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元スレ結衣「あ、ラムレーズン切らしちゃった」

みんなの評価 : ★★
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結衣「……こうしてほしかった?」
京子「……うっ」
結衣「あまえんぼ」
京子「うっさい結衣のケチ!」
結衣「そこでケチって言う意味がわからん」
まあけど。
こんなに照れてる京子の顔が見れたことだし許すとするか。
あかり「なんか京子ちゃんと結衣ちゃん、すごくいい雰囲気だよ~」
ちなつ「あかりちゃん、その発言はその場の雰囲気を壊すと思うの」
あかり「えっ」
ちなつ「けどいいよもとやっちゃって」
あかり「ちなつちゃん目がこわいよ」
京子「……うっ」
結衣「あまえんぼ」
京子「うっさい結衣のケチ!」
結衣「そこでケチって言う意味がわからん」
まあけど。
こんなに照れてる京子の顔が見れたことだし許すとするか。
あかり「なんか京子ちゃんと結衣ちゃん、すごくいい雰囲気だよ~」
ちなつ「あかりちゃん、その発言はその場の雰囲気を壊すと思うの」
あかり「えっ」
ちなつ「けどいいよもとやっちゃって」
あかり「ちなつちゃん目がこわいよ」
◆
それから、四人でゲームセンターやらどこかに遊びに行っているといつのまにか
日が暮れそうになってしまっていた。
あかり「それじゃあ、あかりたちはもう帰るねー」
ちなつ「結衣先輩、さよならあー、またすぐ明日にでも……!」
あかり「明日は日曜日だよ、ちなつちゃん!」
ちなつ「そんな~」
どたばたと帰って行くあかりたちを見送り、
「さて」と私たちは二人のいなくなった方に背を向けた。
京子「おなかすいた」
結衣「またか」
京子「帰ったらすぐご飯な」
結衣「はいはい」
それから、四人でゲームセンターやらどこかに遊びに行っているといつのまにか
日が暮れそうになってしまっていた。
あかり「それじゃあ、あかりたちはもう帰るねー」
ちなつ「結衣先輩、さよならあー、またすぐ明日にでも……!」
あかり「明日は日曜日だよ、ちなつちゃん!」
ちなつ「そんな~」
どたばたと帰って行くあかりたちを見送り、
「さて」と私たちは二人のいなくなった方に背を向けた。
京子「おなかすいた」
結衣「またか」
京子「帰ったらすぐご飯な」
結衣「はいはい」
とりあえずスーパーに寄って、晩御飯の食材を揃えていく。
胡瓜を品定めしながら、「それにしてもさ」と呟いてみた。
京子「なんだ?」
結衣「おい売り物で遊んでんなよ」
京子「つい手が勝手に」
結衣「いやそれはおかしい」
京子「で、なにー?」
結衣「……やっぱなんでもない」
まあ、いっか。
聞かなくったって。
胡瓜を品定めしながら、「それにしてもさ」と呟いてみた。
京子「なんだ?」
結衣「おい売り物で遊んでんなよ」
京子「つい手が勝手に」
結衣「いやそれはおかしい」
京子「で、なにー?」
結衣「……やっぱなんでもない」
まあ、いっか。
聞かなくったって。
京子「なんだよー」
結衣「なんでもないってば」
京子「ヒゲ」
結衣「突然言われてもわけわからん」
京子「胡瓜」
結衣「どう贔屓目に見てもヒゲには見えないんだけど」
京子「ちっ。引っ掛からなかったか……笑かしたら吐くかと思ったのに」
結衣「いや無理だから。第一笑えない」
結衣「なんでもないってば」
京子「ヒゲ」
結衣「突然言われてもわけわからん」
京子「胡瓜」
結衣「どう贔屓目に見てもヒゲには見えないんだけど」
京子「ちっ。引っ掛からなかったか……笑かしたら吐くかと思ったのに」
結衣「いや無理だから。第一笑えない」
>>156
京子「で、挽肉ちゃんと買った?」
結衣「うん、たぶん」
京子「どれどれ」ガサゴソ
結衣「えーっと、他になにかいるものは……」
京子「あー、ないよ結衣!挽肉!」
結衣「えっ」
京子「だからいれといたからな!」
結衣「あ、サンキュー……って、何ちゃっかり色々カゴにいれてんだよ」
京子「お菓子、あと挽肉+100グラム」
結衣「誰が食う」
京子「さあ」
京子「で、挽肉ちゃんと買った?」
結衣「うん、たぶん」
京子「どれどれ」ガサゴソ
結衣「えーっと、他になにかいるものは……」
京子「あー、ないよ結衣!挽肉!」
結衣「えっ」
京子「だからいれといたからな!」
結衣「あ、サンキュー……って、何ちゃっかり色々カゴにいれてんだよ」
