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元スレ京子「お姫様の勇気」
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ちなつ「わぁ、結衣先輩の王子姿、かっこいいです!」キラキラ
結衣「そ、そうかな」
あかり「ちなつちゃん、ドレスとっても似合ってるよ」
ちなつ「ありがとう、あかりちゃん」
結衣「ところであかり、それ……」
あかり「木の衣装だよ?」エヘヘ
ちなつ「あかりちゃん、自分から背景になろうとするなんて」ホロリ
あかり「……えっ?」
パタン
京子「おぉ、皆似合ってるじゃん」
私が席を外している間に、着替えも終わっていたみたいだ。
結衣にはやっぱり王子様姿が似合う。
結衣「そ、そうかな」
あかり「ちなつちゃん、ドレスとっても似合ってるよ」
ちなつ「ありがとう、あかりちゃん」
結衣「ところであかり、それ……」
あかり「木の衣装だよ?」エヘヘ
ちなつ「あかりちゃん、自分から背景になろうとするなんて」ホロリ
あかり「……えっ?」
パタン
京子「おぉ、皆似合ってるじゃん」
私が席を外している間に、着替えも終わっていたみたいだ。
結衣にはやっぱり王子様姿が似合う。
ちなつ「どこに行ってたんですか?京子先輩」
京子「小道具用意してた」ハイ
結衣「何これ、薔薇の造花?」
京子「それ口にくわえて、ちなつちゃんと並んでみなよ」
結衣「ちょ、ちょっと、待て!」
ちなつ「いいですね、素敵です」ポッ
ちなつ「……でも、やっぱり結衣先輩は、お嫌ですよね」ウルウル
結衣「うっ……」
ちなつ「結衣先輩……」ウルウル
結衣「一回だけね」ハァ
ちなつ「ありがとうございます!」パァァ
京子「……流石ちなつちゃん」
嘘泣きでも可愛く見えてしまうあたり、女の武器と言われるのも納得だ。
いや、勿論ちなつちゃんは何時でも可愛いんだけど。
あかり「あかりの存在感……」ズーン
京子「小道具用意してた」ハイ
結衣「何これ、薔薇の造花?」
京子「それ口にくわえて、ちなつちゃんと並んでみなよ」
結衣「ちょ、ちょっと、待て!」
ちなつ「いいですね、素敵です」ポッ
ちなつ「……でも、やっぱり結衣先輩は、お嫌ですよね」ウルウル
結衣「うっ……」
ちなつ「結衣先輩……」ウルウル
結衣「一回だけね」ハァ
ちなつ「ありがとうございます!」パァァ
京子「……流石ちなつちゃん」
嘘泣きでも可愛く見えてしまうあたり、女の武器と言われるのも納得だ。
いや、勿論ちなつちゃんは何時でも可愛いんだけど。
あかり「あかりの存在感……」ズーン
結衣「これでいい?」
ちなつ「薔薇をくわえた結衣先輩、素敵……」キラキラ
京子「それから、ちなつちゃんの顎に手をそえて」
結衣「おい、まて、おい」
京子「ちょっと、結衣!喋ったら薔薇が落ちちゃったじゃん」プンスカ
ちなつ「結衣先輩……」キラキラ
結衣「……あぁ、うん、わかった」
私の経験上、場の空気に飲まれた結衣には、強気に出ても何とかなる。
そして、その経験則はやはり正解だったようだ。
結衣「………」クィ
ちなつ「………」ドキドキ
京子「はい、チーズ」パシャ
騙すような真似で申し訳ないが、世の中はそんなに甘くないのだ。
ちなつ「薔薇をくわえた結衣先輩、素敵……」キラキラ
京子「それから、ちなつちゃんの顎に手をそえて」
結衣「おい、まて、おい」
京子「ちょっと、結衣!喋ったら薔薇が落ちちゃったじゃん」プンスカ
ちなつ「結衣先輩……」キラキラ
結衣「……あぁ、うん、わかった」
私の経験上、場の空気に飲まれた結衣には、強気に出ても何とかなる。
そして、その経験則はやはり正解だったようだ。
結衣「………」クィ
ちなつ「………」ドキドキ
京子「はい、チーズ」パシャ
騙すような真似で申し訳ないが、世の中はそんなに甘くないのだ。
結衣「あっ、京子!」
