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    元スレ初春「定温保存じゃなくて、性感保存……?」

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    タグ : - とある科学の超電磁砲 + - 佐天涙子 + - 初春飾利 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 :

    うふ

    352 = 296 :

    上条「……お、俺は……」

    佐天「どうするんです??」

    御坂「…………」

    初春「…………」

    上条「俺は!!!初春さんを選ぶ!!!」

    御坂「!!!!」

    初春「!!!!あ、ありがとうござい――――」

    御坂「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!!!!」

    御坂「先に告白したのは私、この私なのよ!!!なんで初春さんなのよ!!!???」

    御坂「それに、あんたさっき私に『喜んで』って言おうとしてたわよね?」

    上条「御坂…………あのさ、……お、俺も……」

    上条「俺も、御坂。お前と同じで自分に正直になってみようと思ったんだ。だからこの結論になった」

    上条「それと、お前のいうそれは誤解だ。俺は『喜んで――といいたいところだけど、俺には好きな人がいるんだ』というつもりだった」

    御坂「なによ!??なんなのよ!!??ってか好きな人って誰なのよ!!!」

    上条「俺が好きなのは、初春さん!!!君だ!!!」

    353 :

    じゃあ余ったのは俺が体で慰める方向で

    354 :

    とんだピエロ扱いだな…

    355 = 296 :

    初春「!!!!!」
    初春(うれしい!!こんなことって……)
    自分の思いを伝えることが出来た初春。それが叶っただけでも涙が出そうになっていて、何とかこらえていたが
    その思いが通じ合っているということも分かってしまった。こらえていた涙が一筋、また一筋と流れ落ちる。

    上条「だから、初春さん!!」

    初春「は、はいっ!!!」

    上条「その……お、俺とつ……つつ、付き合ってください!!」

    初春「…………」

    上条の言葉を受け初春の心は怒涛の如く湧き上がる感情に支配される。
    どう言葉を返して良いのか。どう反応して良いのか。それがわからない。
    だから無言でコクリと頷いた。

    上条「よかった、それじゃあ――――」
    その次の言葉を上条が紡ごうとした瞬間、青白い電撃が二人の方へ勢いよく放たれた。
    それを上条は慣れた手つきで『幻想殺し』で受け止めて、言った。

    初春「きゃっ」
    上条「何してんだよ御坂!!!」

    御坂「……それはっ!!それはこっちの台詞よ!!!」
    御坂「あんたたち、何勝手なことしてんのよ!!!先に告白したのは私よ!!!」

    上条「でも、俺達……」

    御坂「うるさい!!!惨めになるから言うな!!!いいから私と勝負しなさい!!勝負よ!!!」

    356 = 296 :

    上条「勝負つったって、お前いつも俺に負けてるじゃねえか……」
    上条「いくらなんでも往生際が――」

    御坂「違うわ!!!」

    上条「いや、違わないだろ!!お前は俺に勝てないんだか――」

    御坂「だから、違うって言ってるでしょ!!!私が勝負って言ってるのは……」
    御坂「初春さん!!!あなたよ!!!」

    初春「!!!!!」

    上条「おい、御坂!!何考えてるんだよ」
    上条「レベル5のお前と、初春さんじゃどう考えても……」

    御坂「うるさい!!!あんたは黙ってなさい!!!この気持ちはこうでもしないと、どうしようもないの!!!!」

    上条「…………」

    御坂「ねえ、初春さん?どうする?」
    御坂(わたし、なんて最低なことを……レベル1の初春さんが私に勝てるわけ無い)
    御坂「勝負して勝ったほうが、こいつと付き合う。それでどう?」
    御坂(それなのに、わざとこんなこと言って……)
    御坂(私……わたし……)

    自らの言葉と思いに葛藤している御坂に、意外にもすぐ返事が返ってきた。

    初春「御坂さんが、そう望むのなら……」

    初春「いいですよ、この勝負!!!受けて立ちます!!!」

    357 :

    なんと惨めな

    358 = 295 :

    ベッドの上の勝負で生意気なLV5御坂をアヘらせろ

    359 :

    なんだこの展開

    360 = 296 :

