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    元スレ千早「(声が出なくなった……)」

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    1 :

    今から真面目に書くけど

    書きためないからよかったら支援してくだちい

    4 :

    声が出ないなら二人っきりの時レイ(ry

    5 :

    書きためてからでなおしておいで

    6 = 1 :

    某日

    -水瀬家-

    高木「――いやはや、お久しぶりです会長」

    水瀬会長「うむ、最近どうだねうちの孫は。テレビでも頻繁に目にするようになったのだが」

    高木「ええ、おかげさまで彼女の実力も世間に認められつつありまして」

    伊織「言ったでしょ? もともと私には素質があるんだって! にひひっ」

    水瀬会長「これですぐ調子に乗る癖が治ればよいのだがね……して、今日はあいさつに来ただけかね?」

    高木「もちろん、日頃の感謝とご挨拶がなによりの要件でしたとも。恐縮ですが、今からお頼みしたいのはほんのついでとお考えくださって構いません」

    水瀬会長「ふむ。また資金繰りで問題かね」

    高木「いやはや、さすがにこれ以上会長のお手を煩わせるわけにはまいりませんので。実は、私どもで新しいプロデューサーを雇い入れたいと思っておりまして……」

    7 :

    全く書き溜めなし?

    8 = 1 :

    水瀬会長「ほう。キミのところは現在ふたりプロデューサーを雇っていたね」

    高木「ええ。今のところ大きな問題もなく、アイドル達と苦しいながら頑張ってくれているのですが……」

    伊織「アイドルにちょっと問題があるのが一人いてね……如月千早っていうんだけど」

    水瀬会長「……何度か耳にしたことのある名だな」

    高木「はい、彼女も一応アイドルとしてデビューしたのですが……これが、少々ストイック過ぎるところがありまして」

    伊織「今のプロデューサー達じゃちょっと手におえないみたいなのよね。で、よかったらちょっと腕のある人物を紹介してもらいたいんだけれど」

    水瀬会長「急な話だな。確かにそういう人材は知り合いの中にいんこともないが、紹介するにも時間が…………ん、待てよ」

    高木「いや、急な話なので我々もすぐになどとは……」

    水瀬会長「確か、彼が今この日本に帰ってきているな。少々気紛れな男だが、あるいは……」

    伊織「ちょっと……まさかアイツに頼むつもり?」

    水瀬会長「なに、聞くだけ聞いてみればよい。おい、『彼』をここへ……」

    高木「『彼』とは……?」

    9 = 1 :

    >>7 ない。今までも即興で書いたことある

    ???「――お呼びですか、会長」

    水瀬会長「うむ。ベテランよ、確かお前は海外の仕事を終えて帰ったばかりだったな」

    ベテラン「はい、先日レディー・ゴゴの公演を企画してまいりました」

    高木「ゴゴだって!? そんな世界的なアーティストをプロデュースしてきたというのか?」

    伊織「久しぶりに顔みたけど変わってないわね……コイツはフリーの芸能プロデューサーみたいなものなの。といっても、今はうちの財閥と仮契約を結んでる途中なんだけど」

    ベテラン「お久しぶりですね伊織様。候補生時代の泣き癖は治りましたか」

    伊織「ちょ、んなもんとっくに治ってるわよ!」

    水瀬会長「実はな、この高木君の経営する事務所の手伝いをしてもらいたいのだ。詳しい契約内容はキミに任せる」

    ベテラン「急な話ですね。私に何をしろと?」

    高木「うぉほん! えー、実はですね……」

    10 :

    ない。今までも即興で書いたことがある(マアミテロッテドヤアアキリリッ

    11 = 1 :

    ベテラン「――なるほど。そのアイドルをプロデュースしてほしいと」

    高木「しかし、うちはまだ小さな事務所です。あなたの要求する見返りをお渡しできるかどうかは……」

    ベテラン「わかりました。一度そのアイドルを見てみましょう」

    伊織「ほ、ほんとにいいの? 私が言うのもアレだけど、うちは本当にボロイ貧乏事務所よ?」

    高木「い、伊織くん……」

    ベテラン「そのアイドルに確かな素質があれば、引き受けても構いません。ただし才能がないようであれば、即刻海外の仕事に戻らせていただく。よろしいですか?」

    高木「わ、わかりました! 会長、この度はありがとうございます」

    水瀬会長「はっはっは、やはり物好きだなこの男も。なに、実力は確かだから安心したまえ」

    ベテラン「私の仕事は安くありません。そのことばかりはお忘れなきよう願います」

    高木「え、ええもちろん!」

    伊織「……」

    12 = 1 :

