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元スレ妹「血の味、知ってますか?」
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妹「あぁあ……! やっと、やっとまた兄さんの血が飲める! あむっ!」 クチュッ
兄「痛っ!」
妹「ほめんあは……あっ、あぁ……」 チュパチュパッ
兄「……」
妹「おいひ……おいひぃ……」 ポロポロ
兄「泣くほどかよ」
妹「あぅ……あぅぅ……」 ペロペロッ
兄「……疲れた……もう、寝たい……」
妹「んぅ……」 クチュッ
兄「……すぅ……すぅ……」
兄「痛っ!」
妹「ほめんあは……あっ、あぁ……」 チュパチュパッ
兄「……」
妹「おいひ……おいひぃ……」 ポロポロ
兄「泣くほどかよ」
妹「あぅ……あぅぅ……」 ペロペロッ
兄「……疲れた……もう、寝たい……」
妹「んぅ……」 クチュッ
兄「……すぅ……すぅ……」
妹「あふぇ……?」 チュポンッ
妹「兄さん、兄さん?」 ユサユサ
兄「ん……」
妹「疲れてしまったんですね」 スタスタッ
妹「よいしょ」 バサッ
妹「私の力では兄さんをベッドまで連れてゆけませんから、風邪を引かないように」
兄「んー……」
妹「おやすみなさい、兄さん。良い夢を」
妹「兄さん、兄さん?」 ユサユサ
兄「ん……」
妹「疲れてしまったんですね」 スタスタッ
妹「よいしょ」 バサッ
妹「私の力では兄さんをベッドまで連れてゆけませんから、風邪を引かないように」
兄「んー……」
妹「おやすみなさい、兄さん。良い夢を」
妹「おはようございます、兄さん」
兄「……昨日のは悪い夢じゃなかったんだな」
妹「はい。全て現実です。お腹、空いているでしょう?」
兄「今日は飯はいい」
妹「トーストと牛乳だけですが、もう作ってしまいましたから」
兄「……」
妹「おいやですか?」
兄「捨てるわけにもいかないだろうが」
兄「……昨日のは悪い夢じゃなかったんだな」
妹「はい。全て現実です。お腹、空いているでしょう?」
兄「今日は飯はいい」
妹「トーストと牛乳だけですが、もう作ってしまいましたから」
兄「……」
妹「おいやですか?」
兄「捨てるわけにもいかないだろうが」
兄「……」 ムシャムシャッ
妹「感想、聞いてもいいですか?」
兄「普通。トーストの上にチーズと目玉焼きを載せた物に感想なんてない」
妹「昨日の感想です。私の血、どんな味がしましたか?」
兄「知るかよ」 ゴクゴクッ
兄「ん……? この牛乳、いつもと違うな」
妹「ええ。少し。どうですか?」
兄「美味い」
妹「やっぱり、一滴垂らしただけでも変わるんですね」
兄「……」 ピタッ
妹「感想、聞いてもいいですか?」
兄「普通。トーストの上にチーズと目玉焼きを載せた物に感想なんてない」
妹「昨日の感想です。私の血、どんな味がしましたか?」
兄「知るかよ」 ゴクゴクッ
兄「ん……? この牛乳、いつもと違うな」
妹「ええ。少し。どうですか?」
兄「美味い」
妹「やっぱり、一滴垂らしただけでも変わるんですね」
兄「……」 ピタッ
妹「相手の一滴の血の味がわかるなんて感動的じゃないですか?」
兄「人の飯に変な物を混ぜるんじゃねえ!」
妹「言ったでしょう。満たされないんです。何を食べても、何を飲んでも。必要なのは普段から血を飲むことです」
兄「俺は飲まない」
妹「気が狂いますよ」
兄「狂うか。俺はお前とは違うんだ。我慢くらいできる」
妹「兄さんはわかっていません。我慢の本当の意味が。飲んでください」