ちなつ「結衣先輩、ありがとうございました!」ヤッター
結衣「カメラよこせっ」
京子「ちなつちゃんにも、写真を焼き増ししてあげるからね」グッ
ちなつ「写真は家宝にします」ウフフ
あかり「あっ、あかりにもちょーだい!」
京子「いいぞー」
当初の狙い通り、結衣の王子様コスプレを激写することに成功した。
これでアルバムの中身も充実するというものだ。
結衣「………」ポカーン
後は結衣にカメラを取られなければいいが、放心しているから問題はなさそうだ。
ちなつちゃんも欲しがっていたので、協力を取り付けるのは簡単だった。
ちなつ「結衣先輩、ありがとうございました!」ヤッター
結衣「カメラよこせっ」
京子「ちなつちゃんにも、写真を焼き増ししてあげるからね」グッ
ちなつ「写真は家宝にします」ウフフ
あかり「あっ、あかりにもちょーだい!」
京子「いいぞー」
当初の狙い通り、結衣の王子様コスプレを激写することに成功した。
これでアルバムの中身も充実するというものだ。
結衣「………」ポカーン
後は結衣にカメラを取られなければいいが、放心しているから問題はなさそうだ。
ちなつちゃんも欲しがっていたので、協力を取り付けるのは簡単だった。
京子「しかし、ぷっ、くくっ」
結衣「何だよ」ジロッ
京子「だーっはっはっはっ!」バンバン
結衣「わ、笑うことないだろ」カァァ///
京子「結衣王子!ひーっひっひっ、お腹痛い」バンバン
自分で画策しておいて何だが、意外と少女趣味な結衣が王子様なんて、何だか面白い。
結衣の複雑な心中が察せられて、つい大笑いしてしまった。
結衣「何だよ」ジロッ
京子「だーっはっはっはっ!」バンバン
結衣「わ、笑うことないだろ」カァァ///
京子「結衣王子!ひーっひっひっ、お腹痛い」バンバン
自分で画策しておいて何だが、意外と少女趣味な結衣が王子様なんて、何だか面白い。
結衣の複雑な心中が察せられて、つい大笑いしてしまった。
>>58
これか
これか
京子「ゆーい」
結衣「………」グスッ
京子「すねるなよ、結衣」
結衣「……すねてない」プィ
京子「すねてるじゃん」
結衣「別に」
結衣は座布団を抱えて、部屋の隅に引っ込んでしまった。
つい楽しくて、少しやりすぎたようだ。
京子「機嫌なおして、ね?」
結衣「知らない」フン
京子「結衣は誰よりも可愛くて、カッコイイよ」
何時でも、私は君に助けられてきた。
君のことを王子様みたいに思っていたんだ。
結衣「………」グスッ
京子「すねるなよ、結衣」
結衣「……すねてない」プィ
京子「すねてるじゃん」
結衣「別に」
結衣は座布団を抱えて、部屋の隅に引っ込んでしまった。
つい楽しくて、少しやりすぎたようだ。
京子「機嫌なおして、ね?」
結衣「知らない」フン
京子「結衣は誰よりも可愛くて、カッコイイよ」
何時でも、私は君に助けられてきた。
君のことを王子様みたいに思っていたんだ。
結衣「………」
京子「あっ、照れた」
結衣「……京子の馬鹿」ギュー
京子「ほっぺひっひゃらにゃいへよ」
照れると可愛くなるんだけどね、ちょっと暴力的にもなるけど。
京子「あっ、照れた」
結衣「……京子の馬鹿」ギュー
京子「ほっぺひっひゃらにゃいへよ」
照れると可愛くなるんだけどね、ちょっと暴力的にもなるけど。
京子「さて、結衣のご機嫌も直ったし、明日の夜に天体観測しようか!」
結衣「………」ムスッ
あかり「結衣ちゃん、あかりの飴さんあげるから、元気出して?」ネッ
京子「せっかく明るい星も多くて、空気も綺麗なんだからさ、やろうよ」
結衣「……星見たって、すぐに飽きるだろ」プィ
あかり「はいっ、お茶だよ、結衣ちゃん」アワアワ
まだご機嫌の安定しない結衣だけど、あかりの活躍があれば元に戻るだろう。
利用しているようで嫌だけど、あかりが困ったときには助けるので、帳消しにしてもらいたい。
結衣「………」ムスッ
あかり「結衣ちゃん、あかりの飴さんあげるから、元気出して?」ネッ