    佐天「何言ってるの、初春!!!」

    佐天「勝てるわけないんだから!!やめなよ!!」

    上条「そのとおりだぜ、初春さん。御坂に乗せられなくても――」

    初春「いえ、もう決めましたから!!!」

    上条佐天「…………」

    初春「佐天さん、いつか私に言いましたよね?」

    佐天「え?」

    初春「『あんたは御坂さんから上条さんを寝取ったのと同じ』って」
    初春「いま私がやってるのって、まさにそういうこと……ですよね」
    初春「わたし……勇気がなかったから自分の気持ちに素直になれず、こんな、後出しじゃんけんみたいな真似して……」
    初春「自分でも、卑怯だって思うんです!!」
    初春「だから、私。御坂さんの勝負、受けて立ちます!!!」
    初春「この勝負を受けることで、御坂さんと同じ土俵で勝負したいんです!!!」

    佐天「初春……あんた……」
    佐天「…………ふう。仕方ないわね、好きにしなさい」
    親友として、みすみす負けると分かっている勝負に初春を送り出すことは出来ない。そう思っていた佐天だった。
    しかし、初春の真摯な眼差しに、親友として返すべき言葉で初春にエールを送った。

    361 = 296 :

    御坂「正気なの??初春さん?」じろり

    初春「はい、負けませんよ」にこり

    上条「いやいやいや、ちょっと待てよ二人とも!!!」

    上条「なんだか盛り上がってるみたいだけど、肝心な俺の気持ちはどうなるんだよ!!??」

    初春御坂「つべこべいわずに、上条さん(あんた)は事の成り行きを見守っててください(見守りなさい)!!」

    上条「…………」

    上条「…………ふ、不幸だー!!!!」

    佐天(二人の女の子に告白されて……しかも取りあいまでされて不幸はないでしょ……)

    佐天(まあ、ちょっと不憫ではあるかな)

    ――――――







    そんなこんなで
    上条を巡った初春と御坂の勝負は三日後、某廃工場でと取り決められ、その場は解散となった。

    362 :

    しえん

    363 = 296 :

    時間は一気に過ぎ、三日後。
    初春は勝負場所である廃工場に向かっている。

    初春「とうとうこの日が来てしまいました……」

    初春「御坂さんはレベル5……私に勝てるかな……」

    初春「…………」

    初春「ううん。自信を持たないと!!」

    初春「私だってこの『性感保存』の能力で勝てる可能性を、作戦を考えたんですから!!」

    初春「本当はいつものように佐天さんと考えたかったんですけど」

    初春「昨日の放課後、連絡つかなかったし……って、嘆いても仕方ないですね」

    初春「あとは、やるだけです!!!」

    目的地に辿り着く。どうやらまだ御坂は着ていないようだ。

    初春「勝負開始まで、あと……30分ですね……よし、いまのうちに」

    初春はきょろきょろとあたりを見渡し。狭い小部屋へ入っていった。
    自らの能力を活用するため。性感を高めるために。

    364 :

    いつの間にか美琴が悪役っぽくされてるでござる

    そして佐天さんと初春の百合はどこ行ったんだ

    365 = 296 :

    初春「うう、予想はしていましたけど。汚い場所ですね……」

    初春「でも文句は言ってられないです。ここでするしか」

    初春「…………」ごそごそ

    初春「……ん…………あん」

    初春「…………」

    初春(なんだろう……気持ちよくない……)

    初春(勝負の事が気になりすぎて、集中できない……)

    初春(でもやらないと……)

    初春「……っ!!!あ、ああっ!!!んんん~~!!!」

    不安な気持ちを押し殺し自慰行為に励んでいた初春。
    時間が気になり時計に目をやる、すると時間が5分前に迫っている。

    初春「やっちゃった!!もう御坂さん着てるはず!!はやく行かなきゃ」

    衣服を整え初春は颯爽と走っていった。

    366 = 296 :

    初春がその場所に駆けつけると、やはりすでに御坂は到着していた。

    御坂「遅かったじゃない。遅刻したら不戦敗……ちょっと狙ってたのになー」

    初春「なんですか御坂さん~私だって狙ってましたよ」

    御坂「そうよね、それくらいしか初春さんに勝ち目はないものね」

    初春「……どれはどうでしょうか?」

    御坂「…………まあ、いいわ。ルールの確認しましょ」

    3日前、解散する前に二人はいくつかルールを取り決めていた。
    先の、『遅刻したら不戦敗』もそのうちで、
    他にもいくつかある。

    『勝敗は、一方どちらかが気を失うか「降参」宣言によって決める。』
    『勝負場所の廃工場を出た時点で負け。』
    等々。いろいろ取り決めていた。

    御坂「それじゃあ、そろそろ始めましょうか」

    初春「はい」

    そうして二人は工場の一番広い部屋、決闘場へ移動しそれぞれの位置に付く。
    電気製品や金属製のものがあると、もともと有利な御坂がさらに有利になってしまうので、そういうものはあらかじめ外へと撤去してある。
    だからもともと広い部屋が、さらに広く感じられた。

    時間まであと、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1……0!!!
    勝負が始まる!!

