元スレ不良女「でさーそいつがマジウザいんだよねー」会長「邪魔だ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
51 :
>>49
母親が…
52 = 1 :
会長「―――8時か。よし、校門まで移動しよう」
副会長「あ、はい!」
―――校門
会長「おはようございます」
副会長「お、おはようございます!!」
生徒「はよー」
会長「む……おい」
生徒「はい?」
会長「着崩しはいかん」
生徒「ちっ……うっせーな」
会長「すまないが、ここで正してほしい」
生徒「はいはい……これでいいか?」
会長「ああ。ありがとう」
生徒「ふん……」
副会長(いつでも毅然として……素敵……それに比べて私は……はぁ……かいちょぉ……)
53 = 1 :
会長「そろそろ本鈴が鳴るか。戻ろう」
副会長「はい」
不良女「ふわぁぁ……」
会長「……む」
副会長「あ、あの人は……」
会長「―――急げ」
不良女「あ?」
副会長「か、会長!!?」
会長「本鈴が鳴るぞ」
不良女「うっせーな。こっちは眠いの」
会長「知らん」
不良女「あぁ!?深夜に電話かけてきた奴の言う台詞ぅ?」
会長「あの時点では君は起きていた。私と条件は同じだ」
不良女「アンタと一緒にすんな。糞眼鏡ロボット」
副会長(あ、あの人……また会長の素敵な眼鏡を……馬鹿に……!!)
54 = 32 :
副会長かわいいな、おい
支援
55 = 44 :
眼鏡・・・時間が足りない・・・まさか!?
56 :
一言目が「邪魔だ」って、だから何?独り言?
二言目は「邪魔だと言っている」って、言いたいことはっきり言えない雑魚っぽい
最初から命令させろ
57 = 1 :
会長「糞眼鏡はいいが、ロボットの意味がわからんな」
不良女「そうやって生徒会もしてバイ―――あ……う……なんでもない」
副会長「……バイ?」
会長「助かる」
不良女「うるさい」
会長「さて、本当にこのままでは遅刻だ。走ろう」
不良女「さっさと行けば?」
会長「君もだ」
不良女「うわっ!!ちょ……!!引っ張るな!!」
会長「引っ張らないと君が動かない」
不良女「じ、自分で走れるってば!!」
副会長「……会長とあの人……知り合い……なの?」
会長「(黙っていてくれた礼だ。君を遅刻にはさせない)」
不良女「(よ、余計なお世話だってば!!)」
58 = 32 :
会長がかっこよすぎる
59 = 1 :
―――教室
不良女「はぁ……はぁ……」
会長「間に合ったな」
不良女「そ、そうね……はぁ……はぁ……」
会長「それでは、私も教室に―――」
不良女「あ、ちょっと」
会長「なんだ?」
不良女「これ……足しにしたら?」
会長「なんだ、この封筒は……む」
不良女「私もバイトしてるから……それぐらいは出せる」
会長「バイトは校則違反だぞ。この金は受け取れない」
不良女「ちょ……」
会長「君が心配することではない」
不良女「アンタの心配なんてしてない……してるのは……おばさんのほう……だし……」
会長「……そうか。だが、君には関係ないことだ。この金は受け取れない。あとバイトはするな」
60 = 36 :
博多弁!
