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元スレP「今日から765プロに入る事になった三人組だ」
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貴音「…」グルルル
貴音「はあぁっ!?……くうぅ…」
貴音「み、美希に連絡して何か食べ物を……」
貴音「……だ、ダメです」
貴音「あの二人はわたくし以上に辛い筈」
貴音「わたくしが弱音を吐くなどあってはならぬ事……」
貴音「…貴音……今は耐えるのです」
貴音「家に着けば食べ物位いくらでも有る筈」
貴音「……」グルルル
貴音「うぅ……」
ー秋田書店ー
美希「ここに響の高校の教科書があるの?」
響「うん…そうさぁ」
美希「じゃあ早速買いに行くの」
響「……うん」
ウィーン
店員「いらっしゃいませ」
美希「あの、○○高校の教科書が欲しいんですけど…」
店員「少々お待ちください」
響「…(なんで有るのかなぁ…無いって一言いってくれればすっごい楽になるのに)」
美希「良かったね響!」
響「う、うん…」
「あれ?……あー!やっぱ美希じゃん」
美希「えっ?」
響「…(アレは確か美希の友達の)」
「奇遇だねーまさかこんな所で会うなんてさぁ」
美希「そうだね、偶然なの」
響(自分、どっかにいっといた方が良さそうだな…)
「あれ?響先輩?」
響「…うん、久しぶり…」
「久しぶりですねぇ、アイドル始めて高校に入ってぶりじゃないですか?」
響「あ、あはは……そ、そうだっけ」
響「…(アイドル…自分、もうアイドルじゃないぞ)」
「いやぁ、で、高校生活、どうなんですか?」
響「……」
「響先輩?」
美希「響…」
響「…な、なんとかやってるさぁ!仕事であんまし行けないけど……」
響「それでも自分……頑張ってるぞ…」
「そうですかぁ、やっぱりアイドルは凄いなぁ。私、いつか響先輩や美希に負けない位のアイドルになってみせますよ」
美希「……そう」
「ん?どうしたの美希?」
美希「…頑張ってね……アイドル」
「美希と違って私は何も出来ないから頑張らなくっちゃ!」
美希「………そんな甘い考えなら諦めた方が良いよ」
「えっ?」
響「み、美希」
美希「…そんなに甘いもんじゃないの」
美希「頑張らなくちゃじゃ通用しないよ……」
美希「出来て当然にしないと…」
「美希?な、なんか何時もとちがくない?」
美希「……アイドルになってから?」
美希「…そんなんじゃ遅すぎる……」
美希「いきなり何も知らない所に放り投げられて…」
美希「無理やり……身体に叩き込まれる辛さを…」
響「美希…も、もう」
美希「…分からないから言えるの……」
「美希?なんか怖いよ」
美希「……ごめんなさい」
美希「ミキ、ちょっと風に当たって来るの…」
スタスタスタ
「あっ…」
響「…」
「い、行っちゃいましたね…」
響「う、うん…」
「……わ、私も行きます」
響「あっ…うん」
「響先輩も…アイドル、頑張ってくださいね」
響「……うん」
「さよなら」
スタスタスタ
響「…」
響「美希、アイドル…楽しく無かったのかな」
響「自分は……楽しかったよ」
響「身体に叩き込まれたけど…無理も言われたけど」
響「……でも」
響「自分は…楽しかった」
美希「……はぁ」
美希「なに言ってんだろ…」
美希「何であんな事言ったの?」
美希「捨てられた事への憂さ晴らし?」
美希「……楽しく無かった」
美希「少なくとも、アイドルやってた頃はそんな事思った事無かったのに…」
美希「なんで今になって…」
美希「ミキ、最低なの……」
美希「情けない…自分が…情けないの」
美希「でも響の方がもっと情けないよね、ソレッ!!」ゴスッ!!
