元スレ男「恋人のふり?」先輩「あ、ああ……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
104 :
危ないな
107 :
余裕で追い付いた
保守
109 = 1 :
男「おはよう」
友「はよーっす、なんだなんだ? 朝から疲れた顔して」
男「元気のかたまりに遭遇してきたから」
友「あーお前の大好きな後輩ちゃんね、相変わらず朝から絶好調なのか」
男「こっちの元気まで吸収して発散するやつだからね、油断できないよ」
友「だからおせっかい君はついつい構っちゃうんだよな」
男「そうなのかな」
友「好きなんじゃねーの? あの子のこと」
男「それは違う気がする」
友「だよなー」
110 :
喜多方
111 :
きたぁ
112 = 1 :
後「せんぱい!」タタタ
男「危ないから走らない、お前は間違いなく転ぶから」
後「そんなわけわきゃっ!」
男「おっと!」サッ
後「あ、ありがとうございます……」
男「だから言ったろ? ちゃんと気をつけろって」
後「うー……分かりました」
男(これでタックル地獄から解放される)
後「今度から抱きつくことにします」
男「駄目」
後「そんな! ならばこの沸き上がる突進欲をどう発散すれば!?」
男「我慢しろ」
後「いーやーでーすー」グリグリ
男「抱きつくなっての!」
114 = 110 :
いい匂いだなぁ、まるで新米の様に密接してから仄かに香る臭いだ。
それにこの新米の様にサラサラとした肌触り、トマトのように瑞々しい肌は美しい。
115 :
ヤンデレ先輩になりますか?
116 = 1 :
後「だいひゃいれふね、ひぇんはいはもっほわらひにれれるえきあんれふよ!」モグモグ
男「口に物入れながら喋らない。あとデレないから」
後「んっく……なんでですか、センパイはまだデレが1割程度です、もっと優しくするです」
男「これ以上甘やかすと大変そうだから」
後「センパイがいつでも私のことを見ていれば問題ないです!」
男「そんな時間ないよ」
後「うぬぬ……さりげなさすぎて完全にスルーされました」
男「?」
117 = 1 :
後「まぁいいです、それよりも終末の予定忘れないでくださいね!」
男「大丈夫だよ、ちゃんと覚えてるから」
後「ならいーです、ごちそうさまでした」
後「打ち合わせ通りやってくださいよ?」
男「頑張ります」
後「では、僕は先に」
119 = 110 :
終末の日が訪れた。
120 :
先輩が生徒会役員共のシノでしか再生されないのは俺だけなのか
121 :
終末の予定って厨二っぽい
122 = 1 :
一人称がカオス ミスって送信するし
先「やあ」
男「!?」ビクッ
先「随分と楽しそうだったね」
男「な、なんだ先輩か……驚かさないでくださいよ」
先「いや、すまないね。仲睦まじい二人に割って入るなんてこと私にはできなかったよ」
男「後輩とはそんなんじゃないですから」
先「さっき約束をしてたじゃないか」
男「ああ、あれは先輩と同じですよ」
先「え?」
123 = 1 :
先「中学の頃の同級生に自慢したのか……」
男「はい、高校生なんだから彼氏くらいいます! っていい放ったらしいです」
先「他人事として聞くと途端に恥ずかしいな……」
男「で、週末はその同級生を呼んで僕とデートしてるとこを見せるらしいです」
先「む……」
男「見世物みたいで気が進まんですが、ほっとくわけにもいかんですし」
先「……そうだな、君はそういうやつだからな、仕方ない」
男「先輩? どうかしました?」
先「別に」ムスッ
124 = 1 :
男「終末の日が訪れた」
後「日曜日は確かに週末ですね」
男「待たせちゃったか、ごめん」
後「いえいえ、たいして待ってませんから大丈夫です」
男「そう言ってくれるとありがたい」
後「それに、一度こんなやりとりしたかったですから」
男「そりゃよかった」
後(好きな人にできてよかったです)
126 :
本当こんな奴らには終末訪れて爆発すればいいのに
127 = 1 :
後「!」ギュッ
男「……腕痛いんだけどどうした?」
後「いました。後ろについてます」
男「ああ、例の同級生ね」
後「……なんか、ごめんなさいです。こんなことに付き合わせちゃって」
男「いきなりどうしたのさ」
後「なんとなくです。センパイにはいつも僕のワガママに付き合ってもらってるから」
男「……まぁ、そうだね。でも面倒だと思ってるわけじゃないから」
後「そう、ですか?」
男「うん、僕がやりたいからやってるだけ。後輩は大人しくワガママ言ってればいいよ」
後「……ありがとうございます!」
128 = 1 :
男「あれ、どうした? 顔赤いけど」
後「センパイの優しさにあてられました」
男「あはは、惚れるなよ? 冗談でもうれしいけどさ」
後(もう惚れてます。大好きですから)
後「ささ、みんなに怪しまれないようにどんどん行きましょう!」
男「うん、行くか!」
妹(……マジですかー)
妹(あの子の彼氏って男先輩!? 非常事態なんですけど!?)
