元スレさやか「思い出せない。大切なこと」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
351 = 80 :
さやか「うん!美樹さやか、行ってきます!」
さやか「キュゥべぇ、あんたも来るの!」
QB「僕もかい?」
さやか「あんたには、あたし達の行末を見届ける義務がるの!」
QB「やれやれ、わかったよ」ヒョイ
さやか「あはは、この抱き心地も久し振りだ」モフモフ
QB「…」
さやか「それじゃあ、行ってきます!」
タッタッタッタッ
杏子「やっと行ったか…」
ほむら「ウ…グス…さやかぁ…」ポロポロ
マミ「暁美さん…」ダキ
ほむら「うう、ああぁ…」グスグス
マミ「バカな子…」
マミ(こんな良い子を泣かせるなんて、帰ってきたらお説教かしら美樹さんには)
352 = 81 :
さやさや
353 = 80 :
円環の理
QB「不思議な空間だね」
さやか「うん…」
QB「真っ白でなにも無い…」
さやか「そうでもないみたいだよ」
QB「これは、今までの魔法少女の記録かい」
さやか「ううん。たぶん、あの子の記憶だよ」
QB「なるほど、これが暁美ほむらが言っていた魔女という存在、そしてそのシステムか」
354 = 189 :
「行ってきます」だし、まどっち連れて帰ってくるよね…
355 = 81 :
きゅっぷいきゅっぷい
356 = 80 :
QB「確かに、これは僕らが悪者と言われてもおかしくないね」
さやか「わかるの?」
QB「システムの仕組みと、それを客観的に見て君達が人類がそれをどう捉えるか」
QB「簡単の推察さ」
さやか「あんたも、魔女がいる世界のほうがいいって思うの?」
QB「僕は…そうは思わないね」
さやか「え?」
QB「効率は悪いけど、魔女は魔獣より厄介なようだ」
QB「魔法少女と魔女のバランスが崩れれば、人類の存亡に関わる可能性も無いとは言い切れない」
QB[君たちのような種の生物はこの宇宙でも稀少だからね」
さやか「…」クス
さやか「心配してくれてるんだ、あたし達のこと」
QB「僕なりに客観的に考えてだけさ…」
357 :
ほむほす
358 = 81 :
きゅっぷいきゅっぷい
359 = 163 :
客観的が官能的と、空目した。orz
360 = 80 :
スタスタ
QB「これは…」
※ど※『わたし、鹿目※ど※』
杏子『佐倉杏子だ。よろしくね』
さやか「…」スタスタ
※どか『マミさんはもう独りぼっちじゃないです』
マミ『魔法少女コンビ結成だね』
さやか「…」スタスタ
まどか『わたし、鹿目まどか。まどかって呼んで』
ほむら『鹿目…さん…』
さやか「…」グスッ、グシグシ
まどか『わたし、鹿目まどか……です』
さやか『してるよ同じクラスだし。美樹さやか、よろしく』
QB「泣いているのかい?さやか…」
さやか「うん…」
361 = 151 :
さやさや
363 = 80 :
最深部
QB「どうやら、ここが最深部のようだね」
さやか「うん」
QB「僕はここで待ってるよ。なにかあったら呼んでね」
さやか「うん…キュゥべぇ」
QB「なんだい?」
さやか「ありがとう」
QB「君達にお礼を言われる資格が僕らにあるとは思えないけどね」
さやか「それでも、だよ」
QB「そうかい」
QB「行っておいで、さやか」
さやか「うん」
364 :
なんかこの表記の仕方見たことある気がするな
さやかにだけ女神まどかがみえるSSとかにこんなのあった希ガスる
365 = 81 :
さやさや
366 = 80 :
最深部
ホール状の大きな白い部屋
その中央、髪の長い少女が1人こちらに背を向けて座っている
さやか「…」
スタスタ
さやか「…」
さやか「大丈夫?」
さやか「まどか」
まどか「そうやって、声を掛けてくれたのは3回目だね」
さやか「そうだね。
まどか「わたし達が初めて出逢った時、わたしが魔女に襲われてた時…」
まどか「そして、今…」
まどか「久し振り、さやかちゃん」
さやか「うん、久し振りだね。まどか」
367 = 81 :
まどまど
368 = 80 :
さやか「顔、見せてくれないの?」
まどか「…」
まどか「さやかちゃん…」
まどか「悪いんだけど、帰ってくれないかな」
さやか「え?」
まどか「わたし、さやかちゃんには会う気はない。会いたくなかったの」
さやか「なんで?あたしが、まどかのこと…忘れちゃってたから…」ジワ
まどか「グス…そう、だね…」
まどか「わ、わたしのこと忘れちゃってたさやかちゃんなんて、もう嫌いなの・・・だから」
まどか「帰って」
369 :
ひどいや
370 = 80 :
さやか「ねぇ、まどか。あの時の電話覚えてる?」
まどか「…」
さやか「あの時、伝えたいことがあるって言ったよね」
さやか「今、言わせて」
さやか「あたしは、まどかが好き」
まどか「…」ピク
さやか「ずっと、あたしを見ててくれたまどかが好き」
さやか「あたし見つめてくれる瞳が、ふわふわの髪が、笑いかけてくれる笑顔が…」
まどか「……」ジワ
さやか「あたしの名前を呼んでくれる声が!まどかの全部が好き!!」
まどか「ウ……グス…」
さやか「それだけは、伝えさせて欲しかった」
371 = 229 :
>>364
さやか「神を見た!」だっけな
アレもよかった
372 = 81 :
さやさや
373 = 348 :
まどさや
374 = 113 :
さやさやさやさやさやさやさやさや
