私的良スレ書庫
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元スレ結衣「あ、ラムレーズン切らしちゃった」
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京子「一度こうやって結衣を後ろからぎゅーってしてみたかったんだよなー」
結衣「夢が叶ってよかったな。後ろからっていうか京子の後ろは床だけどな」
京子「このまま誰かが来たら私たちどんなふうに思われるだろう」
結衣「ラッコかなにか」
京子「あんまりいいもんじゃないな」
結衣「うん」
京子「けども少しこのままじゃだめ?」
結衣「……だめじゃないけど」
結衣「夢が叶ってよかったな。後ろからっていうか京子の後ろは床だけどな」
京子「このまま誰かが来たら私たちどんなふうに思われるだろう」
結衣「ラッコかなにか」
京子「あんまりいいもんじゃないな」
結衣「うん」
京子「けども少しこのままじゃだめ?」
結衣「……だめじゃないけど」
うん、だめじゃないけど。
京子は私の返事を聞くと、ひとしきり私の身体をぎゅっとして唐突に離した。
結衣「……苦しかった」
京子「私の精一杯の愛だ受取れ」
結衣「受取れない」
京子「結衣ったらひどいっ」
結衣「もう……っていうか私だけじゃなくって京子の髪までぐしゃぐしゃだよ」
京子は私の返事を聞くと、ひとしきり私の身体をぎゅっとして唐突に離した。
結衣「……苦しかった」
京子「私の精一杯の愛だ受取れ」
結衣「受取れない」
京子「結衣ったらひどいっ」
結衣「もう……っていうか私だけじゃなくって京子の髪までぐしゃぐしゃだよ」
京子「うおっ!?」
結衣「しかたないな、貸してみ、櫛」
京子「えー、自分でするしなんか恥ずかしいじゃん」
結衣「なんでそこで照れんだよ」
京子「照れるっていうか結衣の梳き方痛い」
結衣「……」
京子「いや嘘ごめんなさいお願いします」
結衣「しかたないな、貸してみ、櫛」
京子「えー、自分でするしなんか恥ずかしいじゃん」
結衣「なんでそこで照れんだよ」
京子「照れるっていうか結衣の梳き方痛い」
結衣「……」
京子「いや嘘ごめんなさいお願いします」
気持ち悪い書き方だなぁ……君、新参?
古参の俺からしたらもうまだまだ初心者だね
古参の俺からしたらもうまだまだ初心者だね
◆
結衣「はー、やっと外出れた」
京子「ねえ結衣、リボンないと落ち着かないんだけど」
隣を歩く京子が確かに落ち着かなさげに頭に手をやっている。
今京子がしているのは、昔京子が誕生日プレゼントにと冗談か本気でか知らないが
贈ってくれたなんとも言えない柄のカチューシャ。結局私は使ったことが無いので
京子に再利用。
結衣「それも似合ってるからいいんじゃない」
京子「そ、そうか……?」
結衣「それに京子はこのカチューシャの柄が好きだから私にもつけてほしいって言って
買ってきてくれたんでしょ?」
京子「……はい、左様で御座います」
結衣「なら問題ないよね」
京子「ぐっ」
結衣「はー、やっと外出れた」
京子「ねえ結衣、リボンないと落ち着かないんだけど」
隣を歩く京子が確かに落ち着かなさげに頭に手をやっている。
今京子がしているのは、昔京子が誕生日プレゼントにと冗談か本気でか知らないが
贈ってくれたなんとも言えない柄のカチューシャ。結局私は使ったことが無いので
京子に再利用。
結衣「それも似合ってるからいいんじゃない」
京子「そ、そうか……?」
結衣「それに京子はこのカチューシャの柄が好きだから私にもつけてほしいって言って
買ってきてくれたんでしょ?」
京子「……はい、左様で御座います」
結衣「なら問題ないよね」
京子「ぐっ」
変なものばかり贈ってくる京子に、たまには仕返しもいいんじゃないかと思う。
だいぶ歩いてやっと馴れてきたのか、次第に京子が元気になってきた。
京子「あっ、結衣!あの雑貨屋、新しいの入荷したみたいだ!」