    >>10 でもやっぱ時間はかかるから支援はしてもらえたらすごくうれしいなーって

    数日後

    -事務所-

    千早「――それで、私にどんな御用が?」

    高木「うむ、実は今回、特別なプロデューサーを雇うことになってね」

    千早「はぁ……」

    高木「千早くんはまだアイドルとして育ち盛りだ。彼の手腕で、ぜひ君にもトップアイドルになってほしいと思っている」

    千早「……まぁ、なんでもいいですけれど」

    ガチャ

    ベテラン「――初めまして。キミが如月千早だな?」

    千早「はい」

    ベテラン「……ずいぶん愛想がないな。本当にアイドルなのか?」

    高木「!」

    千早「……個人的に、アイドルを目指しているわけではありません。私は歌をうたえればそれでいいと思っています」

    13 :

    あい

    14 = 1 :

    ベテラン「なるほど。ということは歌には相当の自信があるのか?」

    千早「少なくとも、テレビでへらへらと笑っているだけの人よりは実力があると自負しています」

    高木「ご、ごほん! まぁ、彼女の実力はこの事務所の者たちも認めているのだ。ここはひとつ、彼女の歌を聴いてみてはくれないかね?」

    ベテラン「いいでしょう。では千早、これから君の力をテストさせてもらう。本当に私がプロデュースするだけの価値があるのかどうか」

    千早「……! わかりました」



    -レッスンスタジオ-

    千早「では、曲は『蒼い鳥』を」

    ベテラン「どうぞ。リラックスしてくれて構わない」

    高木「(むむ……大丈夫だろうか……)」


    泣くこと~なら容易いけ~れど~……♪

    15 = 1 :

    もう昨日には 帰れな~い~……♪

    高木「(おお……さすがは千早くんだ。やはり765プロで彼女の歌声に勝てるものはいまい)」

    千早「――ふぅ。どうでしょうか」

    ベテラン「……悪くない」

    高木「おお! では――」

    ベテラン「一つ、質問がある」

    千早「……なんでしょうか」

    ベテラン「――君は、その歌を誰のためにうたっている?」

    千早「!!」

    高木「……?」

    ベテラン「君はうたっているとき、どこを見ていた? 私というただ一人の聴衆がいるにもかかわらず、一度も私と目を合わせようとはしなかったね」

    16 :

    何このベテラン鋭い

    19 :

    >>10
    SS作家様の新たな名言やな

    20 = 1 :

    千早「そ、それがなにか? うたうことに集中すれば目線など……」

    ベテラン「虚空に向かって放たれる歌声に誰が耳を傾ける? 君の声量、テクニック、確かに相応のトレーニングを積んできた賜物だろう。しかし、今の歌は君自身が奏でる意味がない」

    千早「なっ……バカにしないでください! 私はっ……!」

    ベテラン「今のままでは精々Dランクアイドルが限界だろう。社長、私が今のこの娘をプロデュースしたところで何も変わらない。失礼させていただきます」

    高木「ま、まってくれませんか。彼女はまだ成長する素質がある。本当に希望はないのか?」

    ベテラン「……。千早」ツカツカ

    千早「……っ!」

    ベテラン「なぜ私が君を認めないか、今の君ではわからないだろう。本当に君が自身の殻を破りたいのなら、明日ここへ来なさい」ピラッ

    高木「き、キミ! 待ってくれ!」

    ベテラン「失礼します」バタン……

    千早「くっ……」ダッ

    高木「ああ、千早くん! ……はぁ、どうしたものか」

    21 = 16 :

    社長は聴衆に入らないのか…

    22 = 10 :

    ベテランに自己投影しすぎ気持ち悪い
    このキャラ出さなきゃいけない必要ある?

    23 = 1 :

    >>19 SS作家とかいう分類あるの?