京子「お菓子、あと挽肉+100グラム」
結衣「誰が食う」
京子「さあ」
結衣「戻してこい」
京子「えー」
結衣「えーじゃない。行け」
京子「じゃあその代わりこれだけは」
結衣「ラムレーズンは家にあるから」
京子「ほんと!?」
結衣「ほんと」
京子「じゃあ許す」
結衣「何を許されるんだ私」
京子「えー」
結衣「えーじゃない。行け」
京子「じゃあその代わりこれだけは」
結衣「ラムレーズンは家にあるから」
京子「ほんと!?」
結衣「ほんと」
京子「じゃあ許す」
結衣「何を許されるんだ私」
京子「んじゃ戻してくるから先レジ並んどいて」
結衣「わかった」
京子「迷子になっちゃやーよ!」
結衣「それはお前だろ。むしろ迷子なってこい」
たたたっと京子がラムレーズンその他諸々を棚に返しに走っていくのを横目に、
私はレジへと足を向けた。一番少ない列に並びほっと一段楽していると、
知ってる声が聞こえた気がした。
「だーれがおっぱいなんですの、いい加減にしなさい!」
「うっせーよバーカ!おっぱいおっぱいおっぱい魔人!」
一応小さい子とか成人のお兄さんとかいるわけだから、あまりそういうことは
叫ばない方がいいと思うんだけどな。
もしこれがRPGの世界か何かだったら私は迷わずスルーを選択する。
結衣「京子が気付かなきゃいいんだけど……」
絶対絡みに行きそうだしな、あいつのことだから。
結衣「わかった」
京子「迷子になっちゃやーよ!」
結衣「それはお前だろ。むしろ迷子なってこい」
たたたっと京子がラムレーズンその他諸々を棚に返しに走っていくのを横目に、
私はレジへと足を向けた。一番少ない列に並びほっと一段楽していると、
知ってる声が聞こえた気がした。
「だーれがおっぱいなんですの、いい加減にしなさい!」
「うっせーよバーカ!おっぱいおっぱいおっぱい魔人!」
一応小さい子とか成人のお兄さんとかいるわけだから、あまりそういうことは
叫ばない方がいいと思うんだけどな。
もしこれがRPGの世界か何かだったら私は迷わずスルーを選択する。
結衣「京子が気付かなきゃいいんだけど……」
絶対絡みに行きそうだしな、あいつのことだから。
と思った矢先、京子が戻ってくるのが見えた。
よし、ここは絶対に生徒会の一年生二人の姿を――
結衣「って、綾乃に千歳!?」
綾乃「こ、こんばんは、船見さん……」
千歳「今日は二人で買物やってんなあ」
京子「そういう綾乃と千歳も二人っきりで買物してるじゃーん」
千歳「なんややらしい言い方やけどうちと綾乃ちゃんは別に」
綾乃「ち、千歳!こんな奴の言うことなんかほうっておいて帰りましょ!」
千歳「えー、待ってーや綾乃ちゃーん」
京子「あり、行っちゃった」
結衣「なんだったんだ……」
京子「あ、綾乃、何か落とした……ってもう聞こえないか」
結衣「なに拾ったの?」
京子「チラシだ」
綾乃の落としていったチラシを二人で覗き込む。
『ラブラブデート企画!一日参加してくれたカップルには抽選で――』
よし、ここは絶対に生徒会の一年生二人の姿を――
結衣「って、綾乃に千歳!?」
綾乃「こ、こんばんは、船見さん……」
千歳「今日は二人で買物やってんなあ」
京子「そういう綾乃と千歳も二人っきりで買物してるじゃーん」
千歳「なんややらしい言い方やけどうちと綾乃ちゃんは別に」
綾乃「ち、千歳!こんな奴の言うことなんかほうっておいて帰りましょ!」
千歳「えー、待ってーや綾乃ちゃーん」
京子「あり、行っちゃった」
結衣「なんだったんだ……」
京子「あ、綾乃、何か落とした……ってもう聞こえないか」
結衣「なに拾ったの?」
京子「チラシだ」
綾乃の落としていったチラシを二人で覗き込む。
『ラブラブデート企画!一日参加してくれたカップルには抽選で――』
結衣「なんだこれ」
京子「あ、日付今日になってる」
結衣「ほんとだ」
京子「ってことはあの二人、これに参加してたってわけか」
結衣「まさか」
京子「幸せそうだねえ」
結衣「羨ましい?」
京子「今は私も充分幸せ者だからね。結衣のハンバーグただで食べさせてもらえるし」
店員「お次のお客様ー」
結衣「……ふーん」
京子「あ、日付今日になってる」
結衣「ほんとだ」
京子「ってことはあの二人、これに参加してたってわけか」
結衣「まさか」
京子「幸せそうだねえ」
結衣「羨ましい?」
京子「今は私も充分幸せ者だからね。結衣のハンバーグただで食べさせてもらえるし」
店員「お次のお客様ー」