響「ひどいさーwwwwww」
響「ひどいさーwwwwww」
響「美希」
響「どうしたのさ、急に飛び出していって」
美希「ごめんなさい…」
響「じ、自分に謝らなくて良いけどさ…友達にはちゃんと謝っといた方が」
美希「うん…分かってる」
美希「後でちゃんと謝るの…」
響「なら良いけど…」
美希「…響」
響「ん?」
美希「……」
美希「教科書…取りに行こ?」
響「……うん」
美希「それが終わったら次は制服なの!」
美希「早い内に済ませて今日はもうあがりにするの」
響「そ、そうだなっ!」
美希「け、結構有るの…」
響「あ、あはは…自分が全部持つから良いよ」
美希「ううん、ミキにも持たせて」
美希「響一人には重たいと思うの」
響「自分…そんなに力弱いかな」
美希「間違いなくミキよりは弱いの」
響「ゔぅ…」
美希「響は軽すぎなの、それに背も低いし」
響「美希…それ以上言われたら自分……泣いちゃいそうさぁ」
美希「事実なの」
響「…な、なんくるないさ」
P「えーっと、今何時だぁ…」
春香「プロデューサーさん、早くしないと間に合いませんよ?」
P「うわぁ…マジだ、間に合うかなぁ」
千早「こんな時に限って車が使えないなんて…」
P「すまん…昨日電柱に突っ込んじまって大破しちゃった」
千早「いえ…プロデューサーを責めるつもりはありません」
千早「ただ、仕事に間に合わないのはちょっと…」
P「だからタクシー捕まえようとしてるんだけどなぁ」
P「あーもっ!ぜんっぜん捕まらん!」
春香「プロデューサーさん、大丈夫なんですかぁ?」
P「ゔうぅ…」
P「えっと…こっから車で10分くらいか」
春香「はい!あと30分で収録開始ですねプロデューサーさん!」
P「……しるか」
千早「はい?」
P「走るか」
春香「はし……る?」
P「飛ばせば間に合うだろ…多分」
千早「プロデューサー?」
P「とにかく、走るぞ」
春香「ええぇ!?は、走って行くんですかぁ?!」
P「間に合わないよりマシ……だろ?」
千早「……」
春香「千早ちゃん?」
千早「…春香、走るわよ」
春香「ち、千早ちゃんまで…」
タッタッタッタッタ
P「あはははは、すまんな二人共!」
春香「本当ですよぉー!」
春香「せっかく律子さんにセットしてもらったのに…」
春香「現場に着く頃にはぐしゃぐしゃじゃ無いですかー!」
千早「春香、口を動かす暇が有ったら足を動かして」
春香「ゔぅ…千早ちゃんまでぇ」
P「たまには良いじゃないか、走って行くのも!」
春香「プロデューサーさん!帰りは絶対タクシー拾ってくださいね!!」
P「分かってる分かってる……ほらっ、急ぐぞ」
春香「ぷ、プロデューサーさん!ま、待ってくださーい」
響「え?このまま行くのか?」
美希「うん…どうせならこのまま制服も買いに行くの」
響「じゃ、じゃあ自分、タクシー呼ぶさー」
美希「そんな勿体無い事しなくても良いの」
響「でも…」
美希「どうせ制服が売ってある所まで近いんだから…」
美希「このまま行っちゃうよ、ねっ?」
響「うー…なんかすっごく悪い事してるみたいだぞ」
美希「響は少し考えすぎなの」
P「知るか!!エイッ!」バキッ
響「ひどいさーwwwwww」
響「ひどいさーwwwwww」
P「あれは…プロジェクトフェアリー?!」
美希「あなたは…765プロ の プロデューサー」
P「こんな所で何をしているんだ!」
響「自分、もういらないって…代わり が いるから いらないって…」
P「そんな…!君が961プロにどれだけ貢献したと思ってるんだ!」
貴音「しょうがないです…」
P「プロジェクトフェアリー、いや美希、響、貴音。ウチに来ないか」
美希・響・貴音「エッ」
P「961プロを見返してやろうじゃないか!」
ラミレス「ハ、ハラサン…」
美希「あなたは…765プロ の プロデューサー」
P「こんな所で何をしているんだ!」
響「自分、もういらないって…代わり が いるから いらないって…」
P「そんな…!君が961プロにどれだけ貢献したと思ってるんだ!」
貴音「しょうがないです…」
P「プロジェクトフェアリー、いや美希、響、貴音。ウチに来ないか」
美希・響・貴音「エッ」
P「961プロを見返してやろうじゃないか!」
ラミレス「ハ、ハラサン…」
響「だって」
美希「だってはもう禁止」
美希「二人で居る時位は遠慮なんてしちゃいけないの」
響「美希…」
美希「心配しなくても、ミキも響に頼るつもり」
美希「だから今は響の番…」
美希「ね?響」
響「……わ、分かった」
響「そ、そのかわり今日はもう美希に頼んないぞ!こ、これでお終い!」
響「制服は自分で持つからな!」
美希「……うん、わかったの」