兄「もういい。トーストは帰ってから食べる。牛乳は捨てとけ」
兄「人の飯に変な物を混ぜるんじゃねえ!」
妹「言ったでしょう。満たされないんです。何を食べても、何を飲んでも。必要なのは普段から血を飲むことです」
兄「俺は飲まない」
妹「気が狂いますよ」
兄「狂うか。俺はお前とは違うんだ。我慢くらいできる」
妹「兄さんはわかっていません。我慢の本当の意味が。飲んでください」
兄「もういい。トーストは帰ってから食べる。牛乳は捨てとけ」
妹「……後悔しますよ」
兄「するかよ。じゃあな」
妹「私も一緒に行きます」
兄「来るな」
妹「……また学校で」
兄「ああ」
兄「するかよ。じゃあな」
妹「私も一緒に行きます」
兄「来るな」
妹「……また学校で」
兄「ああ」
幼「おはよう兄くん! 今朝はずいぶん暗い顔だね!」
兄「男には色々あんだよ。お前こそ毎日よく元気な顔して過ごしてられるな」
幼「何するにも楽しい方がいいでしょ? つまり元気が一番大事ってこと!」
兄「ああ、違いないな。陰気な顔してブツブツおかしな事言ってるより百倍マシだ」
幼「妹ちゃんのこと? 酷いこと言うね」
兄「誰のことかわかる時点でお前も同類だ。あいつの話はいいから行こうぜ」
幼「はいはーい! 今の時間なら早足で行くとバスの時刻にジャスト!」
兄「よし、急ぐぞ!」
幼「あーい!」
兄(あいつが辛気臭い顔であれこれ言うから深刻になったけど、たかが血じゃねえか。アホらしい)
兄「男には色々あんだよ。お前こそ毎日よく元気な顔して過ごしてられるな」
幼「何するにも楽しい方がいいでしょ? つまり元気が一番大事ってこと!」
兄「ああ、違いないな。陰気な顔してブツブツおかしな事言ってるより百倍マシだ」
幼「妹ちゃんのこと? 酷いこと言うね」
兄「誰のことかわかる時点でお前も同類だ。あいつの話はいいから行こうぜ」
幼「はいはーい! 今の時間なら早足で行くとバスの時刻にジャスト!」
兄「よし、急ぐぞ!」
幼「あーい!」
兄(あいつが辛気臭い顔であれこれ言うから深刻になったけど、たかが血じゃねえか。アホらしい)
秋葉「なまえは、とおのあきはです!16さいです!」
「なかよし学校のすみれ組です!」
パチパチパチ
志貴「秋葉、完璧だ!凄いじゃないか!」
秋葉「かんぺき?」
志貴「100点満点ということさ」
秋葉「まんてん?あーう?」
志貴(折角褒めているのに、秋葉は完璧や満点の意味が分からないのか…)
「ん~、とっても上手ってことだよ!」
秋葉「キャキャ!わーい!あきは、じょーず?」
志貴「そうだよ!秋葉は上手だよ!」
「秋葉も、やっと自己紹介ができるようになったな」
秋葉「あう~♪キャキャ!じょーず!じょーず!」
志貴(秋葉は無邪気でいいよなー。
しかし、18歳でやっとこのレベルか…
それに、あと2ヶ月もしたら養護学校も卒業なのに…)
(なんか、虚しい…)
志貴は深い溜息をついた。
「なかよし学校のすみれ組です!」
パチパチパチ
志貴「秋葉、完璧だ!凄いじゃないか!」
秋葉「かんぺき?」
志貴「100点満点ということさ」
秋葉「まんてん?あーう?」
志貴(折角褒めているのに、秋葉は完璧や満点の意味が分からないのか…)
「ん~、とっても上手ってことだよ!」
秋葉「キャキャ!わーい!あきは、じょーず?」
志貴「そうだよ!秋葉は上手だよ!」
「秋葉も、やっと自己紹介ができるようになったな」
秋葉「あう~♪キャキャ!じょーず!じょーず!」
志貴(秋葉は無邪気でいいよなー。
しかし、18歳でやっとこのレベルか…
