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元スレ鈴羽「比翼恋理のだーりん?」岡部「やむを得まい」
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>>457
がっ
がっ
おはようございます。
保守ありがとうございました。着替えて精神統一してから続き書きまぬるぽす
保守ありがとうございました。着替えて精神統一してから続き書きまぬるぽす
>>460 がっ
>>463
乾布摩擦だぞw
乾布摩擦だぞw
岡部「まゆりが勢力外? ま、まさかまた殺されたりしてるんじゃないだろうな?」
鈴羽「……ううん、ちゃんと生きてるよ」
岡部「ほっ。それならいい」
岡部(以前はあいつを助けるために無限とも思える時間を旅していたからな)
鈴羽「……Σ世界線が平和な国だと思ってる?」
岡部「えっ。違うのか」
鈴羽「あたしはあっちの世界線がユートピアだとは一言もいってないよ。
ラボメンで中枢に関わっているのは三人って言ったよね?」
岡部「うむ……、あ」
鈴羽「残りのメンバーが何してるか、知らないでしょ」
岡部「たしかに」
鈴羽「Σ世界線は決してユートピアなんかじゃない。秋葉原と敵対している“機関”があるんだ」
岡部「……“機関”。SERNか?」
鈴羽「Σ世界線において、SERNはとっくに解体してるよ。現在、日本と敵対している“機関”のトップは……」
岡部「………??」
鈴羽「……、店長」
岡部「ミ、ミスターブラウンかっ!? あ、あんのおっさん凝りもせずにまた!!」
鈴羽「待ってよ。早とちりはよくないってば。別に君の命を狙っているわけじゃないんだから」
岡部「た、たしかにそうだが……」
岡部(あの光景が頭を過ぎって離れん……悪役のイメージだったからな……)
鈴羽「いい、岡部倫太郎。固定観念で敵と味方を区別しちゃだめだよ。
あたしたちはこの世界線の外側の人間なんだから、目的に合わせて二つの組織をすり抜ける心得がないと」
岡部「多角スパイのようなものか。俺と、お前、二つでワンセットの」
鈴羽「そういうことだね。Ω世界線では君がレジスタンス側、あたしが臨時政府側の人間になったほうがやりやすかった。
でも、Σ世界線ではおそらく“機関”側に接触したほうが何かと都合がいい」
岡部「なぜだ? その理由は? バックグラウンドについては共有できたが、核心についてはまだノータッチだぞ」
鈴羽「………」
岡部「ここで黙るのか? ダイバージェンスメーターの影響だとかいうんじゃないだろうな?」
鈴羽「………君は」
岡部「ん?」
鈴羽「それぞれの世界線で君が何をしているか、わかった?」
岡部「俺が……?」
岡部(たしかに……俺がどこで何をしているのかまったくわからなかったな)
岡部(Ω世界線については、おそらくどこかに存在しているような口ぶりだったが……)
岡部(Σ世界線についてはわからん。名前を出しただけで警備員を呼ばれたし……)
岡部(………フェイリスのあの言葉。『そんなわけがない』……だと?)
岡部「……推論になってしまうが」
岡部「……もしかしてもしかするんだが」
鈴羽「………」
岡部「―――俺、死んでるのか?」
鈴羽「半分正解で、半分ハズレ」
岡部「シュレティンガーだな」
鈴羽「あれ、詳しいの? 量子論」
岡部「かじっただけだ」
鈴羽「Σ世界線において、岡部倫太郎はタイムマシンを巡る一連の事件の中で死亡している」
岡部「……、他人事だが自分事というのも妙な気分だな」
鈴羽「岡部倫太郎の死をきっかけにして、Σ世界線の構造が決まったと言っても過言ではない。
元ラボメンのうち牧瀬紅莉栖、秋葉留未穂、橋田至の三人は政府に残留する。
一方、岡部倫太郎の意志を継いだとされる桐生萌郁、漆原るか、あと……店長も“機関”の人間」
岡部「? 俺の意志を継いだのが“機関”側なのか?」
