元スレ魔王「おら!勇者出て来い!!」勇者「ひぃ!!」
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102 = 1 :
戦士「いくぞ」
勇者「……」モソモソ
魔法使い「勇者さま、おいしいんです?」
勇者「はい……おいしいです」
魔法使い「それはよかったです」
僧侶「勇者様、必ずお守りします」
戦士「盾になる。死ぬ気でな」
勇者「……」
魔法使い「ドラゴンになって爆炎で灰塵にしてあげるんです?」
勇者「あの……ひとつだけ」
戦士「なんだ?」
勇者「無茶はしないで……ください……」
戦士「おぉ!!」
僧侶「はい!!」
魔法使い「魔王の城までいくんです?」
103 = 1 :
魔王城
魔王「母上殿、あの……」
勇者母「ふふ……魔王様……」
魔王「むぅ……」
側近「仲がよろしゅうございますなぁ」
魔王「勇者は?」
側近「はい。旅立ったと報告がございました」
魔王「やっとか!!―――流石に母親まで見捨てるような腑抜けでなかったか」
側近「勇者様たちの出迎えはどのように?」
魔王「いつもどおりで構わん。だが、殺すな。万が一、倒してしまった場合は治療して町の教会にでも運んでやれ」
側近「わかりました」
魔王「よろしく頼む」
勇者母「魔王様……今宵はどんな戯れを?」
魔王「いや……流石に今日は……」
勇者母「だめですよ?誘拐したのは魔王様なんですから、ふふ」
104 :
子供が16だから若くても30代半ばか
逝けるわ
105 :
魔王が不憫だ
106 = 1 :
数週間後
戦士「来たな」
僧侶「はい」
魔法使い「勇者さま、大丈夫なんです?」
勇者「はい……」ガクガク
戦士「大丈夫だ。ここまで来れたんだから」
勇者「でも……」
僧侶「それに勇者様は勝つことになっています。何を恐れることがありますか」
戦士「そうだ。母親助けて、ついでに世界も平和にしちゃおうぜ」
魔法使い「早く帰ってご飯食べて歯を磨いて寝るんです?」
勇者「そうですね……行きましょう」
戦士「うし」
僧侶「では……」
魔法使い「おやつです?」
107 :
おかんエロ可愛い
108 = 1 :
側近「魔王様」
魔王「どうした?」
側近「勇者様がお見えに」
魔王「ふっふっふ……来たか」
勇者母「魔王様……」
魔王「母上殿、この数週間、実に楽しかった」
勇者母「私も……」
魔王「ん……」
勇者母「ん……」
魔王「……続きはまた夜だ」
勇者母「魔王様……いかないで……」
魔王「よし。勇者を出迎える!!」
側近「ははー!!」
勇者母「まおう……さ……ま……」
109 = 1 :
謁見の間
魔王「……勇者よ。この日を待ちわびたぞ?」
勇者「ひぃ……」
魔王「さぁ……こい。母親を救いたければ、我をたおせぇ!!」
勇者「うぅ……」
僧侶「ほら、勇者様。魔王様の懐ががらあきです」
戦士「とりあえず初撃はくらってくれるみたいだぞ?」
魔王「こい!!さぁ!!こい!!」
勇者「でも……やっぱり怖い……」
魔法使い「……まんじゅうこわい」モグモグ
魔王「どうしたー?!まだかぁー!!」
勇者「ひぃ……!!」
僧侶「魔王様!!大声は控えてください!!」
戦士「勇者がびびっちまうだろ」
魔王「そ、そうか……すまん」
110 = 105 :
なにこの茶番戦闘
111 = 1 :
勇者「……」ガクガク
魔王「ほら、我のここ隙だらけだぞ?」
勇者「うぅ……」ヨチヨチ
僧侶「がんばって!」
戦士「もうちょっとだ!!勇者!!」
魔法使い「ふわぁぁ……」
魔王「よし!そうだ!!がんばれ!!」
勇者「ひぃ……」ヨチヨチ
魔王「よし、射程距離だ。剣をふれ!!」
勇者「でぁ!!」ズバッ
魔王「ぬう!!ぬかったわ!!」
戦士「やったぜ!!」
僧侶「勇者さま!!素敵です!!」
魔王「ふふ……ではこちらの番だな」
勇者「うわぁぁぁぁ!!!」ダダダダッ
112 = 1 :
魔王「にげるな!!」
勇者「うぅ……戦士さん……守ってぇ……」
戦士「仕方ないな……こい!!魔王!!」
魔王「手加減は……できんぞ?」
戦士「覚悟はできてる!!」
魔王「くらえぇ!!!」ドゴォ
戦士「あぎぃ?!」
勇者「わぁぁ!!」
魔王「ふん……」
僧侶「大丈夫ですか!?」
戦士「あぁ……よし、勇者、次はお前の番だ」
勇者「え……」
戦士「早くいけ!!」
魔王「さあ、勇者のターンだ。こい!!」
勇者「ま、またぁ……?」
113 = 1 :
魔法使い「眠くなってきたんです?」
僧侶「勇者様!!」
勇者「えい!!」ズバッ
