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    元スレP「あと二ヶ月…」美希「ハニー?」

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    みんなの評価 : ★★★
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    51 = 1 :


    午後4時、美希が来てから約一時間
    美希は相変わらず俺の胸の上で泣いてる
    うぇ…涙と鼻水かな、胸が冷たい

    P「美希、邪魔だから…」

    そう言うと美希は首を横に振りまた顔を埋める
    あはは…マズイな、美希のわがままモード発動だよ
    こうなると手がつけられないんだよなぁ

    P「美希…ほら、俺…立ち上がりたいんだけど」


    また首を横に振るだけ、どうすりゃいいんだよ…
    真実は、真実だけは絶対に言えない
    言ってしまったら、多分美希はもたない


    だから…今はまだ

    53 = 1 :


    午後4時36分、ようやく美希が顔をあげた
    せっかく直した髪がもっとぐちゃぐちゃになってる
    鼻周り、目元、耳、真っ赤だぞ?鏡で今の自分の顔見てみろよ


    美希「ハニー…お願い」

    お願い?なんだ?俺に叶えられる願いならなんでも良いぜ、言ってみろよ

    P「…なんだよ」

    美希「ハニー、ほんとは病気なんでしょ?」

    P「はぁ?急にどうした」

    即答、考えてたり時間をあけて答えると十中八九疑われちまう
    つーか美希、お前ストレート過ぎ、少しは捻りを加えろ捻りを

    美希「ハニー…本当の事を言ってほしいの」

    美希「ミキ、誰にも言わないよ?だからミキにだけ……お願い」


    お前にだけ?馬鹿言うなよ、お前に言うのが一番怖いんだから

    54 = 1 :


    P「あのな、だからただの立ち眩みだっての」

    美希「嘘だよ…ハニー、嘘ついてる」

    あぁ、ウザい…今の美希はすっごくウザい
    多分俺が真実を話すまでこんな感じなんだろうな

    P「……本当はな」

    美希「うん、本当は?」

    P「疲労で倒れたの、ほらっ、最近忙しかったろ?」

    4割有ってるよな、正直忙しかったし
    美希さん、これで満足ですか?鳩が豆鉄砲喰らった顔してますぜ

    美希「疲労?」

    P「そっ、年取ると身体に溜め込んじゃうからねぇ…辛いよ、まったく」

    美希「ほ、本当に疲労だけなの?」

    P「だから言ってるだろ?聞き分けの無い奴は嫌いだぞ俺」

    55 = 1 :


    美希「ごめんなさい…」


    謝るのはこっちの方だよ…悪いな、何度も嘘ついちまって
    よしっ!じゃあ今から美希の誕生日でも祝いますか

    P「なぁ美希、冷蔵庫に美希の好きな物が入ってるから取って来てくれないか」

    美希「美希の好きな物?」


    あぁ、美希の好きな物だ
    二つ有るから二人で食べよう、今は何より美希…お前の笑顔が見たいから

    P「スプーンは流しの所に有るから、頼んで良いか?」

    美希「スプーン?………あっ!」


    あぁ、やっぱりお前には笑顔が一番だよ
    可愛い奴、一目散に冷蔵庫へ向かいやがった

    57 = 1 :


    美希「ハニー!」

    あれ?なんで一つしか持って来てないんだ?二つ有った筈だぞ?
    それに……スプーンも一つしか持って来てないし

    P「一つだけ?」

    美希「うん!一つだけだよ」

    意味が分からない……あれか?一人で食べたいのか?
    いやいやいや、美希に限ってそれはないだろ


    P「なんでスプーンも一つなんだ?」


    俺の問いに顔を赤らめ下を向く美希
    ……あぁ、もしかしてあれか?アレですか?

    美希「ハニーに…食べさせてほしいの」


    だったら俺のも持ってこいよ……
    うぅ、スプーンとババロアを目の前に突き出しやがってこんの金髪がぁ…

    P「わ、わかった…食べさせてやる」

    58 = 1 :


    P「ほらっ、口開けろ」

    美希「ハニー…」

    P「あーもう!わかったよ、ほらっ、あーん」


    めんどくさい奴…俺はスプーンでババロアをすくい美希の顔に近づける
    美希の口の中、こんな風になってんだな

    俺はスプーンを美希の鼻に持っていく


    美希「ふがっ!?」

    P「あははは、悪い悪い、疲労で手が震えてさぁ」

    美希「ハニー!ふざけないでほしいの!」


    うるへー、大人を弄んだ罰だ
    その後も口には運んでやらず鼻に入れたり目にババロアを零したりやりたい放題させてもらった

    当然床はババロアまみれ、美希は顔真っ赤にして俺を何度も怒鳴ったっけ

    59 = 1 :


    P「なぁ、いい加減機嫌直せよ」

    美希「ハニーなんてもう知らないの」


    頬をプクッと膨らませて…あんたはフグですか?違うでしょ?
    星井美希、765プロのアイドルだろ?

