元スレ魔王「失脚してしまった・・・今後の生活どうしよう・・・」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
101 :
魔王さんは強化系魔法が使えるのかね
102 = 22 :
―街の酒場―
店員「へいらっしゃい。4人?」
戦士「おう。どうする? ほんとにたべてく?」
店員「うちのグリル肉はうまいよ。他の街からもわざわざ食べに来る客がいるくらいだ」
勇者「食べたい食べたい食べたい食べたい!」
戦士「いくら?」
店員「飲み物をつけて一人前68Gだよ」
戦士「高いな」
勇者「食べたい食べたい食べたい食べたい!」
僧侶「お金あんまりないですよ? 今晩の宿代もいるし・・・」
勇者「えーー!!」
魔王「しかたないです先に宿を探しましょうか」
勇者「うわーーーん!! お腹すいたっていってるのにー!」
戦士「貧乏旅なんだから我慢しろって。お前それでも勇者か・・・って私ら勇者だけど割引だめ?」
店員「ムリですね」
103 = 22 :
僧侶「いきましょうか。良い匂いでますますお腹すきますし」
店員「たべてってよぉ! ほんとおいしいから」
戦士「あーわかったわかった。また来るって(そのうち)」
魔王「お尋ねしたいのですが、この辺に手頃な宿はありますか?」
店員「そうだなぁ、大通りにはたくさんあるぜ」
魔王「ありがとうございます。では行きましょう勇者様」
店員「絶対きてね!」
勇者「ぶー」
僧侶「あはは、むくれてる勇者様可愛いですっ」ナデナデ
勇者「たべたかったのにぃ・・・はぁ、しかたないか・・・さよならグリル肉」
魔王「・・・」
・・・
105 = 73 :
腹減ってきた
106 = 22 :
―宿屋―
主人「いまから宿泊かい?」
魔王「えぇ、大人3人と子供1人です」
勇者「子供じゃないって!!!」
主人「じゃあ・・・小部屋二つでいいかい?」
魔王「え? あぁ、そうですね」
戦士「金かかるじゃん一部屋でいいだろ」
魔王「ですが・・・さすがに私と一緒は・・・」
戦士「いいんじゃねーの別に」
勇者「そうだよ! 魔王さん一緒に寝ようよ!」
僧侶「なっ!! それは絶対絶対だめです! 勇者様は私と一緒に寝るんですからー!!」
戦士「こいつに誤って抱きつかれたくないから別部屋ってのはありだな・・・」
主人「・・・どっちなんだい」
魔王「・・・すいません一部屋でお願いします」
107 :
ひゅむ
108 = 22 :
―部屋―
勇者「ぼっすーん! わぁー! 久々のベッドだ!!」
戦士「きたねーからそのまま乗るなって」
勇者「ふかふかー・・・・・かな?」
僧侶「微妙ですね・・・まぁしかたないですこの値段ですから」
勇者「よし! 早速着替えてごはんたーべよ!」ヌギヌギ
魔王「・・・では私外にいますので」
勇者「えー?」ヌギヌギ
戦士「悪いな・・・やっぱ無理してでも二部屋したほうがよかったカナ」
魔王「いえいえ。どうぞごゆっくりお着替えください。終わったら声かけてください」
僧侶「はい。なるべく急ぎます」
109 = 31 :
ふむ
110 :
宿屋の筋肉店主「どっちなんだい!!!」ムキッ!!
111 = 22 :
ガチャン
勇者「魔王さんどうしたの?」
戦士「おめーはもうちょっと女らしく振る舞いな」ペシペシ
勇者「いたいっいたいよ!」
僧侶「ププ、戦士さんが言うことですかそれ」
戦士「・・・毎回これじゃ魔王が不憫だ」
僧侶「それはそうですけど。私はそんなに気にしてませんよ?」
戦士「あっそ」
僧侶「戦士さんって意外と気をつかう人なんですね」
戦士「お前たちと違ってまともな神経してるから」
僧侶「女の子ですね」
戦士「うるせー!」
勇者「早く着替えようよ。魔王さん待ってるよ!!」
戦士「・・・うい」
112 :
しえん
113 = 112 :
しえん
114 = 30 :
みんな可愛いなぁ
115 = 22 :
・・・
魔王「さて、みなさん可憐な姿にお着替えおわったことですし」
戦士「それ皮肉か? なぁ?」
勇者「えへへ。服が軽いとなんだか気分も軽くなってくるね」
僧侶「おしりは軽くなっちゃいけませんよ? うふふ」ツンツン
勇者「?」
魔王「ゴホン、ではお食事にしましょうか」
戦士「時間が悪かったなぁ。宿の食堂もうしまってるみたいだぞ」
魔王「そうですか、では外で食べましょう。屋台があったような気がします」
僧侶「いいですね」
勇者「わーい!」
魔王「の前に」
勇者「?」
魔王「先に女性陣はお風呂に入られたほうがよろしいかと」
117 :
元魔王とは思えんな
なんかこっそりブログ更新とかしてそう
118 = 22 :
僧侶「・・・」クンクン
僧侶「そ、そうですね・・・・」
戦士「ご飯はちょっとの間おあずけな」
勇者「!!」ガーン
魔王「私のほうがだいぶあがるのは早いでしょうから、浮いた時間に何か適当に買っておきますよ」
魔王「上がった後、部屋でたべましょう」
僧侶「いいんですか!? ありがとうございます」
戦士「じゃあお言葉に甘えて。そうさせてもらおっかな」
勇者「おいしいもの買ってきてね!」
魔王「はい」
僧侶「それじゃ♪ 勇者様いきましょ♪」
戦士「風呂ずっと入りたかったんだよ」
勇者「スライムにやられちゃってべたべたのねとねとになったもんね」
僧侶「いやんっ勇者様」
119 :
まとめブログよろしく
120 :
じゃあ俺は虹色で
121 = 117 :
>>1よエロはあるのか?
