと一緒に帰ってるもんね。そうだよね、そうだよね」
彼女は、不可解な反応を俺に示した。
俺から引き離された、女さんが少し驚いた声を出す。
男「…治そう。二人で。じゃないと、本当に女さんが…」
取り返しのつかないことになる。だからこそ、奇病でも怪異でもなんでも二人で治す決意を俺はした。
死に物狂いで。絶対に治すと決めた。
女「…ふ、ふふふふふふ…」
女「そっか、いつも女友さんと一緒に帰ってるもんね。そうだよね、そうだよね」
彼女は、不可解な反応を俺に示した。
彼女は手袋をまたつけて、大きな目でこちらを見つめてきた。
女「男くぅん…」
長い黒髪が、揺れる。
彼女の息が暴れている。目は潤み、顔も紅潮しているように見える。
女「一つに、ね?はやく、私と。女友さんなんて、忘れて、はやく、はやく」
男「…ダメだ。それじゃあ女さんの体が」
彼女の様子は、明らかに以前とは違っていた。
女「男くぅん…」
長い黒髪が、揺れる。
彼女の息が暴れている。目は潤み、顔も紅潮しているように見える。
女「一つに、ね?はやく、私と。女友さんなんて、忘れて、はやく、はやく」
男「…ダメだ。それじゃあ女さんの体が」
彼女の様子は、明らかに以前とは違っていた。
逃げるように学校から飛び出した。彼女を置いて。
その場の劣情に負けて、彼女を苦しめないうちに。
家につくまで、普段の半分の時間もかからなかった。
帰って、風呂にも入らず寝た。
夏にも関わらず、俺はひどく体を震わせていた、と妹から後に聞いた。
その場の劣情に負けて、彼女を苦しめないうちに。
家につくまで、普段の半分の時間もかからなかった。
帰って、風呂にも入らず寝た。
夏にも関わらず、俺はひどく体を震わせていた、と妹から後に聞いた。
女友「大丈夫なの?本当に」
おはようの代わりに、女友が言ったのはその言葉だった。
男「大丈夫だよ」
女友「…嘘、嘘ばっかり」
教室を見渡した。
女さんの姿は、始業ベルが鳴っても見あたらなかった。
おはようの代わりに、女友が言ったのはその言葉だった。
男「大丈夫だよ」
女友「…嘘、嘘ばっかり」
教室を見渡した。
女さんの姿は、始業ベルが鳴っても見あたらなかった。
>>122はもっと評価されるべき
昼休みになると、俺は一目散に倉庫へ向かった。
男「…女さん」
予想通りの答えが、そこにあった。
男「…女さん」
予想通りの答えが、そこにあった。
結局、行為に及ぼうが、及ばまいが、待っているものは一緒だった。
女「…あはは、こんなんじゃ、嫌われちゃうよ」
女さんの下顎骨が動く。
白い頭。
穴の開いた鼻
窪んだ、目
もう、何も見えない。見たくない。
女「…あはは、こんなんじゃ、嫌われちゃうよ」
女さんの下顎骨が動く。
白い頭。
穴の開いた鼻
窪んだ、目
もう、何も見えない。見たくない。
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