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元スレあかり「トリック・オア・トリート!」
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結衣「ついに私に京子が移ってきたのか……」
あかり「悪いことばっかりじゃないと思うよっ!」
結衣「悪いとは言ってないよ」
あかり「あっ」
結衣「……まだ言ってなかっただけだけどね」
あかり「ぇへへ」
結衣「でもやっぱり、京子みたいにちなつちゃんに突撃する気にはならないなぁ」
あかり「結衣ちゃんは結衣ちゃんらしくで大丈夫思うよぉ」
結衣「うん」
あかり「あかりも、あかりらしく空気頑張る!」
結衣「いや、そこは直してもいいところだろ」
あかり「本当に?」
結衣「……ホントウダヨ」サッ
あかり「ちょ、ちょっとー目を逸らさないでーっ」
あかり「悪いことばっかりじゃないと思うよっ!」
結衣「悪いとは言ってないよ」
あかり「あっ」
結衣「……まだ言ってなかっただけだけどね」
あかり「ぇへへ」
結衣「でもやっぱり、京子みたいにちなつちゃんに突撃する気にはならないなぁ」
あかり「結衣ちゃんは結衣ちゃんらしくで大丈夫思うよぉ」
結衣「うん」
あかり「あかりも、あかりらしく空気頑張る!」
結衣「いや、そこは直してもいいところだろ」
あかり「本当に?」
結衣「……ホントウダヨ」サッ
あかり「ちょ、ちょっとー目を逸らさないでーっ」
――
結衣「あー、あれは面白かったな」
あかり「ぇへへ、そうだねー」
結衣「……なぁ、あかり」
あかり「はい?」
結衣「何かあったんだろ?」
あかり「ハロウィンだよ!」
結衣「そうじゃなくて」
あかり「……どうしてそう思うの?」
結衣「あかりは9時に寝てるはずなのに、9時半にうちに来て……」
あかり「……」
結衣「おまけに一人でなんて。 お姉さんと喧嘩して家出でもしてきたのか?」
あかり「……」
結衣「あー、あれは面白かったな」
あかり「ぇへへ、そうだねー」
結衣「……なぁ、あかり」
あかり「はい?」
結衣「何かあったんだろ?」
あかり「ハロウィンだよ!」
結衣「そうじゃなくて」
あかり「……どうしてそう思うの?」
結衣「あかりは9時に寝てるはずなのに、9時半にうちに来て……」
あかり「……」
結衣「おまけに一人でなんて。 お姉さんと喧嘩して家出でもしてきたのか?」
あかり「……」
結衣「家出だったら、家出って言ってくれれば私は泊めてあげるし」
あかり「ぇへへ、結衣ちゃんは優しいね」
結衣「……はぁ。 まぁ、早いところ仲直りしたほうがいいと思うぞ」
あかり「……う、うーん」
結衣「……今は深くは聞かないよ。 でも、あかりが家出かぁ」ジーッ
あかり「な、何?」
結衣「こうやって大人の階段を登っていくのかなと思って」
あかり「ほんとに京子ちゃんみたい」クスクス
結衣「あいつ、姿見せないと思ったら私に憑いてるのか? 恐ろしいやつだ」
あかり「あはは」
あかり「ぇへへ、結衣ちゃんは優しいね」
結衣「……はぁ。 まぁ、早いところ仲直りしたほうがいいと思うぞ」
あかり「……う、うーん」
結衣「……今は深くは聞かないよ。 でも、あかりが家出かぁ」ジーッ
あかり「な、何?」
結衣「こうやって大人の階段を登っていくのかなと思って」
あかり「ほんとに京子ちゃんみたい」クスクス
結衣「あいつ、姿見せないと思ったら私に憑いてるのか? 恐ろしいやつだ」
あかり「あはは」
あかり「あかりが娯楽部にはいってもう結構経つねぇ」
結衣「なんだ、いきなり」
あかり「ぇへへ、大人の階段を登っているあかりは感傷に浸ってみたいのです」
結衣「おぉ、あかりが突然難しい言葉を」
あかり「いろんなこと思い出して懐かしいなぁって」
結衣「そうだなぁ。 色々あった」
あかり「短冊が飛ばされたり」
