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    元スレキョン「化け物……俺はお前のことをそう呼んだな」

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    タグ : - キョン + - ハルヒ + - 佐々木 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    151 :

    俺wwww

    152 = 1 :

    佐々木(異)「キョン?」

    キョン(異)「そんな凄まじい能力、佐々木に持たせてたまるか」

    キョン(異)「自覚したままそんな能力を持ったら、絶対に狂う。俺はこれ以上佐々木を苦しめたくない」

    佐々木(異)「キョン……」

    古泉「ふむ、そうですか。では、僕からお二人に提案があるのですが」

    キョン(異)「提案?」

    古泉「もし帰還を諦めてこの世界に定住するのなら、機関が全面的にサポートさせていただきます」

    キョン(異)「機関が?」

    古泉「ええ。無論、同一人物が同じ場所で暮らすわけにはいきませんから、どこか遠くへ移住していただくことになります」

    古泉「名前も変えていただきますし、学校も変わっていただきます」

    キョン(異)「ふむ……」

    古泉「ただし、住居や新しい戸籍等は機関が用意しますし、学費や生活費その他諸々の費用も機関が負担します」

    古泉「身の回りの安全についても機関が保障します。どうでしょうか?」

    153 = 1 :

    キョン「随分と太っ腹だな」

    古泉「世界を消してしまったのですから、これくらいはさせていただかないと」

    キョン「そうか……」

    キョン(異)「定住、か……」

    古泉「あくまでもこれは選択肢の1つです。ですが、悪い話ではないかと」

    キョン(異)「……そうだな、確かにそれがもっとも賢い選択だろうな」

    キョン(異)「何も危険なことをしなくてもいい。リスクが一切ない。魅力的だ」

    キョン(異)「佐々木のことを考えたら、それが1番いいのかも……」

    佐々木(異)「待ったキョン。僕は嫌だよ。絶対に帰りたい」

    キョン(異)「……佐々木?」

    佐々木(異)「消えた世界を復活させて帰還する。不可能かもしれない。でも可能性はゼロじゃない」

    佐々木(異)「まだ可能性があるのに諦めるなんてこと、僕にはできないよ」

    キョン(異)「佐々木…………そうか、そうだよな」

    キョン(異)「すまん佐々木。俺はお前をダシにして楽な道に逃げようとしていた」

    キョン(異)「俺だって会いたい友達や家族がいる。このまま永遠にお別れなんて御免だ!」

    155 = 1 :

    古泉「……そうですか。分かりました」

    キョン「あくまで帰還を望むか。具体的にはどうする? ハルヒの能力はもう狙わないんだろ?」

    キョン(異)「ああ。あんな強大すぎる力は御免だ」

    キョン「じゃあどうする? 言っておくが、長門にも世界を復活させることは無理だそうだ」

    キョン(異)「う……」

    キョン「他の勢力もお前たちに協力することはないぞ。あいつらの目的はあくまでハルヒだからな」

    佐々木(異)「……」

    キョン(異)「……くそ、何かあるはずだ……何か方法が……諦めてたまるかよ」


    シーン・・・


    キョン「…………はぁ。仕方ないか…………俺から提案がある」

    キョン(異)「……何?」

    みくる「キョンくん、何か思いついたんですか?」

    キョン「今思いついたんじゃなくて、ずっと考えていたんですけどね」

    キョン(異)「それで、どんな提案だ?」

    157 = 1 :

    キョン「……ハルヒの能力を使うんだよ」

    キョン(異)「はぁ? お前何言ってるんだよ!」

    キョン(異)「涼宮の能力を佐々木には移さないって、さっき言っただろう!」

    キョン「違う違う。佐々木に移して使わせるんじゃない。ハルヒ本人に世界を復元してもらうんだよ」

    キョン(異)「涼宮に復元してもらう……?」

    みくる「あの、キョンくん。それは無理ですよ」

    みくる「確かに涼宮さんには世界を丸ごと創るだけの力があります。でもそれは、あくまで自分の願望に則った世界を創るだけ」

    みくる「こちらのキョンくんや佐々木さんのいた世界を、ピンポイントで創るのは不可能です」

    みくる「涼宮さんには、消えてしまった世界の記憶も知識もないんですから……」

    キョン「……確かにそうです。ですが……長門」

    キョン「お前、消した世界のデータはまだ残っているって言ってたよな?」

    長門「……そう」

    みくる「あ……」

    キョン(異)「長門は俺たちの世界のデータを持っている? つまり……」

    158 = 1 :