    367 :

    上条さんに手伝ってもらえばいいのに

    368 :

    両手に性感貯めて一気に行けば勝てる!
    指一本一本に貯めて両手て鷲掴み!
    両足にもためて行けば最強や!

    369 = 296 :

    初春(私が勝つ方法!!)

    初春(それは!!)

    初春(性感を高めた手で御坂さんに触れること、それしかない!!!)

    初春(本当はいっちゃう寸前まで高めたかったですけど、ちょっとむりでした……)

    初春(でも、今の状態でも、触れれば御坂さんは自分の身体の変化に戸惑うはず!!!)

    初春(そこを狙いましょう!!!)

    初春は開始と共に全力で走る。

    初春(電撃がきたら、なるべくひきつけてから避けて!!!それから)

    初春(それから懐に飛び込んで御坂さんの手を握る!!!)

    低過ぎるといっても過言でない身体能力を補う為
    自慢の情報処理能力でシュミレーションを重ねたのか、初春の動きは軽やかで無駄もほとんど無い。

    初春(御坂さんは、きっと私に掴みかかられても対処できると考えてるはず)

    初春(それに、御坂さんの性格から考えても『記念に一発入れさせてあげたわ』的なことをさせてくれる可能性は高い!!)

    そう考えた初春はまっすぐ御坂のもとへ走っていく。

    371 = 296 :

    思っていたとおり電撃が初春を襲う。

    初春「こんなのっ!!!予想通りです!!!」

    そういいながら、ぎりぎりのところで身体を翻す。電撃は空に消えていった。

    御坂「くっ、さすがにこんなのじゃかわされちゃうわね!!でも次はどうかしら!!!」

    次の電撃がすかさず放たれる。

    初春「きゃ!!」

    初春(さ、さっきのよりも速い!!)

    初春(かろうじでかわせましたけど、こんなんじゃ近寄れない……)

    御坂「なに?初春さん、もう終わりなの?」

    初春「…………っ!」

    初春(どうにかしないと……なにかないかな……)
    初春(…………っと、これは)

    ふと足元に何かの破片だろうか、コンクリート片があるのに気づく。
    よく目を凝らすとそこらじゅうに散らばっている。

    それらをすばやく拾い上げると、初春は御坂に向けて投擲を始めた。

    初春「ええい!!!てい!!!」

    372 = 296 :

    御坂「なによ……こんなもの!!!」

    御坂が力むと彼女の体からおびただしい数の電気の帯が発生、周囲数メートルを取り囲んだ。
    その帯は、初春の投げたそれをことごとく粉砕する。

    初春「そ、そんな……」

    初春「でもっ!!まだ諦めるわけにはいきません!!!」

    また全力疾走を始める。
    走りながらコンクリート片を拾い、拾っては投げ、投げてはまた拾う。
    そんなことを繰り返し、徐々に初春は御坂と距離を詰める。

    初春「はあっ!!はあっ!!…………」

    御坂「なかなかやるじゃない、初春さん。でも息切れしちゃって、大丈夫なの?」

    初春「余計なお世話です!!」

    初春(御坂さんの言うとおり、もう私には残された体力も無い……それに『保存』の時間もあと少し……)
    初春(賭けるしか……ないですねっ!!!)

    初春は足元にあった一際大きなコンクリート片を持ち上げた。
    そのままそれを御坂の方へ投げつけようと構える。

    初春「これで、最後です!!全力でいきます!!」

    御坂「そんなので最後なんだ……じゃあ、私も全力で相手するわね!!」

    初春が投げるのを見てから、御坂は指でコインを弾き、それを撃ち出した。

    374 = 296 :

    コンクリート片と超電磁砲がぶつかる。
    すさまじい轟音や光と共に衝撃が発生し初春は吹き飛ばされそうになる。
    それを必死で耐えながら考える。

    初春(やった、やりました!!計画通りです!!!)
    初春(すごい衝撃ですけど今なら接近できます!!)

