私的良スレ書庫
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元スレ魔王「失脚してしまった・・・今後の生活どうしよう・・・」
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魔王「明日から私はどうしたらいいんだ」
魔王「この歳で再就職なんてそうそうみつからないし・・・」
魔王「あ、そうだ・・・人間の国にいけばバイトくらいなら募集あるかも・・・」
魔王「はぁ・・・・家族がいないのが唯一の救いか・・・」
――――
とある国の酒場
勇者「あのぅ、あと一人仲間を探してるんですけど」
店主「へぇ、どんな人が好みだい?」
勇者「うーんと……できれば魔法が使える人がいいです」
店主「そうだなぁ、ちょっとまってくれよ登録者のリストを確認するから」ペラペラ
店主「お、この人なんてどうだい? 魔法経験の長いベテランさんだよ!」
勇者「紹介してください」
店主「いま呼ぶからまってろ」
店主「おーいマオウさーん! 勇者様がおよびだよー」
魔王「・・・あ、ど、ども。ご指名ありがとうございます」ペコッ
勇者「わー! はじめまして! 勇者をやってます16歳です!」
僧侶「私は勇者様のお供の僧侶です」
戦士「戦士だ」
魔王「あ、あー、そうですかぁ。みなさん若いですね」
勇者「マオウさんって魔法使いさんなんですか?」
魔王「あーはい、まぁ、魔法使いっていうか。元魔王なんですけど」
戦士「あ?」
魔王「いやー、この年にもなるとまぁいろいろありまして・・・・」
僧侶「魔王?」
魔王「えぇ、そういう役職についてたこともあります・・・」
戦士「おい勇者。こいつ頭が変みたいだからやめとこう」
魔王「えっ、あ・・・・その」
勇者「・・・うーん」
魔王「・・・そ、そうですよね。みなさん若いですもんね」
魔王「私みたいな年寄り・・・」
勇者「いいよ! 一緒にいこ!」
魔王「え・・・」
勇者「魔王さん役に立ちそうだから仲間にする! ね、いいでしょ?」
戦士「勇者がそういうんなら」
僧侶「私は勇者様のご意向に従います」
勇者「じゃあよろしくね魔王さん!」
魔王「あ、あ、どうもありがとうございます」ペコペコ
魔王「首にならないよう精一杯がんばりますので」
勇者「かしこまらなくていいよー。もう仲間なんだから」
魔王「・・・あはは」
勇者「じゃあ早速出発しよう♪」
魔王(ふぅ、なんとか仕事にありつけた・・・よし、がんばるぞ!)
▼まもののむれが現れた
勇者「うわぁ!! いっぱいきたよ!!」
戦士「くそ、初めての戦いだっていうのに」
僧侶「勝てるでしょうか……」
魔王「あーみなさん落ち着いてください。右からおおがらす、おおみみず、一角ウサギといいます」
魔王「個々の戦闘力はたいしてありませんので、冷静に動きを見極めて一撃あたえれば倒せるかと」
勇者「ほんと!?」
魔王「あー、はい。お約束はできませんが。一角ウサギの角には十分気をつけてください」
魔王「菌が沢山付着していますので、ささるとその部分が化膿してしまいます」
勇者「それは大変だ! 魔王さん詳しいね!」
魔王「えぇまぁ。前職は管理職みたいなものでしたので」
戦士「おっしゃならビビらずいくぜ!」
ザシュ
▼まもののむれをやっつけた
魔王「お見事でした」
勇者「わー! 見てた見てた!?」
魔王「はい、勇者様のご武勇拝見させていただきました」
戦士「お前は戦わないのかよ!」
魔王「そ、そうですよね。申し訳ございません」
勇者「魔王さんは十分に活躍してくれたよ!!」
魔王「そういってもらえるとありがたいです。戦闘はやや苦手なもので・・・」
僧侶「勇者様お怪我をなさってます」
勇者「え? こんなの平気!」
僧侶「いけませんよ。私が治してあげますね。ホイミ!」ペロペロ
勇者「わっ! やめてよ僧侶のそれ気持ち悪いよ!!」
僧侶「動いちゃだめですよー」ペロペロ
勇者「やめてよー!!」
魔王「・・・若いっていいですね。治癒力も盛んで・・・」
戦士「ちなみに魔王あんた何歳くらいなの?」
魔王「・・・・えっと」
戦士「すまん。ていうかいまさらだけど歳上には敬語つかうべき? なんか馴れ馴れしくってごめんな」
魔王「あ、いえ結構です。私のほうが後輩にあたりますし」
戦士「だよな! だよな! よかった。敬語苦手なんだよ」
魔王「私にはあまり気をつかわないでくれると嬉しいです」
戦士「おうおう、同世代だと思って接するよ」
魔王「この先よろしくお願い致します」
戦士「あんたが他人行儀になってどうするんだ」
魔王「あ、すいませんつい」
戦士「ま、そのうち慣れていくさ」
勇者「うあああっこっちこないでよー!!」
僧侶「勇者様! まだ治ってないとこたくさんありますよ!! おとなしくしてください!!」
――夜――
戦士「今日はここまでだな。野宿の準備すっか」
勇者「わー! 野宿はじめてなんだよ! たのしみ!!」
戦士「お前なぁ、こんな魔物だらけの森で野宿する危険わかってるのか?」
僧侶「大丈夫です! ご就寝中の勇者様には指一本ふれさせませんから」
戦士「お前が不安だよ逆に」
僧侶「え? そそそそんなっ、ほんとに何もしませんよ! ね、勇者様♪」
勇者「・・・」ゾゾッ
魔王「私闇には強いので見張り番しますよ」
戦士「まじ? でも寝たほうがいいぞ。次いつ休めるかわかんねーからな」
魔王「いえいえお気遣いなく」
勇者「おなか空いたよー!」
戦士「考える前に飯にすっか」
>>23
魔王を失脚させて新しく魔王になったやつがいるんでしょ
魔王を失脚させて新しく魔王になったやつがいるんでしょ
>>23
前任者を失脚させた戦闘特化の武闘派魔王
前任者を失脚させた戦闘特化の武闘派魔王
・・・
勇者「もぐもぐ」
戦士「そういやまだ聞いてなかったな。僧侶はどうして勇者と旅をしようと思ったんだ?」
僧侶「え?」
勇者「もぐもぐ?」
戦士「私が仲間になるより前からずっと旅してたんだろ?」
僧侶「うーんそうですねぇ。私はもともと勇者様の住む街の小さい教会で働いていたんですが」
僧侶「ずばり言うと神の啓示をうけたからです!」
勇者「ごくん。そうなんだよ! 僧侶ったらいきなり家に押しかけてきてさぁ行きますよって!!」
僧侶「はい♪」
戦士「迷惑な奴だな・・・ほかにも僧侶いただろうに」
魔王「あの、ところで勇者様は・・・失礼ながら性別は・・・? すいません見た目では判断つきにくくて」
勇者「え? ひどいよ! そんなの当然…」
どっち?
