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    元スレ綯「1日ラボメン見習い……?」岡部「そうだ!」

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    みんなの評価 : ★★
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    151 = 137 :

    どんな設定で鈴羽いることになってんだ

    152 = 148 :

    >>147
    は?女であってるだろ?

    153 = 1 :

    いきなり、三つ編みの女の人が玄関から飛び込んできた! なに、何が起きたの?

    鈴羽「あ、もしかしてオカリンおじさん? すっごーい、やっぱり若いなあ! さんざん探し回った甲斐があったよ」

    岡部「す――鈴羽! お前何でここに!」

    オカリンおじさんは、ものすごく動揺しています。
    三つ編みの人――鈴羽って呼ばれてた――はオカリンおじさんと同い年くらいなのに、何でおじさんって呼んでるんだろう?

    紅莉栖「岡部、この人だれ? あんたのこと知ってるみたいだけど……」

    岡部「……話せば長くなるが、簡潔に言うと、こいつがラボメンNo,008にしてダルの娘、阿万音鈴羽だ――」

    156 :

    盛り上がって来たな

    157 = 1 :

    岡部「……一つだけ聞かせてくれ。お前のいた未来では、第3次世界大戦が起きたのか? それとも、SERNのディストピアが――」

    鈴羽「第3次世界大戦? ディストピア?……なにそれ」

    そのきょとんとした表情に、オカリンおじさんは肩透かしを食らったように見えます。

    岡部「過去を……変えるために来たのではないのか」

    オカリンおじさんは、そのままソファに座り込んでしまいました。

    159 = 23 :

    過去来る度にビビられる鈴羽カワイソスprpr

    160 = 1 :

    鈴羽「でも、やっぱりオカリンおじさん私のこと知ってるんだ」

    まゆり「あなたが、ダルくんの娘? そういえば何だか似てるねー」

    紅莉栖「と、とてもそうは見えないけど。橋田の娘ねえ――それじゃ、あなたは未来から来たって言うの?」

    鈴羽「うん、そういうことだね」

    未来から来た? じゃあ、タイムトラベラーってこと? 小説や漫画でしか見たことがない、フィクションの中だけの存在。

    鈴羽「いやー、紅莉栖おばさんもまゆりおばさんも全然変わんないね! 私もびっくりだよ」

    岡部「……なあ、お前はなんでここに来たんだ?」

    鈴羽「うーん、もしかしたら怒るかもしれないけど、タイムトラベルすること自体が目的というか……」

    161 = 1 :

    鈴羽「実はね、父さんが今年――じゃなくて、2036年にタイムマシンを完成させたの。ラボメンみんなで協力してね」

    岡部「……シュタインズゲートに到達しても、タイムマシンは作られてしまうのか」

    オカリンおじさんは、力なく顔を持ち上げます。

    鈴羽「それでね、私が稼働試験に志願して、この時代にやってきた」

    まゆり「えっとね、まゆしぃは難しい話はよく分かんないけど、どうして鈴羽さんはこの時代に来たのかな?」

    鈴羽「父さんにね、2010年に未来ガジェット研究所が出来たって聞いて、どうせタイムトラベルするならその年にしたいなーって思ったんだ」

    ……けっこう軽い理由だなあ。

    162 = 1 :

    鈴羽「あれ……この子もしかして、綯お姉ちゃん!?」

    「ひっ――」

    急に声をかけられて、とっさにまゆりお姉ちゃんの陰に隠れてしまいました。

    鈴羽「うわー! 小学生くらい? かわいいなあ、眼福だよ!」

    すごく興奮しているようで、目がキラキラ輝いています。

    鈴羽「ねえねえ、鈴羽お姉ちゃんて呼んでみてくれない?」

    「えと……鈴羽、お姉ちゃん?」

    鈴羽「か、かわいいー! 未来におっ持ち帰りぃ!!」ダキッ

    「ひうっ! あ、あのその」カアァ

    き、急に抱き着かれた……! すごい力で、全然抜け出せません。

    岡部「……今確信した。やはり鈴羽はダルの娘だ」

    紅莉栖「私もその意見には同意する。なんかマインドがそっくりだわ」

    164 = 1 :

    岡部「そういえばお前、タイムマシンはどうしたのだ? 俺の記憶する形なら、かなり目立つはずだが」

    鈴羽「うん。このビルの屋上にタイムトラベルしてきてそのままなんだ。あとでビニールか何かかけておかないと」

    その時、紅莉栖お姉ちゃんが何か気づいたようです。

    紅莉栖「あ、もしかしてあの地震って、タイムマシンのせいだったのかな」

    岡部「おそらくそうだろう。俺たちは何も感じなかったし」

    タイムマシンなんて、机の引き出しが入り口になってるようなものしか想像できません。でも、実際はすごく大きいものなのかな。

    165 = 1 :

    岡部「だが、いくらなんでもその時気付かないか?」

    紅莉栖「だ、だって……」

    鈴羽「紅莉栖おばさん、私が下に降りようとしたら猛スピードでラボから逃げてたよ」

    紅莉栖「なっ! あ、あなた見てたの!?」

    岡部「……お前、まさか地震が怖くて」

    紅莉栖「べ、別にいいでしょ! アメリカじゃ地震なんてあんまり起きないし、ホントにすごい揺れだったのよ!」

    紅莉栖お姉ちゃん、クールな人かと思ってたけど、地震とか怖いんだ。
    ……何だか今日は、いろんな人の知らない一面を見てばかりです。

    166 = 100 :

    やはり鈴羽はかわいい!