    まぁ可愛いっちゃ可愛いが年代を考えようぜ?今は90年代しか通用しないぞ


    美希「許さないの、ハニーの馬鹿」


    ムカつくなぁ…なんかムカつく
    バカにバカ呼ばわりされるとよけいにくるものがある

    P「じゃあどうしたら許してくれるんだよ」

    美希の事だ、どうせもう一つあるから今度はちゃんとやれとかだろ
    それ位ならやってやるさ、今度はちゃんと美希の口の中に入れてやるからな


    美希「じゃあハニー、ミキとキスしよ?」


    何言ってんだこいつ

    60 = 3 :

    支援
    どれくらいで支援すりゃいいんだろうか

    61 :

    起きた時に残ってますように

    62 = 1 :


    P「却下」

    美希「そんなのってないの…」

    そんなのってあるの!ったく、お前はアイドルだろ?
    お前の唇って俺みたいな奴が奪って良い程安く無いの、分かる?

    P「お前なぁ…俺はお前のプロデューサー、言い換えるなら親だぞ?」

    美希「関係無いの!」

    P「16歳にもなる餓鬼が親にキスなんてせがむな気持ち悪い」

    美希「ハニー…」


    分かってくれ、これは仕方ない事なんだよ
    お前はアイドル、大勢のファンがいる身だろ?
    俺はプロデューサー、一人でやってく身なの

    お前が大切にしなきゃいけないのは俺じゃなくてお前を支えてくれているファンなのよ

    63 :

    これはカブトムシの人なのか?
    前作を進めてくれよ

    64 = 1 :


    美希「……」

    俯いたってダメ、泣いたってダメ、お前と俺の越えられない関係、越えちゃいけない関係

    なぁ美希、お前だって16歳、アイドルやって2~3年だろ?なら分かる筈だ、つーか分かれ


    美希「だ、だったら…」

    P「…だったら?」

    ごめん、本当はお前を思い切り甘やかしたいお前になんでも与えたい
    コレがプロデューサー兼、親のほんとはやね気持ち…
    そりゃあ美希の唇だぞ?金だしてでも奪いたいね

    だけどダメなんだ……お前の為なんだよ

    なぁ、美希

    美希「ハニーの恋人にしてほしいの」

    こんの金髪……

    65 = 1 :


    美希「キスは良い…だ、だから」

    うーん……なんか違う様な気がするぞ美希
    恋人になるとキスしなくて良いの?
    それとも今キスをしなくていいから恋人になった翌日にキスしろって意味ですかい?

    P「あのさぁ…さっき言ったろ?俺はお前の

    美希「ハニーはハニーなの!美希の大切な人だよ?親なんかじゃないの」


    なんかズルい、美希…お前ズルいよ
    死ぬ間際の人間にそんな事普通言いますか?普通は言わないね

    美希のばーか…

    俺は右手を美希の頬に当てる、意外にも美希は驚かず…寧ろ待っていたかの様に瞳を閉じる

    負けたよ……俺の負け

    P「美希、誕生日、おめでとう」


    ハッピーバースデー美希

    66 :

    ふぅ…

    67 = 1 :


    数秒?いや、数分?そんなのどうでも良いや
    ただ今は…何も考えずに美希を感じていたかった
    柔らかくて、温かい美希の唇…ファンの方、本当にごめんなさい


    唇を離す直前、俺は瞳を開けて美希を見る
    涙脆いんだな……何度目だよ、泣くの

    美希は瞳から涙を流しおれを感じていてくれた
    そんなに嬉しい?なら良かった…おれも嬉しい


    唇を離す時、美希の口から吐息がこぼれた
    そんな残念そうにしないでくれよ、キスはキスだろ?


