元スレ竜児「ん、大河。起きたか……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 1 :
廊下・自動販売機前
亜美「………」すたすた…
竜児「お、おい川嶋……何処まで行くんだよ」
亜美「……」すた
竜児「……どうしたんだ? こんなところまで連れてきて……」
亜美「……」くるっ
亜美「えいっ☆」ぷしゅー
竜児「え、なん──ごほっ?!ごほごほっ!!」
亜美「そーれっ。それれ~」ぷしゅ~
竜児「ちょ、おま、なに吹きかけてんだ川嶋……!?」
亜美「ん~……これぐらいかなぁ。よし、おっけー高須くん。これで匂い取れた」
竜児「げほッ……なんだよそれ、急になにしやがんだ……」
亜美「……ねぇ高須くん、あのチビとイチャコラすんのはもう──大丈夫だけどね」
竜児「え……?ごほごほ……」
102 = 86 :
>>92
完結一年後に出たスピンオフ収録のなかで、唯一新作だった話の主人公なんだからいいじゃない
木原とも距離縮んでるし
103 :
>>102
くやしく
104 = 1 :
亜美「そうやって安易に匂いとか──身体に染みつかせて学校歩くのはどうかと思うよ?」
竜児「……なに、俺、変なにおいしてる?」
亜美「うーんと、可愛らしく言うなら……女の子の匂い?」
竜児「お、おう……それはなんともまぁ……」
亜美「ナニ保健室でやってたかは知らないけど~……亜美ちゃんは感心しないなぁそういうのぉ」
竜児「す、すまん……なんか気を使わせちまって…」
亜美「……ん、別にいいよ。ただあたしだけが先に気付いてよかったね」
竜児「お、おう。そうだな」
亜美「…………」
竜児「…………ど、どうした川嶋。まだなんかあんのか?」
亜美「ねぇ、高須君。聞いていいかな」
竜児「なん、だよ。どうした…?」
105 :
>>103
スピンオフ嫁
106 = 48 :
亜美のターン
107 = 105 :
正直に申しますと、とらドラの中で串枝って奴だけがうぜぇと思っておりましたので
この展開は最高でございます。
108 = 1 :
亜美「まぁ、ちょっと気になることがあって───あ、櫛枝さんだっ」
竜児 びくっ
竜児「っ……!」くるっ
竜児「…………」
竜児「……。川嶋…」
亜美「う・そ☆」ぐいっ
竜児「……お前…」
亜美「もうっ。そんなに怒らなくても良いじゃない、ただの気まぐれ。ほら、あたしはいつだってそうでしよ?」
竜児「………」
亜美「亜美ちゃんはいつだって、なんだって知ってるの。だからこうやったらいいなぁとか、
どうだったらいいなぁっていつも思ってる」
亜美「──だから高須くん、なに怯えてるの?」ぎゅう……
竜児「……おい、腰に抱きつくなよ…」
109 = 31 :
ずいぶんとキャラの特徴をつかんでるな
110 = 48 :
櫛枝マジでどうした
112 = 1 :
亜美「んー? なに、よく聞こえない」
竜児「っ……だから、抱きつくなって……ッ!!」
亜美「聞こえないよ、全然」
竜児「川嶋……ッ! いい加減にしないと怒るぞ……ッ」
亜美「………ねぇ、高須君」
竜児「……なんだよ」
亜美「亜美には、高須君の声が全然聞こえない。まったく聞こえないんだよ」
竜児「……嘘つけ、聞こえてるじゃねぇか」
亜美「ううん、聞こえてない。高須君の声が……心の声が聞こえない」
竜児「なん、だよ……北村じゃねぇけど、本当に魔法少女にでもなったのか川嶋」
亜美「…そうだね、あたしは魔法少女亜美たん。いつも人の悩みを聞いて陰でこそこそ頑張る少女」
竜児「おい、なにか語り始めたぞ……」
113 = 48 :
キャラの違和感全くないな
114 = 86 :
高二なのか?