京子「せっかく明るい星も多くて、空気も綺麗なんだからさ、やろうよ」
結衣「……星見たって、すぐに飽きるだろ」プィ
あかり「はいっ、お茶だよ、結衣ちゃん」アワアワ
まだご機嫌の安定しない結衣だけど、あかりの活躍があれば元に戻るだろう。
利用しているようで嫌だけど、あかりが困ったときには助けるので、帳消しにしてもらいたい。
京子「景色に飽きることも想定済みだよ、ワトソン君」フフン
京子「飽きを防ぐために、皆で星座を探そう!」ドンッ
ちなつ「……また、面倒な話ですね」
あかり「うぅ、分厚い本」
事前準備が必要なこともあってか、あまり食いつきが良くない。
ここはやはり攻略しやすい人間から崩していくべきか。
京子「全部覚える訳じゃないから、大丈夫だって」
京子「ほら、この写真、実際に見てみたくない?」ペラッ
あかり「わぁ、すっごく綺麗だね!」パァァ
京子「それで、山あいの公園に見に行こうかと思って」
あかり「それ、あかりもいく!」ハーイ
京子「飽きを防ぐために、皆で星座を探そう!」ドンッ
ちなつ「……また、面倒な話ですね」
あかり「うぅ、分厚い本」
事前準備が必要なこともあってか、あまり食いつきが良くない。
ここはやはり攻略しやすい人間から崩していくべきか。
京子「全部覚える訳じゃないから、大丈夫だって」
京子「ほら、この写真、実際に見てみたくない?」ペラッ
あかり「わぁ、すっごく綺麗だね!」パァァ
京子「それで、山あいの公園に見に行こうかと思って」
あかり「それ、あかりもいく!」ハーイ
お姫様の勇気か……と言おうと思ったらまさにスレタイがそうだった
京子「あかりに夜ふかし出来るかなぁ」ニヤニヤ
あかり「それくらい平気だよ」ムゥ
京子「じゃ、あかりは参加ね、お二人さんはどうする?」
あかりは単純なところもあるので、割と思い通りに動かせたりする。
まぁ限度はあるし、やりすぎると結衣とちなつちゃんに制裁されるわけだが。
結衣「……私も行くよ」
京子「さすが結衣、この可愛い京子さまのことg」
結衣「何よりあかりが気の毒だからな」
京子「っておいっ」
あかり「それくらい平気だよ」ムゥ
京子「じゃ、あかりは参加ね、お二人さんはどうする?」
あかりは単純なところもあるので、割と思い通りに動かせたりする。
まぁ限度はあるし、やりすぎると結衣とちなつちゃんに制裁されるわけだが。
結衣「……私も行くよ」
京子「さすが結衣、この可愛い京子さまのことg」
結衣「何よりあかりが気の毒だからな」
京子「っておいっ」
ちなつ「私もあかりちゃんの保護ついでに、結衣先輩と星を楽しみます!」
京子「ちなつちゃんまで!」ガーン
あかり「?」ニコニコ
京子「くっ、やるじゃないか、あかり……」
あかり「えっ?」
京子「……いや、何でもない」コホン
あかり「途中で止められると気になるよ、京子ちゃん!」ムッ
あかりの自分への無頓着さ、どうにかならないものかな。
好かれているということに、いささか自覚が足りないと思うんだ。
京子「ちなつちゃんまで!」ガーン
あかり「?」ニコニコ
京子「くっ、やるじゃないか、あかり……」
あかり「えっ?」
京子「……いや、何でもない」コホン
あかり「途中で止められると気になるよ、京子ちゃん!」ムッ
あかりの自分への無頓着さ、どうにかならないものかな。
好かれているということに、いささか自覚が足りないと思うんだ。
結衣「ところで、夜に出歩くのは危なくないか?」
京子「固まって行動してれば大丈夫っしょ」
結衣「補導されないといいけどな」
京子「あ……、まぁいざとなったら振り切ろう」
ちなつ「先輩らしい答えですね」ハァ
京子「そんなに褒めないでよ、ちなつちゃん」ハッハッハ
天上天下唯我独尊、私は私の道を進むのだ。
もし捕まったら色々と言い訳をして、煙に巻いてやるさ。
京子「固まって行動してれば大丈夫っしょ」
結衣「補導されないといいけどな」