結衣「めだちたgirl」
あかり「あの箱まだあるのかなー?」
結衣「あるんじゃないかなぁ」
あかり「思えばあの時からあかりは空気キャラに……」シクシク
結衣「ははは……」
結衣「なんだ、いきなり」
あかり「ぇへへ、大人の階段を登っているあかりは感傷に浸ってみたいのです」
結衣「おぉ、あかりが突然難しい言葉を」
あかり「いろんなこと思い出して懐かしいなぁって」
結衣「そうだなぁ。 色々あった」
あかり「短冊が飛ばされたり」
結衣「めだちたgirl」
あかり「あの箱まだあるのかなー?」
結衣「あるんじゃないかなぁ」
あかり「思えばあの時からあかりは空気キャラに……」シクシク
結衣「ははは……」
あかり「結衣ちゃんは、ごらく部の皆、好き?」
結衣「あぁ、好きだよ」
あかり「ぇへへ。 あかりも大好き!」
結衣「よかった。 あかりも、ちなつちゃんも普通の部活に入ってもらったほうが
良かったんじゃないかって思ったりもしてた」
あかり「うん」
結衣「でも、いつも二人とも楽しそうにしてくれてるし、あかりは今、良かったって言ってくれたし」
あかり「ぇへへ」
結衣「京子が突然ごらく部作る! なんて言い出した時はどうしようかと思ったけど
付き合うことにしてよかったって、思ってるよ」
あかり「うん。 あかりも、入学してごらく部があってよかったって思う!」
結衣「……なんだか、修学旅行の夜みたいな会話になってきたな」
あかり「ぇへへ。 秋だからかなぁ」
結衣「秋だからかもね」
結衣「あぁ、好きだよ」
あかり「ぇへへ。 あかりも大好き!」
結衣「よかった。 あかりも、ちなつちゃんも普通の部活に入ってもらったほうが
良かったんじゃないかって思ったりもしてた」
あかり「うん」
結衣「でも、いつも二人とも楽しそうにしてくれてるし、あかりは今、良かったって言ってくれたし」
あかり「ぇへへ」
結衣「京子が突然ごらく部作る! なんて言い出した時はどうしようかと思ったけど
付き合うことにしてよかったって、思ってるよ」
あかり「うん。 あかりも、入学してごらく部があってよかったって思う!」
結衣「……なんだか、修学旅行の夜みたいな会話になってきたな」
あかり「ぇへへ。 秋だからかなぁ」
結衣「秋だからかもね」
結衣「修学旅行のおみやげ、木刀でごめんね」
あかり「う、ううん、嬉しかったよぉ!」
結衣「流石にそれは嘘だってわかるよ」
あかり「木刀だもんね……」
結衣「もっと気のきいたのを買おうと思ったんだけどね」
あかり「でも京子ちゃんらしかった、よ!」
結衣「ははは」
あかり「結衣ちゃんの八ツ橋も美味しかったよぉー」
結衣「それはよかった。 あかりが行く時のおみやげ期待してるよ。 木刀以外で……」
あかり「あはは……」
あかり「う、ううん、嬉しかったよぉ!」
結衣「流石にそれは嘘だってわかるよ」
あかり「木刀だもんね……」
結衣「もっと気のきいたのを買おうと思ったんだけどね」
あかり「でも京子ちゃんらしかった、よ!」
結衣「ははは」
あかり「結衣ちゃんの八ツ橋も美味しかったよぉー」
結衣「それはよかった。 あかりが行く時のおみやげ期待してるよ。 木刀以外で……」
あかり「あはは……」
結衣「……あかり」
あかり「何?」
結衣「一体何を隠してるんだ?」
あかり「何のこと?」
結衣「さっきから昔話ばっかりして。 将来のことを話すとすぐに濁して避ける」
あかり「……」
結衣「そんなに酷い喧嘩したのか? その、死にたく、なる、ような」
あかり「そんなこと、ないよ」
結衣「……」
あかり「秋の夜って、なんだかネガティブになっちゃわない、かな?」
結衣「……」
あかり「それだけだから、心配しないで」
結衣「……」
あかり「何?」
結衣「一体何を隠してるんだ?」
あかり「何のこと?」
結衣「さっきから昔話ばっかりして。 将来のことを話すとすぐに濁して避ける」