これ重要だから
122 = 22 :
・・・
カポーン
魔王(静かだ・・・実にいい)
魔王(人の生み出した文化の中で、私はもっとも風呂というものが気に入っている)
魔王(命の洗濯とはよくいったものだな)
魔王(悔しいものだ。魔界にも大浴場を建設しようと、工事に着手した矢先にこのザマ)
魔王(完成していれば一体どれほどの民が喜んだものか)
魔王(まぁしかたあるまい。私に力と人望が足りなかった、それだけのこと)
魔王「ふぅー・・・」
魔王「先に酒でも買っておけば良かったか・・・」
123 = 30 :
勇者×魔王もいいが俺は戦士×魔王をおすぜ
124 :
>>123
ハーレムでいいじゃないか
125 = 22 :
・・・
カポーン
勇者「ねーねー僧侶ー」
僧侶「はい?」
勇者「自分で洗えるから・・・・」
僧侶「勇者様のお体の管理は私のつとめ」
勇者「やだ」
戦士「あはは拒否されてるぞ」
僧侶「こうやってじっくり見ないと小さな傷を見逃してしまうかもしれません」
勇者「ないよー・・・」
僧侶「ほらありました。背中に擦り傷」
勇者「えー?」
戦士「さっき勢いよく鎧脱いだときについたんじゃねーの」
127 = 22 :
僧侶「ね?」
勇者「そんなちっちゃな傷放っておけばなおるから!」
僧侶「ホイミ」
ペロリ…
勇者「ひゃああ・・・っ!! も、もー!!」
僧侶「これすごく効くでしょ?」
勇者「スライムを思い出すからやめてよ」
僧侶「む・・・失礼な物言いですね・・・」
僧侶「えいお仕置きです」ペロッ
勇者「うわああ、やめてやめて! ねちょねちょは嫌いだから!!」
僧侶「私なんてどうせスライムですよーだ」ピトッ
ヌリヌリ
勇者「うあー、助けてください助けてください」
戦士「泣かなくても大丈夫だ。このスライムは殴ったら死ぬ」
129 = 110 :
魔王X新魔王はよ!
131 = 22 :
勇者「はぁ・・・はぁ・・・やっと解放された」
僧侶「んー、やっぱお風呂っていいですねー」
戦士「あぁそうだな。だけどお前がいると気が休まらねーよ」
僧侶「私戦士さんには何もしませんのでご安心を」
戦士「魔王には?」
僧侶「しませんよぉ。歳上趣味じゃありませんし。コブ付きにも興味ありません」
戦士「コブ付き・・・か?」
僧侶「あれくらいの歳だと普通そうじゃないんですか? 所帯染みてますし」
勇者「コブ付きってなに?」
僧侶「子供がいるってことですよ」
勇者「へー、魔王さんに?」
僧侶「そうです」
勇者「いないって言ってたよ! でも大人には秘密がおおいんだって!」
僧侶「へぇ。だとしてもなんら変わりませんけどね」
132 :
眠い
頼むから完走してくれー
135 = 22 :
勇者「魔王さんは大人だなー」
僧侶「勇者様はお子様ですよね。可愛いですよー」ナデナデ
勇者「大人っていいなー・・・えへへ」
僧侶「・・・・え?」
戦士「は!(まさか・・・・)」
勇者「大人っていいよねー・・・」
僧侶「・・・・ほ、ほーら大人ですよ! みてみてここに大人がいますよー」
勇者「・・・うるさいなぁ」ペシン
僧侶「ひゃうっ、そんなとこぶっちゃヤです」
戦士「私も勇者くらいの歳のころは大人の人に憧れてたよ」
勇者「そうなの?」
戦士「自分に足りないものを持ってるじゃん? 渋さとか静かさとか、もちろん強さも」
戦士「だから本能的に求めてしまうっていうか・・・うんうん」
勇者「だよね! 早く大人になりたいよね!!」
戦士「ん?(あ、そっちか・・・)」
136 = 110 :
きんに君「どっちだとおもってたんだい!?」
138 = 22 :
僧侶「大人になりたいだなんて勇者様、自分が子供だって言ってるようなものですよ?」
勇者「あ!」
僧侶「うふふ」
勇者「お、大人なんてよくないなー! 大人なんてどうでもいい! 子供になりたい!!」