タッタッタッタッタ
P「あぁあー!ヤバい!間に合わねぇよ」
春香「プロデューサーさんのせいですよ!」
千早「……プロデューサー、こっちから行きましょう」
P「は?」
千早「少し近道を」
春香「さっすが千早ちゃん!プロデューサーさんの数倍は頼りになるよ!」
P「春香…お前案外毒舌なんだな」
春香「事実ですから!」
P「……」
千早「プロデューサー」
P「あぁ…分かってる」
響「えへへ、ようやくゲットだな!」
美希「えっと…これで全部だよね」
響「うん!ありがとな、美希」
美希「どういたしましてなの」
響「これで明日から学校に行けるぞ」
美希「明日から……か」
響「どうした?美希」
美希「ううん…なんでもないの」
響「じゃあ自分、タクシー呼ぶさー」
P「はぁ…っはぁ」
春香「な、なんとか間に合いましたね…」
P「すまん……今度からは気をつける」
春香「…気をつけるじゃなくて無い様にしてください!!」
P「……すみません」
春香「許しません」
千早「春香…その辺にして今は」
春香「千早ちゃんは嫌じゃないの?!」
千早「…」
春香「間に合ったって言ってもギリギリだよ?」
春香「千早ちゃんが近道を教えてくれなかったら間に合って無かったんだよ?」
P「だから悪かったって…」
春香「……」
春香「早く行きましょうよ」
P「あぁ」
千早「プロデューサー、春香と何かあったんですか?」
P「な、なにがだ?」
千早「いえ…なんか今日の春香、プロデューサーにキツい様な気がするので」
P「さぁ?」
千早「さぁって…」
P「あっ!」
千早「どうかしたんですか?」
P「そういえば今日…」
P「事務所の机あるだろ?あのソファの目の前の」
千早「…はい」
P「あの上にリボンが置いてあってな」
千早「リボン?……春香のですか」
P「あぁ、それでそのリボン…」
P「邪魔だから捨てちゃったんだ…」
千早「…」
P「だって…客人が来るって聞いてたからさ」
P「春香ってさ、毎日別の色のリボン付けて来てるだろ?」
千早「そうですね」
P「だから…机の上に放置されてたからさ」
P「もう使わないリボンなんだと勝手に思っちゃってさ」
千早「それで捨てたと…」
P「あぁ、捨てた」
P「それがいけなかったのかなぁ…」
千早「間違いなくそれだと思います…」
千早「春香に謝ったんですか?」
P「いや、謝ってないよ」
千早「…」
P「だって今の春香、リボン付けてるだろ?」
千早「そうですね…黄色のリボンを付けてますね」
P「ちなみに俺が捨てたのは赤色のリボンな」
千早「赤色って…春香が一番気に入ってる色ですよ……」
P「だからさ、春香に野口を渡したんだよ」
千早「野口?」
P「1000円札、これで買いなおせば良いだろって言ったっきりあの態度なんだよ」
千早「……今すぐ春香に謝ってください」
P「なんでさ」
千早「当たり前です」
千早「春香…きっと今泣いてますよ」
P「俺には怒ってる様にしか見えなかったんだけど…」
千早「プロデューサー」
千早「ただでさえ皆から不評なんですよ?」
P「えっ」
千早「……やっぱり知らなかったんですね」
P「俺が……嫌われてる?」
千早「はい」
千早「ものすごく嫌われてます」
P「……た、例えば誰に…何をしたってんだ」
千早「今は仕事に集中しましょう」
P「…あ、あぁ」
千早「これが終わったら春香に謝ってください」
P「……」
千早「プロデューサー」
P「わ、分かりました…」
P「謝ります」
千早「私、先に行ってますから」
P「はい…」
スタスタスタ
P「嫌われてる……俺が…皆に」
春香「はい、始まりましたぁ」
千早「昼特ラジオ、パーソナリティは私、如月千早と」
春香「天海春香です」
春香「千早ちゃん千早ちゃん、今日私、とっても嫌な事があったんですよ」
千早「へぇ…何かしら(春香…台本と全然違うわよ)」
春香「それがね、今日事務所にお気に入りのリボンを置いてたんだけどね」
スタッフ「台本と違う事言ってんだけどさぁ君んとこのアイドル」
P「すみません…」
スタッフ「まぁ…別に良いんだけどね、人気有るし……けどねぇ」
P「ほんとすみません」
春香「じゃあそろそろお別れの時間です」
千早「お疲れ様でした」
春香「それじゃあお別れはこの曲です」
千早「…あの曲なのね」
春香「如月千早で…」
春香「おはよう!あさごはん」
千早「…くっ」
スタッフ「…相変わらず凄いね、この曲」
P「はい!俺が何度も彼女に指摘してやっと完成した曲なんです」
P「何度も反発されたんですけど曲げずに貫き通した結果がこの曲です!」
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