あかり「……」
結衣「そんなに酷い喧嘩したのか? その、死にたく、なる、ような」
あかり「そんなこと、ないよ」
結衣「……」
あかり「秋の夜って、なんだかネガティブになっちゃわない、かな?」
結衣「……」
あかり「それだけだから、心配しないで」
結衣「……」
あかり「……あかりは、ごらく部の皆のこと本当に大好きだよ」
結衣「うん」
あかり「もっと皆で騒いだり、思い出作ったりしたいと思う」
結衣「……」
あかり「生徒会の皆だってすごく大切で、応援したいと思ってる」
結衣「……」
あかり「皆とまだまだ、もっと、一緒にいたいから、そんな、自分から死ぬなんてことは、ないよ……!」
結衣「そうか。 そうだよな。 あかりがそんなこと考えないよな」
あかり「うん」
結衣「じゃあ」
あかり「でも」
結衣「……」
あかり「……でも」
結衣「うん」
あかり「もっと皆で騒いだり、思い出作ったりしたいと思う」
結衣「……」
あかり「生徒会の皆だってすごく大切で、応援したいと思ってる」
結衣「……」
あかり「皆とまだまだ、もっと、一緒にいたいから、そんな、自分から死ぬなんてことは、ないよ……!」
結衣「そうか。 そうだよな。 あかりがそんなこと考えないよな」
あかり「うん」
結衣「じゃあ」
あかり「でも」
結衣「……」
あかり「……でも」
あかり「でも、もう一緒に居られないかもしれない」
結衣「……!」
あかり「……結衣ちゃんは小さい頃から、あかりや京子ちゃん守ってくれて
ちなつちゃんがごらく部に来た時も、守ってあげるって言ってて……。
あかりは、そんな結衣ちゃんのフォローができたらいいなぁなんて、思ってたんだよ?
でももうできないかもしれない」
結衣「どうして、そんな……こと……」
あかり「ねぇ、結衣ちゃん。 あかりが居なくなっても、皆のこと守ってあげてくれる?
あかりは、何もしてあげられなかったのかもしれないけど……」
結衣「そんなことない! そんなことない……けど……。
何なんだよ。 さっき、死ぬつもり無いって言ったじゃないか!
そんな言い方だと、まるで……」
結衣「……!」
あかり「……結衣ちゃんは小さい頃から、あかりや京子ちゃん守ってくれて
ちなつちゃんがごらく部に来た時も、守ってあげるって言ってて……。
あかりは、そんな結衣ちゃんのフォローができたらいいなぁなんて、思ってたんだよ?
でももうできないかもしれない」
結衣「どうして、そんな……こと……」
あかり「ねぇ、結衣ちゃん。 あかりが居なくなっても、皆のこと守ってあげてくれる?
あかりは、何もしてあげられなかったのかもしれないけど……」
結衣「そんなことない! そんなことない……けど……。
何なんだよ。 さっき、死ぬつもり無いって言ったじゃないか!
そんな言い方だと、まるで……」
あかり「……あかりからの最後のお願いだよ」
結衣「最後って、あかり……やめてくれよ、そういうの」
あかり「……あかりたちが小さい頃、やったハロウィンの遊び覚えてる?
三人でいろんな人にお菓子をもらおうとしたけど、もらえなくて……
京子ちゃんが迷子になって……、結衣ちゃん一人で探しに行っちゃって……」
結衣「覚えてる、覚えてるけど、だから、昔の話はもう!」
あかり「その時みたいに、皆を守ってあげて」
結衣「……嫌だ」
あかり「……お願いだからね」
結衣「……だったら、私はあかりも守る! だから何処かへ行こうとしないでくれ!
そうだ、ずっとうちに泊まっててもいいから! だから」
あかり「……ううん。 ごめんね。 実は家出じゃないの。
あかりは、遠い所に行かないといけないから、最後のお別れに来たんだよ。 ぇへへ」
結衣「なんだよ、それ……」
結衣「最後って、あかり……やめてくれよ、そういうの」
あかり「……あかりたちが小さい頃、やったハロウィンの遊び覚えてる?