鈴羽「そういうことになってる。でも、実際はわからない。あたしもね、さっきのΩ世界線については最近合流したんだけど、
Σ世界線についての細かい探索はできてないんだ。さっき、“機関”側についたほうが都合がいいっていったのはm
そういうこと」
岡部「なぁるほどな」
岡部(……だからフェイリスはあんなにびっくりしていたのか。まるで死人を見るような顔だったというわけだ)
岡部「しかし、それならΩ世界線の俺は何をしているのだ? やはり死んでいるのか?」
鈴羽「………」
鈴羽「Ω世界線の君は……生きているよ」
岡部「おおっ、やはり狂気のオメガ・サイエンティストとして世界を支配しているのだな? フゥーーーハハハハハ!!!」
鈴羽「よくわかったね。その通りだよ。あたしの口からは言いにくかったんだけど……」
岡部「そうだろうそうだろう!! クククク!! この鳳凰院凶真が……………………えっ」
鈴羽「あれ、あてずっぽうだったの?」
岡部「え………?」
鈴羽「Ω世界線において、君は『リーディング・シュタイナー』をタイム・ワープ理論の中核素材として理解し、
時空を飛び回る『時間の超越者』として、暗躍している。
観測史上、どの世界線においても、タイムリープでもなく、タイムトラベルでもなく、
タイムワープを実現したのは岡部倫太郎、君ただ一人」
岡部「えっえっ」
岡部「そ、そそっそそそれはどういうことなのだ?」
鈴羽「簡単にいうと、黒幕だね。Ω世界線とΣ世界線は、さっきも言ったけど、お互いに干渉しあってるの。
あちらの世界で一定のきっかけを与えると、即座に世界線を越えてこちらに影響が出る。
本当ならこんなことはありえないんだけど……、二つの世界線がよじれて、螺旋みたいな構造になってる。
おそらく、この状態の起点となったのが岡部倫太郎の死と、タイムワープ理論完成」
岡部「そっ、それだって俺が起点かどうかはわからないであろう?? ほら、バタフライエフェクトで……」
鈴羽「残念だけど、それはありえないんだ。岡部倫太郎が二つの世界線の特異点になっていることは間違いない。
Σ世界線における君の死と、Ω世界線における岡部倫太郎の“覚醒”がぴったり重なるんだ。1000万分の1のズレもなくね」
岡部「…………」
鈴羽「世界線の特異点になった君の目的は不明。でも、どちらの世界線にも影響を及ぼしている。
ダイバージェンスメーターを使って、この一連の事件を裏で操っているのは間違いない」
岡部「お、おーい鈴羽よ、ちょっと目が怖いぞ。そ、それではまるでこの俺が悪役みたいではないかっ」
鈴羽「何いってんの? 思いっきり敵だよ! 敵!」バキボキ
岡部(これは大変なことになった帰りたい)
岡部「整理しよう」
鈴羽「うん」
岡部「二つの世界線はそれぞれ、日本と機関、臨時政府とレジスタンスというように、異なる二つの組織が対立している」
鈴羽「うんうん」
岡部「どういうわけかこの二つの世界線は螺旋構造をしていて、ダイバージェンスメーターにお互い連動して作用する」
鈴羽「そうそう」
岡部「両方の世界線に干渉していると思われるのは、Ω世界線の俺。さらにその俺はタイムワープができると」
鈴羽「そうだね」
岡部「ここまではわかった。……で?」
鈴羽「あたしたちの目的?」
岡部「うむ」
鈴羽「それは簡単。Σ世界線とΩ世界線の絡まりを、どうにかして解除すること」
岡部「理由は?」
鈴羽「……そのうちわかるよ。ラボメンたちが、どうやって生きているかを観察すれば。
それが誰かの手のひらの上で行われていることなら、なおさら……!!」ギリギリ
岡部「ま、まあまあ落ち着け(なんだかこの鈴羽は短気だな……)」
鈴羽「Ω世界線の君―――えっと、コードネームは“OMEGA”なんだけど」
岡部(!!! くっ、ちょっとかっこいいではないか!! オ、オメガ。おおおなんと崇高な響き!!
ずるいぞ黒幕の俺!!)