    もともと長く使われていない工場だ。だからこの衝撃で積み重なっていた土や埃、その他様々なものが舞い上がり初春の姿を隠す。
    これに乗じて、最後の力を振り絞り初春は御坂の元へ走る。

    初春(見えた!!!御坂さんだ!!)
    初春(こっちには気付いていないみたい、これならいけます!!!)
    初春(この勝負!!)
    初春(もらいました!!御坂さん!!!)

    その手を伸ばし、御坂の腕へ指が触れるっ!!!
    ――――――
    とその瞬間。御坂は軽いステップで身体を後ろへ飛ばした。まるで初春の行動を予測していたかのように。

    一方、交わされてしまった初春はなすすべなくバランスを崩し、その場に倒れてしまう。
    そこへ青い閃光が容赦なく襲い掛かる。

    初春「あああああああああ!!!!!」

    酷いダメージを受けたものの意識を失いはせず、初春は倒れたままうずくまる。
    体から白い煙を上げ苦しむ初春を見ながら、怪しい笑みを浮かべ御坂は言った。

    御坂「触れられなくて残念だったわね」

    御坂「ううん。『性感』をわたしに『保存』できなくて残念ね。って言ったほうがいいのかしら?」

    375 = 296 :

    初春「!!!!」

    初春「な、なんで私の能力を!?」

    御坂「どうしてだろうねー?考えてみて」

    初春「…………はっ、もしかして!!」

    御坂「あら、もうわかったの?流石ね、初春さんは」

    御坂「そうよ、あれは昨日のこと」

    ~御坂の説明&回想~

    3日前のあの日から、私は初春さんの態度にずっと頭が引っかかってた。
    どうしてあんなに潔く勝負を受けたのか。それが気になったの。
    初春さんの言うことにもウソはない。そう思ったけど。……それでも……私と勝負よ?
    普通に考えても勝てるわけないのに、何故それを受けたのか……??
    そのことをずっと考えたわ。
    2日ほど考えたけど答えは出なかった。
    もしかしたら初春さんの能力って、レベルが低くても汎用性がある?とか思って『書庫』をハッキングしたわ。
    でも何も得られる物はなかった。
    それでね。昨日放課後、偶然佐天さんに会ったの。

    最初はちょっと気まずそうにしてたけど、すぐいつもの調子で話してくれるようになったわ。
    そうそう、家にも入れてくれたわね。
    そこで私、思い切って聞いてみたのよ。

    376 :

    なん・・・だと・・・

    377 = 296 :

    御坂「ねえ、佐天さん。初春さんの、能力って知ってる??」

    佐天「え、み御坂さん!?いきなりなんですか?」

    御坂「初春さんの能力よー、佐天さん仲良いから知ってるよね??」

    佐天「ななな、なんですか急に?あ、あたしはしらないですってー」

    御坂(ウソっぽいわね……)
    御坂「なーんだー知らないのかー」
    御坂「初春さんの能力が分かったら、常盤台に代々伝わる都市伝説が解明できると思ったんだけどなー」

    佐天「!!!!!!!」
    佐天「と、とととと、常盤台に代々伝わる都市伝説!!??」

    御坂「そうよー、それはもうすごいんだから」

    佐天「!!!!!」キラキラ
    佐天「……あの、御坂さん……あたし……その…………」

    御坂「なに?」

    佐天「初春の能力……しってます……」
    佐天「御坂さんが先に教えてくれたら……ココだけの話!!ってことで教えてあげても良いです!!」

    御坂「ありがとー!!でも佐天さん、私のは教えられないわ」

    佐天「え!?どうして??」
    御坂「だって、ウソだもん。そんな都市伝説あるわけないでしょ」
    その言葉と同時に電撃が発生し、佐天の意識は奪われた。

    379 = 349 :

    ゴ美琴かよ…

    380 :

    こんな卑怯な真似をするようになったのも乾巧って奴のせいなんだ

    381 = 296 :

    佐天「…………はっ!!」
    佐天「何よこれ、動けない!!??」

    気付くと佐天はさっきとかわらず自室にいた。
    しかし手足が動かない。ここでハッとする。
    いつだったか、初春に『お仕置き』をしたが、そのときの初春と同じ状況になっていることを佐天はすぐ理解した。