それに、あと2ヶ月もしたら養護学校も卒業なのに…)
(なんか、虚しい…)
志貴は深い溜息をついた。
キーンコーンカーンコーン
兄「……あー……」
幼「どしたん?」
兄「腹減った。死ぬ」
幼「朝ご飯食べなかったの?」
兄「抜いた。朝はゴタゴタしてたんだよ」
幼「妹ちゃんと喧嘩したんでしょ? 早く謝らないとダメだよ?」
兄「なんで俺が謝るの前提なんだ?」
幼「どっちが悪くてもお兄ちゃんの方から謝らないと。年長者の義務でしょ?」
兄「腹減った……」
兄「……あー……」
幼「どしたん?」
兄「腹減った。死ぬ」
幼「朝ご飯食べなかったの?」
兄「抜いた。朝はゴタゴタしてたんだよ」
幼「妹ちゃんと喧嘩したんでしょ? 早く謝らないとダメだよ?」
兄「なんで俺が謝るの前提なんだ?」
幼「どっちが悪くてもお兄ちゃんの方から謝らないと。年長者の義務でしょ?」
兄「腹減った……」
幼「しょうがないなー、もう! 私のお弁当あげちゃおう!」
兄「いや、悪いからいい」
幼「そう言わない! たまには私も購買戦争に参加してみたいのよ!」
兄「そんな良いもんじゃねえぞ。押し潰されながら小銭差し出して大声で叫んで……」
幼「達成感ありそうじゃん?」
兄「あー……いいや、もらう。限界だ」
幼「よぉし! 五百円!」
兄「金取るのかよ」
幼「だって軍資金ないんだもん」
兄「あー……三百円で」
幼「よぉし売った! しっかり食べて授業に集中、お姉さんとの約束ね!」
兄「いや、悪いからいい」
幼「そう言わない! たまには私も購買戦争に参加してみたいのよ!」
兄「そんな良いもんじゃねえぞ。押し潰されながら小銭差し出して大声で叫んで……」
幼「達成感ありそうじゃん?」
兄「あー……いいや、もらう。限界だ」
幼「よぉし! 五百円!」
兄「金取るのかよ」
幼「だって軍資金ないんだもん」
兄「あー……三百円で」
幼「よぉし売った! しっかり食べて授業に集中、お姉さんとの約束ね!」
兄「……全部白米なんですけど」
幼「塩と胡麻も掛かってるよ?」
兄「何をどうしたらこうなる?」
幼「ママが作るお弁当って、すごく簡単そうに見えたから……私もできるかなー、と思ったんだけど……」
兄「その結果がこれか。お前もう料理すんな」
幼「したくても出来ないっちゅーの。台所に出入り禁止されたっちゅーの」
兄「そりゃ良かった。しかしこれで三百円か。高いな」
幼「返さないよ」
兄「食うよ。腹に入れば同じだ。はぐっ、はぐはぐっ」 ムシャムシャッ
幼「おお、良い食いっぷりだね!」
兄「んむっ!」
幼「塩と胡麻も掛かってるよ?」
兄「何をどうしたらこうなる?」
幼「ママが作るお弁当って、すごく簡単そうに見えたから……私もできるかなー、と思ったんだけど……」
兄「その結果がこれか。お前もう料理すんな」
幼「したくても出来ないっちゅーの。台所に出入り禁止されたっちゅーの」
兄「そりゃ良かった。しかしこれで三百円か。高いな」
幼「返さないよ」
兄「食うよ。腹に入れば同じだ。はぐっ、はぐはぐっ」 ムシャムシャッ
幼「おお、良い食いっぷりだね!」
兄「んむっ!」
幼「……で、なんで兄も一緒に来てるの?」
兄「あれじゃ食い足りなかった」
幼「高校生男子の食欲すげー!」
兄「ああ、まあ、成長期だからな」
幼「それで先生、この購買戦争を戦い抜くにはどうすればいいんでしょうか!」
ワーワー キャキャー ウォー
兄「全力で突き抜けろ。人を人だと思うな。ただ前進あるのみだ」
幼「了解であります!」
兄「俺にも俺の戦いがある。……健闘を祈る」
兄「あれじゃ食い足りなかった」