61 = 1 :
不良女「あ、なただって……」
会長「許可は得ている。君はどうだ?」
不良女「う……」
会長「……まあ、君と私の仲だ。秘密にしておいてやろう。好きな服を買ったら、即刻やめるんだ」
不良女「よ、余計なお世話よ!!」
会長「―――感謝している。君の気持ちだけで十分だ」
不良女「……なによ。かっこつけて」
会長「それではな」
不良女「あ!ちょっと!!」
会長「遅刻するのでな!」
不良女「……もう」
不良女「はぁ……アイツ、いつか過労死するんじゃないの……?」
―――キーンコーンカーン
不良女「……すわろ」
62 :
会長ハッピーエンド④
63 = 1 :
―――放課後 生徒会室
副会長「はぁ……よし」
会長「―――すまない。少し遅れた」
副会長「あ、会長。どうも」
会長「ん?これは?」
副会長「次の選挙の資料です。今、作りました」
会長「流石だな。いつも君の手腕には助けられてばかりだ」
副会長「い、や……そんなことは……」
副会長(やった……褒められちゃった……)
会長「しかし、誤字脱字が多いな。作り直そう」
副会長「え……」
会長「さあ、早く」
副会長「あぅぅ……すいません……かいちょぉ……」
会長「人間だれしも失敗はする。気にするな」
64 = 1 :
―――夕方
会長「うむ。こんなものだろう」
副会長「あ、えっと……すいませんでした。手間をおかけしてしまって」
会長「元々これは私の仕事だ。君は善意でやってくれたのだろう?―――礼を言う」
副会長「会長……」
会長「よし。そろそろ帰ろうか」
副会長「あ、あの……!!」
会長「ん?」
副会長「きょ、今日は……ご一緒に帰っても……よろしい、ですか?」
会長「ああ。構わない。では、一緒に帰ろう」
副会長「やった」
会長「なにが、やった、なんだ?」
副会長「あ、い、いえ!なんでもございません!!」
会長「………そうか」
副会長「さ、さあ、帰りましょう!!」
65 :
副会長かわいい
66 = 1 :
―――玄関
副会長「か、会長は……その、ご趣味とか……」
会長「趣味か……読書かな。あ、つまらないな。すまない」
副会長「いえいえいえ!!!そんなことはありませんって!!」
会長「そうか?君は変わっているな」
副会長「……」
部員「―――会長!!」
会長「おお、どうした?」
部員「空手部……やめるんですか?」
会長「ああ。申し訳ない。私事で退部をしてしまって」
部員「つ、次の大会にだけ……でてくれませんか?」
会長「しかし、私は練習をしていない。そんな者が畳の上に立っても、場を汚すだけだ」
部員「それでも……会長の力が必要なんです!!次の大会だけでいいので!!」
会長「困ったな……時間が……ないのだが……」
副会長「会長……どうされるんですか?」
68 = 11 :
DQNいい奴フラグ
69 :
意外とおもしろい
70 = 1 :
部員「このとーりです!!」
会長「おいおい……わかったよ。次の大会には出場しよう」
部員「ほ、本当ですか!!?」
会長「ああ。これもケジメだと思えば……」
部員「では、あの……団体戦も……」
会長「むう……分かった」
部員「やったー!!」
会長「仕方ないな……自主練習ぐらいはしておこう」
副会長「あ、あの!応援に行きますから!!」
会長「そうか……それは嬉しいな」
副会長「えへへ……お、おべんとうも……つくりますね……なんて……」
会長「では、卵焼きを頼む」
副会長「あ、はい!!頑張って焼きます!!」
会長「楽しみにしている」
71 :
ネテロ会長
72 = 1 :
―――夜 7時 コンビニ
会長「おはようございます」
店長「おー、ご苦労さん」
会長「店長。品出しの方、終わりました」
店長「そうか。ありがとうね」
会長「いえ」
店長「仕事が早くてたすかるなぁ……あ、あのさ。物は相談なんだけど……日曜日もシフト入ってくれないか?」
会長「申し訳ありません……ここでのバイトはこの時間しか……」
店長「そ、そうか……」
不良女「……」
会長「あ、いらっしゃいま―――君か」
不良女「……コーヒー」
会長「はい。ただいま」
不良女「……8時であがり?」
会長「ああ。8時半から12時までカラオケボックスだがな」
73 = 1 :
不良女「死ぬ気?」
会長「死なない」
不良女「……」
会長「120円になります」
不良女「……マルボロメンソール」
会長「……喫煙か。やめておけ」
不良女「冗談に決まってるでしょ」
会長「そうか。10円のお返しと、レシートになります」
不良女「バイバイ」
会長「早く家に帰れよ」
不良女「お前もな、糞眼鏡」
会長「……ふむ」
会長(この眼鏡……気に入っているんだが)
75 :
30円玉がある世界なんだろ
76 = 32 :
>>74
会長が疲れてないか試したんだよ…
77 = 11 :
きっとおばさんのために10円カンパしようとしたんだよ
78 = 1 :
―――深夜 1時 会長宅