130 = 1 :
先「……」ビクビク
妹「略奪よ」
先「は、はひっ」
妹「こうなったら略奪するのよ! 名付けて『愛をとりもどせ!』作戦!」
先「世紀末!?」
妹「そんなツッコミどうでもいいわ! 男先輩に彼女いるかもしれないんだから!」
先「な、なに!?」
妹「あのつるぺたちんまい娘が……いつの間にか彼氏作って私より胸大きくなってるとか……」
先「そ、そんな……だって彼女いないってこの前」
妹「それらしい人物が居たのは確かなの! いよいよもって急がないと!」
131 :
後輩がユイ というかキタエリでしか再生されない
132 = 1 :
男「ただいまー」
猫「うなー」
男「お出迎えありがとなイチ」ナデナデ
猫「なーお」
姉「あらおかえんなさい」
男「ただいま、昼飯ちゃんと食べた?」
姉「美味しかったよ」
男「そりゃよかった、晩飯用意するね」
姉「お手伝いします旦那」
男「どういう風の吹き回しで?」
姉「ネタに詰まった」
男「なるほど、話を聞きたいと」
姉「いやはやすまんねー」
男「あんま話したくないんだけどねぇ」
134 = 84 :
彼氏のふりするって先輩知ってんだろ
135 = 68 :
>>134
週末が日曜とは言ってなかったんだろ
136 = 1 :
男「てな感じでまた偽彼氏やってきた」
姉「モテモテだねぇ」
男「頼りにされてるのは嬉しいから」
姉「早くどっちかに決めなよ」
男「何を?」
姉「……本気で言ってる?」
男「だから、何が」
姉「駄目だこりゃ、重症だわ、末期だ。ラノベの主人公じゃん」
男「変な姉ちゃんだ。なぁニーナ?」ナデナデ
猫「ふにー」
137 = 1 :
男「イテキマー」
姉「いってらー」
後「せ、センパイ!」
男「おお、今日は早いな」
後「よ、よかったら一緒に行きませんか?」
男「そんなかしこまらなくても」
後「そ、そうですよね」
男「ほら、行こう」
後「はい!」
姉「……誰がどうみても分かるわよねえ……なんで気づかないのかしら」
姉「育てかたを間違えられたのか、頭おかしいのか」
138 = 1 :
後「……」ソー
男「ん?」
後「!」サッ
後(て、手を……!)
男「……なんかもじもじしてない?」
後「あ、いえ、あの……て、てを……」
男「ててお?」
後「ち、違います! あの、手を……」
男「あれ、先輩」
後「!?」ビクゥッ
先「やあ、男くん……とチミ子」
後「だ、誰がチミ子ですか! この巨人!」
140 = 1 :
先「君に大事な話があるんだ、昼休みは空けておいてほしい」
男「構いませんけど」
先「そうか、ありがとう。では行くか」ダキッ
男「……なにナチュラルに腕組んでるんですか」
先「駄目か?」
男「どっちかというと駄目です」
後「な、なら僕も!」
男「いや駄目って言ったんですが」
先「ほら、チミ子は駄目だと言われてるだろう」
男「先輩にも言いましたよ!」
141 = 1 :
男「朝は周囲の目が痛かったなぁ……」
男「二人とも自分の良さを自覚してないから困る」
男「っと、そうこうしてるうちに昼休みじゃん、先輩待たせちゃマズイ」
男「どうしてこうなった」
先「くっ……」
後「むむむ……」
143 = 1 :
先「オチビから話は聞かせてもらった、昨日は大変だったみたいだな」
後「なんですか! 女先輩だって同じことさせてたくせに!」
男「いえ、好きでやったことですから」
先「そうか、好きでやったことか……」
先「なら、私も好きにやらせてもらうとしようか」
男「はぁ……?」
後「だ、駄目です! センパイは僕のです!」
先「知らん、先に取ったもの勝ちだ」
後「」
144 = 1 :
またミスる
後「せ、センパイ! 実はボク!」
先「君のことが好きだ。付き合ってほしい」
後「センパイのこと好きです! ボクと付き合ってください!」
男「……えっ?」
先「……」ドキドキ
後「だ、駄目ですか……?」ドキドキ
男「えっと……冗談とかでは……」
先「ない」
男「ですよね、ごめんなさい……」
145 = 1 :
後(女先輩がいきなり告白とかするからボクも勢いでしちゃったよ!)
後(もっとちゃんと告白したかったのに……)
先(……あまりにも突然すぎるだろう!何してるんだ私は!)
先(妹に急げ急げと言われ過ぎて頭がおかしくなったか!?)
先後男(……どうしよう)
男(すごく嬉しいことなんだろうけど、どうしたらいいんだこの状況……)
147 :
俺「・・・・・・」ドキドキ
148 = 1 :
キーンコーンカーンコーン
男「あ、チャイム」
先「……そうだな、早く戻らないと遅刻だぞチミ子」
後「そうですね、女先輩も早くしないと遅れますよ?」
男「じゃあ僕も……」
先「……まってるからな」
男「は、はい……」
後「センパイ、ボク……やっぱなんでもないです」
男「……どうしよう」
149 = 1 :
男「……放課後が来てしまった」
先「失礼します」
男「え、先輩?」
先「さ、帰ろうか」グイッ
男「え、ああの、ちょっ」
後「あー! 逃がしませんよー!」
先「チッ」
150 :
男が鈍感というかヘタレ過ぎて周りの女性がDQNに食われまくってたっていうSSあったよね
みんなの評価 : ★
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