    キョン「つまりだ。ハルヒはお前らの世界そのものは創れないが、世界の『土台』は創ることができる」

    キョン「あとはその土台に長門の持っているデータを足して、世界を復活させる」

    キョン「以上が俺の提案なんだが……どうだろう? 自分でも突拍子もない案だと思うが」

    みくる「涼宮さんと長門さんの2人で……」

    キョン(異)「な、何かいけそうなアイデアじゃないか! どうなんだ!」

    長門「…………できる」

    キョン(異)「ほ、本当か!? 頼む! 世界を復活させてくれ!」

    キョン(異)「もちろん俺にできることがあれば何でも手伝うからよ!」

    古泉「どうやら、やってみる価値はありそうですね」

    佐々木(異)「本当に……本当に帰れるの……?」

    キョン(異)「ああ! 希望の光が見えてきたんだよ!」 


    長門「……」

    キョン「長門…………本音を言えば、できればこの案は使いたくなかった」

    キョン「異世界を消した時に続いて、またお前に負担を……いつまでたってもお前に頼りっぱなしだ」

    160 = 139 :

    スレタイはそういう意味か

    161 = 151 :

    伏線回収か

    162 = 1 :

    長門「……カレー」

    キョン「え?」

    長門「駅前に新しくカレー屋ができた。食べ放題」

    キョン「……分かった。好きなだけ食わせよう。こんなことでしかお返しできないのがつらいが」

    古泉「……」スッ

    キョン「ん? 何だよ?」

    古泉「ありがとうございます。あなたから提案していただいて助かりました」

    キョン「……やっぱり、お前も同じことを思いついていたんだな」

    古泉「ええ」

    キョン「まぁ、お前の口からは言えないよな。何たってハルヒの能力を利用する案だし」

    古泉「正直、気は進みませんが……」チラッ


    キョン(異)「よーしよし! 2人で一緒に帰るぞ佐々木!」

    佐々木(異)「うん、頑張ろう」


    古泉「仕方がなかったとはいえ……罪滅ぼしはしたいですから……」

    163 :

    あの苦しいSOS団も蘇るのか?

    165 = 1 :

    キョン「さて、方針は決まったが簡単なことじゃないぞ。何たって相手はハルヒだからな!」

    キョン「ハルヒに異世界を創らせるには、いかにして『異世界があればいいのに』と思わせるかだ」

    キョン「何となーく、じゃ駄目だ。強くそう思わせないと」

    キョン(異)「なるほど。簡単なようで難しいな。下手すりゃ変な世界ができあがる、か。不安だ」

    キョン「そこは腕次第だな。まぁ任せておけ」

    キョン(異)「待て。お前がやるのか?」

    キョン「この中でハルヒの扱いが1番うまいのは俺だろう?」

    古泉「ほう、言い切りましたか」

    キョン「茶化すな」

    キョン(異)「しかし、あんまりお前らに頼りすぎるのも……ここは俺が……」

    キョン「無理するな。お前、ハルヒを前にして冷静でいられるのか?」

    キョン(異)「……」

    キョン「ここは感情論を抜きにして、1番適切な奴が行くべきだ。そうだろう?」

    キョン(異)「……すまん」

    キョン「なぁに。ここは大船に乗ったつもりで待tくぁwせdrftgyふじこlp!!」バッタリ

    166 = 59 :

    !?

    167 :

    え!?