京子「あ……、まぁいざとなったら振り切ろう」
ちなつ「先輩らしい答えですね」ハァ
京子「そんなに褒めないでよ、ちなつちゃん」ハッハッハ
天上天下唯我独尊、私は私の道を進むのだ。
もし捕まったら色々と言い訳をして、煙に巻いてやるさ。
京子「とりあえず明日の夜9時くらいに見るから、それまでに結衣の家に集合ね」
結衣「私の家なんだ」
京子「結衣の家に泊まるのでお泊りセット、用意してきてね!」
結衣「私の家に泊まるんだ」
京子「結衣の家以外に、場所ないし」
結衣「しょうがないな」ヤレヤレ
せっかく一人暮らしの幼馴染がいるんだから、これを利用しない手はないだろう。
勿論結衣が本気で嫌がるなら、始めから提案したりはしない。
何だかんだで寂しがり屋さんの結衣は、理由なく誘いを断らない、私にはお見通しなのだ。
結衣「私の家なんだ」
京子「結衣の家に泊まるのでお泊りセット、用意してきてね!」
結衣「私の家に泊まるんだ」
京子「結衣の家以外に、場所ないし」
結衣「しょうがないな」ヤレヤレ
せっかく一人暮らしの幼馴染がいるんだから、これを利用しない手はないだろう。
勿論結衣が本気で嫌がるなら、始めから提案したりはしない。
何だかんだで寂しがり屋さんの結衣は、理由なく誘いを断らない、私にはお見通しなのだ。
ちなつ「結衣先輩の家に、お泊りかぁ」ポワワーン
あかり「楽しみだねー」ニコニコ
京子「さっさと冬の大三角形と冬のダイヤモンドを暗記するぞー」
結衣「望遠鏡はどうするんだ?」
京子「あぁ、私が小さいの二つ用意するよ」
ガヤガヤ
下校直前までかかったけれど、何とか冬の基本的な星座を覚えることができた。
その熱心さを勉強に活かせと、結衣にお説教くらったけど。
あかり「楽しみだねー」ニコニコ
京子「さっさと冬の大三角形と冬のダイヤモンドを暗記するぞー」
結衣「望遠鏡はどうするんだ?」
京子「あぁ、私が小さいの二つ用意するよ」
ガヤガヤ
下校直前までかかったけれど、何とか冬の基本的な星座を覚えることができた。
その熱心さを勉強に活かせと、結衣にお説教くらったけど。
~天体観測~
結衣「綺麗だな」
京子「こんな星空を見るのは久しぶりかも」
街中では見られない、星のまたたきが綺麗だ。
夜のヴェールに様々な宝石が散りばめられて、言葉にできないくらい美しい。
小型の望遠鏡で覗いた世界も、それはそれで中々に面白い。
京子「……星屑の絵の具とか欲しいなぁ」
結衣「何色になるんだよ、それ」
芸術の究極とは自然の中にあるのではないか、そんなことを思ってしまう。
近代芸術は写実主義から印象派、果てにはキュビズムなんてものにもシフトしてきたけれど、
現実からの乖離を現実への意識と捉えれば、芸術は自然への挑戦という側面を持つのかもしれない。
ちなつ「………」キラキラ
あかり「綺麗だね……」ウットリ
無限の広がりを見せる宇宙で、億千の星が生まれては消えていく。
それは何だか壮大で、私たちの矮小さと、その存在の奇跡を意識させる。
結衣「綺麗だな」
京子「こんな星空を見るのは久しぶりかも」
街中では見られない、星のまたたきが綺麗だ。
夜のヴェールに様々な宝石が散りばめられて、言葉にできないくらい美しい。
小型の望遠鏡で覗いた世界も、それはそれで中々に面白い。
京子「……星屑の絵の具とか欲しいなぁ」
結衣「何色になるんだよ、それ」
芸術の究極とは自然の中にあるのではないか、そんなことを思ってしまう。
近代芸術は写実主義から印象派、果てにはキュビズムなんてものにもシフトしてきたけれど、
現実からの乖離を現実への意識と捉えれば、芸術は自然への挑戦という側面を持つのかもしれない。
ちなつ「………」キラキラ
あかり「綺麗だね……」ウットリ
無限の広がりを見せる宇宙で、億千の星が生まれては消えていく。
それは何だか壮大で、私たちの矮小さと、その存在の奇跡を意識させる。
京子「はぁ……」