竜虎ハッピーエンドまってる
115 :
竜亜だろjk
116 = 1 :
亜美「健気で可憐な亜美たんは、いっつも一人で隠れて人々の悩みを解決しているの」
竜児「……それ、自分で言ってて恥ずかしくないか?」
亜美「恥ずかしくないよ? だって本当のことだもん──だけど亜美たんはいっつも不器用で、
周りを幸せにしようとするんだけど、全然ダメ。いっつも失敗」
竜児「…………」
亜美「でも、魔法少女亜美たんは頑張るの。失敗でも、それをどうにか見繕って綺麗にして。
誰もが心配なく頑張れる幸せな空間にする……でも、それ自体が失敗だった」
竜児「川嶋……」
亜美「だからそのうち願いは……一人だけを幸せにしたいになってたの。だから私は心から決めて、頑張って、超頑張って……
それで得たのは───バットエンド。誰もが幸せをと願ったのに、何時の日か変わってしまった願いは…」
亜美「彼と一緒に、あたしを苦しめ続ける」
竜児「……それが魔法少女亜美たん、か?」
亜美「そうだよ。可愛いでしょ?」
竜児「そう、か?……俺にはそう思えないな…」
亜美「そうなの? 高須君はその魔法少女は可愛く思えない?」
117 :
竜児は亜美の好意を知っててスルーしてます
118 :
春田と竜児たちが三年で同じクラスなはずがない
あの春田が
119 = 31 :
実際亜美ちゃんは本編でも大切な役回りをこなしたと思うの
120 = 48 :
>>118
2,3年でクラス変えしない高校は多いぞ
121 :
紫煙
122 :
同じ作者の出してるゴールデンタイムってどうなん?
1巻の出だしで、「またこのパターンかよ・・・」って投げちゃったんだけど
とらドラとは違った感じの話になってたりする?
123 :
竜児「……俺には、その魔法少女は可哀そうにしか思えない。
一人でずっと頑張ったのに、それが報われないまま終わりだなんて……俺は嫌だ」
亜美「…そう。でもね高須君、その魔法少女は……ひとつの魔法の言葉をかけてあげれば幸せになれるんだよ」
竜児「魔法の言葉……?」
亜美「うん、そう──それはね、とっても幸せに満ちた言葉で、どんな辛いことでも跳ね返してくれるほどの強い言葉。
だけどね、それはとっても──重たくて口に出せれない」
竜児「………」
亜美「力強くって、力あふれる言葉なのに……でも、使いずらい。確かにそこにあるのに、誰もが見て見ないふりをする。
……だって重たいから、自分ではとっても使えないから」
竜児「……そんなたいそれたモノを亜美たんは欲しがってんのか……」
亜美「そう、だね。確かにそうだよ。亜美タンは欲しがってる。そうすればバットエンドじゃない──私はね」
亜美「……ねぇ、高須くん。最後に聞いていいかな?」
竜児「……なんだ、川嶋」
亜美「今でも、櫛枝さんのこと好き?」
124 = 123 :
おうid変わっとる
うんこいってきま
125 :
>>124
うんこってら
126 = 103 :
どうでもいいけど竜児が真顔で「亜美たん」って言ってるとこ想像して噴いたwww
127 :
ぽぽぽぽ~ん
128 = 123 :
竜児「………」
亜美「………」
竜児「……俺は──」ぱしっ
亜美「──やっぱダメ。いっちゃダメ高須君」
竜児「………」
亜美「…ごめんね? ちょっと今のは、さ。あ、亜美ちゃん揺れかけちゃったから……ね?」すっ…
竜児「……川嶋…?」くる…
亜美「……高須君、ごめんなさい。変なこと言っちゃって」
竜児「お、おい……大丈夫か? なんか鼻声になってるぞ…?」
亜美「えっとその……あれだよ、さっきのスプレーが鼻に入ったかもね……ぐす。じゃあ高須君、またね」たっ
竜児「おいっ……川嶋…っ!」
竜児「川嶋………」
竜児「………」
130 = 123 :
竜児「………」
竜児「俺は──俺は、さっきなんて言おうとしたんだろうか」
竜児「………」
竜児「……櫛枝、か……」
放課後
大河「りゅーじぃー」だらん
竜児「おう……大河、帰るか」
北村「高須ー!んじゃ明日な!」
竜児「おう、お前も生徒会がんばれよー」
大河「……竜児、なんかまたお腹痛くなってきた…」
竜児「……マジかよ。そしたらなんか帰りに薬買っていくか」
大河「……」ふるふる
竜児「なんだよ、薬いらないのか?」
131 :
みのりんどうしたの
132 = 123 :
大河「なんかね、すっぱいもん食べたい」
竜児「……すっぱいもの?
