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元スレさやか「奇跡も魔法も、あ…… あぁッ!?」
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恭介「僕の手は二度と動かないんだよ……奇跡か魔法でもない限り……」
さやか「……あるよ。奇跡も魔法も、あ……」
さやか「あぁッ!?」
恭介「!?」
さやか「……あるよ。奇跡も魔法も、あ……」
さやか「あぁッ!?」
恭介「!?」
さやか「………」
恭介「な、何だよ、さやか。突然大声出して……」
さやか「い、いやー、別に?何でもない何でもない!」タラタラ
恭介「………?」
さやか(……そういえば、あの時)
――――――――――――――――――――
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恭介「な、何だよ、さやか。突然大声出して……」
さやか「い、いやー、別に?何でもない何でもない!」タラタラ
恭介「………?」
さやか(……そういえば、あの時)
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恭介父『さやかちゃん、君に頼みがある。これを預かっていて欲しいんだ』
さやか『え、これって……恭介のバイオリンじゃないですか!なんであたしなんかに!?』
恭介父『……怪我の具合が一向に良くならなくてね。どうやら、恭介は自暴自棄になってしまっているようだ』
恭介父『もうバイオリンは見たくない、処分してくれと……私に頼んできたんだよ』
さやか『………』
恭介父『だが、私は諦めたくないんだ。父親として、恭介の夢を叶えてやりたい。例え完治する可能性がほとんど残っていなくとも……』
さやか『おじさん……』
さやか『え、これって……恭介のバイオリンじゃないですか!なんであたしなんかに!?』
恭介父『……怪我の具合が一向に良くならなくてね。どうやら、恭介は自暴自棄になってしまっているようだ』
恭介父『もうバイオリンは見たくない、処分してくれと……私に頼んできたんだよ』
さやか『………』
恭介父『だが、私は諦めたくないんだ。父親として、恭介の夢を叶えてやりたい。例え完治する可能性がほとんど残っていなくとも……』
さやか『おじさん……』
恭介父『もしも……もしも奇跡が起こって、恭介の腕が治った時のために。あいつの楽器を残しておいてやりたいんだ』
恭介父『だから、君にこれを預かっていて貰いたい。あいつの演奏を、いつも素敵な笑顔で聴いてくれていた君にね』
恭介父『……頼めるかい?』
さやか『おじさん……!わかりました!』
さやか『あたしに任せてください!責任持って預かります!!』
――――――――――――――――――――
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恭介父『だから、君にこれを預かっていて貰いたい。あいつの演奏を、いつも素敵な笑顔で聴いてくれていた君にね』
恭介父『……頼めるかい?』
さやか『おじさん……!わかりました!』
さやか『あたしに任せてください!責任持って預かります!!』
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さやか(で、預かったのはよかったんだけど……)
さやか『恭介の、バイオリン………』ゴトッ
さやか『うわ、すごく使い込まれてる。……あいつ、本当にバイオリン馬鹿だったからなあ』
さやか『恭介……』グスッ
カサッ……
さやか『え』
G様「ハーイ!」
ブーン
さやか『ぎゃああああああああ!!!?』ブンッ
バキッ
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さやか『恭介の、バイオリン………』ゴトッ
さやか『うわ、すごく使い込まれてる。……あいつ、本当にバイオリン馬鹿だったからなあ』
さやか『恭介……』グスッ
カサッ……
さやか『え』
G様「ハーイ!」
ブーン
さやか『ぎゃああああああああ!!!?』ブンッ
バキッ
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さやか(壊しちゃったんだったあああ!!)