幼「高校生男子の食欲すげー!」
兄「ああ、まあ、成長期だからな」
幼「それで先生、この購買戦争を戦い抜くにはどうすればいいんでしょうか!」
ワーワー キャキャー ウォー
兄「全力で突き抜けろ。人を人だと思うな。ただ前進あるのみだ」
幼「了解であります!」
兄「俺にも俺の戦いがある。……健闘を祈る」
兄「はむっ」 ムシャムシャッ
幼「……」 ジーッ
兄「何だよ?」
幼「別に」
兄「言えよ」
幼「私も食べたいなー。凄く食べたいなー。お腹減ったなー。誰かさんにお弁当食べられたせいでお腹減ったー」
兄「やるよ」 ポフッ
幼「えっ? いいの?」
兄「思ったより、腹、空いてなかったみたいだ。食っといてくれ」
幼「ちょ、この食べかけも? 食べ物は大事にしようって教わらなかった?」
兄「なら食っとけよ。じゃあな」 スタスタッ
幼「行っちゃった。……兄の食べかけ……あむっ」 モグモグッ
幼「……んっ」
幼「……」 ジーッ
兄「何だよ?」
幼「別に」
兄「言えよ」
幼「私も食べたいなー。凄く食べたいなー。お腹減ったなー。誰かさんにお弁当食べられたせいでお腹減ったー」
兄「やるよ」 ポフッ
幼「えっ? いいの?」
兄「思ったより、腹、空いてなかったみたいだ。食っといてくれ」
幼「ちょ、この食べかけも? 食べ物は大事にしようって教わらなかった?」
兄「なら食っとけよ。じゃあな」 スタスタッ
幼「行っちゃった。……兄の食べかけ……あむっ」 モグモグッ
幼「……んっ」
兄(腹が減る)
兄(腹が減る)
兄(腹が減る)
兄(食べても食べても腹が減る)
兄(胃は張り詰めてるのに腹が減る)
兄「んくっ。んくっ。んくっ」
兄(水を飲んでも腹が減る)
兄「んくっ。んくっ。んくっ」
兄(まだ飲み足りないからだ)
妹「兄さん。胃が破裂してしまいますよ」
兄(腹が減る)
兄(腹が減る)
兄(食べても食べても腹が減る)
兄(胃は張り詰めてるのに腹が減る)
兄「んくっ。んくっ。んくっ」
兄(水を飲んでも腹が減る)
兄「んくっ。んくっ。んくっ」
兄(まだ飲み足りないからだ)
妹「兄さん。胃が破裂してしまいますよ」
兄「……何の用だよ。お前が学年はこの階じゃないだろ」
妹「兄さんが心配だから様子を見に来たんです」
兄「僕は平気だ。何の問題もない」
妹「鏡を見てください。それが平気な人の顔に見えますか?」
兄「平気だって言ってるだろっ!」
妹「大きな声を出さないでください。人が集まります」
兄「お前が出させてるんだろうがっ!」
妹「冷静になってください。普段の兄さんはこんな小さな事に腹を立てたりしません」
妹「兄さんが心配だから様子を見に来たんです」
兄「僕は平気だ。何の問題もない」
妹「鏡を見てください。それが平気な人の顔に見えますか?」
兄「平気だって言ってるだろっ!」
妹「大きな声を出さないでください。人が集まります」
兄「お前が出させてるんだろうがっ!」
妹「冷静になってください。普段の兄さんはこんな小さな事に腹を立てたりしません」
兄「はぁ、はぁ」
妹「空腹は人を苛立たせます。兄さん、もう限界でしょう?」
兄「お前は、平気そうじゃないか。昨日までだって平然としてたじゃないか」
妹「我慢しただけです。ただ我慢しました」
兄「お前にできたなら、僕にだって出来る」
妹「無理です。我慢は我慢です。平気にはなりません」
兄「うるさい」
妹「空腹は人を苛立たせます。兄さん、もう限界でしょう?」
兄「お前は、平気そうじゃないか。昨日までだって平然としてたじゃないか」
妹「我慢しただけです。ただ我慢しました」
兄「お前にできたなら、僕にだって出来る」