結衣「あの雑貨屋って、京子がいつも変なおもちゃ買ってくるところか……」
京子「変なとは失敬な。寄ってっても――」
結衣「だめ」
京子「本日二度目の結衣のケチ」
結衣「本日二度目って別に言わなくても」
だいぶ歩いてやっと馴れてきたのか、次第に京子が元気になってきた。
京子「あっ、結衣!あの雑貨屋、新しいの入荷したみたいだ!」
結衣「あの雑貨屋って、京子がいつも変なおもちゃ買ってくるところか……」
京子「変なとは失敬な。寄ってっても――」
結衣「だめ」
京子「本日二度目の結衣のケチ」
結衣「本日二度目って別に言わなくても」
京子「で、どこ行くんだっけ」
結衣「本来の目的を忘れたのか」
京子「なんだっけ」
結衣「ガチで忘れてるのな」
京子「文房具屋?」
結衣「シャー芯買いに来たんだろ」
京子「あー、そうだっけ」
結衣「うん」
京子「ねえ結衣」
結衣「ん?」
京子「お腹減った」
結衣「……」
結衣「本来の目的を忘れたのか」
京子「なんだっけ」
結衣「ガチで忘れてるのな」
京子「文房具屋?」
結衣「シャー芯買いに来たんだろ」
京子「あー、そうだっけ」
結衣「うん」
京子「ねえ結衣」
結衣「ん?」
京子「お腹減った」
結衣「……」
京子「昼食べよう、昼!」
結衣「先に買ってから」
京子「そこにモックあるんだ!今突撃しないでどうする!」
結衣「モックは逃げねーよ」
京子「結衣のケチ三回目」
結衣「もうケチでもなんでもいいわ……京子の使ってるのってこっちだっけ?」
京子「よく覚えてるな」
結衣「まあな」
京子「けどこっちはマンガのネーム用、こっちが勉強用だ」
結衣「わけてるんだ」
京子「今決めた」
結衣「先に買ってから」
京子「そこにモックあるんだ!今突撃しないでどうする!」
結衣「モックは逃げねーよ」
京子「結衣のケチ三回目」
結衣「もうケチでもなんでもいいわ……京子の使ってるのってこっちだっけ?」
京子「よく覚えてるな」
結衣「まあな」
京子「けどこっちはマンガのネーム用、こっちが勉強用だ」
結衣「わけてるんだ」
京子「今決めた」
結衣「……すいませーん、レジおねがいしまーす」
京子「スルー!?」
ずーんと沈む京子をよそに、私はお金を払うと別々にしてもらった袋の一つを
京子に渡した。
結衣「はい。で、昼はモックで良かったんだっけ」
京子「あ、うん。モックが食いたい!」
結衣「昼ごはんの話になると急に元気になったな」
京子「女子中学生は四六時中食ってないと死ぬんだぞ」
結衣「そんな話聞いたことない」
京子「ていうかそんなの無理だよなー」
結衣「じゃあ言うなよ」
京子「いや、マンガのネタに使えねーかなと」
結衣「無理だろ」
京子「うん、無理だ」
京子「スルー!?」
ずーんと沈む京子をよそに、私はお金を払うと別々にしてもらった袋の一つを
京子に渡した。
結衣「はい。で、昼はモックで良かったんだっけ」
京子「あ、うん。モックが食いたい!」
結衣「昼ごはんの話になると急に元気になったな」
京子「女子中学生は四六時中食ってないと死ぬんだぞ」
結衣「そんな話聞いたことない」
京子「ていうかそんなの無理だよなー」
結衣「じゃあ言うなよ」
京子「いや、マンガのネタに使えねーかなと」
結衣「無理だろ」
京子「うん、無理だ」
モックに入るとちょうどお昼時だったせいか、かなりの人がいた。
うわあ、いっぱいだと京子が呆然と呟いた。
結衣「そこまでがっかりしなくても。違う店行く?」
京子「だめだ、結衣!私たちがここにいなきゃどうする!」
結衣「べつにどうにもならないが」
京子「ん?ていうかあれちなつちゃんじゃない?」
喚いていた京子が突然、レジの前のほうを指して言った。
本当だ、確かにちなつちゃんっぽい。
うわあ、いっぱいだと京子が呆然と呟いた。
結衣「そこまでがっかりしなくても。違う店行く?」
京子「だめだ、結衣!私たちがここにいなきゃどうする!」
結衣「べつにどうにもならないが」
京子「ん?ていうかあれちなつちゃんじゃない?」
