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    元スレ貞子「……」男「お久しぶりです。」

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    151 = 132 :

    「だ、ですが、そうしないと返せない……」

    「……うむ」

    「力を返した後は煮るなり焼くなり好きにしてください。」

    「……そのつもりじゃ」ギロ

    「っ……も、元々死ぬつもりでここに来たので……殺して下さって結構ですので。」

    「ふんっ……つくづく人間というものはわからぬな。」スクッ

    「はい。」

    152 = 132 :

    「座るぞ」チョコント

    「はい。」

    「……さあ、やれ」

    「……」ナデナデ

    「……」

    「……」ナデナデ

    「……まだか」

    「しばらくかかります……」ナデナデ

    「……」

    「……」ナデナデ

    「……」モジモジ

    154 :

    だんだん腹が立ってきた。
    なんだか死にたくなってきた。

    155 = 132 :

    (ばれませんように)

    「……」

    「……」スッ

    「……」

    「……」スーッ

    「……」

    「……」カチャッ

    「ん?なにをした」

    「さ、さあ。力が戻ってるからじゃないでしょうか」

    「そうか。心なしか手が暖かいぞ」

    「はい。」

    (後は足を)

    156 = 141 :

    うん

    157 = 132 :



    カチャッ


    「!?」

    「なんじゃ!!」

    「うぃっひー!せいこーう!!」

    「んっ!な、!手足が動かぬ!!」

    「見えない手錠だよー!」

    「き、貴様ぁぁぁぁ!!一度ならず二度までも!!!」

    「ざまぁ味噌漬け、きゅうりの浅漬けぇ!」

    158 :

    どういうこっちゃほしゅ

    160 = 132 :


    「くっ!」ジタバタ

    幼女は、手足が動かせない状態で暴れている。
    まるでイモムシの様で滑稽だ。

    「はぁ……神様ってのも落ちぶれたもんだな。」

    「くっ……!」ギリ

    「二度も人間に騙されるなんて。」

    「貴様、何者じゃ」

    「だからオナニーマスターです」

    「……」

    「まぁ……人は極めれば何よりも優れることができるってことだよ。」

    161 = 132 :

    とりあえず俺は少女を抱いて歩く事にした。

    「はむ……」ハグハグ

    「いていて」テクテク

    手足が縛られているから、せめてもの攻撃なのだろう。

    「もぐ」ハグハグ

    「跡ついちゃうって。あてていて。」テクテク

    さっきから少女が首を甘噛みをしてくる。

    「……」ハグハグ

    「……いて」テクテク

    元々、龍だったせいか牙があるようだ。
    ちょっと痛い。

    「……かぶ」カプッ

    「いたいっ……て」

    162 :

    ほむほむ

    163 = 132 :

    「なぁ……本気で噛まないのか」

    「殺して欲しいか」

    「いや」

    「お主をちと観察しようかと思っての」

    「観察?」

    「妾を殺すわけでもなく、力を欲してるようには思えぬ。」

    「だから観察……」

    「不思議だからの。」

    「なるほどね」

    164 :

    全然進んでなくて絶望した
    もうだめだ死ぬ

    165 = 132 :

    カツッ、カツッ

    「なぁ、なんであんなところにいたんだ。」

    「……」アグアグ

    「俺はさっき名乗ったぞ」

    「……水神じゃ」

    「え?」

    「妾の名……」

    カツッ、カツッ

    「水神、か……」

    「……」ガリッ

    「いって!なにすんだ!」

    「……」

    166 = 132 :

    「妾はもうか弱い少女……これくらいのこと痒くもないであろう」

    「いや痛いって。牙を生えてるから」

    「ん?……」ンガァ

    口を開け、歯を指でなぞる。

    「……」ニヤ

    「なんだよ。」

    「妾はいつでも主の首を噛みちぎる事もできるのじゃな」

    「そうだが」

    「……なんじゃ。」ジー

    167 = 132 :


    (なに言ってんだこいつ。)