妹「無理です。我慢は我慢です。平気にはなりません」
兄「うるさい」
妹「毎日気が狂いそうでした。なぜだかわかりますか?」
兄「……だから、腹が減るからだろ」
妹「違います。そういう意味じゃないんです」
兄「回りくどい話し方するんじゃねえよ! これ以上俺を苛々させるなっ!」
妹「私の血を飲んでください」
兄「断る」
妹「飲まないと、兄さんは地獄を見ますよ」
兄「お前に耐えられたものを俺に耐えられないはずがねえだろっ!」
幼「うわっ! な、何、どうしたの?」
兄「……」
妹「こんにちは、幼さん」
兄「……だから、腹が減るからだろ」
妹「違います。そういう意味じゃないんです」
兄「回りくどい話し方するんじゃねえよ! これ以上俺を苛々させるなっ!」
妹「私の血を飲んでください」
兄「断る」
妹「飲まないと、兄さんは地獄を見ますよ」
兄「お前に耐えられたものを俺に耐えられないはずがねえだろっ!」
幼「うわっ! な、何、どうしたの?」
兄「……」
妹「こんにちは、幼さん」
幼「やっほー。えーと、喧嘩中なんだっけ?」
妹「はい。でも大丈夫です、ちょっとした口論ですから」
兄「……行くぞ」
幼「あ、うん。またねー」
妹「はい、また」
妹「はい。でも大丈夫です、ちょっとした口論ですから」
兄「……行くぞ」
幼「あ、うん。またねー」
妹「はい、また」
幼「あんさー、何喧嘩してるのか知らないけどね、さすがにあんな大声で怒鳴り付けるのはどうかと思うよ?」
兄「……うっせぇ」
幼「はぁ。気が向いたら相談してよ」
兄「ああ」
幼「そうそう、あのパンね。意外と不味いね。なんでだろ、やっぱりああいうのは自分で勝ち取らなきゃダメかな?」
兄「そうだな」
幼「わぁああああああああっ!」
兄「うわっ!」
幼「……」
兄「な、何なんだよ?」
幼「もういい。……早く仲直りしてよね」 スタスタッ
兄「……仲直りとか、相談とか、そういう話じゃねえんだよ……」
兄「……うっせぇ」
幼「はぁ。気が向いたら相談してよ」
兄「ああ」
幼「そうそう、あのパンね。意外と不味いね。なんでだろ、やっぱりああいうのは自分で勝ち取らなきゃダメかな?」
兄「そうだな」
幼「わぁああああああああっ!」
兄「うわっ!」
幼「……」
兄「な、何なんだよ?」
幼「もういい。……早く仲直りしてよね」 スタスタッ
兄「……仲直りとか、相談とか、そういう話じゃねえんだよ……」
兄「……」
教師「現在の選挙制度は小選挙区比例代表制といい……」
兄「……」
教師「小選挙区制は死票が多くなり、偏った結果を……」
兄「……美味そうだな」
教師「……何か言ったかね?」
兄「え。……あ、今のは!」
教師「昼休みが終わったばかりだというのに、君の頭の中は食べ物のことでいっぱいか?」
幼「先生、食い意地の張った人のことはいいので授業続けてください!」
教師「うむ。では、他の国の選挙制度がどのようなものか、実際の例を挙げて……」
兄(美味そう、って……俺、今何考えてた?)
教師「現在の選挙制度は小選挙区比例代表制といい……」
兄「……」
教師「小選挙区制は死票が多くなり、偏った結果を……」
兄「……美味そうだな」
教師「……何か言ったかね?」
兄「え。……あ、今のは!」
教師「昼休みが終わったばかりだというのに、君の頭の中は食べ物のことでいっぱいか?」
幼「先生、食い意地の張った人のことはいいので授業続けてください!」
教師「うむ。では、他の国の選挙制度がどのようなものか、実際の例を挙げて……」
兄(美味そう、って……俺、今何考えてた?)