    169 = 1 :

    みくる「きょきょキョンくん!? どうしたんですか、急に倒れちゃったりして!?」

    キョン「き……急に……身体に…………力が……入らなく…………」

    キョン(異)「おいおい! まさか何者かからの攻撃か!?」

    古泉「いえ、これは……どうやら佐々木さんと同じようですね」

    佐々木(異)「僕と?」

    古泉「身体を乗っ取られた影響ですよ。どうやらしっかり負担がかかっていたようです」

    キョン(異)「あ……」

    キョン「し、しかし……佐々木は分離してすぐに意識を失ったのに……どうして俺は……?」

    古泉「佐々木さんが長期間乗っ取られたのに対し、あなたが乗っ取られた期間はごく僅かでしたからね」

    古泉「だからあなたはしばらくしてから影響が出た。しかも身体は動けなくても意識は保っている」

    キョン「なるほど。乗っ取られる時間によって出る影響が違ったってことか。くそ、こんな時に」

    キョン(異)「す、すまん。俺のせいで……」

    キョン「お前のせいじゃないさ。しかし困ったな。俺が動けないんじゃ、誰がハルヒに……」

    キョン(異)「…………そりゃ、俺が行くしかないだろう」

    キョン「え?」

    171 = 1 :

    キョン(異)「分かってる。こっちの3人は自分たちの立場上、涼宮に対して強く出ることはできない」

    キョン(異)「唯一涼宮に意見が言えるお前もこの通り動けない。だったら、俺が行くしかないだろう」

    キョン「しかし……お前、大丈夫か? 相手はハルヒだぞ?」

    キョン(異)「大丈夫もくそもない。やるしかないだろう」

    キョン(異)「そもそもこれは、俺たちの世界を復活させる為の作戦だ。だから俺がやるのが筋だろう」

    キョン(異)「俺はやる。やってやる! 佐々木のために……生まれ育った世界のために……」

    キョン「…………分かった。お前に任せる」

    古泉「では、あなたが彼の代わりに学校まで来て、涼宮さんを説得する。いいですね?」

    キョン「こっちの情報をいろいろ伝えておこう。ハルヒに怪しまれないようにな」

    キョン(異)「ああ、頼む」

    佐々木(異)「僕は……一旦家に帰るよ。急に帰らなくなったらこっちの世界の家族が心配するからね」

    佐々木(異)「こっちの世界の僕が目覚めるまでは、ちゃんと演じ続けないとね」

    キョン(異)「ああ、分かった」

    佐々木(異)「キョン。僕は北高には入れないから、残念ながらあまり手伝えることはなさそうだ」

    佐々木(異)「でも……信じてるから。ちゃんと応援してるから」

    172 = 167 :

    この世界の佐々木は目が覚めたら最近の記憶が無くて
    キョンの妹のベッドで寝てることについて何を思うのだろうか

    173 = 1 :

    キョン「あ。そういや俺動けないんだが、留守番中はどうすれば? 2階に佐々木も寝てるし」

    古泉「ふむ、そうですね。では、あなた方のお世話をするよう機関の一員を手配しておきますよ」

    キョン「すまん。助かる」

    古泉「では、そろそろ我々は帰るとしましょう」

    みくる「えっと、頑張りましょうね!」 バタン



    キョン(異)「……ふう。さてと……ん?」


    トントントン


    キョン(異)「佐々木? 姿が見えないと思ったら、2階に何しに行ってたんだよ?」

    佐々木(異)「うん。もう1人の僕に謝りにね。自分勝手な理由で乗っ取ったりしてごめんって」

    佐々木(異)「本当は起きてる時に言いたいけど、いつ目を覚ますか分からないから……」

    キョン(異)「そうか……」

    佐々木(異)「じゃあ僕も失礼するよ。キョン、一緒に帰ろうね」

    キョン(異)「おう。任せとけ」

    175 = 1 :