夜の冷え込みは厳しく、吐いた息は白く濁って大気に消える。
初雪も降っていないけれど、冬の訪れをひしひしと実感する。
京子「そろそろ星座探すか!」
結衣「はええよ」
景色に感動するなんて、一瞬あれば十分じゃないか。
夜の冷え込みは厳しく、吐いた息は白く濁って大気に消える。
初雪も降っていないけれど、冬の訪れをひしひしと実感する。
京子「そろそろ星座探すか!」
結衣「はええよ」
景色に感動するなんて、一瞬あれば十分じゃないか。
~星座探し~
ちなつ「オリオン座があそこだから、シリウスはあれかな」
あかり「あかり、冬の大三角形みつけたよぉ!」
ちなつ「えっ、ホント?」
京子「冬のダイヤモンドは意外と難しいな」
結衣「アルデバランが見つからない」
意外と星座探しも楽しいものだ。
みんなと一緒なら、それだけで笑顔でいられる気がする。
京子「ところで結衣、あの星、見える?」
結衣「どれ?」
京子「あれだよ、あれ」ホラ
ちなつ「オリオン座があそこだから、シリウスはあれかな」
あかり「あかり、冬の大三角形みつけたよぉ!」
ちなつ「えっ、ホント?」
京子「冬のダイヤモンドは意外と難しいな」
結衣「アルデバランが見つからない」
意外と星座探しも楽しいものだ。
みんなと一緒なら、それだけで笑顔でいられる気がする。
京子「ところで結衣、あの星、見える?」
結衣「どれ?」
京子「あれだよ、あれ」ホラ
結衣「分からないって」
私の指先は星を示すけれど、それは幾万の星の中に紛れてしまって……。
近づく結衣の気配に、すぐ傍に感じる息遣いに、胸がトクンと脈打つ。
結衣「京子、どれ?」
チュッ
結衣「えっ」
近付いた分、いつも自分から遠ざけていて、何時しかこうして触れる事は諦めていた。
けれど、背伸びをしたら驚く程に容易く、触れることができてしまった。
私の指先は星を示すけれど、それは幾万の星の中に紛れてしまって……。
近づく結衣の気配に、すぐ傍に感じる息遣いに、胸がトクンと脈打つ。
結衣「京子、どれ?」
チュッ
結衣「えっ」
近付いた分、いつも自分から遠ざけていて、何時しかこうして触れる事は諦めていた。
けれど、背伸びをしたら驚く程に容易く、触れることができてしまった。
京子「どうしたの?結衣」
結衣「いま、頬っぺたに何か……」
京子「気のせいじゃない?」
結衣「いや、確かになんか……、お前いたずらしただろ」
京子「いやぁ、心当たりはありませんよっと」
結衣「嘘くさいんだけど」
京子「気のせいだって、ほら、星座探そうよ」
そっと口付けた結衣の頬は、柔らかかった。
結衣「いま、頬っぺたに何か……」
京子「気のせいじゃない?」
結衣「いや、確かになんか……、お前いたずらしただろ」
京子「いやぁ、心当たりはありませんよっと」
結衣「嘘くさいんだけど」
京子「気のせいだって、ほら、星座探そうよ」
そっと口付けた結衣の頬は、柔らかかった。
~結衣の家 就寝中~
あかり「………」ムニャムニャ
ちなつ「………」クー
結衣「………」スースー
京子「………」
繰り返していく毎日、ふと気付けば君のことが少しずつ膨らんで、私の心を埋めていく。
街の灯りが消えた頃に、私の心には君が灯る。
京子「………」ウトウト
眠りにつく少し前に、この心は君への想いを綴る……。
京子「………」zzz
あかり「………」ムニャムニャ
ちなつ「………」クー
結衣「………」スースー
京子「………」
繰り返していく毎日、ふと気付けば君のことが少しずつ膨らんで、私の心を埋めていく。
街の灯りが消えた頃に、私の心には君が灯る。
京子「………」ウトウト
眠りにつく少し前に、この心は君への想いを綴る……。
京子「………」zzz
~お泊り翌朝~
京子「ん……」
京子「ふぁぁ……あ?」
目が覚めたと思ったら、結衣の顔が目の前にあった。
抜け出そうにも体が拘束されているようで動けない。
京子(あれ?何で抱きしめられてるの?)
