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元スレ櫻子「あかりちゃんって、好きな子いる?」
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あかり「……向日葵ちゃんだ」
櫻子「……」
そっと、扉を開けて中を覗く。
向日葵の後姿。
と、くるりとこちらを向いた。慌てて隠れても、もう遅い。
向日葵「……櫻子」
扉を開けて外に出てきた向日葵が、私とあかりちゃんの姿を見て固まった。
立ち聞きしてたわけでもないのに、肩をすくめる。
そのとき、「櫻子ちゃん」とあかりちゃんの小さな手の感触がした。
背中を押される。
振り返ると、「待ってるね」そう言って、やっぱりあかりちゃんは笑った。
櫻子「……」
そっと、扉を開けて中を覗く。
向日葵の後姿。
と、くるりとこちらを向いた。慌てて隠れても、もう遅い。
向日葵「……櫻子」
扉を開けて外に出てきた向日葵が、私とあかりちゃんの姿を見て固まった。
立ち聞きしてたわけでもないのに、肩をすくめる。
そのとき、「櫻子ちゃん」とあかりちゃんの小さな手の感触がした。
背中を押される。
振り返ると、「待ってるね」そう言って、やっぱりあかりちゃんは笑った。
駆け出していくあかりちゃんを見送ると、今度は「櫻子」と向日葵の声。
向日葵に視線を戻し、じっと睨み合う。
それで私は、自分がどうしなきゃいけないのか、気付いた。
櫻子「向日葵、私」
向日葵「櫻子、私、あなたのことが好きでした」
向日葵に視線を戻し、じっと睨み合う。
それで私は、自分がどうしなきゃいけないのか、気付いた。
櫻子「向日葵、私」
向日葵「櫻子、私、あなたのことが好きでした」
先を越された。
私は一旦吸い込んだ息を吐き出すと、もう一度深く吸い込んだ。
櫻子「……私も、向日葵のこと、好きだった、かも」
向日葵「……櫻子らしいですわね、その言い方」
櫻子「だって、なんか悔しいし、こんなこと言うの」
向日葵「私だって」
むっとしたように向日葵は言って。
それから、思い出したように付け加えた。
向日葵「生徒会はやっぱり、続けることにしました」
櫻子「うん」
向日葵「きっともう、大丈夫でしょうから。ただ、ずっと悶々としているのは嫌だったので。
言ったほうがすっきりするでしょ?」
私は一旦吸い込んだ息を吐き出すと、もう一度深く吸い込んだ。
櫻子「……私も、向日葵のこと、好きだった、かも」
向日葵「……櫻子らしいですわね、その言い方」
櫻子「だって、なんか悔しいし、こんなこと言うの」
向日葵「私だって」
むっとしたように向日葵は言って。
それから、思い出したように付け加えた。
向日葵「生徒会はやっぱり、続けることにしました」
櫻子「うん」
向日葵「きっともう、大丈夫でしょうから。ただ、ずっと悶々としているのは嫌だったので。
言ったほうがすっきりするでしょ?」
櫻子「そういうとこまで一緒なんてやっぱやだ」
向日葵「私だって嫌ですわ」
櫻子「……」
向日葵「これからもずっと」
櫻子「ライバルに決まってるじゃん」
向日葵「えぇ、そうですわね」
私はたぶん、向日葵のことが好きだった。
向日葵もきっと同じ気持ちでいてくれて。
だけど向日葵は今は、私より大切な子がいて。
だけど私も今は、向日葵より大切な子がいて。
向日葵「櫻子、赤座さんを待たせちゃだめですわよ」
櫻子「わかってるし!」
向日葵「私だって嫌ですわ」
櫻子「……」
向日葵「これからもずっと」
櫻子「ライバルに決まってるじゃん」
向日葵「えぇ、そうですわね」
私はたぶん、向日葵のことが好きだった。
向日葵もきっと同じ気持ちでいてくれて。
だけど向日葵は今は、私より大切な子がいて。
だけど私も今は、向日葵より大切な子がいて。
向日葵「櫻子、赤座さんを待たせちゃだめですわよ」
櫻子「わかってるし!」
そう言って、向日葵に背を向けて。
私はふと振り返った。
櫻子「ねえ、向日葵」
向日葵「なんですの?」
櫻子「もし私が、あの子より早く向日葵への気持ちに気付いて、それで告白してたら」
向日葵「今と少し、変わっていたかもしれませんわね」
櫻子「なら、今度生まれ変わったら向日葵に告白してやろう」
向日葵「あまり嬉しくないですわ」
でも、もしそれなら今度こそ待ってますから。
そんな声が聞こえた気がした。
それで満足。
ありがとね。
心の中で、思い切り小さな声だけど、私は言った。
私はふと振り返った。
櫻子「ねえ、向日葵」
向日葵「なんですの?」
櫻子「もし私が、あの子より早く向日葵への気持ちに気付いて、それで告白してたら」
向日葵「今と少し、変わっていたかもしれませんわね」
櫻子「なら、今度生まれ変わったら向日葵に告白してやろう」
向日葵「あまり嬉しくないですわ」
でも、もしそれなら今度こそ待ってますから。