魔王「いたい!!―――よし、次は我のターンだ」
勇者「うわぁぁ!!!戦士さぁぁん!!」
戦士「またか!?」
魔王「戦士が可哀想だろ!!」
勇者「じゃあ……」
僧侶「えぇ?!」
魔王「おま……!?」
魔法使い「勇者様の盾になるんです?」
魔王「貴様……とことん屑だな……!!」
勇者「だ、だって……」
魔王「よかろう!!僧侶!!次はお前がダメージを食らう番だ!!」
僧侶「やめてください!!死んでしまいます!!」
115 = 1 :
魔王「ふん!!」ドゴォ
僧侶「ふげぇ!?」
魔王「……ふぅ」
勇者「僧侶さん……」
僧侶「うぐぐ……さ、さぁ……勇者さまの番ですよ……?」
勇者「あ、はい……」
魔王「さぁこい!!」
勇者「うぅ……でぁ!!」ズバッ
魔王「よし。今のは効いたぞ!!」
勇者「うわぁぁん!!」
魔法使い「あらら?後ろに隠れてどうしたんです?」
魔王「一番貧弱な魔法使いすら盾にするか……」
魔法使い「痛そうなんです?」
魔王「悪く思うな!!でぁ!!!」
魔法使い「!?」
116 :
魔王マンセー的なの多いね
118 = 1 :
魔法使い「―――あぶないです」ギィィン
魔王「?!」
僧侶「え!?」
魔法使い「……」
魔王「我の拳を……杖で……?!」
魔法使い「地獄の業火に焼かれたいんです?」
魔王「な……」
魔法使い「なんでいじめるんです?死にたいんです?」
魔王「お、おい……」
勇者「あ、あの……」
魔法使い「……」
魔王「お前は……」
勇者「魔法使いさん……?」
魔法使い「せぃ!!」パシンッ
魔王「ぶっ!!」
119 :
!?
120 = 80 :
魔法使いつええww
121 = 1 :
魔法使い「やぁ!!やぁ!!」バシバシ
魔王「がはぁ!?」
戦士「おい!!やめろ!!」
僧侶「だめです!!やりすぎです!!」
魔法使い「うぅー……!!」
魔王「こわい……」
勇者「魔王さん……もう、お母さんを返してください」
魔王「え?」
勇者「僕……もう戦いたくないです……」
魔王「しかし……我はどうしてもお前に倒されなくては……」
勇者「じゃあ、もう倒したことにしてください!!」
魔王「待て。我はまだ死んでおらん」
勇者「社会的に死んだってことにしましょうよ!!」
魔王「それは……」
勇者「もう……剣を振るいたくないんです……重いし」
122 :
社会的に・・・抹殺
123 :
勇者母が魔王の照英出産する画像くだしあ
124 = 1 :
魔王「だがなぁ……」
勇者母「魔王様……」
勇者「お母さん!?」
魔王「母上殿……どうして……?」
勇者母「私……やはり魔王様のことが……」
魔王「あ、いや……その話は……」
勇者「魔王……さん?」
戦士「どういうことだ?」
魔王「あ、いや……」
勇者母「あの夜……優しく包み込んでくれたこと……私は……」
魔王「母上殿!?」
僧侶「魔王様……まさか、未亡人とはいえ……人妻に手を……?」
勇者「……」
魔王「あ、ちが……」
魔法使い「不潔」
125 = 66 :
スキャンダルで社会的抹殺w w
126 :
本当に社会的に死ぬぞwwwwww
127 = 1 :
勇者母「魔王さまのことしか……考えられません」
魔王「母上殿……口が滑りすぎ……」オロオロ
勇者「……」
僧侶「さいてーですね」
戦士「見損なったぜ」
魔法使い「汚物」
魔王「まて……誤解だ……!」
勇者母「魔王様……」
魔王「母上殿!!」
勇者「よりにもよって……僕のお母さんに……」
魔王「勇者……これは……!!」
僧侶「魔王様?これは問題ですよ?」
魔王「え……?」
戦士「魔族が人間に手を出した。しかも王が勇者一族にだ。配下たちの信頼も地に落ちるな」
魔法使い「自業自得」
128 = 1 :
魔王「くっ……!!」
勇者「……」
僧侶「いきましょう。勇者様」
戦士「このことを全世界に広めないと」
魔法使い「スキャンダルです?」
勇者「そうですね……」
魔王「まて……!!」
勇者母「魔王様ぁ……♪」
魔王「あぁ!!」
勇者「魔王は……死んだ!!」
僧侶「ええ」
戦士「だな」
魔法使い「大勝利なんです?」
魔王「まて!!まってくれ!!こんな死に方は予言にはない!!!」
129 :
未亡人ならなんの問題もない訳だが
130 :
さて追っかけでもするか
131 = 123 :
再婚ということで
132 = 1 :
数週間後
側近「魔王様!!反乱軍がそこまで迫っています!!」
魔王「くぅぅ……!!」
側近「お逃げになってください!!」
魔王「退かぬ!!」
側近「魔王様……!!」
魔王「ここで退いて何が王か!!」