京子(えっと、こっちは結衣のお布団だから)
京子(私が潜り込んで、それを結衣が抱きしめたのかな?)
京子(どうしよう……)
京子(起こすのも悪いし、結衣の寝顔でも眺めるかぁ)
京子「ん……」
京子「ふぁぁ……あ?」
目が覚めたと思ったら、結衣の顔が目の前にあった。
抜け出そうにも体が拘束されているようで動けない。
京子(あれ?何で抱きしめられてるの?)
京子(えっと、こっちは結衣のお布団だから)
京子(私が潜り込んで、それを結衣が抱きしめたのかな?)
京子(どうしよう……)
京子(起こすのも悪いし、結衣の寝顔でも眺めるかぁ)
京子「………」ジィー
結衣「………」スースー
穏やかな顔をして眠る結衣。
その切れ長の瞳は目蓋で隠れていて、長いまつげが妖艶さを醸し出している。
かすかに聞こえる寝息が、そこはかとなく色っぽい。
結衣「……んっ」パチリ
京子「………」ジィー
結衣「………」ゴシゴシ
京子「おはよう、結衣」
ゆっくりと目を開けて、寝惚け眼をこする姿が可愛い。
早起きした甲斐があって、いいものを見た気がする。
結衣「………」スースー
穏やかな顔をして眠る結衣。
その切れ長の瞳は目蓋で隠れていて、長いまつげが妖艶さを醸し出している。
かすかに聞こえる寝息が、そこはかとなく色っぽい。
結衣「……んっ」パチリ
京子「………」ジィー
結衣「………」ゴシゴシ
京子「おはよう、結衣」
ゆっくりと目を開けて、寝惚け眼をこする姿が可愛い。
早起きした甲斐があって、いいものを見た気がする。
結衣「……きょうこ?」
京子「うん、京子ちゃんだぞっ」エヘヘ
寝ぼけている結衣の瞳に、段々と理性の光が宿る。
起き抜けに私の笑顔を見られるんだから、結衣も幸せな奴だ。
結衣「うわっ!」ベシッ
京子「いてっ」
飛び起きた結衣に頭を叩かれた、理不尽だ。
京子「うん、京子ちゃんだぞっ」エヘヘ
寝ぼけている結衣の瞳に、段々と理性の光が宿る。
起き抜けに私の笑顔を見られるんだから、結衣も幸せな奴だ。
結衣「うわっ!」ベシッ
京子「いてっ」
飛び起きた結衣に頭を叩かれた、理不尽だ。
~起床~
結衣「悪かったって」
京子「私の心は傷ついた、誠意ある謝罪を望む」グスッ
結衣「起きたらじっと見られてたんだから、驚いても仕方ないだろ」
京子「でもさぁ……」イジイジ
結衣「……ホットココアでいい?」
京子「うむ、許す」
相変わらず結衣は、私の扱い方が上手い。
そんなものに釣られるなんて屈辱的だが、気持ちが勝手に浮上するのだから仕方ない。
ちなつ「餌付けされてますね、京子先輩」
京子「あっ、おはようちなつちゃん!」
ちなつ「おはようございます」
髪を下ろしたちなつちゃんも可愛い、いやいつもの髪型も可愛いけど。
朝でもその皮肉気味な調子は変わらないようだ。
結衣「悪かったって」
京子「私の心は傷ついた、誠意ある謝罪を望む」グスッ
結衣「起きたらじっと見られてたんだから、驚いても仕方ないだろ」
京子「でもさぁ……」イジイジ
結衣「……ホットココアでいい?」
京子「うむ、許す」
相変わらず結衣は、私の扱い方が上手い。
そんなものに釣られるなんて屈辱的だが、気持ちが勝手に浮上するのだから仕方ない。