結衣「……ふーん」
◆
ガチャッ
重い荷物を持って、ようやく家へ辿り着いた。
結衣「あー、疲れた」
京子「ふいー、私ゃもう思い遺すことはねえ……」
結衣「勝手に死んどけ」
京子「やだ」
結衣「嫌なら玄関で寝転がってないで晩御飯の用意手伝え」
京子「はい」
ガチャッ
重い荷物を持って、ようやく家へ辿り着いた。
結衣「あー、疲れた」
京子「ふいー、私ゃもう思い遺すことはねえ……」
結衣「勝手に死んどけ」
京子「やだ」
結衣「嫌なら玄関で寝転がってないで晩御飯の用意手伝え」
京子「はい」
結衣「じゃ、ちゃんと手洗って」
京子「なんか結衣ってお母さんみたい」
結衣「褒めてんの?けなしてんの?」
京子「褒めてる」
結衣「複雑な気分だ」
京子「これをコネコネすればいいのか」
結衣「そう」
京子「コネコネ、コネコネ」
結衣「いちいち口に出さなくていいから」コネコネ
京子「けどさー、私結衣の作ったハンバーグ食べたかったんだけど」
結衣「じゃあ今こねてるの食べる?」
京子「なら結衣は今私のこねてるやつを食うんだな!」
結衣「べつにいいけど」
京子「なんか結衣ってお母さんみたい」
結衣「褒めてんの?けなしてんの?」
京子「褒めてる」
結衣「複雑な気分だ」
京子「これをコネコネすればいいのか」
結衣「そう」
京子「コネコネ、コネコネ」
結衣「いちいち口に出さなくていいから」コネコネ
京子「けどさー、私結衣の作ったハンバーグ食べたかったんだけど」
結衣「じゃあ今こねてるの食べる?」
京子「なら結衣は今私のこねてるやつを食うんだな!」
結衣「べつにいいけど」
京子「コネコネー、コネコネッコネッコネッ♪」
結衣「変な歌」
京子「えぇーそうかー?コネッココネッコネコロコロ♪」
結衣「コロコロに変わってるし」
京子「あー、なんか楽しくなってきた」
結衣「それは良かった」
京子「たまには結衣ん家で料理するのも悪くないな!」
結衣「やるのはいいけどどうせやるんなら自分家でやれよ」
京子「えっ」
結衣「なんだよその反応……」
京子「だって、自分の母親と夫婦みたいなんて嫌じゃん」
結衣「……は?」
京子「いやさ、こうして二人でコネコネってると夫婦みたいじゃん?」
結衣「……」
結衣「変な歌」
京子「えぇーそうかー?コネッココネッコネコロコロ♪」
結衣「コロコロに変わってるし」
京子「あー、なんか楽しくなってきた」
結衣「それは良かった」
京子「たまには結衣ん家で料理するのも悪くないな!」
結衣「やるのはいいけどどうせやるんなら自分家でやれよ」
京子「えっ」
結衣「なんだよその反応……」
京子「だって、自分の母親と夫婦みたいなんて嫌じゃん」
結衣「……は?」
京子「いやさ、こうして二人でコネコネってると夫婦みたいじゃん?」
結衣「……」
京子「反応薄いぞ結衣ー」
結衣「私は京子の考えることがいまいちよくわからない」
京子「むー、そうかー?朝は私のことなんでもお見通しって言ってたくせに」
突然何言い出すかと思ったら。
恋人の次は夫婦みたいって。
絶対、私が京子のことを知っているよりも数倍京子は私のことを知ってるんじゃないかと思う。
結衣「あれはあれ、これはこれ」
あーもう。
なんで私がこんなに恥ずかしくならなきゃいけないんだ。
結衣「私は京子の考えることがいまいちよくわからない」
京子「むー、そうかー?朝は私のことなんでもお見通しって言ってたくせに」
突然何言い出すかと思ったら。
恋人の次は夫婦みたいって。
絶対、私が京子のことを知っているよりも数倍京子は私のことを知ってるんじゃないかと思う。
結衣「あれはあれ、これはこれ」
あーもう。
なんで私がこんなに恥ずかしくならなきゃいけないんだ。
京子「また照れたな」
結衣「うるさいなあ」
京子「ふふっ、だんだんこの京子様に堕ちかけてると見えた!」
結衣「変なこと言ってないで手動かせ」
京子「へーい」コネコネ
結衣「……」
京子「結衣」
結衣「なんだよ」
京子「なんでもない」
結衣「……」
京子「……」
結衣「……」チラッ
結衣「うるさいなあ」
京子「ふふっ、だんだんこの京子様に堕ちかけてると見えた!」
結衣「変なこと言ってないで手動かせ」
京子「へーい」コネコネ
結衣「……」
京子「結衣」
結衣「なんだよ」
京子「なんでもない」
結衣「……」
京子「……」
結衣「……」チラッ
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