会長「ふう……」
母「あ、おかえり……遅かったね」
会長「……ああ。少しね」
母「……あの」
会長「母さん、寝てないと。体、よくならないよ?」
母「あ、あの……無理……しないで」
会長「してないよ」
母「嘘……」
会長「母さんは何も心配しなくていい。早く病気を治そう」
母「……」
会長「僕はもう寝るから」
母「……おやすみ。早く寝なさいね?」
会長「分かってるよ」
79 :
しえん
80 = 32 :
母としては会長と一緒に過ごす時間が欲しいんだろうな…切ない
81 = 1 :
―――深夜 3時 自室
会長「ふう……よし。寝ようか」
ピリリリリ
会長「ん……はい?」
不良女『もしもし。なに起きてんの?』
会長「復習していたら遅くなった」
不良女『死ぬわよ?』
会長「死なない」
不良娘『……ねえ。おばさんの具合……どうなの?』
会長「―――よくはないな。自宅療養を医者が勧めてきた段階で、もう……」
不良女『……』
会長「これからは大変なんだ。進学のこともあるし……な」
不良女『あっそ……』
会長「……用事はそれだけか?切るぞ?」
82 = 1 :
―――不良女宅 自室
不良女「手伝えること……は……?」
会長『ない』
不良女「……お金……いるなら……」
会長『余計な気を回さなくても良い」
不良女「……でも」
会長『君は君のために使えばいい。私のことなど気にするな』
不良女「わ、私は別に……!!」
会長『ありがとう……君だけだな。そうやって私を心配してくれているのは』
不良女「……馬鹿。糞眼鏡」
会長『眼鏡は気に入っている』
不良女「……早く寝ろ!!死ね!!」
不良女「―――はぁ……あいつ……本当に馬鹿……」
85 = 1 :
―――翌日 7時 学校
会長「ふむ」
副会長「会長、おはようございます!!」
会長「おはよう」
副会長(ま、また会長のほうが早い……)
会長「さて、今日は生徒会室の掃除でもしようか」
副会長「わっかりました!!バケツに水を入れてきます!!」
会長「いやいや。ぞうきんを湿らせてきてくれればいい。バケツなど不要だ」
副会長「あ……そうですね」
会長「うむ」
副会長「はぁ……じゃあ、濡らしてきます」
会長「お願いする」
副会長(あーもう!私って馬鹿だなぁ……)
86 :
毎晩2時寝の6時起きか?
死ぬな
87 :
なげえよ
はやくDQNの人体解体始めろ
88 = 1 :
副会長「あ、あの……訊いてもいいですか?」
会長「なんなりと」
副会長「会長って……何時に登校してるんですか?」
会長「7時、5分前には着くように家を出ている」
副会長「そ、そこまでするなんて……すごいですね」
会長「いや、一年のときから会長をしていて……生徒の見本になるためにもな」
副会長「はぁ……すごい……」
会長「君も7時にはいつも来ているではないか」
副会長「わ、私は……えっと……」
会長「君の献身はとても助かる。これからもできればお願いしたい」
副会長「あ、当たり前ですよ!!副会長は会長を補佐するのが仕事ですから!!」
会長「だが、無理はするな?早起きして授業中に寝てしまっては元の子もないからな」
副会長「は、はい!!」
副会長(はぁ……やっぱり優しい……素敵……)
89 = 75 :
そろそろパンツ脱いでいい?
90 :
会長って女だろ?
91 = 1 :
―――昼休み
DQN「おーっす」
女友「やっほー」
不良女「あ。今頃、来たの?」
DQN「おう。なあなあ、今日暇か?」
不良女「まあ、バイトもないし……」
女友「バイト?バイトしてんの?」
不良女「うん」
DQN「時給は?」
不良女「880円だけど?」
女友「それ効率悪いって」
DQN「そうだな。もっといいところ紹介してやるよ。昨日さ、俺の先輩が教えてくれたんだよ」
女友「可愛い子がいるんだって。で、アンタを誘ってみよっかって話になってね?」
不良女「なに?バイトの話?」
DQN「おう。一日で10万も稼げるらしいぞ?なあ、行くだろ?」
92 :
なにこれめだけボックス?
93 = 65 :
これはレイープフラグ
96 = 1 :
不良女「10万って……ほんとに?」
DQN「お前、可愛いから最低でも5万ぐらいはいけんじゃね?」
女友「うんうん」
不良女(1日でそれだけ稼げたら……アイツも苦労しないで……済むかも)
DQN「な、好きな服とか買い放題だぜ?」
不良女「それ、変な仕事じゃない?」
女友「全然」
DQN「んなわけねーだろ。お前に変な仕事なんて紹介するわけないべ?」
不良女「……なら、行く。紹介して」
DQN「お!そうこなくちゃ!」
女友「じゃあ、今日の夜8時に駅前ね」
不良女「うん」
DQN(これで先輩に殴られないで済むな……ふぅ)
97 :
いやあああああ
98 :
あーあ
99 :
友達を売るとは‥‥
みんなの評価 : ★★★
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