喚いていた京子が突然、レジの前のほうを指して言った。
本当だ、確かにちなつちゃんっぽい。
京子「おーい、ちなつちゃーん!」
結衣「ちょ、そんな大きい声で呼ぶなよ!ちなつちゃんが怒るんじゃ……」
ちなつ「……」ゴゴゴゴゴッ
京子「あ、気付いた」
結衣「そしてやっぱり怒ってる」
ちなつちゃんは並んでいた列を抜け出すと、猛烈な勢いでこちらに
走り寄ってきた。
ちなつ「結衣せんぱーいっ!」
京子にガンを飛ばすかと思いきや、
京子には一瞥もくれずに私に抱きついてくる。
結衣「ちょ、そんな大きい声で呼ぶなよ!ちなつちゃんが怒るんじゃ……」
ちなつ「……」ゴゴゴゴゴッ
京子「あ、気付いた」
結衣「そしてやっぱり怒ってる」
ちなつちゃんは並んでいた列を抜け出すと、猛烈な勢いでこちらに
走り寄ってきた。
ちなつ「結衣せんぱーいっ!」
京子にガンを飛ばすかと思いきや、
京子には一瞥もくれずに私に抱きついてくる。
京子「ちなつちゃん、列抜けちゃっていいの?」
あかり「本当だよ、ちなつちゃん」
ちなつ「いいんです、結衣先輩がいるからー♪」
結衣「いたいいたい」
ちなつ「きゃっ、すいません結衣先輩ー!ついぎゅーってしすぎちゃいました!」
京子「ていうかあかり」
あかり「なあに、京子ちゃん」ニコニコ
京子「いたんだ」
あかり「ひどいよっ!?」
あかり「本当だよ、ちなつちゃん」
ちなつ「いいんです、結衣先輩がいるからー♪」
結衣「いたいいたい」
ちなつ「きゃっ、すいません結衣先輩ー!ついぎゅーってしすぎちゃいました!」
京子「ていうかあかり」
あかり「なあに、京子ちゃん」ニコニコ
京子「いたんだ」
あかり「ひどいよっ!?」
◆
結局、いつもの娯楽部四人でお昼を食べることになった。
私の前にちなつちゃん、隣の席があかりでその前が京子だ。
京子「私はちなつちゃんの隣だー!」
ちなつ「ちょ、こっち来ないでくださいよ!」
あかり「あかり、みんなでお昼嬉しいよー」
結衣「いつも食べてるけどな」
京子「ちなつちゃん、食べさせてあげよう!」
ちなつ「や、やめてくださいよー!ふえーん、結衣せんぱーい!」
京子「まあまあ、そう逃げなさるな」
あかり「京子ちゃん親父みたいー」
京子「あかり、さりげなく酷い事言うな……」
ちなつ「あかりちゃん……いいよもっと言え」
結局、いつもの娯楽部四人でお昼を食べることになった。
私の前にちなつちゃん、隣の席があかりでその前が京子だ。
京子「私はちなつちゃんの隣だー!」
ちなつ「ちょ、こっち来ないでくださいよ!」
あかり「あかり、みんなでお昼嬉しいよー」
結衣「いつも食べてるけどな」
京子「ちなつちゃん、食べさせてあげよう!」
ちなつ「や、やめてくださいよー!ふえーん、結衣せんぱーい!」
京子「まあまあ、そう逃げなさるな」
あかり「京子ちゃん親父みたいー」
京子「あかり、さりげなく酷い事言うな……」
ちなつ「あかりちゃん……いいよもっと言え」
あかり「えぇっ!?」
京子「ふふっ、もう親父でもなんでもいい!ちなつちゃん!」
ちなつ「ひいっ」
結衣「……」
あかり「ちなつちゃんと京子ちゃん、仲いいなあ、……結衣ちゃん?」
結衣「へ?」
あかり「どうしたの?さっきから全然食べて無いし。あかりのハンバーガーと変えようか?」
結衣「いや、そういうわけじゃなくって」
だめだ、何がだめってよくわからないけど。
今日はずっと京子と二人のつもりだったからというか、なんというか。
京子「ふふっ、もう親父でもなんでもいい!ちなつちゃん!」
ちなつ「ひいっ」
結衣「……」
あかり「ちなつちゃんと京子ちゃん、仲いいなあ、……結衣ちゃん?」
結衣「へ?」
あかり「どうしたの?さっきから全然食べて無いし。あかりのハンバーガーと変えようか?」
結衣「いや、そういうわけじゃなくって」
だめだ、何がだめってよくわからないけど。
今日はずっと京子と二人のつもりだったからというか、なんというか。
親父ってお父さんってことかな?