    美希「は、ハニー…」

    その涙目で俺を見るの反則、理性飛びそうになるから

    68 :

    カッチカチやで

    69 = 1 :


    そんな物欲しそうな顔で俺を見るなって、壊れちゃいそうになるから
    ほら、右手で俺の袖を掴むなって、お前の事本気で好きになっちゃうから


    P「美希…もう良いだろ」

    美希「…」

    美希は首を横に振った後、俺のベッドの上にのってきた
    いい加減にしろ…そう言いたいのに、そう言わなきゃならないのに

    俺は何も出来なかった


    美希「ハニー…」

    その言い方反則……知らないからな、後悔しても遅いからな

    美希「んっ」

    俺は美希を抱きしめた、壊れる位に激しく

    71 = 1 :


    美希「は、ハニー?」

    なんで自分でもこうしたのか分からなかった、ただなんとなく…じゃあ美希に怒られるよなぁ
    ……美希と離れたく無かったからかな

    P「悪い…今離す」

    美希「は、ハニー」

    こりゃ明日も頑張らないと美希に怒られちゃうな…
    うん、頑張ろう。ありがとう美希、今日ウチに来てくれて

    P「ん?」

    美希「…」

    おいおい、離れたかったのにさ…なんでお前が抱きしめてくるんだよ
    離れられないじゃんか。バカ

    美希「ハニー…もう少しだけでいいから」

    P「……あぁ」

    美希「ありがとうハニー…大好きなの」

    72 = 1 :


    午後5時16分、やっと帰る気になってくれた美希を玄関まで送り届ける
    大丈夫、倒れたりなんかはしない。もし倒れたりなんかしたら美希に心配かけちゃうし…


    美希「ハニー、今日はありがとうなの、ババロア、美味しかったよ」

    P「そりゃあ良かった…」

    お前と会えるのもあと59日
    苦しいな…あとたった59日か、もう少しだけ伸びてたらぁ

    美希「じゃあね、ハニー」

    P「ばかっ、違うだろ」

    P「また明日……だろ?」

    美希「……うん!」


    ごめんな美希、こんなプロデューサーで
    でもさ、仕事だけは頑張るからな。だってお前とと約束したもん

    美希「あのね、ハニー」

    P「どうした?」

    73 :

    美希版の隣に…ってあったっけ

    74 = 68 :

    ハニー…

    75 = 1 :


    美希「ミキね、今日の事絶対忘れないの」

    あぁ、俺も忘れないよ…忘れろって言っても忘れてやらない
    それ位大切な日だったから、だから心配すんな

    美希「でもね、恋に現を抜かす様な事は絶対にしないよ」

    美希「だってミキ、ハニーと約束事したもん!」

    美希「だからね、明日も頑張るの!」

    ……強いなぁ、強い、美希は強いよ
    俺なんて今の今まで自分の心配してたのに

    16歳の女に負ける自分…なんか複雑な心境

    P「あぁ、また明日」

    美希「うん!じゃあねっ、ハニー!」

    ドアが閉まるのを確認し、俺は再びベッドに向かう
    まだ午後6時前だが今日はもう寝よう

    服を脱ぎ捨てパンツだけでベッドの中に潜り込む
    明日は忙しいぞ…皆にはなんて言おうか、社長にはなんて言おうか

    そう考えていると何時の間にか…眠り込んでいた

    あと59日

    76 :

    ババロアはミキミキミキミキ美希の菓子、なのー!

    78 = 1 :

    ごめんなさい9時まで寝ます
    即興なんで間違いなくダレると思いますがよろしくお願いします

    79 :

    乙だ

    81 = 52 :



    83 :

    愛してる

    85 :

    僕の生きる道とか思い出す

    89 :

    >>85
    このSSにも卵投げるシーンがあると期待していいんですね?

    90 :

    ここまでの展開でちょっと、目が潤んできた俺がいる

    92 = 10 :

    ほす

    94 :

    ほしゅ
    続きがすごく楽しみ

    96 = 10 :

    良い話で終わるわけがないのは知ってる

    97 :

    クリスなんとかっていう吸血鬼が出てくるわけですか

    98 :

    やよい編よめなかったなー。しかし手を広げすぎだな、無理すんなよ

    99 :

    ほう

    100 :

    美希「ソニーの為なら何でもしちゃう♪ねえねえソニー♪こっち向いて♪」


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