三人でいろんな人にお菓子をもらおうとしたけど、もらえなくて……
京子ちゃんが迷子になって……、結衣ちゃん一人で探しに行っちゃって……」
結衣「覚えてる、覚えてるけど、だから、昔の話はもう!」
あかり「その時みたいに、皆を守ってあげて」
結衣「……嫌だ」
あかり「……お願いだからね」
結衣「……だったら、私はあかりも守る! だから何処かへ行こうとしないでくれ!
そうだ、ずっとうちに泊まっててもいいから! だから」
あかり「……ううん。 ごめんね。 実は家出じゃないの。
あかりは、遠い所に行かないといけないから、最後のお別れに来たんだよ。 ぇへへ」
結衣「なんだよ、それ……」
>>79
無関係
無関係
あかり「……それじゃ、もう時間がないから」
結衣「まって、待ってくれ!」
あかり「ぇへへ。 今までありがと……。 さようなら!」
結衣「あかり、行くな! あかり!」
結衣は必死にあかりに手を伸ばす。
ここであかりを引き止められなければ、二度とあかりとは会えないとわかったから。
さっきまで隣に居たはずのあかりが遠い。
それでも結衣は手を伸ばす。
結衣の手は――
最速レスのコンマ判定
偶数or奇数でEND変わります
結衣「まって、待ってくれ!」
あかり「ぇへへ。 今までありがと……。 さようなら!」
結衣「あかり、行くな! あかり!」
結衣は必死にあかりに手を伸ばす。
ここであかりを引き止められなければ、二度とあかりとは会えないとわかったから。
さっきまで隣に居たはずのあかりが遠い。
それでも結衣は手を伸ばす。
結衣の手は――
最速レスのコンマ判定
偶数or奇数でEND変わります
>>83
偶数か
偶数か
伸ばされた結衣の手が、あかりの手を掴んだ。
あかり「えっ……結衣……ちゃん……」
結衣「行かせない! 絶対に……!」
あかり「……」
結衣「ごらく部を守るなら、絶対にあかりも、守らなきゃいけないから」
あかり「……」
結衣「だから、こっちへ、戻ってきてくれ。 あかり!」
あかり「結衣ちゃん……ありがとう――」
あかり「えっ……結衣……ちゃん……」
結衣「行かせない! 絶対に……!」
あかり「……」
結衣「ごらく部を守るなら、絶対にあかりも、守らなきゃいけないから」
あかり「……」
結衣「だから、こっちへ、戻ってきてくれ。 あかり!」
あかり「結衣ちゃん……ありがとう――」
――
結衣「……んん……。 しまった、寝てたのか……。 さっきのは夢?」
あかり「……」
結衣「あ、あかり! おい、大丈夫か?」
あかり「……」
結衣「あかり!」
あかり「……京子ちゃんめっちゃイボイボ……」
結衣「……寝てるだけか。 おーい、あかりー、こんなところで寝てたら風邪引くぞー」
あかり「ふへ……? ぁー結衣ちゃんおはようー」ウトウト
結衣「おはよう……。 ほら、布団引くから、もうちょっと踏ん張って」
あかり「ぇへへ……、ありがとうね、結衣ちゃん」
結衣「ん? あぁ、当然だろ」
あかり「ぇへへー……」
結衣「……んん……。 しまった、寝てたのか……。 さっきのは夢?」
あかり「……」
結衣「あ、あかり! おい、大丈夫か?」
あかり「……」
結衣「あかり!」
あかり「……京子ちゃんめっちゃイボイボ……」
結衣「……寝てるだけか。 おーい、あかりー、こんなところで寝てたら風邪引くぞー」
あかり「ふへ……? ぁー結衣ちゃんおはようー」ウトウト
結衣「おはよう……。 ほら、布団引くから、もうちょっと踏ん張って」
あかり「ぇへへ……、ありがとうね、結衣ちゃん」
結衣「ん? あぁ、当然だろ」
あかり「ぇへへー……」
結衣「ほら、布団だよー」
あかり「わーい」モフモフ
結衣「起きてるのか怪しいな」
あかり「寝起きてるよぉー」フラフラ
結衣「だめだこりゃ」
あかり「あかりがねー、結衣ちゃんの所に来たのはー、結衣ちゃんが好きだからだよぉー」ニコニコ
結衣「ありがと」
あかり「結衣ちゃん大好きー」ウトウト
結衣「はいはい。 私もあかりの事好きだよ」
あかり「ぇへへー」スヤスヤ
結衣「……寝るか。 おやすみ、あかり――」
あかり「わーい」モフモフ
結衣「起きてるのか怪しいな」
あかり「寝起きてるよぉー」フラフラ
結衣「だめだこりゃ」
あかり「あかりがねー、結衣ちゃんの所に来たのはー、結衣ちゃんが好きだからだよぉー」ニコニコ
結衣「ありがと」
あかり「結衣ちゃん大好きー」ウトウト
結衣「はいはい。 私もあかりの事好きだよ」
あかり「ぇへへー」スヤスヤ
結衣「……寝るか。 おやすみ、あかり――」
――
―
だっいっじけっん!