そんな声が聞こえた気がした。
それで満足。
ありがとね。
心の中で、思い切り小さな声だけど、私は言った。
◆
櫻子「あかりちゃんみーつけた」
ひょいっと顔を覗かせると、あかりちゃんが驚いたように飛び退った。
そこまで驚くことないと思うんだけどなあ。
あかり「櫻子ちゃん……どうしたの?」
きょろきょろ辺りをみまわすあかりちゃん。
向日葵を探しているのかもしれない。
櫻子「いないよ」
あかり「えっ」
櫻子「だからいないんだって」
あかり「な、なんで?」
櫻子「だって私はあかりちゃんと付き合ってるもん」
櫻子「あかりちゃんみーつけた」
ひょいっと顔を覗かせると、あかりちゃんが驚いたように飛び退った。
そこまで驚くことないと思うんだけどなあ。
あかり「櫻子ちゃん……どうしたの?」
きょろきょろ辺りをみまわすあかりちゃん。
向日葵を探しているのかもしれない。
櫻子「いないよ」
あかり「えっ」
櫻子「だからいないんだって」
あかり「な、なんで?」
櫻子「だって私はあかりちゃんと付き合ってるもん」
さくあかか?と思ったら、やっぱりさくひまか・・・と思わせといて
結局はさくあかだと?!なにこれ切ない・・・
結局はさくあかだと?!なにこれ切ない・・・
でも、とあかりちゃんが困惑したように言った。
その目が泣きそうになっていて、それで本当にあかりちゃんが私を好きでいて
くれてたんだなと思った。
それがすごく嬉しくて。
なのに、私まで泣けてきた。
あかり「櫻子ちゃん……」
櫻子「……あかりちゃんのバカ」
あかり「バカって言いたいのはあかりだもん……」
櫻子「そりゃそうか……」
あかり「もう……」
ぶーっと頬を膨らますあかりちゃんが可愛い。
これからもっともっと、あかりちゃんのことを知りたいし好きになりたいな。
だからあかりちゃん、そんなに泣かないでよ。
その目が泣きそうになっていて、それで本当にあかりちゃんが私を好きでいて
くれてたんだなと思った。
それがすごく嬉しくて。
なのに、私まで泣けてきた。
あかり「櫻子ちゃん……」
櫻子「……あかりちゃんのバカ」
あかり「バカって言いたいのはあかりだもん……」
櫻子「そりゃそうか……」
あかり「もう……」
ぶーっと頬を膨らますあかりちゃんが可愛い。
これからもっともっと、あかりちゃんのことを知りたいし好きになりたいな。
だからあかりちゃん、そんなに泣かないでよ。
>>236
お前は今まで何をry
お前は今まで何をry
さくひまはお互い好きあってたけどそれぞれ別の人と付き合い始めちゃって、今は付き合ってる人の方が大事になっちゃったってこと
せやろ?
せやろ?
あかり「……ほんとは、櫻子ちゃん、向日葵ちゃんのとこ行っちゃうって思うと、
苦しくって、不安で……最初はこんなに好きになるなんて思ってなくって」
なのにね、あかりね。
櫻子ちゃんのこと、こんなに大好きなんだなって。
櫻子「私だって」
前にまわりこむと、ぐいっとあかりちゃんの身体を引き寄せた。
あかりちゃんの香り。
あかりちゃんの温もり。
櫻子「これからももっともっと、あかりちゃんのこと好きになっちゃうからね」
あかり「……えへへ、だと嬉しいなぁ」
やっと、あかりちゃんが笑ってくれた。
向日葵のことも、きっとまだどこかに残ってしまうだろうけど。
それでも今の私は、あかりちゃんが大好きだって思う。これからも一緒にいたいって思うから。
櫻子「約束する!」
あかり「……うん」
終わり
苦しくって、不安で……最初はこんなに好きになるなんて思ってなくって」
なのにね、あかりね。
櫻子ちゃんのこと、こんなに大好きなんだなって。
櫻子「私だって」
前にまわりこむと、ぐいっとあかりちゃんの身体を引き寄せた。
あかりちゃんの香り。
あかりちゃんの温もり。
櫻子「これからももっともっと、あかりちゃんのこと好きになっちゃうからね」
あかり「……えへへ、だと嬉しいなぁ」
やっと、あかりちゃんが笑ってくれた。
向日葵のことも、きっとまだどこかに残ってしまうだろうけど。
それでも今の私は、あかりちゃんが大好きだって思う。これからも一緒にいたいって思うから。
櫻子「約束する!」
あかり「……うん」
終わり
支援、保守、そして最後まで読んでくださった方ありがとうございました
また、ここ最近完結できないのにスレを乱立してしまいすいませんでした
それではまた
また、ここ最近完結できないのにスレを乱立してしまいすいませんでした
それではまた
綺麗な話だったな・・・胸が痛んだけど、たまにはこういうのもいいと思う
乙でした
乙でした
乙
これを機にコミック買おうと思ったら売り切れまくりでわろえなかった
これを機にコミック買おうと思ったら売り切れまくりでわろえなかった
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