    水神「……」ピクッ

    カツッ、カツッ

    水神「今、無礼な事を考えておったな。」

    「い、いや。」

    水神「……」ジー

    「……」タラー

    カツッ、カツッ

    水神「あぐっ」ガブッ

    「いったい!!」

    168 = 132 :

    カツッ、カツッ

    「……」

    「……」テクテク

    それから数分歩いたが、なかなかつかない。意外と遠い。
    行きよりも明らかに歩いているのだが。

    カツッ、カツッ、カツン

    「なぁ、何かしたか?全然つかないんだけど」

    「……」

    関係ないが、こいつの中途半端な古臭い訛りはなんとかならんのか。

    「……」ギロッ

    「……」シカト

    カツッ、カツッ

    169 = 132 :

    「いや、これあり得ないって。遠いって」

    いくら歩いても着かない。そろそろ腕が痛くなってきた。

    「……当たり前じゃ。そもそも妾に会えたのは妾の意思のおかげ。」

    「なんだよそれ」

    「無礼なやつじゃの。」

    「……」

    「……まぁよい、要はもう主は帰れぬ」

    「まじか」

    「諦めるんじゃな。」

    170 :

    おいはやくしろ

    171 = 141 :

    うんとこしょ

    172 :

    早くしろよ
    貼って少し直すだけだろ

    173 = 132 :

    「んー……つまり、結界かなんかがあるから力を使わなきゃ無理ってことか」

    水神「そうじゃな。」

    「ふーん。ちょうど吸い取ったことだし使うってみるかな。」

    水神「無理じゃな。結界の鍵は妾しか知らぬ。」

    「なにそれずるい」

    水神「おとなしく力を返すんじゃな。」

    「んー……」

    174 = 132 :

    「ちょっと降りて。」

    水神「ん、とと」ヨロッ

    「危ない。」ガシッ

    水神「ふ、触れるでない!」

    (なんなんだよ。)

    水神を降ろしたあと、低く腰をおとし、男はある構えをする。

    175 = 132 :

    手を合わせ、腰の横に添える。

    「すぅー……」

    息を吸う。そして、技の名前を吐くのだ

    「かぁぁぁぁぁぁ」

    水神「な、なんのつもりじゃ」

    「ぁぁぁぁぁぁー……」

    水神「あ……」

    「ぁぁぁぁぁぁ!!」

    水神「……?」

    「めはめは!!!」

    水神「!?」ビクッ

    どんがらガッしゃんばりんばりん

    176 = 132 :

    「ふぅ」

    水神「わ……」パクパク

    ガラスが割れるような音が響く。

    水神は空いた口が塞がらない様子だ。

    水神「うぅ……」

    「よし、これで帰れ」

    水神「うわぁぁぁぁん!」

    突然、泣き出す水神。

    「!?」

    水神「ふえぇぇぇぇ」ボロボロ

    「な、なんだなんだ」

    177 = 132 :

    水神「ひっく……ひっく……」ポロポロ

    「え、とえと」アワアワ

    水神「うえぇぇぇぇ……」ポロポロ

    「どうしよ」

    水神「うぇぇ……ひっく……」ポロポロ

    「よ、よしよし」ナデナデ

    178 = 132 :

    水神「なぜじゃ!」ボロボロ

    「え、いやだって」

    水神「この!」ポカッ

    「あいたっ」

    水神「このぉ!」ポカッ

    「いたいっ」

    水神「このこの!」ポカポカッ

    「ちょっ、痛いっ」

    179 = 132 :

    「……」

    水神「このこの!」ポカポカ

    「……」

    突然泣き出したり、突然怒りだしたり忙しいやつだな。

    水神「ぐすっ……この!」ポカポカ

    「……」

    痛くないし、どうすればいいかわからんから殴られてやってるんだが
    俺は早く帰りたい。

    180 = 170 :

    おいサルかよ加減しろ

    181 = 132 :