    167 :

    放電の時真っ先に逃げた助手を思い出した

    168 = 74 :

    ビニールとかw
    素敵

    169 = 23 :

    ヨーロッパなんかだと震度1、2程度でみんな超大騒ぎって話だしな

    170 :

    オカリンはまゆしぃを庇ってたよねー つまり、オカリンの中ではまゆしぃ>>絶壁の壁>>クリスなのは確定的に明らかなのです♪

    171 :

    外人の地震のビビり方はガチ

    172 = 1 :

    紅莉栖「でも、タイムマシンか――よくもまあ作ったものね。とても信じられないけど」

    鈴羽「あー、やっぱり紅莉栖おばさんは信用してないんだ。1番ノリノリで研究してたのに……」スッ

    や、やっと腕の力が緩みました。抱き着かれるのはいいんですが、あそこまで興奮されると何だか怖いです。

    紅莉栖「の、ノリノリ!? そんなわけないじゃない、バカなの、死ぬの!」

    鈴羽「オカリンおじさんもムリヤリ説得して参加させたって父さんも言ってたし」

    岡部「ふむ、やはりお前も知的好奇心には勝てなかったのか。さすが天才HENTAI少女だ、年月を重ねてもなお衰えぬその探究心、まさにマッドサイエンティストに――」


    紅莉栖・鈴羽「「少し黙ってて!」」


    岡部「……はい」

    ……オカリンおじさん、カッコ悪い。

    173 = 54 :

    ヴィクトル・コンドリア大学ってどこにあるんだろう

    174 = 36 :

    >>170
    絶壁の壁wなんか頭痛が痛いみたいなww
    これがまゆり厨か…

    175 = 23 :

    >>173
    なんか元ネタになってる大学とかあるんかね

    176 :

    >>170
    どうみても妄想です。時代はオカクリだろjk

    177 = 1 :

    ――――――――――――――――――――――――――――――

    まゆり「ねえ、鈴さんは今何歳?」

    鈴羽「えーと、18」

    まゆり「へー、まゆしぃより1つお姉さんだね! あ、でもホントは年下なんだよね? 何だか頭が痛くなってきたよー」

    紅莉栖「それよりも、ぜひタイムマシンを見せてほしいんだけど。あ、べ、別に、どんな構造で時空間の移動をしてるのか気になってるわけじゃなくて!」

    鈴羽「……今見なくても、あと10年もすれば自分で答えが見つけられると思うんだけどなあ」

    お姉ちゃんたちは初対面とは思えないほど話が弾んでいます。
    さっきまで言い争ってた紅莉栖お姉ちゃんも、今は鈴羽お姉ちゃんを質問攻めにしています。
    鈴羽お姉ちゃんはホントに私たちのことをよく知っていてすごく気さくに話してくれるので、何だかとっても明るい雰囲気です。

    紅莉栖「あれ、そういえば岡部は?」

    ……さっきまでいたと思ったのに、いつの間にかいなくなっていました。

    まゆり「どうしたんだろう……急にいなくなるなんて」

    「私――さがしてきます!」ガチャ

    178 = 100 :

    >>176
    早く巣に帰れよクソコテ!

    179 = 1 :

    階段を下りると、オカリンおじさんはすぐ見つかりました。お店の前に置かれたベンチで、ぼんやりと夕日を眺めています。

    岡部「……ああ、お前か」

    こちらの気配に気づいたのか、オカリンおじさんが声をかけてきました。

    「……どうしたんですか? みんな、心配してます」

    岡部「お前は、俺のこと苦手じゃないか」

    「えっ、あの――」

    ……そういえば、なんでわざわざ探しに来たんだろう?