勇者母「すてき……♪」
側近「わかりました……では、お暇をいただきます」
魔王「こら!!」
側近「未亡人だからと勇者の正妻に手を出すから……うぅ……」
魔王「悪かった……魔が差したんだ……魔王だけに」
側近「……」
魔王「……」
側近「さよなら……」
133 :
カーチャン…
135 = 130 :
物語の世界でも不祥事っていうのは
人生を狂わせかねないんだな
136 = 1 :
数ヵ月後 古城
勇者「……魔王さん、ようやく見つけました」
魔王「勇者……」
勇者「生きていたんですね」
魔王「母上殿は?」
勇者「元気にしています」
魔王「あの騒乱の中、無事に逃げられたかどうかだけが心配だった……」
勇者「魔王さん……」
魔王「ここに隠れ住んでからどのくらい経過したか……世界は平和か?」
勇者「いいえ……王を失った魔物たちが各地で暴れ、小さな村や町は次々に壊滅していってます」
魔王「なんと……!!」
勇者「このままでは僕の街もいずれ……」
魔王「勇者……我にどうしろと?」
勇者「僕たちを守ってください……おねがい……」
魔王「都合のよいやつめ……」
137 :
その無駄な親父ギャグがなければ……
138 = 130 :
>>717
ガッ
139 = 130 :
あ、ごめんなさい
140 = 1 :
街
勇者「みなさん!!」
戦士「おぉ!!」
僧侶「魔王様!!」
魔法使い「魔王さまなんです?」
魔王「ふふ……久しいな」
勇者母「あぁ……!!」
勇者「僕たちを守ってくれることになりました」
戦士「いいのか?」
魔王「どうせ我は魔族からも人間からも見放された身だ。好き勝手にやらせてもらう」
僧侶「魔王様……」
魔王「やはり予言と違う結果は混乱しか生まなかったか……」
勇者「ごめんなさい……」
魔王「だが……この先の未来、どうなるか楽しみでもあるがな。ふははは!!」
勇者母「抱いて!!」
141 = 105 :
おい母上
142 = 134 :
母上ww
144 = 1 :
魔物「いたぞー!!」
魔王「とまれぃ!!」
魔物「?!」
魔王「これまでの蛮行……同属だからと看過できるものではない!!」
魔物「うっせー!!人間に手を出したくせに!!」
魔王「!?」
魔物「変態野郎!!」
魔物「ケダモノ!!」
魔物「恥知らず!!」
魔王「やめ……」
魔物「変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
魔王「おぉぉ……!!!」
魔物「変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!変態!」
魔王「や、やめてくれぇぇ……!!!」
勇者「魔王……さん……」
147 = 1 :
数日後 小屋
魔物「おらぁ!!魔王出て来い!!」
魔王「ひぃ!!」
魔物「俺たちになんの弁解もなしかぁ!!」ドンドン
魔王「もうゆるしてくれ……たのむ……たのむ……」
勇者「魔王さん……あれからずっと篭りっぱなしですね」
戦士「予言に従わなかったからか……」
僧侶「少し罪悪感が……」
魔法使い「魔族の中では人間に手を出すなんて考えられないんです?」
僧侶「ええ。人間が馬や犬に発情するようなものらしいです」
勇者「なんてことだ……」
魔王「ひぃ……もう……やめてくれ……」
勇者母「私がずっと傍にいますわ……」
魔王「母上殿……うぅ……」ポロポロ
148 = 130 :
>>145
やめてください死んでしまいます
149 = 1 :
勇者母「大丈夫……大丈夫ですよ……」
魔王「うぅ……母上殿……」
勇者母「私が守ってあげます」
魔王「すまない……すまない……」
勇者母「ふふ……」
魔王「母上殿……」
勇者母「―――さあ、魔王様」
魔王「母上……ど……の……」
150 = 1 :
数年後
魔物「やべえ!!あいつだぁぁ!!!」
勇者妹「しね!!」ドドーン
勇者「おい……」
勇者妹「魔物は敵だぁぁ!!!」
勇者「……」
勇者妹「行くぞ!!世界中の魔物を駆逐してやるぜ!!!」
勇者「お母さん……なんて妹をつくってくれたんだ……5歳にして魔王並みの実力があるなんて……」
勇者妹「ウォォォォ!!!!」
勇者「……まあ、妹のおかげで世界は平和になってきたけど」
勇者妹「はやくしろ!!」
勇者「あ、ああ……」
勇者妹「パパを愚弄した魔物は皆殺しだぁぁぁ!!!!」
勇者「……」
おしまい。
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