    面倒なので強行手段に出る。

    「ほら、帰るぞ」ガッシ

    水神「わぁっ!離せ!」ジタバタ

    少女を肩に担ぐ。さっきまではお姫様抱っこだったが、腕が疲れて仕方が無い。この体制に変えた。

    「暴れるなー」ガッシリ

    水神「離せ!馬鹿者!」ジタバタ

    「はいはい。」

    水神「はーなーせー!!」ジタバタ

    183 = 132 :

    その後は特に何かあったわけでもなく、ただひたすら歩いただけだった。
    鳥居をくぐる時、また水神が泣き出したんだが叩きはしなかったから無視した。
    背中を撫でてやるとおとなしくなった。

    洞窟を出ると、既に外は暗くなっていた。
    すると、
    水神が「妾が山から離れたら水は止まる。それでもいいんじゃな?」と言うので
    俺の家は山の中にあることを伝えると
    「そういう問題ではない。」と言う。
    そんなことより早く帰りたかったのだが、「そんなことどうでもいい」なんて言ったら、また怒り出しそうなのでやめた。

    どうやら十日以内なら大丈夫らしいので、帰ったら考えよう。という結論をだし、俺達は帰路についた

    184 :

    「ただいまー」

    ガラガラ

    水神「ここが主の家……」

    ドタドタドタドタ

    玄関を開けると奥から廊下をはしる音が聞こえてきた。

    貞子「……!」

    「お、貞子。ただいま。」

    水神「……」ジー

    貞子「……」ダラー

    185 = 184 :

    「ん?」キョロキョロ

    貞子「……」ダラダラ

    水神「こやつ、悪霊か。」ギロッ

    「そうだよ。でも大丈夫、もう俺が更正させたから」

    説明しながら靴を脱ぐ。

    貞子「ぅ……」

    水神「……」ジィー

    「ほら、お前も上がれよ」ヌギヌギ

    186 = 184 :

    貞子「っ!」タタタ

    家に上がった途端、貞子が走り出し寄ってきた。

    「おごふっ」ドスッ

    こいつ胸に頭突きしてきやがった。

    貞子「……」ギューッ

    「ゲホッ、ゲホッ」

    水神が怖いのだろうか。

    水神「……」ヌギヌギ

    187 = 184 :

    貞子「……」ギュッ

    「貞子、離せ」ズリズリ

    水神「随分懐いてるようじゃの」ギロッ

    貞子「!」ビクッ

    水神「ふん……」

    「さーだーこーおもいー」ズリズリ

    貞子「……」ギュー

    水神「離さぬか貞子とやら。男が歩きずらいではないか」

    貞子「ぅ……」ウルウル

    「俺を見るんじゃない」

    189 = 184 :

    貞子「……ゃ」ギュー

    「はぁ」

    水神「おかしなやつじゃ。」

    「俺が?」

    水神「他に誰がおる。悪霊と神を同居させようなど数百年生きてきて聞いたことないわ」

    「何か問題か?」

    水神「ない。妾は主を観察するだけじゃ。好きにするが良い」

    「了解。とりあえず、こいつを引っぺがしたいんだがどうしたらいい」

    水神「……がおーっ」ガバッ

    貞子「ーっ!」ギュー

    「いたいいたい!貞子!あばら折れちゃうから!!」バシバシ

    水神「……」ニヤニヤ

    190 = 184 :

    「はぁ」

    ドサッ

    貞子「……」ギュッ

    やっとのことでソファーまで来たが、さっきから水神がニヤニヤと笑って気持ちが悪い。

    水神「……がおーっ」

    貞子「っ!!!」ギューッ

    「腕がががが変なんなってる!変なんなって折れる!」

    水神「……」ニヤニヤ

    さっきからこんな感じだ
    貞子が良い匂いなのは良いんだが俺のからだがもたん。

    191 = 170 :

    なんという投下速度だ
    その辺とカス書きとは訳が違うな

    192 = 184 :

    歯医者いって来ます…………

    歯ぁいじられながら続き考えます。
    頑張ります。

    歯医者怖いお

    194 :

    水神と同じような犬歯つけてもらえ

    197 :

    てす

    198 :

    うむ、支援


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