    「――そう、お、お礼です。スーパーで、手伝ってくれた」

    180 = 1 :

    岡部「……あんなの、俺でなくてもできる」

    「でも、わざわざ来てくれましたよね」

    岡部「……フン、まあいい」

    岡部さんがベンチの端によってスペースを開けてくれたので、私はそこに座りました。

    岡部「……綯、お前には、大事な人がいるか?」

    オカリンおじさんが私に尋ねます。その口調は今までになく真面目で、何だかオカリンおじさんじゃないみたい。

    「あの、どうして急にそんなこと――」

    ……そういえば、今日初めてちゃんと名前で呼ばれた気がします。

    182 = 1 :

    「……私は、お父さんが大好きです。世界で、たった1人の家族ですから」

    見た目はちょっぴり怖いけど、家族思いのお父さん。

    「それに、萌郁お姉さんも大切な人です」

    無口だけど、ホントはとっても優しい萌郁お姉さん。

    岡部「そうか……お前は、その人たちを大切にしてやれ」

    私の答えに満足したのか、オカリンおじさんはそのまま黙りこくってしまいました。
    でも、どうしてそんな質問をしてきたのかやっぱり気になります。

    184 = 1 :

    「……オカリンおじさんも、大事な人がいるんですか?」

    岡部「いるさ。ラボメンのみんな――まゆり、ダル、ルカ子、フェイリス、萌郁――それに、紅莉栖。ああ、今は鈴羽もか」
       「でも俺は、そんな大切な仲間を傷つけてしまったんだ……ミスターブラウンや、お前のことも」

    ……傷つける? どういうことだろう。

    岡部「……いや、お前に話してもしかたないことだ。気にしないでくれ」

    「私――聞きたいです」

    185 = 23 :

    おっとぉ……?
    それ聞いちゃうか綯……

    186 = 1 :

    岡部「なに?」

    「……正直、オカリンおじさんのことは苦手です」

    岡部「ず、ずいぶんはっきりと言ってくれるではないか」

    「でも、今日会ったラボメンの皆さんは、みんなオカリンおじさんのこと慕ってました」
      「そんな人が、他人を傷つけるのかなって」

    今日1日一緒にいて、なんとなく分かりました。オカリンおじさんは、ホントは悪い人じゃない。

    岡部「……俺は、偶然手に入れた力に驕り、多くの人の運命を捻じ曲げてしまった」
       「それは、お前も例外ではない」

    187 :

    萎えさん降臨クルー

    188 = 100 :

    しえーん

    189 = 1 :

    「私も……?」

    岡部「俺のせいで、お前を残忍な復讐者にしてしまった」
       「15年の時を遡り、因果の輪に囚われた少女……」
       「俺はずっと、その時の悪夢に追われ続けている」

    言い方は分かりづらいけど、ふざけているようには見えません。

    岡部「でもな、今日お前が萌郁と仲良くしてるのを見て、少なからず安心したんだ」
       「改めて聞くが――お前は、萌郁が好きか?」

    「はい! 大好きです」

    190 = 23 :

    RS発動したらどうするつもりだったんだ岡部よ

    191 = 1 :

    岡部「……それなら、何も問題はない」スッ

    「あ――」

    オカリンおじさんの手が頭に伸びてきて、優しくなでてきます。
    その顔は、夕日で紅く淡く染まっていました。
    今まで見たことのない、優しい笑顔。
    それはまるで、写真のように目に焼き付いて――。

    193 :

    アメリカはどうかしらないけどイギリスだとM2.2で大地震

    194 = 52 :

    >>195
    あんまおかりんを殴らんでおくれ

    195 :

    「15年後のあなたはよだれと我慢汁を垂れ流しながら泣いて逝かせてくださいと懇願してたわ」

    みたいな世界線はありませんか?

    196 = 1 :

    岡部「結局、ラボメン見習いらしいことはほとんどできなかったな」

    オカリンおじさんの声で、急に止まっていた時間が動き始めます。

    「そ、そんな……でも、楽しかったです」

    それはお世辞でもなんでもなく、私の素直な気持ち。

    岡部「――さあ、ここは冷える。さっさとラボに帰るぞ、綯!」

    オカリンおじさんはベンチから立ち上がり、私に手を差し伸べてきます。

    「……オカリンおじさん、案外優しいですよね」

    今朝まで感じていた怖さは、もう消えてしまいました。

    197 :

    >>194
    タイムリープしてきたのか

    198 :

    鈴羽がただの時間旅行をしているっていうのは
    どこか感慨深いな

    199 = 1 :

    ブロロロロ・・・

    岡部「おい、あの車は――」

    「お父さん!」

    岡部「……やっと帰ってきたようだな」

    キキッ バンッ!

    天王寺「おい岡部! てめえ人の娘と2人きりで何してやがる……!」ポキポキ

    岡部「み、ミスタ-ブラウン! あなたは誤解しているぞ!」

    「そ、そうだよお父さん! 私はオカリンおじさんとお話ししてただけで……」

    天王寺「綯、お前変なことされてないか? バイトのお見舞いは?」

    「されてないよ! お見舞いも、まゆりお姉ちゃんたちとちゃんと行ったから」

    天王寺「そ、そうか。ならいいんだ」

    岡部「俺への謝罪は無しですか……」

    200 = 187 :

    どうやらミスターブラウンは愛娘が岡部不倫太郎にオトされかけている事に気付いていないようだな…


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