375 = 80 :
まどか「そっか…」
さやか「まどかぁ!」
さやかはまどかに駆け寄り、その身体を抱きしめる
まどか「いや!やめて、放して!」
さやか「まどか、帰ろう。一緒に」
まどか「放して、放してよぉ!」
まどかはさやかを振り解き、さやかから距離をとる
その顔は、涙のくっきりと浮かび上がっていた
まどか「なんで、そんなこと言うの!?」
まどか「抱きしめられたら、好きって言われたら…」
まどか「わたし、揺らいじゃう…ダメになっちゃう…」
まどか「ここにいるって、魔法少女を救って決めたのに…」
まどか「さやかちゃんの声を聞いたら、顔を見たら、触れ合ったら…」
まどか「帰りたいって、一緒にいたいって…思っちゃうぉ…」ポロポロ
376 = 81 :
まどまど
377 = 308 :
燃えてきたな
378 = 80 :
>>375
思っちゃうぉ×
思っちゃうよぉ○
もう、誤字が酷くてすまん
379 = 87 :
気にするでない
380 = 80 :
さやか「まどか、いいんだよ…」
さやか「まどかだけが、そんなにがんばらなくたって…」
さやか「まどか、もういっぱいがんばったんだから」グスッ
ダキッ
まどか「さやかちゃん、さやかちゃぁん!」
まどか「わたし…わたしは…」
まどか「希望なんかじゃなくていい、神様なんかじゃなくていい!」
まどか「わたしはただの鹿目まどかでいい…」
まどか「ただの鹿目まどかとして…ずっと、一緒に…」
さやか「うん…うん、うん!」
さやか「まどか…帰ろう一緒に」ポロポロ
まどか「帰りたい、さやかちゃんと…みんなのところに」ポロポロ
381 = 81 :
まどまど
382 = 362 :
彼女を救うのに、俺の命で足りるかい?
383 = 81 :
まどまど
384 = 151 :
さやさや
385 = 80 :
さやか「帰れるよ」
さやか「キュゥべぇ」
QB「呼んだかい。さやか」スッ、テトテト
まどか「キュゥべぇ…」グシ
まどか「てぃひひ、久し振り…だね?」
QB「久し振りになるのかな?僕の感覚でははじめましてになるんだけど」
さやか「キュゥべぇ、あたしと契約して」
まどか「さやかちゃん…?」
QB「それは、君の命を差し出すのに値するのかい?」
さやか「うん」
QB「聞かせてもらおうか、美樹さやか。君の願いを」
さやか「あたしの願いはまどかと一緒に帰ること」
さやか「あたしたちの両親、たっくん、仁美、恭介、和子先生、クラスのみんな…」
さやか「マミさん、杏子、そしてほむら…みんなが待ってる見滝原市に、まどかと一緒に帰りたい」
QB「いいだろう、美樹さやか。君の祈りはエントロピーを凌駕した。解き放ってごらん君の思い、君の願い、君の奇跡を」
386 :
魔女化はするようになるのか?
387 = 81 :
さやさや
388 = 80 :
杏子「おせぇな…」
マミ「そうね…」
ほむら(さやか、まどか…お願い、どうか無事で…)ギュゥ
杏子「ん?おい…あれ!」
マミ「美樹さん!…それに…」
ほむら「…!」パァ
ほむら「さやか…まどかぁ!!」
389 = 81 :
まどまど
390 :
さやさや
391 = 81 :
さやさや
392 = 80 :
まどか「ほむらちゃん、マミさん、杏子ちゃん!」タッタッタッ
ほむら「まどか、会いたかった、会いたかったぁ…」ダキッ
マミ「お疲れ様、美樹さん」
杏子「やるじゃねぇか、さやか」
さやか「なはは、結局…契約することになっちゃったけど」ポリポリ
まどか「ほむらちゃん、わたし…わたしはここにいていいの?帰ってきてよかったの?」グスッ
ほむら「誰が、あなたを拒絶するって言うのよ…」ポロポロ
まどか「だって、ほむらちゃんは…さやかちゃんが…」ポロ
ほむら「いいの、私は…あなた達さえいてくれれば…もう、それだけで…」
まどか「ほむらちゃん…」グスグス
杏子「へへ、よく帰ってきてな。まどか」グシ
マミ「おかえりなさい、鹿目さん」ツー
さやか「おかえり、まどか」グスッ
ほむら「まどか、おかえり…」ポロポロ
まどか「杏子ちゃん、マミさん。さやかちゃん、ほむらちゃん…みんな、ただいま!」
393 = 81 :
まどまど
394 = 81 :
ほむほむ
398 = 80 :
エピローグ
たとえ魔女が生まれなくなった世界でも、それで人の世の呪いが消えうせるわけではない
世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている
悲しみと憎しみをばかりを繰りか返す、救いようの無い世界だけど
それでもここは、かつて私自身が望んだ場所なんだ
それを覚えてる、決して忘れたりしない
だから私は、私達は生き続ける。大切な人達と、寄り添い支え合い、笑い合いながら
プルルルルル
ほむら「もしもし?」
マミ『暁美さん?早く来てあなたも手伝って!もう、この子達ときたら』
さやか『あー!杏子、なにつまみ食いしてんの!?』
杏子『たくさんあんだからちょっとくらいいいだろ!』
まどか『もー!2人とも喧嘩はダメー!それより、ツリーの飾りつけ手伝って!』
ほむら「だいたいわかりました。すぐ行きます」
マミ『お願いね』
ピッ、ツーツーツー
今日はみんなとすごす、初めてのクリスマス
HAPPY END
399 = 81 :
乙乙乙
みんなの評価 : ★★
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