ルパン三世で神に選ばれた者は性別を超越するってキャラみたな、つまり分かるな
>>28だ頼む
てか魔王がまずどっちだよ
百合じゃなけりゃ
なんでもいいんだよ
百合じゃなけりゃ
なんでもいいんだよ
勇者「女に決まってるじゃん!! ほんとに失礼しちゃうなー」
僧侶「そうですよ。こーんなに可愛い勇者様が男なわけないでしょ!!」
魔王「あ、すいません・・・最近の若い人はほんと区別しにくくて」
戦士「・・・え? 女だったの?」
勇者「えぇ!?」
戦士「いやー悪い悪い。うん・・・・(まじかよ・・・)」
僧侶「勇者様かわいそうです・・・なぐさめてあげますね、よしよし」
勇者「いらないよ! 魔王さん聞いて! あのね、僧侶はすぐ子供扱いするんだよ!!」
魔王「そうですか・・・たのしそうですねぇ・・・」
勇者「僧侶はむにむにしてるから暑苦しいからっ! はなれてよ!!」
僧侶「えー、勇者さまぁ。もっと甘えていいんですよ?」
勇者「もう大人だから! 勇者をなめないでよ!」
魔王「えぇえぇ、勇者様はお強いですよ。先程の戦闘では見事な剣さばきでした」
勇者「でしょ!」
魔王「なるほどなるほど。あの軽やかな身のこなしはご婦人ならではの物ですよね」
勇者「うんうん。魔王さんもっと言って」
僧侶「私だってたくさん褒めてあげてますよ!?」
勇者「僧侶は黙ってご飯たべてるといいよ」
僧侶「う゛ー・・・」
魔王「魔法はまだ覚えたてにも関わらず、大変お上手でした」
勇者「だよね! だよね!」
魔王「この調子だと強力な魔法を使いこなせるようになるのはすぐでしょうね」
勇者「がんばるよ! 魔王さんいろいろ教えてね!」
魔王「はい、私なんかで役にたてるならなんでも教えましょう」
僧侶「なんでも!? だ、だめですよー! 私も手取り足取り教えたい事たっっくさんあるんですから!!」
戦士「剣は私がおしえてやる」
勇者「みんなありがと!」
僧侶「たっっっっくさん教えてあげますね!! まずはホイミから」
勇者「それはいいや・・・」
魔王「僧侶さんは回復魔法が得意なようですね」
僧侶「得意ですよー。勇者様の玉のような肌に絶対に傷を残すわけにはいきませんからね」
戦士「そんだけ向上心がありゃあうまくもなるよな・・・」
勇者「たしかに助かってるけど・・・あんまりすきじゃないなぁ僧侶のホイミ・・・」
僧侶「文句いわないでくださいよ。回復はパーティの要ですよ?」
戦士「でも私には普通にかけるよな? なぁ?」
僧侶「・・・・♪」
勇者「魔王さんはどんな魔法つかえるの? ホイミできる?」
魔王「ええとですね。ごめんなさい勇者様。私回復系は扱えないのです」
勇者「そうなんだ・・・・」
僧侶「勇者様」ギュ
勇者「・・・・」プイッ
僧侶「こっちむいてくださいよ。私たちもはや一蓮托生です」
魔王「仲がいいことは結構なことです。私にも古い友人ならおりますが、昔は楽しかった」
勇者「ふぁーなんだか眠くなっちゃったよ」
戦士「お、じゃあそろそろ寝るか」
僧侶「たき火は消したほうがいいのでしょうか?」
魔王「そうですねこの辺の魔物は獣の習性が強いので火があったほうが良いかと思います」
勇者「ほわわ・・・あしたは街へつけるといいなー・・・おやすみ・・・」
僧侶「じゃあ私も」モゾモゾ
戦士「くれぐれ勇者に変なことするなよ」
僧侶「まぁ、戦士さんったら・・・・たとえ私と言えどもさすがに外では///」
戦士「なっ・・・/// 早くねろ!!」
魔王「では戦士さんもおやすみなさってください」
戦士「・・・いいのかほんとに見張り任せちまって」
魔王「はい。これぐらい役にたたなくては」
戦士「・・・・少ししたら起きるよ。そこで交代な」
魔王「お気を使わなくても」
戦士「こっちのセリフ。じゃ、お先に。おやすみ!」
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