ちなつ「餌付けされてますね、京子先輩」
京子「あっ、おはようちなつちゃん!」
ちなつ「おはようございます」
髪を下ろしたちなつちゃんも可愛い、いやいつもの髪型も可愛いけど。
朝でもその皮肉気味な調子は変わらないようだ。
結衣「おはよう、朝食の用意できてるから、顔を洗っておいで」
ちなつ「おはようございます!結衣先輩」パァァ
ちなつ「朝から結衣先輩の手料理が食べられるなんて、幸せです!」キャー
京子「朝からテンション高いなぁ」
ちなつ「京子先輩はもっと有難がるべきです、大体京子先輩は」ムスッ
京子「あっ、ちょっとあかり起こしてくるね」
ちなつ「って話はまだ」
パタン
京子「危ない危ない」フゥ
藪をつついて蛇を出すのは御免だ。
朝から結衣についての説教は、出来ればやめてもらいたい。
ちなつ「おはようございます!結衣先輩」パァァ
ちなつ「朝から結衣先輩の手料理が食べられるなんて、幸せです!」キャー
京子「朝からテンション高いなぁ」
ちなつ「京子先輩はもっと有難がるべきです、大体京子先輩は」ムスッ
京子「あっ、ちょっとあかり起こしてくるね」
ちなつ「って話はまだ」
パタン
京子「危ない危ない」フゥ
藪をつついて蛇を出すのは御免だ。
朝から結衣についての説教は、出来ればやめてもらいたい。
京子「あかり~」
あかり「………」ムニャムニャ
京子「あかり、朝だぞ」
あかり「………」ウーン
気持ちよさそうに寝ていて、起こすことをついためらいそうになる。
まぁ、今日は学校があるので、無理やりにでも起こさないと。
京子「早く起きろー、ねぼすけさん」
あかり「………」ゴロン
京子「……起きないと、布団剥ぐぞー」
あかり「………」スピー
バサッ
あかり「ふぁぁっ」ビクッ
あかり「………」ムニャムニャ
京子「あかり、朝だぞ」
あかり「………」ウーン
気持ちよさそうに寝ていて、起こすことをついためらいそうになる。
まぁ、今日は学校があるので、無理やりにでも起こさないと。
京子「早く起きろー、ねぼすけさん」
あかり「………」ゴロン
京子「……起きないと、布団剥ぐぞー」
あかり「………」スピー
バサッ
あかり「ふぁぁっ」ビクッ
京子「あかりちゃん、朝だよ」
あかり「……おはよぉ、きょうこちゃん」
京子「おはよう、一緒に洗面所に行くよ」
あかり「うん……」トコトコ
京子「そっちは玄関だぞ」
あかり「?」コテン
京子「連れて行ってあげるから」ギュ
あかり「ありがとぉー」ネムネム
小さな子みたいで可愛らしいけど、危なっかしくて見ていられない。
まぁ、流水で顔を洗えば流石に起きるだろう。
あかり「……おはよぉ、きょうこちゃん」
京子「おはよう、一緒に洗面所に行くよ」
あかり「うん……」トコトコ
京子「そっちは玄関だぞ」
あかり「?」コテン
京子「連れて行ってあげるから」ギュ
あかり「ありがとぉー」ネムネム
小さな子みたいで可愛らしいけど、危なっかしくて見ていられない。
まぁ、流水で顔を洗えば流石に起きるだろう。
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