さやか「………」ダラダラ
恭介「さやか……?凄い汗だけど、大丈夫かい?」
さやか「えっ!?あ、ああ!今日は暑いねー!!」
恭介「……?」
さやか「えーっと、何の話だったっけ! あ、そうそう!恭介の手!恭介の手の話ね!」
恭介「え、あ、まあ……」
さやか「手、もう動かないんだっけ!いやー恭介も大変だね!さやかちゃん同情しちゃうよ!」
恭介「さやかは僕をいじめてるのかい?」
さやか「………」ダラダラ
恭介「さやか……?凄い汗だけど、大丈夫かい?」
さやか「えっ!?あ、ああ!今日は暑いねー!!」
恭介「……?」
さやか「えーっと、何の話だったっけ! あ、そうそう!恭介の手!恭介の手の話ね!」
恭介「え、あ、まあ……」
さやか「手、もう動かないんだっけ!いやー恭介も大変だね!さやかちゃん同情しちゃうよ!」
恭介「さやかは僕をいじめてるのかい?」
さやか「だ、大丈夫だって!奇跡も魔法もあるんだよ!うん!」
恭介「………」
さやか「あ、あたし今日は帰るね!ちょっと用事思い出しちゃって!」
恭介「………」
さやか「それじゃあね、恭介!ちゃんとCD聴きなさいよ!また明日くるから!」
さやか「奇跡も魔法もあるんだからね!それじゃ!」
ガラガラッ バタン
恭介「………何だったんだ……」
恭介「………」
さやか「あ、あたし今日は帰るね!ちょっと用事思い出しちゃって!」
恭介「………」
さやか「それじゃあね、恭介!ちゃんとCD聴きなさいよ!また明日くるから!」
さやか「奇跡も魔法もあるんだからね!それじゃ!」
ガラガラッ バタン
恭介「………何だったんだ……」
さやか「キュゥべえ!いるんでしょ!」
QB「やあ、さやか。その様子だと願い事は決まったようだね」
さやか「決まったよ!だから早く契約してよ!」
QB「随分と乗り気だね。僕としてはそのほうが嬉しいけど」
QB「それじゃあ、早速契約といこう。君の願いを言ってごらん」
さやか「あたしが預かってた恭介のバイオリン!あれを元通りにして!」
QB「合点承知の助さ!」
QB「………えっ?」
QB「やあ、さやか。その様子だと願い事は決まったようだね」
さやか「決まったよ!だから早く契約してよ!」
QB「随分と乗り気だね。僕としてはそのほうが嬉しいけど」
QB「それじゃあ、早速契約といこう。君の願いを言ってごらん」
さやか「あたしが預かってた恭介のバイオリン!あれを元通りにして!」
QB「合点承知の助さ!」
QB「………えっ?」
さやか「何してんのよ!早く契約してよ!」
QB「えっ、いや、その。今のは僕の聞き間違いかな?バイオリンを直せと言われた気がするんだけど」
さやか「そうだよ!あれ壊したのがばれたら恭介に嫌われちゃう!」
QB「ええー………」
さやか「ほら、早くしてよ!こっちは一刻を争うのよ!」
QB「……まあ、君がそう言うのなら。本当に後悔しないね?」
さやか「後悔なんてあるはずない!」
QB「わかったよ……契約は成立だ」
QB「君の願いはエントロピーを……… えっ」
さやか「?」
QB「エントロピーを凌駕しない……だと……?」
QB「えっ、いや、その。今のは僕の聞き間違いかな?バイオリンを直せと言われた気がするんだけど」
さやか「そうだよ!あれ壊したのがばれたら恭介に嫌われちゃう!」
QB「ええー………」
さやか「ほら、早くしてよ!こっちは一刻を争うのよ!」
QB「……まあ、君がそう言うのなら。本当に後悔しないね?」
さやか「後悔なんてあるはずない!」
QB「わかったよ……契約は成立だ」
QB「君の願いはエントロピーを……… えっ」
さやか「?」
QB「エントロピーを凌駕しない……だと……?」
>>11
さすがというかなんというか。
さすがというかなんというか。
さやか「な、何よ。まさか叶えられないなんて言うんじゃないでしょうね」
QB「……いや、確かに契約は成立した。 ………はずだよ、多分」
QB「恐らく、そのバイオリンも元通りになっているだろう……きっと」
さやか「なんだ、脅かさないでよ……」
QB「……まあ、いいか」
パァァァァ
さやか「これが……」
QB「ソウルジェム。魔法少女の力の源さ。さあ、受け取るといい。それが君の運命だ」
パァァ……
QB「……いや、確かに契約は成立した。 ………はずだよ、多分」
QB「恐らく、そのバイオリンも元通りになっているだろう……きっと」
さやか「なんだ、脅かさないでよ……」
QB「……まあ、いいか」
パァァァァ
さやか「これが……」
QB「ソウルジェム。魔法少女の力の源さ。さあ、受け取るといい。それが君の運命だ」
パァァ……
まるで売れば売るほど赤字になるドリームキャストのようなさやかだな
さやか「………」
QB「………」
さやQB「小さっ!?」
―――この日、見滝原に最弱の魔法少女が誕生した
QB「………」
さやQB「小さっ!?」
―――この日、見滝原に最弱の魔法少女が誕生した
>>30
分かりやすそうで分かりにくいわ
分かりやすそうで分かりにくいわ
――廃工場・魔女の結界内――
ガンガン!