>>89
中学生だったのか
中学生だったのか
兄(美味そう。そうだ、美味そうだって考えてた。何が? いや、誰が?)
幼「……」 チラチラッ
兄(幼も美味そうだ。他の奴もだ。全員が違った味の血を持ってる。日によっても変わるだろう)
兄(そうだよ。ここにいる全員に血が詰まってるんだ。いつだって血は飲める)
兄(例えば、今俺がカッターを刺すだけで中に詰まった血が出てくる)
兄「……」 チキチキッ
兄(このまま、前の席の奴を一刺しすればいい。それだけで、血が噴き出して……)
教師「少し早いが、今日の授業はここまでとする。しっかり復習しておくように」
兄「えっ」
教師「……君はもう少し勉強のことを考えるように。では」 ガラガラッ カツッ カツッ
幼「……」 チラチラッ
兄(幼も美味そうだ。他の奴もだ。全員が違った味の血を持ってる。日によっても変わるだろう)
兄(そうだよ。ここにいる全員に血が詰まってるんだ。いつだって血は飲める)
兄(例えば、今俺がカッターを刺すだけで中に詰まった血が出てくる)
兄「……」 チキチキッ
兄(このまま、前の席の奴を一刺しすればいい。それだけで、血が噴き出して……)
教師「少し早いが、今日の授業はここまでとする。しっかり復習しておくように」
兄「えっ」
教師「……君はもう少し勉強のことを考えるように。では」 ガラガラッ カツッ カツッ
>>91
政経の導入ってこんなんじゃなかったか?
政経の導入ってこんなんじゃなかったか?
幼「カッター握り締めて何するつもり?」
兄「わっ、うわっ!」 カシャンッ
幼「危なっ! 刃物を持ってる時は周りに注意しなさいって言われなかったの?」
兄「刃物を持ってる時は後ろに立つなって教えられなかったか?」
幼「うん!」
兄「嘘つけ。あー、くそ。ビックリした」
幼「で、何するつもりだったの?」
兄「鉛筆でも削ろうかと」
幼「授業中に?」
兄「暇だったんだよ」
幼「そんなだから怒られるんだよー。フォローしてあげたんだから感謝しろよ!」
兄「フォローになってねえよ」
兄「わっ、うわっ!」 カシャンッ
幼「危なっ! 刃物を持ってる時は周りに注意しなさいって言われなかったの?」
兄「刃物を持ってる時は後ろに立つなって教えられなかったか?」
幼「うん!」
兄「嘘つけ。あー、くそ。ビックリした」
幼「で、何するつもりだったの?」
兄「鉛筆でも削ろうかと」
幼「授業中に?」
兄「暇だったんだよ」
幼「そんなだから怒られるんだよー。フォローしてあげたんだから感謝しろよ!」
兄「フォローになってねえよ」
この手のスレは>>1と最後のレスを読めば問題なく理解できる
幼「私じゃ、ダメなのかな」
兄「あん? 何がだ?」
幼「私じゃ、相談相手とか、頼りにされたりってできないのかな」
兄「だから、俺は別に」
幼「悩んでるよね。すごく。私さ、馬鹿だけどわかるよ。でも、馬鹿だから頼りにされないんだよね」
兄「……そういう話じゃないんだよ」
幼「いいよ、気遣わないで。結構傷付く。あー。あのね、私は馬鹿だけど力になりたいと思ってるの」
兄「あん? 何がだ?」
幼「私じゃ、相談相手とか、頼りにされたりってできないのかな」
兄「だから、俺は別に」
幼「悩んでるよね。すごく。私さ、馬鹿だけどわかるよ。でも、馬鹿だから頼りにされないんだよね」
兄「……そういう話じゃないんだよ」
幼「いいよ、気遣わないで。結構傷付く。あー。あのね、私は馬鹿だけど力になりたいと思ってるの」
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