それともオヤジ臭いってことかしら…
それともオヤジ臭いってことかしら…
結衣ってスレタイにあるだけで
結あか書き込むやつうざいんだよ
結あか書き込むやつうざいんだよ
あ、結衣じゃなくて京子だった
>.134はなかった事に
でも、あかりならおじさんって言う気がするよね!
>.134はなかった事に
でも、あかりならおじさんって言う気がするよね!
予想外のちなつちゃん(とあかり)の登場で混乱してるっていうか、
いつもはなんともないのに京子がちなつちゃんに手出してるの見てると少しいらっと
するというか。
あぁ、そうだ。
ちなつちゃんがかわいそうだからか。
うん、きっとそうだそうに違いない。
結衣「……」スクッ
あかり「結衣ちゃん?」
結衣「京子、ちなつちゃんをいじめるな!」
ちなつ「結衣先輩……!」キラキラ
京子「……うぅ」
いつもはなんともないのに京子がちなつちゃんに手出してるの見てると少しいらっと
するというか。
あぁ、そうだ。
ちなつちゃんがかわいそうだからか。
うん、きっとそうだそうに違いない。
結衣「……」スクッ
あかり「結衣ちゃん?」
結衣「京子、ちなつちゃんをいじめるな!」
ちなつ「結衣先輩……!」キラキラ
京子「……うぅ」
ふう、すっきりした。
……ようなしてないような。
京子「別にいじめてなんかないし。ね、ちなつちゃん?」
ちなつ「ちょ、京子先輩、触らないでくださいってばー!」
結衣「だから……!」
京子「……ちなつちゃんばっかずるい」
結衣「え?」
あかり「ちなつちゃんばっか?」
ちなつ「どういうことですか……」
京子「あ、いや、間違えた、ええと……そ、そうだ、ゆ、結衣ばかりちなつちゃんに
手出していいなんてずるいっていうこと!」
……ようなしてないような。
京子「別にいじめてなんかないし。ね、ちなつちゃん?」
ちなつ「ちょ、京子先輩、触らないでくださいってばー!」
結衣「だから……!」
京子「……ちなつちゃんばっかずるい」
結衣「え?」
あかり「ちなつちゃんばっか?」
ちなつ「どういうことですか……」
京子「あ、いや、間違えた、ええと……そ、そうだ、ゆ、結衣ばかりちなつちゃんに
手出していいなんてずるいっていうこと!」
ちなつ「当たり前ですよ!結衣先輩だったら私、どんなとこ触られても平気ですけどっ」ポッ
あかり「どんなとこも!?」
ちなつ「あかりちゃんうるさい」
あかり「ひどいっ」
なんか、突然どうでもよくなってきた。
イライラのかわりに、今の京子が少しおかしくて笑いたくなってくる。
京子「あぁ、えーなんだ……」
混乱したような京子の頭に、朝勉強していたときみたいに私の手をぽんっと置いた。
そしてあの時よりも出来るだけ優しく、京子の頭を撫でてみる。
ちなつ「結衣先輩!?」
あかり「どんなとこも!?」
ちなつ「あかりちゃんうるさい」
あかり「ひどいっ」
なんか、突然どうでもよくなってきた。
イライラのかわりに、今の京子が少しおかしくて笑いたくなってくる。
京子「あぁ、えーなんだ……」
混乱したような京子の頭に、朝勉強していたときみたいに私の手をぽんっと置いた。
そしてあの時よりも出来るだけ優しく、京子の頭を撫でてみる。
ちなつ「結衣先輩!?」
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