まどか(これって、罰なのかな)
ガン!ガン!
まどか(わたしが弱虫でうそつきだから、きっとバチがあたったんだ)
ガンガンガン!!
まどか(きっと……)
ガンガガン!!ガガガガン!! ガンガガンガンガン!!
まどか(うるさっ!?)
ガンガン!
まどか(これって、罰なのかな)
ガン!ガン!
まどか(わたしが弱虫でうそつきだから、きっとバチがあたったんだ)
ガンガンガン!!
まどか(きっと……)
ガンガガン!!ガガガガン!! ガンガガンガンガン!!
まどか(うるさっ!?)
――工場前――
ほむら(魔女の結界はこの辺りに…… えっ?)
さやか「あーけーろー!あけろってばー!!」ガンガン
ほむら「………」
ガンガンガン
さやか「あけろー!あけろっつってんだろー!! ……って、転校生!?」
ほむら「……何をやっているの、あなたは。家を閉め出された酔っ払いじゃあるまいし」
さやか「い、いや、その。あたしも魔法少女になったんだけどさー……」
ほむら「!! 美樹さやか、あなたっ!」
さやか「な、なんだよ。あたしがどうしようと勝手でしょ!」
ほむら「………」
ほむら(魔女の結界はこの辺りに…… えっ?)
さやか「あーけーろー!あけろってばー!!」ガンガン
ほむら「………」
ガンガンガン
さやか「あけろー!あけろっつってんだろー!! ……って、転校生!?」
ほむら「……何をやっているの、あなたは。家を閉め出された酔っ払いじゃあるまいし」
さやか「い、いや、その。あたしも魔法少女になったんだけどさー……」
ほむら「!! 美樹さやか、あなたっ!」
さやか「な、なんだよ。あたしがどうしようと勝手でしょ!」
ほむら「………」
ほむら「……それで?結界に乗り込むわけでもなく、入り口を叩いて何をしていたの?」
さやか「いやね。どうもこの中が結界みたいなんだけどさ……」スゥ
ブンッ パキィン
さやか「………」
ほむら「………」
さやか「……まあ、この通り。入り口を作ろうにもあたしの剣のほうが折れちゃうもんで……」
ほむら(弱っ!?)
さやか「でも、こんなことしてる場合じゃないんだ。中にまどかが……!」
ほむら「!? まどか!」カチッ
さやか「……って、消えた!?何なのあいつ!?」
さやか「いやね。どうもこの中が結界みたいなんだけどさ……」スゥ
ブンッ パキィン
さやか「………」
ほむら「………」
さやか「……まあ、この通り。入り口を作ろうにもあたしの剣のほうが折れちゃうもんで……」
ほむら(弱っ!?)