僧侶「勇者様は大人でも子供でもきっと勇者様のままですよ」ギュ
勇者「またくっつくー、暑いから離してよ」
僧侶「ここも早く大人になるといいですね」
ペトペト
勇者「あ゛ーーーやめてよーー!!」
戦士(私ら以外の客いなくてよかったな・・・・)
僧侶「まだまだ子供なんだから」
勇者「ちがいます16歳だから! 馬鹿にしないでください!! そこさわらないでください!!」
戦士(私が16歳のころは・・・・)
戦士(もうちょっと発育よかったかな・・・うんそうに違いない)
僧侶「見てください勇者様、あれ失礼なこと考えてる顔ですよ」
140 = 78 :
夕方まで残ってるだろうか
143 = 22 :
・・・・・
戦士「あぁーいい湯だったな。肩が軽くなった」
僧侶「いちいち婆臭いですよ」
勇者「お腹すいたよー」
魔王「みなさん早かったですね」
戦士「いやいやわりーわりー、コイツがいなければもっと早かったんだが」
僧侶「あ、人に指さしちゃだめなんですよ」
魔王「晩御飯買ってきてますのでいただきましょうか」
戦士「酒は!?」
魔王「安酒になってしまいましたが」
戦士「よっしゃ!」
僧侶「飲むんですか?」
戦士「飲むぜー! 僧侶はまだダメだっけ? じゃあ魔王、飲もう!」
魔王「では少しだけ」
144 = 22 :
僧侶「え、私もう飲めますよ!」
戦士「そうだっけ?」
僧侶「ふふん、知ってましたか? お城より東に位置する街では18歳以上で飲めるんですよ」
戦士「ふーん? じゃあ飲もうぜ」グビグビ
僧侶「これがお酒・・・」
魔王「どうぞ」
トクトク……
僧侶「ど、どうもすいません」
勇者「ばくばくもぐもぐ。この鳥の唐揚げおいしいね!!」
魔王「おいしいですね」
僧侶「くんくん・・・いい匂い・・・」
戦士「飲めよ聖職者」
僧侶「い、いきます・・・!!」
グビッ…
146 = 22 :
僧侶「!?」
戦士「くっく、なんつー顔してるんだよ」
僧侶「うあああー! 辛っ、ていうか喉が熱い!!」
魔王「どうぞお水です」
僧侶「うぅう・・・お酒ってなにがおいしいんですか?」
戦士「おこちゃまには早かったな」
勇者「いいなーいいなー。飲みたいなー」
戦士「だめ♪ これ私の♪」ヒョイッ
勇者「ずるいよー!」
魔王「僧侶さん、こっちの葡萄酒なら飲めるんじゃないですか?」
僧侶「あ、それがいいです!! うわぁ、綺麗な色・・・」
僧侶「くぴくぴ・・・ん、こっちは飲みやすいですね!」
魔王「ええ、私も飲んでみてびっくりしました。人間はお酒も料理もつくるのが上手ですね」
戦士「魔物は酒どうしてんの? 人からかっぱらうのか?」
魔王「いえいえ、きちんと輸入してますよ。ただ量は確保できないんですよね。贅沢品です」
148 = 22 :
戦士「たえらんねーなーそれは。生きる意味半減だぜ」
僧侶「それはまた嫌な人生ですね」クピクピ
戦士「お前こそ。私はガキんころから飲んでたぜ」
僧侶「・・・・べー、規律を守らない人は神のご加護を受けられませんからねっ!」
魔王「・・・とまぁ飲む経験のあるなしでかなり趣向のわかれるものですので、基本的には禁じております」
僧侶「当然です。お酒なんていいことないじゃないですか」
戦士「飲みながら言うなよ」
勇者「・・・・」
僧侶「どうしました勇者様。むくれてるんですか?」
勇者「・・・・」
僧侶「飲みます?」
勇者「いいの?」
僧侶「だれも見てませんから、ね」
魔王「僧侶さんはほんとうに神の使いですか?」
戦士「神もたまには手元が狂うこともあるんだろ」
149 :
ほっしゅ
150 :
しえーん
みんなの評価 : ★★★
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