    翌日

    -某大型スタジオ-

    ???「――違う、そこではない! 照明の当たる位置を考えろ! スタジオと舞台は違うのだ!」

    ベテラン「失礼、久しぶりだねトレーナーさん」

    マスタートレーナー「ん? おお、ずいぶん久しぶりだなベテランP。日本に来ていたのか?」

    ベテラン「今は特定のプロデューサーはしていない。……今はまだな」

    マストレ「? まぁいい、何か用事か?」

    ベテラン「なに、馴染みの顔にあいさつをしておこうと思っただけだ。これから用事が出来るかもしれんし、出来ないかもしれん」

    マストレ「相変わらずわけのわからん奴だ。一応この収録が終われば私はフリーだが、食事にでも行くか?」

    ベテラン「用事が出来なければな。さて……」チラッ



    「――あのっ!!」

    24 :

    また自称フリーでベテランぶった奴が
    千早をこきおろすパターンか

    25 = 1 :

    >>22 気持ち悪いかもしれんがそういう話だからゆるちて

    ベテラン「……用事ができてしまったな」

    マストレ「? 誰だあの子は」

    千早「ハァハァ……ベテランさんですよね」

    ベテラン「いかにもそうだが」

    千早「……あの、教えていただけませんか。私の歌に……なにが、足りないのか」

    マストレ「ほう……また何か爆弾を落としてきたようだな君は」

    ベテラン「……私は自分の意志で壁を登ろうと決めたものにしか手を伸ばさない。トレーナーさん、収録が終わったら○○スタジオまできてくれないか」

    マストレ「なんだ、その子を指導しろというのか? 仕事上がりだぞ私は」

    ベテラン「気にするな。千早、こっちへきなさい」

    千早「は、はい……」ペコリ

    マストレ「……ふむ。ずいぶん必死な感じの子だったな」

    26 :

    マストレが出てくるとベテランがベテトレに見えてくる

    27 :

    オリキャラ氏ね
    さらには、名前すらないオリキャラ出したお前は妄想広がる中二病
    宿題やっとけクソガキ

    28 = 10 :

    >>27
    落ち着けよ
    後書き見たくないのか?

    29 = 27 :

    >>28
    こいつは後書き残せないと判断した

    30 :

    俺は見てるよ続けてー

    31 :

    俺はマスカキ

    32 = 10 :

    >>29
    まあどっかでやらかすだろ
    本文に書いてるあたり狙ってるかもしれないが
    それか飽きるさ

    33 = 1 :

    >>24 気に入らんかったら見て見ぬふりしておいてくだちい

    数時間後

    -○○スタジオ-

    マストレ「――で、私に何をしろと?」

    ベテラン「この娘は如月千早というアイドルだ。彼女の歌を聴き、感想をいってくれないか」

    千早「……よろしくおねがいします」

    マストレ「如月千早か、小耳にはさんだことがあるような……まぁ、いいだろう。それでは頼むよ」

    ………………

    千早「――以上、です」

    マストレ「ふむ……キミは、今までボイストレーニングばかりやっていたのか?」

    千早「あ、は、はい。私はアイドルというより、歌手になりたくて事務所に入ったので」

    マストレ「なるほど。では、結論から言わせてもらおう。おそらく今の君では歌手どころかアイドルとしても大成できないだろう」

    千早「そ、そんな……どうしてなんですか!?」

    34 = 1 :

    マストレ「一つ、キミはとても苦しそうに歌っている。その様を特徴的にとらえて売り出すこともできるだろうが、そういうやり方は長続きはしない」

    千早「……」

    マストレ「もう一つ。歌手だろうがなんだろうが、大勢の人の前に出るというのはみんなの憧れの的になるということだ。君にはまだその自覚がない」

    千早「くっ……」

    マストレ「……しかし、だ。私個人は、キミの中に光るものを感じる。歌のテクニックやコネでなく、君自身が成長することでしかそれは磨かれないと思うのだが……ベテランPはどうかね?」

    ベテラン「……千早」

    千早「……はい」

    ベテラン「私のやり方についてくるというのなら、私は最後まで君の面倒をみる。しかしそれは君が思い描くやり方とはかけ離れているかもしれない。それでも、我々と一緒に歩くつもりはあるか?」

    千早「わ……私は……」

    35 :


    声が出ない子ってレイプされるときどんな感じなんだろ

    36 = 1 :

    千早「私はうたわないといけないんです! 私が歌をうたわなかったら……うたってあげられなくなったら!」

    マストレ「(ん……?)」

    千早「私、ついていきます! 私が生きている意味を証明するために、うたわなくちゃダメなんです!」

    ベテラン「……わかった。では、今から私は君の専属プロデューサーだ。必ず君をトップに君臨させてみせよう」

    千早「はい! よろしくおねがいします!」

    マストレ「(……この子、昔なにかあったのか? いや、詮索は私の専門ではないからな……)」

    37 = 10 :