鈴羽「OMEGAと接触するのが当面の目的。交渉の余地はないかもだけど……、そのために君を呼んだの」
岡部「話し合いが通じるような俺なのか?」
鈴羽「そんなのわかんないよ。あたし、君じゃないし」
岡部「……ふむ。で、とりあえずはΣ世界線で作戦会議というわけか」
鈴羽「そうだね」
岡部「なあ、鈴羽よ」
鈴羽「うん?」
岡部「さっきルカ子は俺のRSを狙っていたと言っていたな?」
鈴羽「あ……、うん」
岡部「そもそもRSは盗むことができるようなものなのか?」
鈴羽「盗むっていうとちょっと語弊があるんだけど……。“伝染”っていうのが一番正しいかもね」
岡部「“伝染”?」
鈴羽「そう。これも別に科学的根拠があるわけじゃないんだけど。
RSは一定の要件を満たすと他人に伝承するのではないかと言われてる」
岡部「一定の要件……とはなんだ?」
鈴羽「……それは……その……」
岡部「?」
鈴羽「……で、でもまだ仮説だから、本当にそうかどうかはわかんないし」
岡部「なぜ赤くなる」
鈴羽「…………き、キスするんだったかな、多分」
岡部「は?」
鈴羽「あーーーーーーもう知らないよ! きすだよきす! 接吻!」
岡部「ほ、ほおおおう?」
鈴羽「あ、あたしだって専門で研究してるわけじゃないからわかんないけど、
口付け? とか、気持ちが通じあったとか、そういう行為をしたときにね、特殊な物質が頭から出てそれがどうとか……」
岡部(なるほど……。なんとなくわかるな)
岡部(さすがにミスターブラウンの場合は偶然だろうが……クリスティーナのときもそうだったか?)
鈴羽「………」ジーーーー
岡部「……む? どうした」
鈴羽「岡部倫太郎って、したことあるの」
岡部「へ? 何を」
鈴羽「キス」
そういやオカリンはラボメンガールズ全員とちゅーしてるんだっけ?
助手とまゆりと萌郁と……あと忘れた
助手とまゆりと萌郁と……あと忘れた
岡部「う……む……」
岡部(あれは経験に入るのか? といってもあのときの紅莉栖はもういないわけで……)
岡部(再会は果たしたが……、今のところ恋愛とか、そういう関係ではないわけで……)
鈴羽「……ふーん。あるんだ」
岡部「ま、まだ何を言ってないだろう!!」
鈴羽「顔に書いてあるよ。へーそうですか、岡部倫太郎は大人だねー」
岡部「また子供のようなことを言い出す……」
鈴羽「じゃあないってこと? 経験なし?」
岡部「じゅ、十代の娘がケーケンという言葉を軽々しく使うんじゃない!」
鈴羽「ええっ、そういうもん? 父さんがよく聞いてたよ、女の子に」
岡部(ダルの遺伝子が入ってることを忘れていたな……)
>>492
お前9時間セックスとかwww
お前9時間セックスとかwww
鈴羽「でも、あたしと君は多分、キスできないね」
岡部「は? どういうことだ?」
鈴羽「言ったじゃん、あたしたちの因果は連動してるって。
RSなんて因子を抱えた行動をしたら、相当な影響が出るもん。試してみよっか」
岡部「え―――」
鈴羽「ん。キス、してみて」
岡部「は!?」
鈴羽「べつに変な考えがあってするわけじゃないんだから。ほら。君なら平気だよ、あたし」
岡部「お、おおおおお前が平気でも俺が平気かどうかは全く別問題だっ!!」
鈴羽「どうして? 科学者は実験するのが基本って、自分で言ってたよ」
岡部「それはいつの俺だっ!! とっとにかく目を開けろっ!!」
鈴羽「やだ。バッジが鳴るまで開けない」
岡部「~~~~っ!!」
岡部(ぐぬ……、あ、相手はダルの娘だぞ……)
岡部(しかし……くそ、改めてみると鈴羽の顔は本当に整っているな……)
岡部(まつ毛……長いな)
鈴羽「あっ」
岡部「えっ」
鈴羽「着いたみたい。あれ? 岡部倫太郎、顔赤いよ?」
岡部「お、おうふ」
鈴羽「えへへ。続きはまた今度、だね! 先に外出てるよー!」
岡部「うむ。……ってまた今度!? おーい、鈴羽ー!!!」
岡部(やれやれ……。元の世界線に戻れるのはいつになるやら)
岡部(―――それにしても)
岡部(OMEGA、黒幕の俺の意図がわからないな。私利私欲のためにラボメンを利用しているのか?)
岡部(タイムワープとタイムトラベルの違いもわからんし)
岡部(……とりあえずは様子見か。鈴羽を頼って行動するかない………な)
ご飯くってなかったので食います
投下ペース遅いとか色々あったら遠慮せずにいってください
では
投下ペース遅いとか色々あったら遠慮せずにいってください
では
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