さやか「でも、こんなことしてる場合じゃないんだ。中にまどかが……!」
ほむら「!? まどか!」カチッ
さやか「……って、消えた!?何なのあいつ!?」
さやか「まどか!大丈夫!?」
まどか「あ、さやかちゃん……」
さやか「……よかった、無事だったんだね。マミさんに続いてまどかまで亡くしてたら、あたし……」
まどか「さやかちゃん……」
ほむら「………」
まどか「あ、ほむらちゃん待って!ちゃんとお礼言わせてよ!」
ほむら「お礼なんて必要ないわ。わざわざ危険なことに首を突っ込むあなたが、見るに堪えなかっただけよ」
さやか「……転校生。そこは素直に受け取ってやりなよ」
まどか「あ、さやかちゃん……」
さやか「……よかった、無事だったんだね。マミさんに続いてまどかまで亡くしてたら、あたし……」
まどか「さやかちゃん……」
ほむら「………」
まどか「あ、ほむらちゃん待って!ちゃんとお礼言わせてよ!」
ほむら「お礼なんて必要ないわ。わざわざ危険なことに首を突っ込むあなたが、見るに堪えなかっただけよ」
さやか「……転校生。そこは素直に受け取ってやりなよ」
さやか「あんたは何かと気に食わない奴だけど……それでもあんたがいなければ、まどかも無事じゃ済まなかったかもしれない」
さやか「だから、あたしからもお礼を言わせて。まどかを助けてくれてありがとう」
さやか「……それと。あんたの事、少し誤解してた。ごめん」
ほむら「………」
さやか「……さてと!それじゃあ帰ろうっか、まどか!」
まどか「あ、でも、仁美ちゃん達が……」
ほむら「警察と救急車なら呼んでおいたわ。私達まで関連性を疑われる前に、彼らに任せてここを離れたほうがいいわ」
まどか「そっか……それなら安心だね」
さやか「転校生、あんた気が利くじゃん!」
さやか「だから、あたしからもお礼を言わせて。まどかを助けてくれてありがとう」
さやか「……それと。あんたの事、少し誤解してた。ごめん」
ほむら「………」
さやか「……さてと!それじゃあ帰ろうっか、まどか!」
まどか「あ、でも、仁美ちゃん達が……」
ほむら「警察と救急車なら呼んでおいたわ。私達まで関連性を疑われる前に、彼らに任せてここを離れたほうがいいわ」
まどか「そっか……それなら安心だね」
さやか「転校生、あんた気が利くじゃん!」
――翌日――
まどか「さやかちゃん。これからパトロール……だよね?」
さやか「まどか。どうしたの?」
まどか「あのね。邪魔にならない所まででいいから、一緒に連れて行ってほしいの。さやかちゃんのこと、心配だから……」
さやか「まどか……ありがと。すごく心強いよ」
まどか(だって、ほむらちゃんからあんな話を聞いたら放っとけるわけないよ……)
さやか「さーて!そんじゃ張り切ってパトロールといきます……か………」ズゥゥゥゥン
まどか「さ、さやかちゃん!?今の流れでテンション下がるっておかしいよ!」
さやか「………いやぁ、ね……恭介から預かってたバイオリン、見せに行ったんだけどさあ……」
まどか「さやかちゃん。これからパトロール……だよね?」
さやか「まどか。どうしたの?」
まどか「あのね。邪魔にならない所まででいいから、一緒に連れて行ってほしいの。さやかちゃんのこと、心配だから……」
さやか「まどか……ありがと。すごく心強いよ」
まどか(だって、ほむらちゃんからあんな話を聞いたら放っとけるわけないよ……)
さやか「さーて!そんじゃ張り切ってパトロールといきます……か………」ズゥゥゥゥン
まどか「さ、さやかちゃん!?今の流れでテンション下がるっておかしいよ!」
さやか「………いやぁ、ね……恭介から預かってたバイオリン、見せに行ったんだけどさあ……」
さやか『じゃーん!これなーんだ!』
恭介『………』
さやか『正解は、恭介のバイオリンでしたー!ほらほら、新品みたいでしょ?どこも壊れてなんかないんだよ?』
恭介『………』イラッ
さやか『いやー、こんなに高そうなバイオリン使ってるなんて!あんたってほんとバイオリンの才能だけはあるよね!』
恭介『さやかは僕をいじめてるのかい?』
さやか『まっさかー!あたしが恭介をいじめるわけないじゃん!恭介の演奏大好きなのに!』
恭介『………』ビキビキ
さやか『それにしても、一時はどうなるかと思ったよ!でもこうして無事な姿のバイオリンを恭介に……』
恭介『帰れえええええええ!!』ガッシャーン
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恭介『………』
さやか『正解は、恭介のバイオリンでしたー!ほらほら、新品みたいでしょ?どこも壊れてなんかないんだよ?』
恭介『………』イラッ
さやか『いやー、こんなに高そうなバイオリン使ってるなんて!あんたってほんとバイオリンの才能だけはあるよね!』
恭介『さやかは僕をいじめてるのかい?』
さやか『まっさかー!あたしが恭介をいじめるわけないじゃん!恭介の演奏大好きなのに!』
恭介『………』ビキビキ
さやか『それにしても、一時はどうなるかと思ったよ!でもこうして無事な姿のバイオリンを恭介に……』
恭介『帰れえええええええ!!』ガッシャーン
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