結衣「うわぁっ」
ゆっりゆっらっらっらっら!
結衣(何だもう朝か……。 アラームなんてセットしたっけ?)
さーくらさきーぃー! おかざきぃー!
結衣「……あぁ! 着信か! もしもし!」
京子『ゆーーーーーーーいーーーーーーーーーーー!!!』
結衣「なんだ京子か。 朝から元気だな」
京子『何呑気なこといってるの! 昨日の夜から何度も電話してるのに一行に出ないし!』
結衣「昨日の夜って、一度も着信なかったと思うんだけどなぁ……」
―
だっいっじけっん!
結衣「うわぁっ」
ゆっりゆっらっらっらっら!
結衣(何だもう朝か……。 アラームなんてセットしたっけ?)
さーくらさきーぃー! おかざきぃー!
結衣「……あぁ! 着信か! もしもし!」
京子『ゆーーーーーーーいーーーーーーーーーーー!!!』
結衣「なんだ京子か。 朝から元気だな」
京子『何呑気なこといってるの! 昨日の夜から何度も電話してるのに一行に出ないし!』
結衣「昨日の夜って、一度も着信なかったと思うんだけどなぁ……」
京子『あぁもう、そんなことより、はやくなもラゲ病院に来てよ!』
結衣「……なもラゲ病院……誰か怪我でもしたのか!?」
京子『あかりが轢かれたんだよ!』
結衣「あかり……? あかりって……」
京子『昨日の夜ー』
結衣(昨日の、夜?)
京子『7時ぐらいに――』
結衣(昨日……?)
京子『9時半ぐらいに手術終わって――』
結衣(9時半……)
京子『今夜が山田もとい、山だって――』
結衣(……あかりは!)
京子『ちょっと結衣、聞いて』
結衣「あかりが居ない!」
京子『は? ちょっと、結衣、ゆ』プツッ
結衣「……なもラゲ病院……誰か怪我でもしたのか!?」
京子『あかりが轢かれたんだよ!』
結衣「あかり……? あかりって……」
京子『昨日の夜ー』
結衣(昨日の、夜?)
京子『7時ぐらいに――』
結衣(昨日……?)
京子『9時半ぐらいに手術終わって――』
結衣(9時半……)
京子『今夜が山田もとい、山だって――』
結衣(……あかりは!)
京子『ちょっと結衣、聞いて』
結衣「あかりが居ない!」
京子『は? ちょっと、結衣、ゆ』プツッ
結衣(……靴がない。 でも、昨日使ったコップはある。
……あかり……。 あのあかりは……まさか……)
――
あかり「怨念が、おんねん」
――
結衣(……思い出すシーンがここだなんて。
でも、あれが夢じゃなくて本当だったら、私は確かに、あかりの手を掴んだ、はず……。
だったらきっと……)
――
京子『なもラゲ病院に――』
――
結衣(行かないと……!)
……あかり……。 あのあかりは……まさか……)
――
あかり「怨念が、おんねん」
――
結衣(……思い出すシーンがここだなんて。
でも、あれが夢じゃなくて本当だったら、私は確かに、あかりの手を掴んだ、はず……。
だったらきっと……)
――
京子『なもラゲ病院に――』
――
結衣(行かないと……!)
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