    御坂「目が覚めたかしら、佐天さん」

    佐天「御坂さん!いきなり何するんですか!?」

    御坂「佐天さんがウソつくからいけないのよ」

    佐天「たしかにウソつきましたけど……」
    佐天「御坂さんだって同じじゃないですか!!」

    御坂「まあまあ、そこはおいといてー」
    御坂「初春さんの能力教えてよ?そうしたら離してあげる」

    佐天「大事な親友の能力ですよ!!話しません!!!」

    御坂「さっきは話そうとしたくせにー」

    佐天「……もう、絶対話さないです!!!」

    御坂「意外と強情なのね……まあいいわ」

    御坂「これならどうかしら??」

    その手に握られていたのは、佐天が『反省会』で使ったものと同じローターだった。

    382 = 323 :

    うわぁ、御坂がクズすぎる……

    383 = 359 :

    いいからはやくバトル終わらせてくれ

    384 = 296 :

    佐天「やっ!!それは……御坂さん!!!」

    御坂「なあに?佐天さん?」

    佐天「いや!!やめてください!!!」

    その言葉を無視し、御坂はローターを起動し、佐天の下腹部へと持ってくる。

    佐天「ああああああ!!!いやあああ、いきなりっ!!!」
    佐天「刺激……つよすっ!!!ぎ…………ああん!!!」

    御坂「あら、うれしい。よろこんでくれてるのね」

    佐天「いや!!そんなことな!!んん――」

    その時、ローターの電源が唐突に落ちる。
    例の『反省会』の時に使いすぎたのか、電池が切れてしまったようだ。

    佐天(よかった……これでもう大丈夫)

    一息ついた佐天を尻目に、御坂は笑っている。

    御坂「あら、電池切れちゃったわね……でも」
    御坂「私は『電撃使い』よ?」

    佐天「…………いや…………」
    佐天「いやああああああ!!!!」

    さっきよりも強い振動が佐天に襲い掛かり容赦なく、性感を高める。
    そして、まさしく絶頂に達しようとした時。御坂はその手を止めた。

    385 = 296 :

    佐天「いやあ、!!!あっ!!!!ダメ!!!もう、い……イっちゃ―――!!!!」

    御坂「どうしたの?佐天さん?」

    佐天「…………」ぷるぷる

    御坂「あ、ごめん手が止まってたわね、続きするわ」カチッ

    佐天「!!!えっ!!!んあああああっ」
    佐天「ダメっ!だめだめだめーーー!!!!」
    佐天「こんなのっ!!!」
    佐天「今度こそ……イっち――――」

    また御坂は手を止め、佐天の反応を見る。

    御坂「…………」じろじろ

    佐天「……み、さか……さん」

    御坂「ん?なあに?」

    佐天「お、おねがいですから……イカせてください!!!」

    御坂「初春さんのこと教えてくれたら、良いわよ?」

    佐天「っ!!そんな事絶対!!」

    御坂「あらそう、じゃあまた続きしてあげる」

    386 :

    安定のゴ御坂ゴ美琴

    387 = 296 :

    御坂の手のローターが近づく。それが触れる寸前で

    佐天「わかりました!!!!はなします!!!」
    佐天「はなしますから!!!!!」

    御坂「ありがとう」にこり
    御坂「じゃあ、教えてくれる?」

    佐天「……えっと、初春の……って、ええ!!!???」

    佐天が話し始めたところで御坂はローターを再び起動させ佐天に当てる。

    佐天「そんっ!!!あん!!!やくそくと、ちがっ!!!!」

    御坂「ほらほら、早く言わないと、また寸止めよ」

    佐天「あああん、いいます!!いいますーーー!!」
    佐天「能力は!!!ああっ……初春ののうりょくはーーーー」


    ~御坂の説明&回想。終わり~

    388 = 296 :

    御坂「ってな感じで教えてもらったの」
    御坂「だから、初春さんの攻撃は全てお見通しだったって訳」
    御坂「ちょっとは華を持たせてあげようと思ったから、わざと隙作って、手加減してあげてたのよー」

    初春「くっ!!!佐天さんになんてことを」
    初春(しかし。こんなときにアレですけど、私達似たもの同士なんですね……)
    初春(えっちなことばかりしちゃってます……)
    初春(って!!そんな場合じゃないです!!!)