    ~夜~


    ???『ごめんくださーい』


    キョン「ん? 誰か来たようだ。すまんが出てくれないか? 俺動けないから」

    キョン(異)「あいよ」


    キョン(異)「はーい、今開けますよ」ガチャ

    「どうも、こんばんは」

    キョン(異)「め、メイドさん……? あ、機関の人ですか?」

    「私を知らないということは……初めまして。森園生と申します」

    キョン(異)「あ、ど、どうも。どうぞ上がってください」


    キョン「森さん!?」

    「こんばんは。調子はどうですか?」

    キョン「身体がほぼ動かない事を除けば絶好調ですよ。わざわざ来てくれてありがとうございます」

    「いえいえ、これもお仕事ですから。お腹空いてませんか? 今すぐ晩御飯作りますね」

    177 = 114 :

    カニ見破られちゃったね支援

    179 = 1 :

    キョン(異)「おお! 絶品だな、この料理!」

    キョン「く……うまいけど……手が動かしにくくて食べにくい……」プルプル

    「佐々木さん、相変わらず眠ったままですけど、特に身体に異常はありませんね」

    キョン「そうですか……あ、今日寝るところはどうします?」

    「佐々木さんと同じ部屋で寝ます。万が一何かあったら呼んで下さいね」


    キョン「そろそろ寝るか。明日が勝負だな」

    キョン(異)「お、おう」

    キョン「……緊張するか?」

    キョン(異)「まあな。何たって自分の身に世界1つの命運がかかってるんだからな」

    キョン「本当に大丈夫か? まだハルヒが怖いんじゃないか?」

    キョン(異)「そりゃ怖いさ。だが、やってやる! 相手が誰だろうとな!」

    キョン「おう、その意気だ」

    キョン(異)「…………はぁ~やっぱり怖ぇ……涼宮怖ぇーよ~」

    キョン「おいおい……」

    182 = 38 :

    紫煙

    183 = 117 :

    私怨

    184 = 1 :

    ~翌日 朝~


    キョン(異)「そ、そ、それじゃあ、い、いいい行ってくる!?」プルプル

    キョン「おいおい、大丈夫かよ……?」

    キョン(異)「だ、大丈夫だっちゃ!」

    キョン「はぁ、そんな状態でうまくいくのか?」

    「不安ですねぇ」

    キョン(異)「しょ、しょうがないだろ! 俺はお前と違ってこういうことには慣れてないんだ!」

    キョン「とにかく落ち着け。そんなに常に気を張ってる状態だと、ハルヒ以外にも怪しまれるぞ」

    キョン(異)「う……」

    「深呼吸ですよ、深呼吸」

    キョン(異)「スゥー……ハァー……スゥー……ハァー……」

    キョン「よし、落ち着いたか?」

    キョン(異)「ああ、じゃあ行ってくる」ビョインビョイン

    キョン「両手両足が同時に前に出てるぞ……」

    186 = 38 :

    キョンシーwwwww

    187 = 1 :

    ~北高 教室~


    キョン(異)(涼宮はまだ来てないか。よし、今のうちに心を落ち着けよう。昨日からびびりすぎだ)

    キョン(異)(授業がある間は涼宮とゆっくり話す時間はないし、勝負は放課後だな)

    キョン(異)(それまではなるべく普通に過ごすんだ。俺なら大丈夫……よし! いつでも来い涼宮!)

    ハルヒ「おはよキョン」

    キョン(異)「ぴゃああああ!!」

    ハルヒ「な、何よ!? どうしたのよ!?」

    キョン(異)「す、涼宮か……な、何でもない。何でもないんだ……」

    ハルヒ「そう? 何か真上に1mくらい跳ね上がってたけど?」


    岡部「おーい、HR始めるぞー」


    キョン(異)「ほほほら! 早く席に着いたほうがいいぞ!」

    ハルヒ「変なキョンね。ま、いっか」スッ

    キョン(異)(う……席は俺の後ろか。後ろから見られてると妙なプレッシャーが……)

    191 = 1 :

    キョン(異)(それにしても……)

    ハルヒ「あーあ、徹夜したから眠たいわ」

    キョン(異)(こいつが……元凶……俺の世界を滅ぼした……全てを滅ぼせる力を持った……)

    キョン(異)(くそ……確かにこいつは怖い…………が……それ以上に……)

    キョン(異)(よくも……俺の世界を滅ぼしてくれたな……自分勝手な理由で……俺と佐々木の世界を)

    キョン(異)(この…………野郎…………!)