    >>35
    それでも声を出そうとするも出ず目に涙を浮かべながら身を捩り懇願するも
    無理に喉をこわばらせるせいで嘔吐反応
    下手するとそのまま呼吸困難で死ぬかもな

    38 = 1 :

    翌日

    -事務所-

    千早「――おはようございます」

    春香「あ、千早ちゃんおはよー! ねぇねぇ、新しいプロデューサーさんについて貰えたってホント?」

    千早「え、ええ」

    春香「どんな人なのかなぁ? 頼りになる人って感じだった?」

    千早「……そうね。おそらく」

    真美「今のにーちゃんみたいな人よりは頼りんなってくれなきゃ流石に困るっしょー」

    若P「お、おいおいどういう意味だよそれ」

    小鳥「あ、プロデューサーさん。昨日頼んでおいた書類なんですけど……」

    若P「え? ……あ! す、すみません! 昨日家で処理したまま持ってくるの忘れた!」

    真美「……こういう意味だよ→」

    39 = 1 :

    春香「ま、まぁプロデューサーさんも愛嬌があるじゃない!」

    若P「や、やべー、すぐに取りに帰りますね!」バタバタ

    ――ガチャ ドン!

    若P「わっ!?」

    ベテランP「ん……失礼しました」

    若P「え? あ、いや、こちらこそ……」

    真美「んん? オッチャンだれー?」

    ベテランP「この度、如月千早のプロデューサーになったベテランです。よろしく」ツカツカ

    春香「あ……よ、よろしくおねがいします」ペコリ

    ベテランP「いくぞ千早」

    千早「あ、はい! ……それじゃ、みんな」

    バタン……

    若P「……」ドキドキ

    真美「……にーちゃんいつまでそこにいんの?」

    41 = 1 :

    -レッスンスタジオ-

    ベテランP「さて、千早には一週間後、大型の歌番組オーディションに出てもらう」

    千早「はい……え? い、一週間後ですか?」

    ベテランP「そうだ。ゴールデンタイムの生放送だから気を抜かないように」

    千早「ちょ、ちょっと待ってください! 自分で言うのもなんですけれど、私はまだデビューしたばかりですし、いきなりそんなオーディションに受かれるとは……」

    ベテランP「わきまえはあるようだな。確かに、普通はもっとコツコツと地盤を重ねてから知名度を上げていく戦略が基本だろう」

    ベテランP「しかし高木社長が言ったように、千早の歌唱力に関してはプロのそれに匹敵するといってもいい。あくまで歌唱力のみをみた場合だが」

    千早「で、でもそれではダメだといったのはプロデューサーじゃ……」

    ベテランP「もちろんだ。長期的にお前の能力を評価されると、千早の欠陥はあっという間に視聴者に感づかれるだろう。だからこれは少し荒療治だ」

    千早「え?」

    42 = 1 :

    ベテランP「新米というのはよくも悪くも甘くみられるものだ。伸びしろが見えない分、最初に見せた鋭いポテンシャルが大きな判断材料になる」

    ベテランP「まだ名も知られていないペーペーのアイドルが、意外にも驚異的な歌唱力を持っていた。それだけで世間は一気にお前に注目する。最初は誰もが人の頭角しか目の当たりにできないのだからな」

    千早「……!」

    ベテランP「だから、最初の一発目は大型のオーディションでも受かることができる。『期待の大型歌手』としてな。問題は……その熱が冷めるまでに、千早自身が成長できるかどうかだ」

    千早「私、自身が……」

    ベテランP「これからお前には、短い期間の中で本物のアイドルとして一皮むけてもらわなくてはならない。そのためには少し厳しい道を歩く必要があるが……」

    千早「やります」

    ベテランP「ん……」

    千早「それほどでなければ、きっと私は許されないから……そうしなければならないというのなら、変わります」

    ベテランP「……わかった。君が心の中でどんな思いをしているか私にはわからない。これはほかでもない君自身の道だからな」

    千早「構いません。どんなに孤独でも、やり遂げて見せます」

    43 = 1 :