    御坂「降参したら?」

    初春「……まだ、……まだ終わってい――」

    御坂「くどい!!!!」ビリビリ

    初春「ああああああああああ」

    初春(ああ……わたし……)
    初春(もう、意識が……)
    初春(上条さん……佐天さん……)
    初春(ごめん……な、さ……)

    御坂の容赦ない電撃によって、初春の意識は奪われようとしていた。
    しかし、ここで初春の身体がその刺激に反応を見せる。

    初春「んっ!!!!」ピクン
    初春「えっ!!??」
    初春(え、何これ?)
    初春(なんだろう、この感じ…………)
    初春(はっ!!!そうです……この感覚はっ!!!!)

    389 = 362 :

    ういはるたん頑張って

    390 = 367 :

    初春、進化ーーーー!!

    391 = 359 :

    なーんか違和感あると思ったら初春がずっと敬語なのか

    392 = 296 :

    『性感保存』の能力を得てからというもの、来る日も来る日もその実験を行ってきた。
    能力を得る前であっても、毎晩の自慰行為は初春にとって、日課であった。
    そのことが功を奏してか、今ここで身体に深く刻み込まれた『性感』がよみがえってきたのだ。

    人間の身体は様々な電気刺激によって動かされる。
    御坂『電撃』がその刺激となって、初春は『性感』を一瞬にして頂点へと高めあげることに成功した。
    絶頂の波が駆け抜ける。

    初春「あああああああっ!!!やあああああああん!!!」

    御坂「!!??え?なによ??」
    御坂の驚きをよそに、初春は絶頂の波から復活し、ゆっくりと立ち上がる。

    御坂「そんな、たちあがれるわけ……」

    驚く御坂を見て初春は笑いながら言う。
    初春「どうしたんですか?御坂さん」
    初春「それにしても、すごくいい気分です~」
    初春「いまなら、なんでもできちゃいそうです」

    少女はその右手をかざす。その方向には御坂の姿があり、ちょうど広げた手のひらが御坂の全身を包む、そんな形になっている。
    初春「これくらいで、いいでしょうか~」
    と、何か考えてから少女はその手のひらを勢い良く握った。

    御坂「一体何を?――――あああああああああ!!!!」
    御坂「何よコレ!?いやあああっ!!!あんっ!!!!だめえええ!!!い、いっちゃうーーっ!!!」

    初春「……これが『性感保存』の力です。御坂さん」

    御坂は絶頂に達したまま意識を失い。勝負は初春の勝利で幕を閉じた。

    393 = 364 :

    悪役どころかクズキャラにまでされるとは思わなかった、一体なんなんだこの展開は

    394 :

    別に原作からこんなもんでしょ

    395 = 296 :

    数日後、学園都市某所。

    白井「それにしても、私の知らない間にそんなことがあったんですのね」

    佐天「そうなんですよー、御坂さんは告白するし、初春は能力に目覚めちゃうし……それに二人が決闘ですよ!?」
    佐天「もう、なにがなんだか」

    初春「でも、いまではもう元通りなので心配御無用です~」

    御坂「『勝負が終わったら後腐れなく、もとの関係に戻ろう』の取り決めが有ったからね」
    御坂「ちょーーっとだけ、わだかまりが有る気もするけど、当のあいつが居なくなったし、もう揉める事はないわよ」

    初春「そ、そ~ですね~。あははは」

    佐天「それにしても、あの上条さん。『俺が二人の女の子に告白されるなんて有り得ない!!これは夢だ!!』なーんていって旅に出ちゃうとは……」

    四人「…………やれやれですね(ですの)」

    白井「それはそうと初春、お姉さまを退けるほどのその能力。検査はちゃんとしましたの?」

    初春「……いえ、まだです……なんだかはずかしくて」

    御坂「そーよね、能力が能力……」

    佐天「だもんねー」

    初春「って、能力の話はもうやめにしましょうよ~」

    ――――――――

    396 = 296 :

    こうして一連の騒動は幕を閉じた。
    いつしか初春もその能力を封印するようになり、次第に他の3人も、その存在を忘れていった。
    ただ、能力を味わった各々はその快感を忘れられず、時折思い出しては自慰行為に励んでいるようだ……


    そして、学園都市に危機が迫ったとき、封印された初春の能力が再び目を覚ますことになるのだが、
    それはまた、別のお話。



       『とある魔術の禁書目録』
    外伝『とある科学の超電磁砲』
    SS『初春「定温保存じゃなくて、性感保存……?」』


    終わり。


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