    教師「よーし、1時限目の授業始めるぞー」


    キョン(異)(はっ! い、いつの間にHRが終わって……?)

    キョン(異)(いかんいかん、我を忘れてた。冷静にならないと……)

    ハルヒ「はぁ~、授業なんて退屈ね。早く放課後にならないかしら?」

    キョン(異)(落ち着け。この涼宮は俺の世界を滅ぼした涼宮とは別人だ…………別人だが……)

    キョン(異)(駄目だ……こいつの声を聞いてると、どうしても恐怖と怒りが……) 

    キョン(異)(こんなのでうまくいくのかよ……? くそ! 佐々木! 力を貸してくれ!)

    193 = 59 :

    拷問に近いよな
    自分たちの生活壊した奴と同じ顔した奴と過ごすなんて

    194 = 1 :

    ~1時限目終了~


    キョン(異)(このままの状態だと、放課後にぶっつけ本番でうまくいく気がしないな)

    キョン(異)(よし、休み時間に少しでも涼宮と会話して慣れておこう)

    キョン(異)「な、なぁ、涼宮……」


    子1「ねえ涼宮さん、ちょっとシャーペンの芯を分けてくれないかな? なくなっちゃって」

    ハルヒ「しょうがないわね。はい」

    子2「ねえねえ! 昨日のドラマ観た?」

    ハルヒ「観たわ。けどつまんなかったわね」


    キョン(異)「…………へ?」

    キョン(異)(涼宮が……あの涼宮が、クラスメイトと普通に会話してるー!?)

    ハルヒ「…………何よ、ジロジロ見たりして」

    キョン(異)「あ、いや、何でもない!」


    教師「席に着けー。2時限目の授業始めるぞー」

    196 :

    前のは5月か
    内容わすれたけど

    197 = 38 :

    >>196
    ぷん太のまとめサイトに載ってるよ

    198 = 1 :

    キョン(異)(信じられん光景を見た……他人を一切寄せ付けなかったあいつが……)

    キョン(異)(SOS団と不思議探し以外、興味なかったあいつが、あんな自然に女子と会話を……)

    キョン(異)(異世界の涼宮とはいえ、ここまで違うものか? いや、大げさに考えすぎか?)


    教師「…………い、おいそこ! 聞いてるのか!」

    キョン(異)「へ? あ、はい! 何でしょう!?」

    教師「まったく、お前はいつも授業中ボーッとしてるな。ちょっとこことここの問題に答えてみろ」

    キョン(異)「は、はい。え~と…………上の問題の答えが256、下が35です」

    教師「へ?」


    ザワッ・・・


    キョン(異)「え? え? 間違ってましたか?」

    教師「い、いや、正解だ。何だ、ちゃんと聞いてたんじゃないか。座ってよろしい」

    キョン(異)「はあ……」

    教師「では続けるぞ。ここの数式は……」

    200 = 1 :

    ~2時限目終了~


    谷口「おいキョン! さっきのあれは何なんだよ!」

    キョン(異)「いきなり耳元で怒鳴るな!?」

    谷口「いつもならあそこは『すみません、分かりません』って答える場面じゃないかよ!」

    谷口「それが何で今日はあんなにスラスラ答えられたんだ? 何か悪い物でも食ったのかよ?」

    キョン(異)「はぁ? 何だそりゃ?」

    キョン(異)(おいおい、何であれぐらいの問題で騒がれるんだよ。基本的な問題だったじゃないか)

    キョン(異)(……この世界の俺は、あの程度の問題も解けないほど勉強ができないのか……?)

    キョン(異)(俺、佐々木と一緒に真面目に勉強してきてよかった……)

    キョン(異)(今思うと、俺も元々は常に赤点ギリギリだったんだよな。恥ずかしすぎる)


    キョン(異)(あ、しまった。あまり目立つと涼宮に怪しまれる……)

    ハルヒ「スゥ……スゥ……」

    キョン(異)「寝てるし……」


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