    一週間後

    -事務所-

    「――ええっ! 千早、どっとっぷMUSICのオーディションに受かったの!?」

    雪歩「す、すごいですぅ。私たちなんかまだ小さな地方テレビにしか出たことがないのに……」

    若P「す、すごいなベテランさんは。俺がプロデュースしてた時は全然ダメだったのに……」

    千早「……」

    春香「あ、あれ? 千早ちゃん、うれしくないの?」

    千早「え? いえ、そうではないけど……」

    ――ガチャ

    ベテランP「……おはようございます」

    小鳥「あ、ベテランさんおめでとうございます! 千早ちゃんがあんな大型テレビに……」

    ベテランP「残念ですが、正念場はこれからです。いくぞ千早」

    千早「は、はい」バタン……

    「……な、なんか千早以上に真面目だね、あの人」

    雪歩「ち、ちょっとこわいですぅ……」

    44 :

    もしかして、童貞の人ですか!?

    45 = 1 :

    -○○スタジオ-

    マストレ「――相変わらず無茶苦茶なやり方をするな君は」

    ベテランP「千早を成長させるにはこれくらいの無理が必要だ。あいつには何か……歌への執念みたいな力がある」

    マストレ「……執念か」

    千早「――お待たせしました」ガチャ

    ベテランP「ん。でははじめてくれ」

    マストレ「わかったよ。キミが支持するなら私はそれに従うだけだ。よろしく、千早」

    ………………

    -事務所-

    千早「……ただいま、もどりました」フゥ

    小鳥「あら、遅くまでお疲れ様千早ちゃん。ずいぶん疲れてるみたいだけど大丈夫?」

    千早「平気です。ご心配なく」

    小鳥「(こんなに疲れてる千早ちゃん初めて見たわ……あの人、いったいどんなことやってるのかしら)」

    46 = 1 :

    数日後

    -某テレビ局-

    ディレクター「――今回の合格者は、7番の『如月千早』さん! おめでとうございます」

    千早「!! あ、ありがとうございます」

    ディレクター「君みたいな実力ある子が眠ってたなんて驚きだね。本番しっかり頼むよ!」

    ベテランP「……」

    ………………

    千早「プロデューサー、私っ……!」

    ベテランP「いい調子だ。さぁ、次のオーディションに向けてレッスンに行くぞ」

    千早「はいっ」

    ベテランP「……自分が誰のためにうたっているのか、答えは出たか?」

    千早「っ…………それは」

    47 = 1 :

    ベテランP「我々はあんなことをいったが、君の歌には――正直なところ、普通ではない執念がこもっているように思う」

    千早「……」

    ベテランP「……君はどうしてそこまで歌に固着する? 自分でそれが分からない限り、先は見えているぞ」

    千早「…………そんなこと話してる時間がもったいないですから、早くスタジオに行きましょうプロデューサー」

    ベテランP「……」

    ………………

    -○○スタジオ-

    千早「らーらーらー♪」

    マストレ「顔をこわばらせるな! 客を怖がらせる気か? もっと歌う相手のことをよく考えて……」

    千早「ーっ……っう……」

    マストレ「……? どうした千早?」

    48 = 1 :

    千早「っ……はーっ、はーっ……!」

    ベテランP「……?」

    マストレ「落ち着いて、少し休もう。息が整ったらこのドリンクを飲むのだ」

    千早「は、はっ……す、すみません……」ハァハァ

    ベテランP「トレーナーさん、千早の喉は? どこか悪いところはないか?」

    マストレ「千早、少し口を開けて…………いや、一時的な軽い炎症しか見られん」

    千早「すみません、私……やりますから」

    マストレ「喉に痛みはないのか? 無理だけは……」

    千早「大丈夫です。つっかえただけですから……こんな時に、休んで、いられません。続けましょう」

    マストレ「……わかった。では続けよう」チラッ

    ベテランP「……」コクン

    49 :

    しえん
    スレタイ回収か?

    50 = 1 :

    数週間後

    -事務所・社長室-

    高木「いやはや……さすがは水瀬会長の認めた手腕だ。デビューから鳴かず飛ばずでくすぶっていた千早君があっというまにBランクアイドルになるとは」

    ベテランP「仕事ですので。彼女がトップに君臨するまでは手は抜きません」

    伊織「――社長? ちょっといい?」ガチャ

    高木「おっと水瀬君か。では、これからも千早君をよろしく頼むよ」

    ベテランP「では。失礼します、伊織様」バタン……

    伊織「……」

    高木「で、水瀬君もなにか御用かね?」

    伊織「え? あ、ええ。大した用事ではないんだけど……」


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