だったら帰ってから家にある泰子の特性うめぼしでも食べろよ」
大河「うん……うん?」
竜児「どうした?」
大河「……吐きそう」
竜児「待て。冗談だろ?」
大河「ッ…ッ…」びくんびくん
竜児「まて!!なんかそれインコちゃんで見た事あるぞその動き!!背中がびくんびくん動くあれ!!」
大河「ッ───」
竜児「──ぉおおおおお!!!トイレにいってこぉおおおおい!!!」
134 = 67 :
まさか・・・赤ちゃんが・・・
135 :
フラグ確定してもうた・・・
136 = 127 :
元気な三つ子ちゃんです☆
137 = 123 :
トイレ
竜児「おーい……大河ぁー! 大丈夫かー?」
竜児「……返事がねぇ。なんだよ、ただえさえこの面で女子トイレ前でたってんのもつらいのに……」
竜児「……ま、つらいのは大河の方か。仕方ない、ここは頑張って待つしかないな」
竜児「……それにしても、急にどうしたんだアイツ。お腹痛いやら、吐きそうになるやら……」
竜児「それに、すっぱいもの……とか……たべたく、なる……」
竜児「…………」
竜児「え、マジで?」
個室
大河「うぉおおえぇぐぇへっへぇ……」
大河「っ………」ジャー…
大河「……例え女の子だとしても、出しちゃいけないような声出した気がする……わたし…」
139 = 67 :
さて・・・三つ子の名前は何とするか・・・
140 :
げげごぼ…
141 = 123 :
大河「……というか、わたしどうしちゃったんだろ……そこまで生理は酷くない方だと思うんだけど」
大河「………」
大河「あれ? 生理?」
ガンガンガン!!
大河「に、にゃあ!?」
竜児「た、たた大河!? 大丈夫か!? お前大丈夫かよ!!」
大河「だ、だれだテメー不審者ァー!! ここが女子トイレだとわかっての犯行かァー!?」
竜児「ち、ちげーよ俺だよ竜児だ!! びびってねぇで開けろって!!」
大河「だ、だれがびびってなんか……あれ? 竜児?」
竜児「そうだ竜児だ、だからここ開けてくれ!! 頼む!!」
大河「え、言われなくても開けるっていうか……」かちゃ
竜児「大河ッ!!」がちゃ!!
大河「え、ちょ、本当に竜児っ? なんでアンタ女子トイレに……」
竜児「そんなぁこたぁーどうだっていいんだよ!!」
142 = 123 :
まじやばいうんこごめん
143 :
うんこに謝るな
144 = 123 :
>>143
ごめちょっ笑ったらお腹いたうんこでるごめん
145 :
あーみんからみのりんは櫛枝さんではなくみのりちゃん
146 = 123 :
竜児「それよかお前!!………も、もしか、もしもしかしてよ……」
大河「…噛みまくってるわよ竜児」
竜児「すまん、とりあえず落ちつく……………ふぅ。つぅかめっちゃお前の口周り汚ッ!」
大河「ッ~~~!!な、なにみてんのよっ!!!」ごしごし!
竜児「ぎゃぁあああ!!なに制服の袖で拭いてんだよー!!」
大河「あ、あんたがみるからでしょ!!わたしは悪くない!!」
竜児「悪いわ!!」
先生「ごらぁー!!何女子トレイで騒いでるんだー!!!」
大河「……やばいわね。竜児、ここ何階?」
竜児「…二階だ。窓の外は体育館裏」
大河「なるほどね……竜児、めくらましは頼んだ」
竜児「おうっ……ってマジか!?」
147 = 140 :
おかえりうんこ
148 = 67 :
竜児と大河の子供だから、名は龍虎
これなら男の子も女の子でも両方使えるかな
149 :
力士ですか?
150 = 123 :
帰宅路
竜児「いてて……マジで死ぬかと思った……」
大河「ふんッ。あれぐらいの高さでなにいってんの」
竜児「二階だぞ!? した土だったからいいものの……それよか、カバンとか靴とか置きっぱなしだ…」
大河「財布は?」
竜児「…一応、ある。携帯もあるし、後で北村にでも連絡してから持ってきてもらうか……はぁ」
大河「なら、いいじゃない。万事おっけーよ!」
竜児「どこがだよ………ってあ!!」
大河「な、なによ? 急に大声あげて──」
竜児「そ、そそそそうだよ大河ぁ!? お前大丈夫かよ!!」
大河「はぁ? なに、わたしがどこか怪我でもしてるようにみえるの?」
竜児「ちげーよ!!そうじゃなくて、お前じゃなくて、俺のとかじゃなくて、その……!!」
大河「お前の?俺の?」
竜児「……赤ちゃん?」
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